最近のノートPCやポータブルゲーミングPCの進化って凄くないですか?
一方でマシンの「性能」や「薄型化・軽量化」に反比例するのが、インターフェース。つまり「ポートの数」がどんどん削られていってる現状どう思いますか?
高速なSSDや有線LANを繋ぎたい、周辺機器もたくさん使いたい、でもポートが足りない!ああ、もう!って頭を抱えている人も少なくないはず。
ポータブルゲーミングPCのSteam DeckやROG Allyは、単体でも楽しいけど、自宅では大画面モニターに繋げてガッツリ遊びたい!
そんな悩める現代のガジェットユーザーに、まさに「待ってました!」と言いたくなるような製品が登場しました。
それが今回ご紹介する「BenQ beCreatus GR10」です!

- HDMI 2.1で遂に4K120Hz/8K60Hz出力に対応!
- USB4搭載で最大40Gbpsの爆速データ転送!
- 2.5GbE LANポートでオンラインゲームも動画編集も超快適!
- 100Wパススルー給電でデバイスを充電しながら使える!
- ポータブルゲーミングPCやスマホに最適なスタンド機能付き!
これ一台あれば、Steam DeckやROG Ally、Legion GoといったポータブルゲーミングPCをデスクトップPCのように使えるのはもちろん、MacBookやSurfaceなどのノートPCの拡張性を劇的に広げてくれるんです。
今回のレビューでは、このBenQ becreatus GR10 7 in 1 マルチハブのメリットを余すところなくお伝えしていきますよ!

BenQ beCreatus GR10 スペック表:機能てんこ盛り!
まずは、このモンスター級ドックの性能を一覧でチェックしましょう。
正直、スペックを見ただけでワクワクが止まりません!
項目 | スペック |
---|---|
製品名 | BenQ beCreatus GR10 7-in-1 HDMI 2.1 USB4 マルチハブ・ゲーミングドック |
ブランド | ベンキュージャパン (BenQ Japan) |
色 | Grey (グレー) |
ハードウェアインターフェイス | HDMI, USB-C |
対応デバイス | iPhone (15以降推奨), MacBook, ROG Ally, ノートパソコン (Thunderbolt 3/4, USB4, DP Alt Mode対応USB-C搭載), SteamDeck, MSI Claw, Lenovo Legion GO, Surface など |
ポート構成 (合計7ポート) | |
– アップストリーム | USB4 Type-C x1 (ホスト接続用、最大40Gbpsデータ転送, 最大PD 85W出力) |
– 給電用ポート | USB Type-C IN x1 (PD 100W入力対応) |
– ダウンストリーム | USB Type-A x2 (最大10Gbps, 合計7.5W出力) |
USB Type-C x1 (最大10Gbps, 7.5W出力) | |
– 映像出力 | HDMI 2.1 x1 (最大 8K@60Hz / 4K@120Hz, HDR10対応) |
– LANポート | RJ-45 x1 (10/100/1000/2500 Mbps, 2.5GbE対応) |
データ転送速度 | アップストリーム: 最大40Gbps ダウンストリームUSB: 最大10Gbps LAN: 最大2.5Gbps |
パススルー充電 | 最大100W PD入力対応 (ホストデバイスへ最大85W供給) |
スタンド機能 | フリップ式スタンド搭載 (ポータブルゲーミングPC、スマートフォンなどに対応) |
その他機能 | パススルーチャージ |
付属品 | GR10 本体, USB4ケーブル (L字型アダプタあり), 保証書, クイックスタートガイドなど |
本体寸法 (スタンド収納時) | 約 130 (幅) x 54.5 (奥行き) x 25.5 (高さ) mm |
本体重量 | 約 188g |
ワット数 (最大システム電力) | 100W (接続されるACアダプターに依存) |
保証 | (メーカー規定による) |
製品型番 | GR10 |
ASIN | B0D2H8FJD1 |
どうです?このスペック!特にHDMI 2.1とUSB4、そして2.5GbE LANが揃っている点が、他の多くのUSBハブやドックとは一線を画すポイントです。
まさに「全部入り」と言っても過言ではないでしょう。
BenQ beCreatus GR10 の注目すべき特徴:未来スペックをその手に!

スペック表だけでは伝わりきらない、このBenQ beCreatus GR10の魅力をさらに深掘りしていきましょう!
- HDMI 2.1による究極の映像体験 (4K120Hz/8K60Hz, HDR10)
- USB4搭載!最大40Gbpsの超高速データ転送
- 妥協なし!高速10Gbps USBポートと2.5GbE LAN
- ポータブルゲーミングPC/スマホに最適!便利なフリップスタンド
- ケーブル1本で完結!100Wパススルー給電対応
- 幅広いデバイスとの高い互換性
- 考えられたデザインと付属品 (L字コネクタ)
HDMI 2.1による究極の映像体験 (4K120Hz/8K60Hz, HDR10)

これがGR10最大の目玉と言ってもいいでしょう!ついに、USBハブ/ドックの世界にもHDMI 2.1の波がやってきました。
これにより、対応するモニターとデバイスがあれば、なんと4K解像度で120Hzのリフレッシュレート、あるいは8K解像度で60Hzという、とんでもない映像出力が可能になります。
FPSゲームなどでは、120Hzの高リフレッシュレートによるヌルヌル滑らかな映像が勝敗を左右することもありますし、HDR10対応により、明暗差の大きい映像もリアルに表現。
まるでゲームの世界に没入するような体験が得られます。Steam DeckやROG Ally、Legion GoといったポータブルゲーミングPCは、本体のディスプレイ性能も向上していますが、やはり大画面・高リフレッシュレート環境でプレイすると、その真価を最大限に引き出せます。
GR10があれば、リビングの高性能テレビやゲーミングモニターに繋いで、最高の環境でゲームを楽しめるわけです。もちろん、高画質な映像編集や映画鑑賞にも最適!
「ケーブル1本繋ぐだけ」でこのクオリティが手に入るのは、まさに革命的です。
ただし、HDMI 2.1に対応したHDMIケーブルとモニターを使わないと意味がありませんよ!


USB4搭載!最大40Gbpsの超高速データ転送

GR10は、ホストデバイスと接続するアップストリームポートに最新規格USB4を採用しています。USB4の最大転送速度は40Gbps!これは従来のUSB 3.2 Gen 2 (10Gbps) の4倍、Gen 1 (5Gbps) の8倍もの速度です。
この超高速帯域幅のおかげで、高解像度ディスプレイへの出力、複数の高速USBデバイスの接続、高速ネットワーク通信などを同時に行っても、帯域不足による速度低下が起こりにくくなります。例えば、外付けのNVMe SSDケースを使えば、内蔵SSDに匹敵するような速度でデータの読み書きが可能に。
大容量のゲームデータや動画ファイルの転送もあっという間です。
Thunderbolt 3/4との互換性も高いので、MacBookや高性能WindowsノートPCユーザーにとっても、その性能をフルに活かせる強力なパートナーとなります。
USB4はこれからの標準規格。今、GR10を選ぶことは、未来への投資とも言えますね。
妥協なし!高速10Gbps USBポートと2.5GbE LAN

アップストリームだけでなく、周辺機器を接続するダウンストリームポートも高速です。
USB Type-Aポート2つとUSB Type-Cポート1つは、いずれも最大10Gbps (USB 3.2 Gen 2相当) の転送速度に対応しています。
高速な外付けSSDやUSBメモリ、その他の周辺機器を接続しても、ボトルネックになりにくいのが嬉しいポイント。
さらに、ネットワーク接続にも妥協はありません。搭載されているLANポートは、一般的なギガビットイーサネット (1Gbps) を超える2.5GbE (2.5Gbps) に対応!
対応するルーターやネットワーク環境があれば、オンラインゲームでの低遅延、大容量ファイルのダウンロード/アップロード、NASへのアクセスなどが劇的に高速化します。
Wi-Fiも高速になりましたが、安定性や速度が求められる場面では、やはり有線LANの安心感は絶大。
特にオンライン対戦ゲームでは、わずかなラグも許されませんからね!
2.5GbE対応は、ヘビーユーザーにとって非常に価値のある機能です。
ポータブルゲーミングPC/スマホに最適!便利なフリップスタンド

GR10のデザインでユニークなのが、このフリップスタンド機能。

本体の一部がパカッと開いて、Steam DeckやROG Ally、Legion GoといったポータブルゲーミングPCや、iPhone 15シリーズなどのスマートフォンを立てかけることができるんです。
これにより、外部ディスプレイやキーボード、マウスを接続して、まるでデスクトップPCのように使う際に、デバイス本体をスマートに設置できます。

画面も見やすく、操作もしやすい角度になります。
スタンドを使わないときは、パタンと閉じればコンパクトなハブとして、MacBookやSurfaceなどのノートPCと一緒に持ち運ぶのにも便利。
まさに「マルチユース」を考えた clever なデザインですね!わざわざ別途スタンドを用意する必要がないのは、地味に嬉しいポイントです。
(ただし、メーカーサイトによると、奥行き21.5mmを超えるデバイスや、USB-Cポートが下部にあるデバイスは立てかけに適さない場合があるとのことなので、そこは注意が必要です。)

私の11インチサイズのiPadを立てかけてみましたが流石に倒れてしまいました。iPadはminiまで立てかけることができます。
ケーブル1本で完結!100Wパススルー給電対応

GR10は最大100WのUSB Power Delivery (PD) パススルー充電に対応しています。
GR10の「PD IN」ポートに、お使いのデバイスに付属のACアダプターや別途用意した高出力PD充電器(100W推奨)を接続すれば、GR10自体に電力を供給しつつ、USB4ケーブルを通じて接続したホストデバイス(ノートPCやポータブルゲーミングPCなど)にも最大85Wで充電を行うことができます。
つまり、デバイスへの充電ケーブルと、映像出力やデータ転送のためのハブ接続ケーブルを別々に繋ぐ必要がなく、USB4ケーブル1本をデバイスに接続するだけで、充電も拡張もすべてが完結するのです。
これはデスク周りを劇的にスッキリさせますし、接続の手間も省けて非常にスマート。
特にポートの少ないMacBookやSurface、あるいは充電しながら遊びたいポータブルゲーミングPCにとっては、必須とも言える機能です。
幅広いデバイスとの高い互換性
BenQ beCreatus GR10は、その高いスペックと汎用性の高いUSB Type-C接続により、非常に多くのデバイスで利用可能です。
- ポータブルゲーミングPC: Steam Deck, ASUS ROG Ally, Lenovo Legion Go, MSI Claw など
- ノートPC: MacBook (Air/Pro、Thunderbolt/USB4搭載モデル), Surface (Pro/Laptop、USB-C搭載モデル), その他Thunderbolt 3/4, USB4, またはDP Alt Mode対応USB-Cポートを持つWindowsノートPCやChromebook
- タブレット: iPad (Pro/Air、USB-C搭載モデル)
- スマートフォン: iPhone 15シリーズ (USB-C搭載), その他DP Alt Mode対応USB-Cポートを持つAndroidスマートフォン
このように、特定のメーカーやOSに縛られず、様々なデバイスでその恩恵を受けられるのが大きなメリットです。まさに「マルチデバイス」時代のハブと言えるでしょう。

Nintendo Switchには対応していませんでした。
考えられたデザインと付属品 (L字コネクタ)

GR10本体は、落ち着いたグレーのアルミニウム合金(おそらく)のような質感で、安っぽさは感じられません。
サイズも多機能ドックとしては比較的小型(約13cm x 5.4cm x 2.5cm)で、重量も約188gと持ち運びも現実的な範囲です。


USB-Cケーブルはこのように格納されているので持ち運びするとき、ケーブルがブラブラすることなくスタイリッシュに持ち運べるのがいいですね。
さらに嬉しいのが、付属品として(または本体ケーブルの先端が)L字型のUSBコネクタになっている点。

ポータブルゲーミングPCなどは本体上部にUSB-Cポートがあることが多いですが、ストレートタイプのコネクタだとケーブルが出っ張って邪魔になったり、見た目が悪くなったりしがち。
L字コネクタなら、デバイスの側面に沿うようにスマートに接続でき、取り回しが格段に良くなります。

さらにこの製品は、L字コネクターを外してストレートの状態での使用も可能。
こういう細かい配慮が、ユーザー体験を大きく向上させるんですよね。BenQさん、分かってる!
BenQ beCreatus GR10 使用感レビュー:これはもう手放せない!

全体的な使用感としては、非常に満足度が高いです。接続は安定しており、スペック通りの性能をしっかりと発揮してくれます。
特にHDMI 2.1とUSB4、2.5GbE LANという、現時点でのハイエンド規格を網羅している点は、他の多くのドックに対する大きなアドバンテージ。
スタンド機能もユニークで実用的です。
発熱とACアダプター別売りという点は少し気になりますが、それを補って余りあるメリットと性能を持っていると感じました。
ポータブルゲーミングPC (ROG Ally) との連携:ゲーミング体験が激変!

まずは、ROG Allyとの組み合わせ。GR10のフリップスタンド、これが想像以上に便利!
Allyをポンと置くだけで、見やすい角度で安定して設置できます。ぐらつきもなく、しっかりホールドしてくれますね。
奥行きも問題なし。スタンドを開く動作もスムーズで、なんかちょっと未来的でカッコイイ(笑)。
そして、いよいよ外部モニター(4K144Hz対応)に接続。GR10のHDMI 2.1ポートとモニターをHDMI 2.1ケーブルで繋ぎ、GR10とAllyを付属のUSB4ケーブルで接続。
最後にGR10のPD INポートに100WのPD充電器を接続します。

Ally側の設定も必要ですが、ドック側がしっかり対応している安心感。HDRもしっかり効いていて、映像の美しさが段違いです。
次に、10Gbps対応のUSBポートに外付けNVMe SSDを接続し、ゲームをインストールしてみました。
UMPCって内蔵SSDの容量が1TBまでの物が多いですが、外付けSSDを使えば容量問題も解決できてしまうし、何よりこれ転送速度も爆速なのがいい!
さらに、有線接続のために2.5GbE LANポートを使用。
我が家のネットワーク環境はまだ1Gbpsですが、それでもWi-Fi接続時よりもpingが安定し、ラグを感じにくくなりました。
将来的に2.5GbE環境を構築すれば、さらに快適になること間違いなし。
マウスやキーボード、ゲームパッドもUSBポートに接続しましたが、特に遅延や干渉なども感じられず、安定して動作しています。
100Wパススルー給電のおかげで、Ally本体のバッテリー残量を気にすることなく、思う存分ゲームに没頭できるのも最高です。
まさに、ポータブルゲーミングPCユーザーが求めていた理想のドックの一つと言えるでしょう。
ノートPC (MacBook Pro) との連携:クリエイティブ作業も快適!

続いて、お仕事マシンであるMacBook Pro (M3 )との接続テスト。
MacBookユーザーにとって、ポート不足は永遠の課題ですよね(最近ちょっと増えたけど…)。
GR10は、その悩みを一発で解決してくれます。
MacBook ProにUSB4ケーブル1本を接続するだけで、4K120Hzでの外部ディスプレイ出力(ミラーリング/拡張どちらもOK)、有線LAN接続、複数のUSBデバイス接続、そして最大85Wでの充電が同時に可能になります。
デスクの上がケーブル1本で済むのは、本当に気持ちがいい!

もちろんクラムシェルモードでの運用も完璧です。
特筆すべきは、やはりUSB4の恩恵。
動画編集のために高速な外付けSSD(10Gbps対応)と、バックアップ用のHDDなどを同時に繋いでみましたが、データのやり取りもスムーズ。
特に、4K動画素材のプレビューやレンダリングがもたつく感じがありません。40Gbpsの帯域幅が効いているのを実感できます。
2.5GbE LANポートも、大容量データのやり取りが多いクリエイティブワークでは大きな武器になります。
NASへのアクセスやクラウドストレージとの同期が高速になり、作業効率が格段に向上しました。これは一度体験すると、もう1Gbpsには戻れませんね…。
SurfaceなどのWindowsノートPCでも、Thunderbolt 3/4やUSB4、DP Alt Mode対応のUSB-Cポートがあれば同様の恩恵を受けられるはずです。
また、GR10はコンパクトなので出張や外出先に持ち出す際もコンパクトに折りたためて嵩張らないところがナイスポイント!
ノートPCをメインマシンとして使いつつ、自宅やオフィスではデスクトップPCのように拡張して使いたい、というユーザーには最適なソリューションです。

個人的には、これにSDカードリーダーも付いていたら、もう完璧でしたね
iPad miniとの連携:溜まった写真や動画も外部HDへ逃して容量確保!

iPad miniにも接続してみました。
USB-Cになったことで、iPadやiPhoneも外部ディスプレイ出力が可能になりましたよね。
もちろんGR10なら外部モニターにスマホ・タブレットの画面をミラーリングさせることができますよ。
HDR10対応なので撮った写真や動画を大画面で見たり、ゲームを大画面でプレイする時は結構重宝します。
さらに、USBポートにキーボードやマウス、USBメモリなどを接続すればタブレットからでもPCのようにExcelのようなドキュメント作成することも可能です。
Galaxyシリーズには、DEXモードというスマホをPCライクに使える機能が備わってますが、GR10があれば小さなパソコンのように使えます。
このほかにもiPadでプレゼン資料を大画面に映したり、旅行先で撮った写真をすぐにバックアップしたりと、活用の幅が広がりそうです。

こちらは、iPad miniでテレビを見ている画像です。
スマホやタブレットのような小さい画面でコンテンツを見るのもいいですがモニターとGR10があれば自宅に簡易テレビが完成します。
やり方は以下の記事を参考にしてください。

気になった点:発熱とACアダプター
これだけ高性能なドックなので、やはり発熱は気になるところ。
高負荷なゲームを長時間プレイしたり、多くのデバイスを接続してデータ転送を行ったりすると、本体はそれなりに熱を持ちます。
触れないほどではありませんが、特に夏場は設置場所に少し気を使った方が良いかもしれません。
アルミの金属筐体は放熱性も兼ねているのでしょうが、熱がこもりやすい場所への設置は避けた方が無難です。

そして、前述の通り、ACアダプターは付属していません。100Wパススルー給電の性能をフルに活かすには、別途100WクラスのUSB PD充電器が必要です。
既に持っている人には問題ありませんが、持っていない場合は追加の出費になります。
製品価格に加えて、充電器のコストも考慮に入れる必要がありますね。
BenQ beCreatus GR10 の価格:性能を考えれば納得?

さて、これだけ高性能で魅力的なBenQ beCreatus GR10ですが、気になるのはやはりお値段ですよね。
ガジェット好きとしては、性能と価格のバランスは非常に重要!(お財布と相談、大事ですからね…笑)
2025年4月5日時点の主要なオンラインストアでの販売価格を調べてみました。
- Amazon.co.jp: (2025年4月5日時点:約17,900円)
- 楽天市場: (調査時点:取扱店舗により異なるが、概ね18,000円前後)
- Yahoo!ショッピング: (調査時点:取扱店舗により異なるが、概ね18,000円前後)
- BenQ公式サイト:17,900円
※ポイント還元やセールによって実質価格は変わる可能性がありますので、最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
さて、この価格をどう見るか。 一般的なUSB Type-Cハブ(ポート数が少なく、HDMIも4K30Hzや60Hz止まり、USBポートも5Gbps程度)であれば、数千円から購入できます。
しかし、GR10はHDMI 2.1 (4K120Hz/8K60Hz)、USB4 (40Gbps)、10Gbps USBポート、2.5GbE LAN、100W PD給電、スタンド機能といった、現時点でのハイエンドスペックを詰め込んだ製品です。
同様にHDMI 2.1やUSB4、2.5GbE LANなどを搭載した他の高性能ドッキングステーションと比較してみると、市場価格は2万円~4万円、あるいはそれ以上するものも少なくありません。

例えば、Thunderbolt 4ドックなどは高価なものが多いですよね。
ライバルとなりそうな製品としては、iVANKYやUGREEN、AnkerなどがリリースしているゲーミングPC向けのドックが挙げられます。
これらの製品も4K120Hz対応や多機能性を謳っていますが、USB4や2.5GbE LANまで搭載しているモデルとなると、価格帯もGR10に近いか、それ以上になるケースが多い印象です。
そう考えると、BenQ beCreatus GR10の約18,000円という価格は、搭載されている機能やスペックを考慮すれば、かなり競争力があると言えるのではないでしょうか。
もちろん、絶対的な金額としては安くはありませんが、「未来への投資」として最新スペックを手に入れたい、あるいはポータブルゲーミングPCや高性能ノートPCの性能を最大限に引き出したいと考えるユーザーにとっては、十分に価格に見合った価値がある、むしろコストパフォーマンスが高い製品だと私は評価します。
ただし、前述の通りACアダプターは付属していないため、もし100WクラスのPD充電器を持っていない場合は、別途数千円の追加投資が必要になる点は考慮しておきましょう。
まとめ:BenQ beCreatus GR10 は買いか?最終評価!

- HDMI 2.1対応! 4K120Hz/8K60Hz & HDR10で究極の映像体験が可能。
- USB4 (40Gbps) 搭載! 超高速データ転送で将来性もバッチリ。
- 高速ポート満載! ダウンストリームUSBも10Gbps、LANは2.5GbE対応。
- スタンド機能が超便利! ポータブルゲーミングPCやスマホの設置に最適。
- 100Wパススルー給電! ケーブル1本で充電も拡張もスマートに完結。
- 幅広い互換性! ゲーミングPC、ノートPC、スマホなどマルチデバイスに対応。
- 考えられたデザイン! 質感の良い筐体と便利なL字コネクタ。
- スペックに対して価格競争力あり! 高性能ドックとしてはコスパ良好。
- ACアダプターが付属しない。 性能をフル活用するには別途100WクラスのPD充電器が必要。
- 高負荷時にはそれなりに発熱する。 設置場所には少し注意が必要かも。
- スタンド機能の対応デバイスに一部制限あり。 (奥行き21.5mm以上、下部ポートのデバイスなど)
BenQ beCreatus GR10は、間違いなく現時点で最高クラスのスペックを持つUSB-Cマルチハブ・ゲーミングドックの一つです。
特に、HDMI 2.1 (4K120Hz)、USB4 (40Gbps)、2.5GbE LANという3つのキラーフィーチャーを併せ持っている点は、他の多くの製品に対する大きなアドバンテージと言えます。
Steam DeckやROG Ally、Legion GoといったポータブルゲーミングPCの性能を最大限に引き出し、デスクトップPCライクな快適なゲーミング環境を構築したいユーザーにとっては、まさに「待望の製品」のはず。
スタンド機能も非常に実用的で、スマートなセットアップを実現してくれます。
また、MacBookやSurfaceなどの高性能ノートPCユーザーにとっても、ポート不足を解消し、高速なデータ転送、高解像度ディスプレイ出力、安定した有線LAN接続、そしてケーブル1本での充電を実現する強力な味方となります。
クリエイティブな作業から日常使いまで、あらゆるシーンで生産性を向上させてくれるはずです。
ACアダプターが別売りである点や、発熱については考慮が必要ですが、それを差し引いても、この性能と機能性を約18,000円という価格で実現しているのは驚異的です。
長期的に見て陳腐化しにくい最新規格に対応している点も、「良い買い物をした」という満足感に繋がるでしょう。
結論として、BenQ beCreatus GR10「買い」です!
- ポータブルゲーミングPCを大画面・高リフレッシュレートで楽しみたい人
- MacBookや高性能ノートPCの拡張性を最大限に高めたい人
- デスク周りのケーブルをスッキリさせたい人
- 最新スペックのUSBハブ/ドックを求めている人
- 複数のデバイスを1つのドックで使い回したい人
これらに当てはまる方には、自信を持っておすすめできる逸品です。
ぜひ、このBenQ beCreatus GR10で、あなたのガジェットライフを次のレベルへと引き上げてください!
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