2023年のベストヒットタブレット「iPlay 50 mini Pro」がマイナーチェンジし「iPlay 50 mini Pro NFE」としてリニューアルされました。
旧モデルは2023年8月に登場するや否や、圧倒的なコスパを武器にAmazonでは発売当初、品切れが続出した人気モデル。
今回リニューアルしたNFE版も2023年の年末に登場し、セールの影響もあり同じ現象が起きた話題作となってます。
旧型のiPlay 50 mini Proに関しては私自身も購入しており、楽天SIMを入れて仕事からプライベートまで幅広く使っておりました。
残念ながら現在は、Galaxy Z Fold5を使ってますが、この機種から影響を受けて折りたたみスマホに変更した次第です。
あまりの使い勝手の良さのため、サブスマホで使っていた「Xiaomi 11T Pro」を退役させ、iPlay 50 mini Proを「タブレット型スマホ」として活用してました。
その経緯については過去の記事をご覧ください。
ちなみにiPlay 50 mini Proがあまりにも良かったため、週刊SPA ! 12/26号の特集記事でiPlay 50 mini ProをPRしてしまうくらい愛してました。
このことをメーカーのAlldocube様にお伝えしたところ、新型のNFEモデルを送っていただいたので使用感などをレビューしていきます。
記事の内容を要約すると、以下のようになります。
- リニューアルされたモデル
iPlay 50 mini Proがマイナーチェンジを受け、iPlay 50 mini Pro NFEとしてリニューアル。2023年の年末に登場し、セール影響もあり大きな注目を集める。 - オペレーティングシステム
Android 13を搭載し、安定性とスムーズな操作性を提供。 - 高解像度ストリーミング対応
Widevine L1認証により、Netflix、Hulu、Disney+、YouTubeなどの高解像度コンテンツストリーミングが可能。 - 拡張可能なRAM
標準4GBのRAMを搭載し、最大8GBまで拡張可能で、最大12GBのRAMをサポート。 - 十分なストレージ容量
128GBの内部ストレージを備え、最大512GBのmicroSDカードに対応。 - 高品質ディスプレイ
8.4インチのIPSパネルを使用し、1200×1920の解像度、270PPI、300 cd/m²の明るさ、1200:1のコントラスト比で鮮明な画像を提供。 - スタイリッシュなデザイン
薄型で軽量なボディとスペースグレー色で洗練された外観。 - 豊富な接続オプション
4G LTE、デュアルバンドWi-Fi、Bluetooth 5.0、GPS、FMラジオをサポート。 - 価格
Amazon直営店での販売価格は26,999円。2024年1月8日時点の価格は22,494円。 - 個人的な使用感
旧型からのアップグレードにより、特に動画視聴体験が向上。YouTube視聴に加えて他のVODも快適に視聴可能に。 - エミュレーター系のゲームに最適
ニンテンドーDSのエミュレーターや他のゲームプラットフォームに対応。 - スピーカーの改善の要望
ステレオスピーカーが望まれるが、現状は1つのスピーカーのみ。
iPlay 50 mini Pro NFEのスペック
カテゴリ | 仕様 |
---|---|
製品名 | iPlay 50 mini Pro NFE |
寸法 | 高さ: 202.7mm、幅: 126mm、厚さ: 7.5mm |
重量 | 292g |
一般 | |
システム | Android 13 |
CPU | Unisoc® T606 オクタコア (ARM-A75×2@1.6GHz + ARM-A55×6@1.6GHz) |
RAM | 4GB |
ROM | 128GB UFS2.1 |
拡張ストレージ | 512GBまでのmicroSDカード対応 |
画面 | |
サイズ(インチ) | 8.4インチ |
解像度 | 1920×1200 PPI:270 |
タイプ | IPS |
タッチスクリーン | 容量性マルチタッチ、10点タッチ |
その他 | In-Cell全面ラミネーション、320cd/㎡の明るさ |
カメラ | |
フロントカメラ | 500万画素 |
リアカメラ | 500万画素 |
録画フォーマット | MP4 |
ネットワーク | |
タイプ | デュアルSIM 4G LTE |
周波数 | GSM: B2/3/5/8, WCDMA: B1/2/5/8, FDD: B1/2/3/5/7/8/20/28AB, TDD: B38/40/41 |
SIMカードタイプ | 2枚のnano SIMカードと1枚のTFカード、3つから2つを選択 |
ワイヤレス | |
ブルートゥース | Bluetooth 5.0 |
Wi-Fi | 802.11 ac/a/b/g/n 2.4GHz/5GHz |
センサー | |
重力センサー | 対応 |
その他 | |
FM | 対応 |
位置情報 | GPS/Beidou/Galileo/Glonass |
マイクロフォン | 対応 |
サウンド | 1スピーカー(BOX) |
インターフェース | |
USBポート | USB Type-C × 1 |
ヘッドフォンジャック | 3.5mm |
その他 | OTG対応、充電対応、データ転送対応 |
バッテリー | |
容量 | 3.8V/4000mAh |
充電方法 | 5V/2A |
旧型との違い
NFE版になって最大の進化ポイントは、動画サブスクリプションサービスの高画質化です。
iPlay 50 mini Pro NFEは、これまでのWidevine L3から「Widevine L1」にアップグレードされました。
これにより以下の動画サブスクリプションサービスの画質が「HD(720P)」だったものが「FHD(1080P)」にグレードアップ。
- Netflix
- YouTube、
- Hulu
- Amazon Prime Video
- Disney Plus
コンテンツの没入感がより一層高まりましたよ。
パッケージは右上にNetflixを想起させる「NFE」の文字が追加されました。
もちろん技適にも対応してます。
「ジェネリックiPad mini」の異名は健在で高い質感はそのまま。
おそらく、旧モデルと製造プロセスは同じで、プログラムを書き込む際にWidevine L1に修正したものを焼き直していると想像します。
旧モデルのiPlay 50 mini Proを買った人にもOTAアップデートで救済してほしいというのが本心ではあります。
でもそんなことをしたら、こちらのNFE版が売れなくなるので、そんなことはしないでしょう。
納得しない人もいるかもですが、過去の製品をバッサリ切り捨ててしまうのが中華メーカーらしいですね。
使用感
iPlay 50 mini Pro NFEが手放せなくなった
iPlay 50 mini Pro NFEにアップグレードしたことで、この8.4インチタブレットの使用場面がかなり広がったと感じてます。
特に動画視聴に関して、旧型では低画質が原因でYouTube視聴程度しか使い道がありませんでした。
これがNFEになり、他のVODも快適に見れるようになり重宝してます。
実は、この正月期間中にAmazonプライムビデオで「UPLOAD」というシリーズドラマを見てました。
かなり面白いのでおすすめしたいドラマですよ!
寝る寸前まではFire TV Stickを装着したリビングのTVで動画鑑賞し、ベッドに行く時はiPlay 50 mini Pro NFEに切り替えて視聴。
そのまま寝落ちし、朝に目が覚めたら寝床でニュースや動画を見るなど、すっかりiPlay 50 mini Pro NFEが手放せない存在になってしました。
そんなのスマホでもできるんじゃないの?
確かにそうなんですが、やっぱり大画面は大きくて見やすいです。
ちなみに8.4インチというサイズは、スマホよりも大きく、10インチサイズのiPadよりも小さくて軽い絶妙なサイズ感。
iPad miniは高いし買ってもSNS、ネットサーフィン、動画程度しかやらない人。
無理せずにiPlay 50 mini Pro NFEを買うと幸せになれますよ。
この快適さは使った人じゃないと理解できないと思う。
エミュレーター系のゲームにも最適
iPlay 50 mini ProシリーズはCPUにHelio 99を搭載。
Antutuベンチマークスコアは40万点台を出すと言われてます。
ある意味ベンチマーク的なゲームで有名な原神をプレイしてみましたが、画質の設定は「最低」もしくは「低」にしないと遊べません。
それ以上あげることもできますが、本体がアチアチになりタブレットに鞭を打っているような感覚になります。
ところで、Google Playストアでダウンロードできるゲームは一般的にソシャゲーと言われる課金前提のゲームが多いですよね?
原神とかはちょっと別格だけど、大半のゲームはしばらくプレイすると課金要素が出てきてすぐに飽きちゃいませんか?
私は、ニンテンドーDSのエミュレーター「Drastic」をiPlay 50 mini Pro NFEにインストールして使ってます。
最近、ドラゴンクエスト9を始めましたが、縦に分割のハードは、長方形のタブレットと相性がよくプレイアビリティを損なうことなく楽しむことができます。
このほか、3DSのエミュレーター「Citra」では、3D系のゲームプレイは若干カクつきますが、それ以外の2D系のゲームは結構遊べます。
Android端末の面白いところはこういうアングラ的なことができる点ですよね。
他にもPS2、Switch、PS VITAなどさまざまなエミュレーターがダウンロードできます。
DraStic DSエミュレータ
Exophase¥580posted withアプリーチ
ステレオスピーカーにして欲しかった
iPlay 50 mini Pro NFEのちょっと残念な点は、相変わらずスピーカーが1つということ。
これは前作も多くのユーザーが挙げていた唯一の不満点です。
横画面にして使っているとき、うっかり手でスピーカーを塞いでしまうことが何度かありました。
この弱点に関しては、反対側に3.5mmオーディオジャックがついており、有線イヤホン、もしくはワイヤレスイヤホンを使用することで解決できます。
iPlay 50 mini Pro NFEの価格
iPlay 50 mini Pro NFEのAmazon直営店での販売価格は、26,999円です。
定期的にセールを行なっており、2024年1月8日時点の価格は、22,494円です。
モデルチェンジ前の定価が22,000円程度だったので実質値上げしてますが、Widevine L1を認証を取るためのコストアップなのかもしれませんね。
現在、円安が続きますがAliexpressで買った方が安い場合もあり、このほか楽天やYahooショッピングなど横断的に価格調査をして購入することをおすすめします。
まとめ
- オペレーティングシステム: Android 13により、安定性とスムーズな操作性を提供。
- 高解像度ストリーミング対応: Widevine L1認証を受け、Netflix、Hulu、Disney+、YouTubeなどの高解像度コンテンツのストリーミングが可能。
- 拡張可能なRAM: 標準4GBのRAMを搭載し、最大8GBまで拡張可能。合計最大12GBのRAMにより、要求の高いアプリケーションやマルチタスクに対応。
- 十分なストレージ容量: 128GBの内部ストレージを備え、最大512GBのmicroSDカードに対応。
- 高品質ディスプレイ: 8.4インチのIPSパネルを使用し、1200×1920の解像度、270PPI、300 cd/m²の明るさを実現。1200:1のコントラスト比と1600万色で鮮明な画像を提供。
- スタイリッシュなデザイン: 薄型で軽量なボディを採用し、スペースグレー色で洗練された外観。
- 豊富な接続オプション: 4G LTE、デュアルバンドWi-Fi、Bluetooth 5.0、GPS、FMラジオ(日本のラジオは聞けない)をサポート
2023年に人気を博した「iPlay 50 mini Pro」が「iPlay 50 mini Pro NFE」としてリニューアルされ、Widevine L1認証による高解像度ストリーミングに対応しました。
この新モデルは基本的にスペックはそのままですが、8.4インチの日常的に使いやすいタブレットとして過去のセールスを塗り替えることになるでしょう。
IPSパネルの高品質ディスプレイ、薄型軽量のスタイリッシュなデザインも魅力で、さらに「ジェネリックiPad mini」の呼び声も高いモデルになりました。
動画視聴やエミュレーター系ゲームに最適である一方で、スピーカーの改善が望まれていますが、全体的にバランスのいい高コスパとブレットです。
販売価格は26,999円で、セール時には22,494円となっています。
旧モデルを持っている方は、ヤフーオークションやメルカリに放流し、ニューモデルに買い替えもおすすめですよ!
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