
Hey Guys!
ガジェットブロガーのteru(@teru_cobba)です。
昭和の三種の神器といえば、エアコン、テレビ、洗濯機でしたが時代が変われば当然、三種の神器も変わってきます。
皆さんの想像する令和の三種の神器って何ですか?
令和の三種の神器とは・・・
- ロボット掃除機
- 食洗機
- 4K/8Kテレビ
ネットで色々調べたんだけど明確な答えがまだ定まってなく、スマートスピーカーやネトフリといった動画ストリーミングサービスまで様々な意見が散見されました。
“令和の家電 三種の神器”決定! 「4K/8Kテレビ」「冷蔵庫」「ロボット掃除機」より引用。
前置きが少々長くなってしましたが今回は、令和の三種の神器のひとつ。
ロボット掃除機のレビューです。
今回紹介する「Dreame W10」は、Dreame Technology(ドリーミーテクノロジー社)から2022年3月に発売されたばかりの製品です。
Dreame W10はクラウドファンディングのMakuakeでも3,300万円の売上と目標金額6,640%を達成したベストセラーロボット掃除。


私は過去にDreame D9という同メーカーのモデルを使用していましたが、実際に使用してみてモップ洗浄&自動乾燥機能を装備するなどメーカーの開発力に驚かされてしました。
Dreame D9レビュー ロボット掃除機は水拭きマッピング機能ありがオススメ

残念だけど日本製のロボット掃除機で同等の性能の商品ってまだないんじゃないかな?

- 4,000Paの吸引力
- 水拭き後のモップを自動洗浄してくれる
- 洗浄後はモップを温風乾燥し嫌なニオイを抑制
- レーザーで部屋をマッピングし効率よく掃除してくれる
- スマートスピーカーからも掃除の指示ができる
- アプリ対応で外出先からも掃除の指示ができる
Dreame W10はクラウドファンディングが終了し、現在、Amazonや公式サイトで135,000円程度で販売されてます。
スペック

製品名 | Dreame W10 セルフクリーニングロボット掃除機 |
製品寸法 | 334 × 314 × 105.5mm |
接続タイプ | Wi-Fi IEEE 802.11b/g/n 2.4 GHz |
定格入力 | 100-240V |
定格電力 | 55W |
バッテリー容量 | 6,400mAh |
ダストボックス | 450ml |
充電ステーション(クリーニングベース)寸法 | 375 × 400 × 430mm |
定格出力 | 100-240V |
定格出力 | 65W |
定格出力 | 4L |
汚水タンク | 4L |
2022年のロボット掃除機の最高峰(トレンド)は以下の機能が搭載されています。
- 充電ステーションでの清掃後のゴミ自動回収機能
- モップの自動洗浄&乾燥機能
- 外出先から自宅内をチェックできるネットワークカメラ搭載
Dreame W10には①と③の機能はありません。
しかし、ロボット掃除機としての基本性能が十分に備わっています。
開封と細部をチェック

こちらがパッケージです。
充電台とセットになっているため結構大きくて重たい箱でした。
ビック、ヨドバシカメラみたいなリアル店舗で買うとマンションに住んでいる人は荷物の持ち込みが絶対大変です。
こういう大型商品はネット通販で買うのがオススメですよ。

こちらが本体。
一般的なロボット掃除機(丸型)と異なりD型のデザインです。

D型デザインの特徴は部屋の角を掃除するときに力を発揮するといわれていて、丸型では届かない部分もしっかり届くのがメリットです。
上部が進行方向で下の丸い部分がセンサーです。

前に持っていたDreame D9と多分同じレーザーセンサーを装備してます。

別途、「Mi Home」アプリを使用する必要がありますが、上の写真のようにレーザーセンサーで部屋をマッピングし効率のいいルートで掃除をしてくれるようになります。
Mi HomeアプリはiOSとAndroidの両方に対応していてスマホ以外にもタブレットで使用することができます。

本体前方をはね上げるとダストボックスを取り出せます。

ダストボックスの容量は450mlです。
本機はモップで水拭きできすが「ダストボックス内に清水を貯めておく機能がありません」。
水拭きをするときは、充電ステーションに搭載されている清水タンクでモップを濡らして床掃除をするといった感じです。

ちなみにハイグレードのロボット掃除機には、ダストボックス内に清水タンクが搭載(清水と汚水が分かれてる)。
長時間、広いエリアを掃除することができる機種もあります。

ダストボックスに床のゴミが集まったら上の写真のHepa(ヘパ)フィルターを通過してクリーンな排気が放出される仕組みになってます。

Hepaフィルターは空気清浄機にも採用されているフィルターですよ。

こちらが底部です。
モップは使わないときに外して使うことも可能です。

こちらが付属品です。

もっっぷを取り付けるとこんな感じになります。

床のゴミを吸引する回転ブラシはもちろん取り外してメンテナンスすることが可能です。
長い髪の毛やペットの毛がブラシに巻き込んでしまうことがありますが付属のカッターとメンテナンス用ブラシで綺麗にすることができます。

こちらが充電ステーションですが375 × 400 × H430mmと若干大きめです。
- モップの自動洗浄機能
- ゴミの自動収集機能(Dreame W10は対象外)
これらの機能を持った製品は、充電ステーションの大型化がデメリットとして挙げられます。
Amazonなどの口コミでも「充電ステーションの置き場所に困る」といった悩みが多くを占めてます。

充電ステーションの天板部分には電源ボタンがあり、ここからもDreame W10を操作することができます。
- 本体から起動
- 充電ステーションから起動
- スマホ・タブレット(Mi Homeアプリ)からの起動
- スマートスピーカーからのボイスコマンドで起動
Dreame W10の特徴

Dreame W10の特徴について簡単に紹介します。
最大吸引力4,000Pa

Dreame W10には日本電産製の強力なモーターを搭載しており最大4,000Pa(パスカル)の吸引力を誇ります。
- モンスターモード・・・4,000Pa
- 強力モード・・・1,800Pa
- 通常モード・・・1,200Pa
- 静音モード・・・800Pa

モンスターモードにすると明らかに音が変わり普通の掃除機と同等のノイズでした。
普段使いするなら強力モード、もしくは通常モードで十分です。
2Fに寝室があるご家庭は、寝る前に静音モードでセットしておけば夜間にロボットが勝手に掃除してくれます。

朝起きたときにリビングがピカピカで気持ちいい朝を迎えられること間違いありません。
絨毯を自動検知! 吸引力をブーストしたりモップがけをしないなど結構優秀!

吸引力に関しては「ホント気が利く存在!」といった感じです。
絨毯に乗り上げると自動的に吸引力をブーストさせて内部のホコリやダニも吸い取ってくれます。
また、モップで水拭きしているときは、絨毯を検知するとそのルートを迂回しカーペットなどが濡れないように気をきかせてくれます。

ただし、畳に関しては検知してくれないのでモップを使うときは和室を侵入禁止に設定しておきましょう。
水拭きモップは180回転/分で加圧しながら掃除してくれる
長年フローリングを水拭きしてないとホコリが足裏の皮脂と混ざって頑固な汚れとして積み重なってます。
ペットを飼っている場合、その家に住んでいる本人は気づきませんが来訪者は「獣臭」を感じます。

繊細なことなので実は飼い主に打ち明け辛いんですよ。
定期的に床を水拭きすることで臭いのもとが解消されるほか、水拭き後にワックスがけすることで床も長持ちします。

でも床の水拭き掃除って大変なんですよね・・・

Dreame W10に搭載の水拭き用モップは毎秒180回転して汚れを剥がすほか、床に対して上から8N(ニュートン)の圧力をかけて床をピカピカに磨き上げてくれます。

それってニュートンさんがDreame W10に8人乗っているくらいの重さってこと?

「100人乗ってもダイジョーブ!」
的なやつっすよね?

いや違う・・・
8Nは約800gだからサッカーボール約2個分の重さ・・・

つまりDreame W10のモップの上にサッカーボール2個が常時バウンドしながら水拭きしてくれてる感じなんですね。
Dreameってどんなメーカーなの?

Dreameって会社初めて聞いたけど信用できる会社なの?
おそらく多くの人がこんな疑問を持っているかと思います。
Dreame Technology(Dreame)は2015年に中国で設立された若い企業です。(中国語読みはZHUIMI)
Dreameの創業者は、清華大学で計算流体力学を専攻し、宇宙工学に携わってきたようで、ここでのメンバーが集まり「Dreame Technology」を創業。
創業者の流体力学理論は製品設計にも反映されており、現在、ヨーロッパ市場でコードレス掃除機、ロボット掃除機をメインに販売しています。
また、特筆すべきは、中国家電の大手のシャオミのエコシステムに仲間入りしており、自社、他社製品を数多く手がけている成長が期待されている企業です。
Dreame Technologyってこんな会社
- XiaomiのODMを行っている(Dreameが企画製造したものをシャオミに持ち込みDreameブランドで売る)
- 自社ブランド製品「Dreame」として販売
- 他社製品のOEMを行っている(受託製造)
OEMとODMの違いについては、今回説明しませんがDreameは、2021年以降、掃除機の他にヘアドライヤーや電動歯ブラシなどの製品チェーンを拡大する予定です。
これは、個人的な推測ですが、シャオミから出資されているロボット掃除機のメーカーに「Roborock」という会社があります。
この会社がリリースしている製品とデザインが似ている部分があるので、もしかしたら同じ資本関係だったり、ディフュージョンブランドの1つ可能性もありそうです。
ちなみにシャオミという会社の魅力については過去に記事を書いておりますので、こちらをご覧ください。

Dreame W10実機レビュー

ロボット掃除機のレビューは今年に入り4台目!
ロボット掃除機ソムリエの域に達したと勝手に自負しています。
このパートではDreame W10の「オススメの使用場所」「使用感」「気になった点」などについて書いていきます。
Dreame W10に掃除をさせたいオススメの部屋とは?

まず、Dreame W10のような水拭き回転モップを搭載したロボット掃除機を使うと役立つ場所は以下の3ヶ所です。
- 洗面所の床・・・足裏についた石鹸や足裏の汚れが床にこびりついてます。
- トイレの床・・・目に見えない飛び散った尿が床にこびりついてトイレの臭いの原因になってるかも。
- 玄関の土間・・・もはや説明不要の汚い場所です。
これらは比較的狭いエリアですが「結構汚れがちな割になかなか水拭きをしないスポット」ではないでしょうか?
しかも、汚い場所だけあってか、やり始める前にモチベーションを上げてから取り掛からなくてはならないですよね?

この面倒な3箇所をロボット掃除が自動で1日3か所もやってくれるんだから使わない手はありません!
使用感
吸引力について

毎回、通常モード(1,200Pa)の吸引力で使用していますが食卓の下の子供が落としたご飯の食べカスもしっかりキャッチしてくれるので結構重宝します。
床掃除を数日サボったときは強力モード(1,800Pa)でも十分なくらいで滅多にビーストモード(4,000Pa)を使う場面は今のところありません。
水拭きモップ

フローリングの水拭きはあまりやりすぎると逆に床が傷みそうなので年に2、3回程度がベターだと感じました。
また、冒頭で述べている通りオススメの使用場所での使用がメインになりそうです。
スマートスピーカーとの連携

スマホやスマートホームとの連携ですが実はアナログ人間のため最初に設定した程度であまり使用していません。
起動は毎回充電ステーションのボタンをタッチして起動させているため、アプリでは吸引力の設定程度しか使用していないのが現状です。
気になった点

Dreame W10の基本性能は非常に高く、普段使いする分には全く問題ありません。
でも褒めてばかりいても仕方ないので改善点もまとめてみました。
結論から書くと性能は秀逸ながらも随所に「コスト削減」がみられる点が気になりました。
- ホコリかき出しブラシが片方しかついてない
- ホコリかき出しブラシが若干短い
- ゴミを捨てる際は充電ステーションから引っ張り出す必要がある
- モップ給水機能が本体には搭載されてない
まず気になったのが「ホコリかき出しブラシ」です。

本体がD型デザインで部屋の角の部分も掃除しやすいというメリットがあるのにホコリかき出しブラシが片方しかついていないのってナンセンスな気がしました。
しかもブラシの長さが気持ち短めなので掃除の効率がちょっと悪く感じる場面あり。
特に壁際や障害物の際(きわ)はブラシが当たらない場合、吸い残しが時々見られるなど惜しいと感じる場面がありました。
③のゴミ捨て問題ですが、掃除が終わるとDreame W10は充電ステーションに勝手に戻って行ってくれます。
それはそれでいいんですが吸い取ったゴミを回収するに毎回、充電ステーションからDreame W10を引っ張り出してダストボックスを引き抜いてゴミを処理するという手間があります。
これはDreame W10に限らず、今までレビューした「DEEBOT X1 TURBO」のような充電ステーション付きロボット掃除機に共通する問題なので仕方ないかもです。
価格
Dreame W10の価格はAmazonで135,000円です。
このほか、公式サイトからも購入が可能。
この機種のライバルとしてDEEBOT X1 TURBOが挙げられますがこちらの価格は158,000円とDreame W10よりはるかに高額です。
性能的には、ほぼ互角の機種なのでモップの自動洗浄機能つきのロボット掃除機を探している人は、Dreame W10も選択肢に入ってくると思いますのでご検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ

Dreame W10は、2022年のロボット掃除機の最高峰の機能を搭載した機種です。
10万円オーバーと価格はそれなりにしますがiRobot社のルンバも顔負けのコストパフォーマンスを発揮した機種です。
定期的に割引クーポンも発行されているほか、消耗品のフィルターやブラシも別売りで購入することができるので長く使用することができます。
ロボット掃除機の買い替えを検討している方はこれを機にDreame W10に乗り換えてみてはいかがでしょうか?
よくある質問

- ロボット掃除機の買い替えサイクル(タイミング)はいつ?
-
ロボット掃除機の寿命は一般的に5年〜7年といわれてます。
吸引音が大きくなった、バッテリーの持ちが悪い、モーターが動かなくなるなどのサインが出たら寿命かもしれません。
特に本体に内蔵されているブラシレスモーターやバッテリーは消耗品のため使用頻度が高いほど寿命が短くなります。定期的にメンテナンスをし本体に負荷がかからないようにすることが大切です。
- 水拭き用の清水タンクに洗剤を入れて使用しても大丈夫?
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答えはYesでもありNoでもあります。
洗剤を入れての使用は一応使えますが使用後に水洗いをしないと内部ノズルが洗剤で詰まってしまったりすることがあります。
また、異なる洗剤を交互に使用したりすると洗剤同士が反応し合い内部部品が固着してしまう恐れがあります。
洗剤を使用する場合は濃度を薄めて使用する程度にとどめておきましょう。
- 製品保証は何ヶ月?
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Dreame W10の製品保証は24ヶ月(2年)です。
一般的なロボットの掃除機の製品保証期間は1年のものが多いですが中華ロボット掃除機メーカーの製品は24ヶ月のものが最近増えてきてます。
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