本日11月19日はボジョレーヌーボーの解禁日ということで朝からメディアではボジョレーヌーボーの事を取り上げている局が多く、今年も後わずか。
年末のカウントダウンがいよいよ始まったなと感じました。
有名な話ですがボジョレーヌーボーは日本でもっとも人気があり世界の6割のシェアを日本で占めているといわれていますがバブル期をピークに年々出荷量は減少傾向のようです。
ボジョレーヌーボーには毎年、その年の出来の良さをキャッチコピーにしてPRしているのをご存知でしょうか??
歴代のキャッチコピーをまとめてみました。
年号 | キャッチコピー |
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1998 | 「10年に1度の当たり年」 |
1999 | 「品質は昨年より良い」 |
2000 | 「出来は上々で申し分の無い仕上がり」 |
2001 | 「ここ10年で最高」 |
2002 | 「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」 「1995年以来の出来」 |
2003 | 「100年に1度の出来、近年にない良い出来」 |
2004 | 「香りが強く中々の出来栄え」 |
2005 | 「ここ数年で最高」 |
2006 | 「昨年同様良い出来栄え」 |
2007 | 「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」 |
2008 | 「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」 |
2009 | 「50年に1度の出来栄え」 |
2010 | 「2009年と同等の出来」 「今年は天候が良かった為、昨年並みの仕上がり。爽やかでバランスが良い」 |
2011 | 「2009年より果実味に富んだリッチなワイン」 「出来が良く、豊満で絹のように滑らかな味わい」 |
2012 | 「ボジョレー史上最悪の不作」 「糖度と酸度のバランスが良く、軽やかでフルーティーな仕上がり」 |
2013 | 「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」 |
2014 | 「2009年の50年に一度のできを超える味わい」 「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」 |
2015 | 「今世紀で最高の出来」「記憶に残る素晴らしい出来」 |
どうでしょうか?
毎年最高の出来と言っており本当の当たり年はよくわかりません。
そればかりかパラドックスと言うか矛盾がいくつも見受けられます。
今年に限っては今世紀最高と言っており来年はこれを超える物が出てくるか注目です。
あと10年後には地球ができて以来最高の出来とかわけのわからないことをを言ってそうですがこういったふざけた言葉遊びが信用をなくし出荷量減少に結びついていると考察しております。
先日パリで同時多発テロがありました。
追悼の意を込めてボジョレーヌーボーで献杯をしようとボジョレーヌーボーのPRをしているのをご存知でしょうか?
ボジョレーヌーボーはフランスのボジョレー地方のワインなのでボジョレーを買って献杯してもボジョレー地方が潤うだけでパリで犠牲になった方の傷は決して癒える訳がありません。
下らないマスコミのマーケティングに惑わされないように注意していただきたいです。
そういえばフェースブックで追悼でプロフィール写真にフランスのトリコロールでトリビュートしている方が私の周りに数人いましたが私にとっては心がキレイですよアピールとしか思えません。
同じことを思った方はいないでしょうか?
以上、酔っぱらいの戯れ事でした。