近年、スマホのカメラ性能の進化は目覚ましいものがありますよね。
一眼レフカメラにも匹敵するほどの高画質で、誰でも簡単にプロ顔負けの写真や動画を撮影できるようになりました。
スキーやスノボ、ダイビングなどのマリンスポーツなど、アクティブなシーンでも、スマホを取り出して気軽にパシャリ。
思い出を綺麗な映像として残せるのは本当に素晴らしい時代になったものです。
でもちょっと待って!
スマホで撮影する際に、こんな悩みを抱えている人も少なくないんじゃないでしょうか?
- 高価なスマホを落として、壊してしまわないか心配…
- 最高の「瞬間」もスマホのファインダー越しで見ていて、その瞬間をあまり肉眼で確認できなかった…
- スマホ撮影中に両手が使えたら、もっとアクティブに動けるのに…
そんな悩みを解決してくれるのが、アクションカメラです
GoPro、Insta360、DJIなど、様々なメーカーから高性能なアクションカメラが発売されていますが・・・。
「値段が高い!」
「機能が多すぎて使いこなせるか不安…」
という声も耳にします。
そこで今回は、GoProの半額どころか、有名モデルと比較して3分の1で買える、コスパ最強と噂のアクションカメラ「AKASO BRAVE7」をレビューしていきます。
「AKASO BRAVE7」は、本当にGoProの代わりになるのか?
その実力を、私が実際に使用した感想を交えながら、解説していきます!
スペック
項目 | スペック |
本体サイズ | 65x41x35mm |
本体重量 | 136g |
防水性能 | 10m(ハウジングなし)/ 40m(ハウジング装着時) |
ディスプレイ | 2インチ タッチパネル式背面液晶 + 1.1インチ フロントディスプレイ |
レンズ | 170°広角レンズ |
動画解像度 | 4K (3840×2160) 30fps / 2.7K (2688×1520) 30fps / 1080P (1920×1080) 60/30fps |
静止画解像度 | 20MP (5120×3840) / 16MP (4608×3456) / 12MP (4000×3000) / 8MP (3264×2448) |
手ブレ補正 | 電子式 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n |
Bluetooth | 対応 |
バッテリー容量 | 1350mAh |
連続撮影時間 | 約90分(1080P/30fps) |
付属品 | リモコン、バッテリーx2、充電器、USBケーブル、各種マウントアクセサリー |
AKASO BRAVE 7の特徴
低価格ながら高機能
AKASO BRAVE 7の最大の特徴は、なんと言ってもその価格!
GoPro HERO11 Blackの約3分の1の価格で購入できるにも関わらず、4K 30fpsの動画撮影、2000万画素の静止画撮影、電子式手ブレ補正など、アクションカメラに必要な機能はしっかり搭載されています。
前後2画面ディスプレイ搭載
AKASO BRAVE 7は、背面液晶に加えて、前面にもカラー液晶を搭載!
自撮りをするときに、構図を確認しながら撮影できるのは嬉しいポイントです。
豊富なアクセサリーが付属
AKASO BRAVE 7には、バッテリー2個、リモコン、各種マウントなど、豊富なアクセサリーが付属しています。
「あれもこれも別売り…」なんてことがないので、購入後すぐにアクションカメラライフを楽しめます!
AKASO BRAVE 7を開封
こちらがBRAVE 7のパッケージです。
いつか、どこかでみたことあるパッケージですが、それは私の前世の記憶だったということにしておきましょう・・・。
パッケージにはこれだけのアクセサリーが入っていることが表示されてます。
整理整頓されて、サラッとシンプルに書かれてますが開封したところ、ものすごい量のアクセサリー類が入ってました。
- AKASO Brave 7 本体
- バッテリー x 2
- USB充電ケーブル
- リモコン
- リモコン用リストバンド
- 自転車用マウント
- ベースマウント x 2
- マウント用固定具
- レンズクロス
- 保護フィルム(貼り付け済み)
- USB Type-C変換アダプタ
- 日本語を含む多言語マニュアル
ちなみにGoProのマウントアクセサリーは1つ買うのにも最低2,000円〜3,000円します。
それと比較するとAKASOさんの製品は、良心的ですよね。
「お、思ったより高級感あるじゃん…!」
これがAKASO Brave 7を手に取った時の正直な感想です。
中華アクションカメラというと、チープなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、Brave 7は全くそんなことはありません。
質感は、G社、D社、I社の製品と同等だと感じました。
変なイニシャルトークするとNHKの番組「魔改造の夜」みたいだね。
マットな質感のブラックボディは、シンプルながらも洗練されたデザインで、所有欲を満たしてくれます。
カメラ本体は、手のひらに収まるコンパクトなサイズです
普段はずす必要性は全くないと思いますが、レンズカバーが脱着できます。
激しい使い方をして泥や砂で本体を汚してしまっても、こうやってレンズカバー部を外してクリーニングができます。
上部は、シャッターと電源ボタンを兼ねたボタンになってます。
ブルーのLEDランプは電源が入っているかを確認するもの。
それと録画中は点滅して録画中ということが直感的にわかるようになってます。
底面は上の写真のようになっており、バッテリー交換の際に最も使うことになるでしょう。
右側面は上下のボタンが付いており設定画面で多用することになります。
このほか、フロントディスプレイを有効にさせる場合、「↓」ボタンを長押しすることでディスプレイが切り替わります。
左側面は、Type-C端子とMicro-SDカードスロットがあります。
背面にはタッチパネル液晶画面、前面にはサブ液晶画面が搭載されています。
背面の液晶でビデオ設定などを行います。
シンプルなUIで操作をすぐに覚えることができました。
欲を言えばホームボタンのようなものがあればもっと操作性が高くなるのでそこが残念でした。
AKASO BRAVE 7を使ってみた感想!
良い点
① フロントディスプレイが便利すぎる!
アクションカメラを使う上で、地味にストレスなのが「画角確認」問題。
「せっかく撮影したのに、自分の顔が半分切れてた…」
「背景をメインに撮りたいのに、全然映ってなかった…」
なんて経験、ありませんか?
AKASO BRAVE 7は、前面にカラー液晶を搭載しているので、自撮りの際も構図を確認しながら撮影できます。
これ、地味にめちゃくちゃ便利なんです!
② 画角がちょうど良い!
アクションカメラといえば、「超広角レンズ」ですよね。
臨場感あふれる映像を撮影できる一方で、「画角が広すぎて、肝心の被写体が小さく映ってしまう…」というデメリットも。
AKASO BRAVE 7は、広角レンズを搭載しながらも、広すぎず狭すぎず、ちょうど良い画角で撮影できます。
特に、手ブレ補正をオンにした状態でも、画角が極端に狭くならないのは高評価ポイント!
③ アクセサリーが豊富!
AKASO BRAVE 7には、最初から豊富なアクセサリーが付属しています。
リモコンはもちろんのこと、ヘッドマウント、自転車用マウントなど、すぐにでも撮影に出かけたくなるラインナップです。
水深40Mまで使える防水ケース、自撮り棒は別売です。
GoProの場合、マウント類は別売りで、しかも結構いい値段がしますからね…。
その点、AKASO BRAVE 7は、本体価格が安い上に、必要なアクセサリーは最初から全て揃っているという、まさに神コスパ!
④ 予備バッテリーが2個も付いてくる!
アクションカメラは、バッテリーの消耗が激しいのが難点。
せっかく撮影に集中していても、バッテリー切れのせいで中断…なんてことも、しばしば。
AKASO BRAVE 7には、なんと予備バッテリーが2個も付属!
合計2つのバッテリーを駆使すれば、長時間の撮影も安心です。
⑤ 意外に写真のクオリティが高い!
BRAVE7はアクションカメラなので動画性能ばかり目を向けてましたが、写真撮影に関しても意外に綺麗に撮れていて驚きました。
こちらがその写真ですが、まさかiPhoneのようなコントラストで撮影できるとは思ってませんでした。
2000万画素の高画質に加え、風景のディテールまで鮮やかに表現してくれるので、旅先での思い出を残すにも最適です。
ただし、超広角レンズ特有の歪みが出やすいので、写真撮影の際は少しズームして撮影することをおすすめします。
ちょっと残念な点
① コントラストがやや低め
AKASO BRAVE 7は、全体的にコントラストが低めで、少し淡い印象の映像になりがちです。
「もっとビビッドで派手な映像を撮りたい!」
という方には、物足りなさを感じるかもしれません。
ただし、これは撮影後の編集で、ある程度補正できます。
一方、写真撮影した場合、HDRが設定されているのかコントラストがはっきりしたヴィヴィッドな写真が撮れます。
② 手ブレ補正機能は「並」
アクションカメラにおいて、最も重要な機能の一つが「手ブレ補正」。
AKASO BRAVE 7にも電子式手ブレ補正は搭載されていますが、GoProなどの上位機種と比べると、性能は「並」といったところ。
自撮り棒や自転車用マウントを使って撮影すると、どうしても画面が揺れてしまいます。
手ブレを抑えたい場合は、ネックレスマウントなどを使って、体でカメラを固定するのがおすすめです。
③ マイクの音質は少しだけ残念
風切り音は本体設定から調整可能。
付属品には、屋外でも使える防風スポンジカバーが付いているので屋外撮影での対策は撮られてます。
ただし、AKASO BRAVE 7の内蔵マイクの音質は、正直なところ、あまり良くありません。
こもったような音質で音抜けがが若干悪い印象でした。
クリアな音声を収録したい方は、別売りの外部マイクの使用を検討してみてください。
YouTubeのレビュー動画はこちら
YouTubeにてレビュー動画を公開しました。
こちらを見ることでよりディティールを知ることができますよ。
AKASO BRAVE 7の価格
AKASO BRAVE 7は、以下のECサイトで購入できます。
- Amazon:約18,000円(クーポン使用・セール時など)
- 楽天市場:約18,000円(クーポン使用・セール時など)
- Yahoo!ショッピング:約18,000円(クーポン使用・セール時など)
GoPro HERO11 Blackの価格が約10万円であることを考えると、AKASO BRAVE 7は破格の安さです。
「アクションカメラを使ってみたいけど、高価でなかなか手が出せない…」
そんな悩みを抱えている方には、まさにピッタリの製品と言えるでしょう。
アクションカメラ 価格比較表
メーカー | モデル名 | 価格 | 画質 | 手ぶれ補正 | 防水性能 | 付属品 |
---|---|---|---|---|---|---|
AKASO | BRAVE 7 | 約18,000円 | 4K30fps | 6軸電子式 | IPX8(10m) | 豊富 |
GoPro | HERO8 Black | 約5万円 | 4K60fps | HyperSmooth 2.0 | 10m | 標準 |
Insta360 | ONE X2 | 約5万円 | 5.7K360° | FlowState | 10m | 標準 |
DJI | Osmo Action | 約3万円 | 4K60fps | RockSteady 2.0 | 13m | 標準 |
SONY | FDR-X3000 | 約3万円 | 4K30fps | Balanced Optical SteadyShot | 10m | 標準 |
※価格は、販売店や時期によって変動する可能性があります。
BRAVE 7 のライバル機種との比較
BRAVE 7は、GoProやInsta360などの有名メーカーのアクションカメラと比べて、3分の1以下の価格で購入できるのが魅力です。
画質や手ぶれ補正機能などの性能も、十分満足できるレベルですが、GoPro HERO8 BlackやInsta360 ONE X2などの上位機種と比べると、以下の点で劣ります。
- 画質: BRAVE 7は4K30fpsの動画撮影ですが、GoPro HERO8 Blackは4K60fps、Insta360 ONE X2は5.7K360°の動画撮影が可能です。
- 手ぶれ補正: BRAVE 7は6軸電子式手ぶれ補正ですが、GoPro HERO8 BlackはHyperSmooth 2.0、Insta360 ONE X2はFlowStateという、より高度な手ぶれ補正機能を搭載しています。
- 防水性能: BRAVE 7はIPX8防水ですが、GoPro HERO8 BlackとInsta360 ONE X2は、より深い水深での撮影に対応しています。
AKASO BRAVE 7レビューまとめ
- 低価格ながら高機能
- 前後2画面ディスプレイ搭載
- 豊富なアクセサリーが付属
- 写真のクオリティが高い
- コントラストがやや低め
- 手ブレ補正機能は「並」
- マイクの音質は期待できない
今回は、中華アクションカメラ「AKASO BRAVE 7」をレビューしました。
AKASO BRAVE 7は、GoProなどの上位機種と比べると、機能面や性能面で劣る部分があるのは事実です。
しかし!
1.8万円〜2.4万円台という圧倒的なコストパフォーマンスを考えると、「初めての1台」としては、十分すぎるほどの性能を秘めていると思います。
「アクションカメラを使ってみたいけど、高価でなかなか手が出せない…」
「GoProは高すぎるけど、そこそこの性能があれば十分!」
そんな方は、ぜひAKASO BRAVE 7を検討してみてください!
きっと、アクションカメラの新たな扉を開いてくれるはずです!
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