テレビのHDMI端子に挿すだけで、いつもの大画面が動画配信、Web、アプリ、海外チャンネルまで扱えるエンタメ端末に変わる。そんなAndroid TV BOXの中でも、今回チェックしたのがGetMax G12です。
スペックだけを見ると、Android TV BOXは似たようなモデルが本当に多いんですよね。8K対応、メモリ4GB、ストレージ64GB、有線LAN対応。このあたりの数字だけでは、「実際に何ができるのか」「操作は快適なのか」「コンテンツを探しやすいのか」がなかなか見えてきません。
そこでGetMax G12をテレビに接続して、初期設定、リモコン、アプリ、海外テレビ、見逃し機能、VOD、スマホ連携まで実際に確認しました。先に結論を言うと、日本のコンテンツも含め、とにかくテレビで扱える選択肢を増やしたい人に向く一台です。
ただし、アプリの使い勝手や日本語対応には注意したい点もあります。
要点まとめ
- GetMax G12はAndroid 12、4GB RAM、64GBストレージ、最大8K出力、1000Mbps有線LANを搭載。
- バックライト付きリモコンは暗い部屋での操作性を大きく高める実用的な強み。
- 海外ライブTV、リプレイ、VOD、スマホ連携を扱えるが、配信権とアプリの安全性は必ず確認したい。
- 日本語字幕や吹き替えを重視するなら、正規VODアプリとの併用が現実的。
GetMax G12の主なスペック。数字よりも注目したいのは有線LAN
GetMax G12の主な仕様は、Android 12、Cortex-A53 CPU、4GB RAM、64GB eMMCストレージです。
映像出力は最大8K Ultra HDに対応し、Bluetooth 5.2も搭載しています。
そして個人的にポイントだと思ったのが、1000Mbps対応の有線LANポートです。
動画視聴では回線品質がかなり重要です。Wi-Fiでも快適に使える環境はありますが、テレビ周りは壁や家具、ほかの無線機器の影響を受けやすい場所でもあります。
高画質の動画やライブ配信を安定して楽しみたいなら、有線LANを選べること自体が安心材料です。とくにルーターからLANケーブルを引けるなら、まず有線でつなぐのがおすすめ。
動画が途中で止まると、映画のいいところで現実に引き戻されますからね。

端子類も意外と充実しています。側面にはUSB 2.0端子が2つとMicroSDカードスロット、背面にはAC電源、光デジタル端子、HDMI、有線LAN、3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。
USB端子が2つあるので、ワイヤレスキーボード用のレシーバーを挿しながら、USBメモリなどを使う余地があるのは便利です。
光デジタル端子もあるため、対応するオーディオ機器との接続を考えている場合には選択肢が広がります。
同梱品と本体デザイン。USB-CではなくACアダプター方式
パッケージには本体、リモコン、HDMIケーブル、ACアダプター、説明書が入っています。
説明書は英語と中国語で記載されており、日本語の詳細な手引きが必要な人には少しハードルになるかもしれません。
電源はUSB-Cではなく、丸型端子のACアダプター方式です。
最近はUSB-C給電のAndroid TV BOXも増えていますが、GetMax G12は従来型の構成ですね。
テレビのUSB端子から電源を取って配線を簡潔にしたい人には惜しいところですが、付属アダプターを使えば接続自体は難しくありません。
本体はコンパクトな四角形で、光沢のあるX字デザインが入っています。テレビ台の上に置いても場所は取りません。
底面には排熱用のスリットがあり、長時間の利用を考えた設計になっています。
地味だけど一番うれしい。バックライト付きリモコン

GetMax G12で最初に「これはいいな」と思ったのが、付属リモコンで、ボタンを押すとバックライトが点灯します。
たかがバックライト、と思うかもしれません。
でも、映画やドラマを部屋を暗くして楽しんでいるとき、リモコンのボタンが見えない問題は地味に頻発します。
音量を下げるつもりが別のボタンを押してしまう、戻るを押したつもりでホームへ帰ってしまう。小さなストレスですが、積み重なるとまあまあ腹立ちます。
Android TV BOXにはバックライト非搭載のリモコンも多いため、これはGetMax G12の分かりやすい強みです。
リモコンは毎日触るものなので、こういう基本部分の使いやすさはスペック表以上に効いてきます。
購入特典のワイヤレスキーボードと8K HDMIケーブル

購入ページ経由の特典として、ワイヤレスミニキーボードと8K対応HDMIケーブルが付属する構成があります。
テレビ画面のソフトウェアキーボードをリモコンで一文字ずつ操作するのは、正直かなり面倒です。
作品名やアプリ名を検索したいとき、メールアドレスやパスワードを入力するとき、ブラウザで検索するときには、ワイヤレスキーボードがあるだけで操作感が大きく変わります。
8K対応HDMIケーブルも、対応テレビやディスプレイを持っているなら活用できます。もちろん、4Kテレビでも使えます。8K環境がなければ性能をフルに試せないのは事実ですが、あとからケーブルを買い直さなくてよいのは悪くありません。
特典内容や販売条件は時期によって変わる可能性があるので、購入前には販売ページで必ず確認してください。
GetMax G12の販売ページを確認する
購入特典の内容と最新価格をチェック。
公式サイトで購入する場合は、クーポンコード: terucobba
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初期設定とホーム画面。まずは普通のAndroid TV BOXとして使える

接続はシンプルです。本体とテレビをHDMIケーブルでつなぎ、ACアダプターを接続して、テレビ側の入力を切り替えます。起動後はリモコンのペアリング、言語、タイムゾーン、Wi-Fiなどを設定すれば基本準備は完了です。
ホーム画面はかなりシンプルな構成です。最初からGoogle Play、Webブラウザ、システムアップデートなどが入っており、セットアップ後にはYouTubeやNetflixなどが追加される状態も確認できました。
Google Playから対応アプリを追加できるので、Amazon Prime Videoなど、普段使っている正規の動画配信サービスをテレビで使うという基本用途には対応できます。
ただし、サービスによっては端末認証、画質、操作性、配信可否が異なる場合があります。
利用したい公式アプリがあるなら、購入前にAndroid TV対応状況を確認しておくと安心です。
独自アプリストアは慎重に扱う。インストール前に確認したいこと
GetMax G12には、標準のGoogle Playとは別に、ブラウザ経由で独自のアプリストアを導入する方法も用意されています。そこではライブTV系や各種コンテンツアプリが案内されます。
ここで大切なのは、アプリの提供元、利用規約、配信権、個人情報の扱いを自分で確認することです。インターネット上には正規サービスと見分けが付きにくいアプリもあります。
無料かどうかだけで飛びつかず、正規に利用できるコンテンツか、地域での配信権があるかを確かめてください。
とくに外部APKの導入は、Google Play経由のインストールよりも慎重さが必要です。
端末のセキュリティ設定を変更する場合もありますし、提供元が不明なアプリにはリスクがあります。
普段使いのGoogleアカウント情報や決済情報をむやみに入力しないことも基本です。
GetMax G12はアプリを扱える自由度が魅力ですが、自由度が高いということは、使う側にも判断が求められるということです。ここは「怪しいほどお得」に見える場所ほど、いったん深呼吸しましょう。
Action TVで海外チャンネルを探す。カテゴリーは豊富、並び順は独特
独自アプリのひとつであるAction TVでは、国や地域、ジャンルごとにライブTVのカテゴリーが並びます。香港、マカオ、中国、台湾、日本、韓国、アメリカ、カナダ、イギリス、フィリピン、インド、タイ、ベトナム、インドネシアなど、多数の地域を選択できる構成でした。
日本だけでなく、東南アジアや海外の放送に興味があるなら、この多国籍さは面白いポイントです。海外駐在や旅行の予定がある人、語学学習のきっかけが欲しい人、海外のニュースやスポーツを見たい人にとっては、テレビの使い道が広がります。
一方で、カテゴリーの並びはかなり独特です。国名とジャンルが混在しており、初見で目的の地域へすぐ到達できるとは限りません。「なぜそこにその国がいるんだ」という並びもあって、少し探索ゲーム感があります。
日本カテゴリでは、民放系や地方局系の名称も確認できました。チャンネル切り替えは比較的スムーズでしたが、ライブ配信の安定性や視聴可能なチャンネルは、ネットワーク状況や配信側の都合で変化します。また、コンテンツの視聴は必ず著作権や各サービスの利用規約に従ってください。
過去1週間に戻れるリプレイ機能

ライブTVだけではなく、過去の番組表から一定期間さかのぼって番組を選べるリプレイ機能も確認できました。確認した範囲では、過去1週間の放送を探せる構成です。
見逃してしまった番組をあとから探したいとき、ライブの時間にテレビの前へいられないときには便利な機能です。
番組表から選ぶスタイルなので、ただチャンネルを流し見するより目的のコンテンツを探しやすいのもポイントです。
ただし、リプレイ対象の地域、番組、配信期間は一定ではありません。
日本語で使いやすい公式見逃しサービスを重視するなら、正規VODアプリとの併用が確実です。GetMax G12は選択肢を増やす箱であって、すべての配信サービスを完全に置き換える魔法の箱ではありません。
VODと映画コンテンツの量は多い。ただし日本語対応は要確認
映画やVODのカテゴリを確認すると、新しめに見える作品を含めて、かなり多くのタイトルが並んでいました。
ほかのAndroid TV BOXでは見かけないコンテンツがある点は、コンテンツを掘る楽しさにつながります。
一方で、ラインアップには海外作品、とくに中国語圏向けと感じる作品も多く、日本語字幕や日本語吹き替えで楽しめる作品は多くない印象でした。
ここは購入前に押さえておきたい重要ポイントです。
作品数が多くても、自分が理解できる言語で、見たい作品が十分にあるとは限りません。Android TV BOX選びでは、CPUやメモリだけでなく、次の3点を見るべきです。
- 自分が見たいジャンルや作品が実際にあるか
- 新作や更新コンテンツがどの程度追加されるか
- 日本語字幕と日本語吹き替えにどこまで対応しているか
映画を日本語中心で楽しみたいなら、Netflix、Prime Video、YouTubeなどの正規アプリを軸にして、GetMax G12の独自コンテンツは追加の楽しみとして考えるのが現実的です。
スマホ連携。QRコードを使ってテレビの内容をスマホで確認できる

Action TVには、スマホ連携の仕組みもあります。アプリ内の情報画面にはQRコードが表示され、スマホ側に専用アプリを導入したうえで連携すると、テレビ側のコンテンツをスマホでも確認できる構成です。
テレビの前から離れた場所でも内容を確認したいときや、大画面ではなく手元で続きに触れたいときには便利な機能です。ただし、QRコード経由でインストールするアプリも、提供元と権限をよく確認してください。
スマホ連携は便利ですが、アカウント情報が表示される画面を第三者に見せないことも大切です。個人用のログイン情報、QRコード、パスワードはスクリーンショットやSNS投稿で不用意に公開しないようにしましょう。
成人向けカテゴリーについて。存在は確認できるが、利用環境には注意
GetMax G12の独自アプリ内には、パスワードを設定してアクセスする成人向けカテゴリーも用意されています。カテゴリー名は独特で、何が入っているのか一瞬わからないものもあります。
桃やゼリーの話に見えても、そこは大人の察し力が試されるところです。
ただし、こうしたカテゴリーを利用する場合は、同居する家族や子どもの目に触れないよう、端末の設置場所、ロック設定、アカウント管理を十分に考える必要があります。
内容を詳細に確認せず、配信権や安全性を確かめないまま利用するのは避けるべきです。
GetMax G12はどんな人におすすめか
GetMax G12は、Fire TV Stickのように大画面で動画配信サービスを楽しむ用途に加えて、より多くのアプリ、海外チャンネル、リプレイ、スマホ連携まで試せるAndroid TV BOXです。
おすすめなのは、次のような人です。
- テレビでYouTubeやNetflixなどのアプリを使いたい人
- 有線LANで動画視聴を安定させたい人
- 海外のテレビやニュース、スポーツ、語学コンテンツに興味がある人
- 見逃し視聴や多彩なコンテンツを一台にまとめたい人
- 暗い部屋でもリモコンを快適に操作したい人
逆に、日本語吹き替えや日本語字幕が豊富なVODだけを確実に楽しみたい人、設定やアプリ導入をなるべくシンプルに済ませたい人には、主要サービスの公式対応状況を優先して選ぶのがおすすめです。
Android TV BOXは、スペックが近いモデルでも、実際にはソフトウェア、コンテンツ、リモコン、端子、ネットワークの安定性で満足度が変わります。
GetMax G12は、1000Mbps有線LAN、8K出力、4GB RAMと64GBストレージという基礎性能に、バックライト付きリモコン、外部キーボードの使いやすさ、多国籍なコンテンツの探索性を足したモデルです。
自宅のテレビでもっと多くのチャンネルを扱いたい。映画、ドラマ、動画、海外放送まで、テレビの可能性を広げたい。そんな人には、なかなか面白い一台です。
GetMax G12に関するよくある質問
GetMax G12はWi-Fiだけでも使えますか?
使えます。初期設定時にWi-Fiへ接続できます。ただし、高画質動画やライブ配信の安定性を重視するなら、1000Mbps対応の有線LANポートを活用するのがおすすめです。
GetMax G12でNetflixやYouTubeは使えますか?
セットアップ後にYouTubeやNetflixが追加される構成を確認しています。アプリごとの対応状況、画質、ログイン可否は変更される場合があるため、利用したいサービスの最新対応状況も確認してください。
ワイヤレスキーボードは必要ですか?
必須ではありませんが、作品名の検索、ブラウザ操作、IDやパスワードの入力を行うなら便利です。リモコンだけで文字入力する手間を大きく減らせます。
海外TVや独自アプリは誰でも使ってよいですか?
利用するアプリやコンテンツについて、提供元、利用規約、地域での配信権、著作権を確認してください。外部APKを導入する場合は、端末のセキュリティと個人情報の取り扱いにも注意が必要です。



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