2016年4月19日に尊敬していた祖父が亡くなり葬儀の準備などでブログ更新できずにおりました。
悲しい時はいつもプリンスの『Purple Rain 邦題 紫の雨』を何度も聞くと不思議と慰められる気がするので毎回聞いています。

スタジオ盤のパープルレインもいいのですが、個人的には上のYouTubeに投稿されているバージョンが1番好きです。
プリンスがデビューしたての初々しさはもちろんですが、人種差別、性別のステレオタイプ、LGBTの先駆け的存在で
「時代の代弁者」
のごとく現れた哀愁漂うアーティストです。
Purple Rainパープルレインをヘビロテしていた矢先に祖父とプリンスの訃報を同時に聞き、奇妙な偶然を感じました。
プリンスはゲイの変態野郎みたいな風貌でナヨナヨしてそうな出で立ちなので、
特に日本人はプリンスを見た目で毛嫌いし、「聞かない」、もしくは過小評価されている残念な人だと思います。

プリンスの性格は超完璧主義者と言われています。
またギターが超上手でファンクギターのカッティングは一流、それだけでなくダンス、ボーカルもすごい!
マイケルジャクソンと並び、まさに音楽をやるためだけに生まれてきた人だと思います。
派手だけどマイケルと同じ孤独と哀愁を感じる
PrinceもMichael Jackesonも同じですが、彼らは一見奇抜で派手に見えるけど実は超孤独だと思います。
「人気者になると親戚が増える」という格言がありますがおそらく同じような経験を何度もし、地位や名声のために何人もの人々に言い寄られてきたのでしょう。
心がピュアなのでそういった人間を見抜く才能があるのですが、やはり心のどこかに孤独感や喪失感を常に抱えているため、分かっていてもよからぬ方向に進んでしまう不器用なところに人間味を感じてしまいます。
Purple Rainは哀愁と暴力の曲だと思う
繊細なメロディーから始まり、時折見せる暴力的なギターフレーズ。
「ウィークエンドだけの愛人だなんてまっぴらだよ!」
こんな生々しい主張を一曲でまとめているのがすごい!
実体験なのかプロだから書けるのか知りませんがパープルレインがプリンスという人間を表す曲だと個人的に思っています。
Princeはギターカッティングの名手
この動画が個人的におすすめ。カッティングとギターソロがまさに絶妙!


プリンス、マイケルジャクソン、マドンナの3人は80年代のアメリカンポップスを代表する世代で確か同じ年齢だったと思いました。
マドンナは正直どうでもいいですが。音楽をやるために生まれてきた人たちがまた1人いなくなると思うと寂しいですね。