中華ゲーミングコントローラーブランドのGamesirがこのたび「Gamesir G7 SE」をリリースしました。
同ブランドは、これまでAndroid、PC、Switchなどマルチコンソールに対応したモデルを数多く発売してきましたが、今回レビューするGamesir G7 SEは、Windows 10/11/Xbox Seiries X/Sのみに対応したXboxコントローラーなのがポイントです。
Gamesir G7 SEと純正のXboxコントローラーの大きな違いは、本製品が「有線接続」という点です。
また、本機は通常版のGamesir G7の実質、後継機にあたるモデルでホールスティック、ホールエフェクトトリガーを搭載したモデルとなります。
今回は、203年7月に発売されたばかりのGamesir G7 SEを先行して使わせていただく機会をいただきましたので、操作感などレビューしていきます。
開封
Gamesirコントローラーのパッケージですがよく見ないとXbox純正と思ってしまうくらい似せて作られてます。
付属品
- USB Type-Cケーブル(3m)
- 保証書
- 取り扱い説明書(日本語あり)
- Xbox Game Pass Ultimate(1カ月無料パス)
- 合格証
- ステッカー
2022年ごろからステッカーが付属しなくなったんですがGamesir G7 SEには封入されていて久々にうれしいです!
あとXbox Game Pass1か月分(990円相当)もおまけでついているのでゲーム好きには本当ありがたい!
正面
寸法 | 152mm ×103mm ×H63mm |
重量 | 221g |
アナログスティックの部分に見えるグリーンの縁どりは、Type-Cケーブルを刺しても光りませんので誤解なきよう。
白いボディの材質はABS樹脂です。
ABS樹脂は多くのコントローラーで採用されてますが、このコントローラーのボディーには厚みを感じ強度がしっかりしているのが持った瞬間にわかります。
Gamesir G7 SEは純正コントローラー同様にフェイスプレートを交換できます。
フェイスプレートにはマグネットが仕込まれていて工具を使わなくても簡単に交換ができます。
アマゾンでもいろんなフェイスプレートが販売されているのでいろいろ探してみるのもいいですよね。
PS5のDualSenseコントローラーにはこういう思想がないのが残念だよね。
下部
下部にはヘッドセットを接続するイヤホンジャック端子とマイクのミュートボタンがあります。
上部
ショルダーボタンの押し心地ですが適度に反発がありPS5のコントローラーに近い押し心地です。
FPSのトリガーとして多用される「LT」「RT」ボタンには滑り止め加工がされていて非常に押しやすいです。
またLB、RBボタンにも一部滑り止め加工がされており、指が触れただけでショルダーボタンの境界が感覚的にわかるのがいいなと思いました。
ちなみにType-C端子の部分はおそらく付属のケーブルじゃないと細すぎてさすことができません。
これは以前レビューしたGamesir T4 Kaleidと同じ感じです。
背面にはL4、R4ボタンがあり他のキーを割り振りすることが可能。
その内側についているのは、誤作動を防止するためのスイッチが左右に配置されてます。
L4、R4ボタンのマッピングに関しては後述する「Gameseir Nexus」アプリから設定します。
左右
左右は特に特徴はありませんが、握りやすいように滑り止め加工が施されてます。
各部の操作感
Gamesir G7 SEの最大のウリは、アナログスティックとアナログトリガー(LT、RT)に、ホールセンサーが搭載されている点です。
ホールセンサーを搭載することで経年劣化や摩耗に強くなり、Nintendo Switchで悪名高い「ドリフト現象(触れていないのに入力操作が行われる不具合)」が発生しにくくなってます。
また、アナログスティックのデッドゾーンの調整もGamesir Nexusアプリで調整することができます。
ABXYボタンは純正と同じで、押すたびにカチャカチャと音がなります。
前回紹介したGamesir T4 Kaleidは、メカニカルスイッチが搭載されていましたがこちらは、ゲーミングキーボードのようにカチッカチッといった押した感じがありました。
Gamesir G7 SEはひたすら純正コントローラーの感覚に寄せている感じです。
Gamesir Nexusアプリについて
コントローラーの使い心地をカスタマイズできるのがサードパーティ製コントローラーのいいところです。
Gamesir G7 SEはMicrosoft Storeから「Gamesir Nexus」アプリをダウンロードすることで微調整ができるようになります。
Gamesir Nexusでできること
- ボタンスワップ
- デッドゾーン調整
- LT、RTトリガーの押し込み調整
- トリガー部とグリップ部に内蔵された合計4個のバイブレーター振動を調整
デッドゾーンやトリガーの押し込みはかなり細かく調整できました。
保存したデータは3つプリセットで保存が可能。
ゲームごとにプリセットを呼び出すのも簡単です。
カスタマイズして自分の使いやすいように調整を突き詰めていくといいでしょう。
使用感
私は、ASUS ROG Allyを先月買ったんですが、本体をモニター接続したとき、外部コントローラーとして使ってます。
グリップ感も非常によく目隠しして使っても全く違和感を感じさせないビルドクオリティとなってます。
ただし、すべてが素晴らしいというわけではありません。
これは完全に好みの問題になってくるけど、個人的にはやはりワイヤレスの方がすぐにゲームを始めることができるので無線でもできるようにしてほしかった。
あと、連射キやマクロ機能もなくこのコントローラーを使えるのはWindowsとXboxのみ。
SwitchやAndroidで使えれば純正プロコンを超える操作性が実現できたはずなのにと思いました。
まあXboxのロゴが入っているのでこの辺は大人の事情があるのかな・・・。
Gamesir G7 SEは、地味だけど純正Xboxコントローラーよりも耐久性に優れた質実剛健といった印象がいちばんふさわしい表現だと感じました。
価格と販売先
Gamesir G7 SEは、公式サイトをはじめ、AmazonやAliexpressなどで購入が可能です。
公式サイトの価格で6,700円で販売されます。
まとめ
Gamesir G7 SEは有線式ではありますがMicrosoftからライセンスを受けているだけあり、純正コントローラーに近い感覚で操作ができます。
マクロ機能や連射機能、さらにコントローラーのイルミネーションはありませんが高耐久で質実剛健なXboxコントローラーです。
価格は、純正コントローラーとほぼ同じですが、キースワップやデッドゾーン調整という面で差別化できてます。
FPS系やアクションゲームを好むユーザーは購入を検討してみてはいかがでしょうか?
コメント