春や秋は気候がいいのでウォーキングやサイクリングで体を動かしたくなりますよね?
今日は日本でも発売されている電動アシスト自転車「Himo Z20」をレビューします。
「Himo Z20」は、2016に設立された中国上海の二輪電気自転車専門ブランド、「HIMOエレクトロニックテクノロジー」が開発した、電動アシスト自転車です。
Himo Z20は全世界で50,000台以上売れている超ヒット商品!
日本でも2021年にMakuakeでローカライズされたモデルが発売され、プロジェクトの目標金額を大幅に超過するなど注目の商品です。
製品のデザインや設計が素晴らしいことはさる事ながら、シャオミのエコチェーンにより製品価格は一般の電動アシスト自転車より安く買えるのが特徴。
Himo Z20の最高速度は、カタログスペックによると時速24kmで航続距離は80kmとなっております。
ちなみに現在、日本で販売されているモデルは、ナンバープレート不要で公道走行が可能です。
しかし、私は2021年の独身の日セールで「海外版のHimo Z20」を買ったので今回は国内版との違いなども紹介します。
海外版Himo Z20をゲットした経緯

Himo Z20は2019年に発売されたモデルなので存在自体はかなり前から知っていました。
購入しようと思ったキッカケは2022年11月の独身の日セールのことでした。
当時は、日本版と海外版の違いがよくわかっておらず、セールで78,000円(クーポン使用で送料込み)という安さに惹かれ衝動買いをしてしまったのです。

日本版の定価は約12.5万円なので78,000円という金額は破格ですよね!
支払いを済まし、すぐに商品が発送されましたが3ヶ月以上たっても荷物の位置が中国から動かなかったため、荷物が行方不明になったと判断。
2022年1月末にAliexpressでOpen Dispute(紛争)をし全額返金してもらいました。
それから約1ヶ月後の2月末に自宅にHimo Z20が届いたため、なんと実質タダでゲットできてしまったのです!
自分の中ではもう終わった出来事でしたが届いた時は、まさに寝耳に水でした。
Himo Z20のスペック

型式 | Himo Z20 |
サイズ | 146×61×109.5cm |
重量 | 21.6kg |
最大荷重 | 100kg |
車軸までの距離 | 96.5cm |
防水性能 | IPX7 |
最高速度 | 24km/h |
最大走行距離 | 80km |
ワット数 | 250W |
電圧 | 36V |
バッテリー容量 | 10Ah |
ケイデンス | 260/pm |
先にも書いた通り、Himo Z20は2019年に発売したモデルです。
日本では、クラウドファンディングのMakuakeで2021年に日本版として正式発売されました。
Himo Z20の日本版の価格は125,000円です。
海外版との日本版との違い

実際にHimo Z20が届くまで日本版と海外版は同じものだと思ってましたが違う点は下記の通りです。
日本版・・・電動アシスト自転車(時速24kmまでアシストしてくれます)
海外版・・・アクセル付きのフル電動自転車(最高速度は時速24kmまで)
私が持っているHimo Z20は海外版なのでアクセルがついてました。
つまり自分でペダルを漕がなくてもアクセルをひねればバイクのように勝手に進みます。
そのため街中で走行するにはウインカーやナンバープレートの取得といった手続きが必要だということがわかりました。

ちなみに私の場合、勤めている会社の工場が結構広いので敷地内の移動に使用してます。

速度切り替えは「Eco」「Midle」「High」の3種類で各モードごとにアクセルを捻った時の最高速度が変わる感じです。
海外版は日本版のようにトルクアシストしてくれるというよりかは、自分でアクセルを捻ってアシスト量を調整するような乗り方になってきます。
2022年の春に電動キックボードの法律改正が行われ、時速20kmまでの物は免許、ナンバープレート、ヘルメット不要で乗れるようになりますが、フル電動のE -Bikeは対象外となっております。
これはいつも書いていることですが、明らかに二輪業界の既得権益のための規制だと思います。
フル電動自転車でナンバープレートを取得する方法は下記の記事にまとめてあります。

各部の紹介

こちらが届いた時の箱ですが重量は30kgほどありました。
いつもなら不在者票を置いて帰る郵便局員ですが、今回に限っては再配送したくないのか、ご丁寧に電話をかけてきてくれ無事に受け取りを済ますことができました。

中身は結構丁寧に梱包されてました。

余談ですが箱が大きく、なかのクッション材もゴミになるので処分がたいへんでした。
写真には写ってませんが、工具類や充電器(100Vと200Vの2種類)が入ってました。

後日、駐車場に持って行き写真撮影してきました。
組み立ては3ステップで行うことができ、ハンドルの起立、折り曲げたフレームを接続、ペダルを展開するといった順番でやって行きます。

ハンドル周りのワイヤーがフレームのなかに通してあるので見た目もスッキリしていてかっこいいですよね?

タイヤは20インチのBMX用タイヤを履いてます(アメリカンバルブ)。
このタイヤは台湾のCSTというブランドのもので親会社はMAXXISです。

つまりしっかりしたブランドのタイヤを履いてるということです。
タイヤを太くすると荒地での「ショック性能」が上がりますが、「転がり性能」が悪化しスピードが出にくいといった弱点もあります。
小径車で有名なDAHONやTernといった有名ブランドと同等に扱えるようカスタムするのも楽しいかもしれません。。
例えばスピードや軽量化を目指すなら、純正タイヤをロードバイクのような幅の狭いタイヤに交換するのもいいかもしれません。
ギアは、シマノの6段変速が搭載されてます。
走行中のギアチェンジは非常にスムーズで変速時のショックも少ないです。
ただし、6段にしたときのトップスピードはせいぜい時速30㎞程度です。(アシストオフの状態)
ギヤ比率を変えてトップスピードがもう少しアップできるように改造してみたいです。


前輪と後輪にはそれぞれディスクブレーキが搭載されていて雨の日の制動もしっかりと働きます。
後輪ホイールには250Wのハブモーターが仕込まれていて後輪駆動でペダリングをアシストしてくれます。
フレームもこれまでの電動自転車のように太くなく、ハブモーターも目立ちにくいため一見、電動自転車みえない点が支持されていると思います。

こちらがテールランプ。
中に電池入っておりスイッチを押すと点灯します。
暗いところで自動的に灯き、明るいところで消えるといった照度センサーは搭載されてません。

完全手動なので消し忘れに注意してください。

そしてサドルは本体から抜くことができ、この中に空気入れが仕込まれてます。

タイヤのチューブはアメリカンバルブになっており、この空気入れを使うことで旅先でのパンク修理もできて安心です。
個人的には必要ないので軽量化も兼ねていつかカーボン製サドルに交換しようと思います。

折り畳み状態にするとバッテリーが露出します。

バッテリーがパクられないように取り外し用の専用キーがついてきました。
充電時間は約2時間で完了します。

正面には、バッテリー直結のフロントライトを装備してます。
ハンドルについているコントローローラーのプラスボタンの長押しで点灯させることができます。
このほか、写真に撮ってませんが、前後のタイヤ周りの泥除け2種類(アルミ製フェンダーとプラスチック製マウンテンバイク型フェンダー)が同梱されていたりナンバープレートホルダーが同梱されてました。
スピードリミットの解除の改造方法
結論から書きますが、これから紹介するスピードリミットの解除方法を試しましたが速度が全く変わりませんでした。
途中までのやり方は正しいと思いますのでHimo Z20に詳しい方はコメントとアドバイスをいただけると嬉しいです。




この設定で敷地内を走ってみましたが速度が変わることは、ありませんでした。
ちなみに速度解除の設定をする途中でホイールサイズを変更する画面があり、ホイールサイズを小さくしても大きくしても速度は変わりません。
ただしホイールサイズの設定を変更することでスピードメーターに表示される速度は変わります。
あくまでも体感速度は変わらないという意味です。

この方法は、日本版でもできると思うので速度変更のやり方を知っている人がいたら教えてください
Himo Z20を乗ってみた感想

これまで何度か電動自転車を買ってきましたが、折りたたんだ時のサイズと重量感は過去最高の物です。
Qicycle EF1(シャオミの電動自転車)に乗ってみた感想
そのため日本版を持っている方は、自動車のトランクに入れて観光地で乗り回すという使い方がいいんじゃないかと思います。
もちろん電動キックスクーターでも同じことができるんだけど、普及率が低いためどうしても視線が気になります。
そういった点においてはHimo Z20の方が人目が気にならないので乗りやすいはずです。
ちょっと気になった点はフロントフォークの角度が垂直に近いため、直進安定性に欠け、ハンドル操作がクイックなのが気になりました。
近所のコンビニに買い物に行くには大変重宝しますが、長距離のサイクリングには不向きかもしれません。
また、個体差があると思いますが私の場合、ブレーキをかけた時のディスクブレーキの鳴りのがちょっと残念でした。
これは、ディスクブレーキやローターに油が付着していることが原因だったり、ディスクパッドの当たりハズレが原因のようです。
とりあえずパーツクリーナーでメンテして様子をみようと思ってます。
Himo Z20はもともと販売価格が安いので妥協しなくてはならない部分がありますが概ね満足です。
改造例
もともとカッコいい自転車ですが海外ではタイヤ、チェーン、サドルなどフルカスタムしている猛者もいます。
私もいつかこんな感じでアップグレードカスタムに挑戦してみたいと思ってます。

このオッサン体格が良すぎます。真剣にチャリに乗っていればこんな体型にならんだろと突っ込みたくなります。
まとめ
私は海外版を買いましたが、海外版は公道走行が法律で禁止されてます。
合法に乗るためにも日本版を買いたい人はAmazon、楽天、ヤフーショッピングからの購入がオススメです。
どうしても海外版が欲しいという方は、Aliexpressからの購入してください。
ただしコロナの関係でコンテナの動きが遅くなり必ず届く保証はありませんが・・・
コメント
コメント一覧 (3件)
ヨーロッパ以外へも配送していたのはAliExpressだけでしょうか。
羨ましいです。
直近では、HIMOZB20なるものがでていますね。
お久しぶりです。
他の通販サイトでも見つかるかもしれませんが海外発送してくれるのはAliExpressの特定のストアだけだと思います。
タイのMi Storeにも置いてあるか気になります。
派生モデルでバッテリーが着脱できないC20とか大径モデルなど色々ありますよね。
リミッター解除あざす!
41キロに変更して近所を走ったところ、下り坂で35キロ、平地を立ちこぎで40キロでた!
ケイデンスがやばいのでインドネシア人の動画のようにクランクはリップテロのに交換したほうがよさげね