LAVA ME Playをレビュー/スマホとギターが融合した未来の新しい楽器のカタチ

LAVA ME playレビュー アイキャッチ

2024年になり、気がつけば家電のIoT化がかなり進んだ印象ですが、実は密かに楽器もハイテク化しつつあるのをご存知でしょうか?

今回レビューする「LAVA ME play」もこれまでのアコースティックギターに最新のテクノロジーを融合させた今までにないギターです。

また、ギター入門者はアンプとエフェクターをセットで買わなければならなく、特に中高生は最初から全部を揃えるのって大変ですよね?

TERU

LAVA ME 4シリーズのギターはエフェクター、プリアンプ、スマホが一体化した革新的なギターなんです。

気分は一流ギタリスト、次世代型スマートギターLAVA!気分は一流ギタリスト、次世代型スマートギターLAVA!
  • プロジェクト実行者:MadSpace Japan
  • プロジェクト開始日:2024年1月11日
  • プロジェクト終了日:2024年2月28日
  • 価格:LAVA ME 4 Carbon(38インチ)155,990円〜 LAVA ME 4 Carbon(36インチ)152,990円〜 LAVA ME play(36インチ)62,990円〜
出典 https://www.makuake.com/project/lava_me/

LAVA ME playはクラウドファンディングのMakuakeにて購入者を募集中です。

2024年7月27日時店では、Makuakeでの購入者の募集は終了しており、Amazonなどで購入可能になりました。

LAVA MEシリーズのギターは上位モデルの「LAVA ME 4 Carbon」と素材がHPL材に置き換わった「LAVA ME play」の2種類のラインナップで販売されてます。

このプロジェクトは、登場するや否や目標売上金額を一初日で達成。

今なお購入者が増え続けてるMakuakeでも大人気の製品です。

記事作成にあたり、プロジェクト実行者のMad Space様よりサンプルを提供していただきました。

目次

こんな方におすすめ リターンギタリスト始めませんか?

LAVA ME play 機能
LAVA ME 4ギターシリーズをオススメしたい人
  • ストリートミュージシャン
  • これからギターを始める人
  • セカンドギターを買おうと思っている人
  • 屋外用のギターが欲しい人
  • 練習用ギターが欲しい人
  • DTM用にアコースティックギターを探している人
  • 部屋にエフェクターやアンプを置くスペースがない人

わたくし、結婚前の27歳まではバンドでギターを担当していたのですが、結婚によるアパートへの引っ越し&子育てで音が出せなくなり10数年・・・。

子育ても落ち着き、生活にも少し余裕がでてきたのでギターを再開するチャンスが巡ってきてました。

TERU

LAVA ME 4 CarbonとLAVA ME playは、私のような「リターンギタリスト」世代に刺さるギターだと思います。

LAVA ME 4 CarbonとLAVA ME playとの違い

LAVA ME 4 Carbon

スペック項目詳細
素材Super AirSonic​​カーボンファイバー素材
カラーバリエーション5色
オーディオチップSHARC​​オーディオチップ
エフェクト数45種類内蔵
容量/RAM32GB/4GB
タッチスクリーン3.5インチ
耐熱温度-20℃〜90℃
耐湿性10%〜90%
環境耐性温度、湿度の変化に強い
チューナー内蔵
ルーパー機能あり
ドラムビート100種類以上内蔵
アプリ対応LAVA+アプリ(iOS/Android)
ネック形状スリムなDシェイプ
トラスロッド調整可能
耐久性高い(耐磨耗性、耐衝撃性)
サイズオプション36インチ(936mm×321.5mm×116.5mm)
38インチ(965mm×357.2mm×122.7mm)
重量36インチ:2.16Kg
38インチ:2.33Kg
バッテリー容量7,000mAh
連続稼働時間最大2~3日(フル充電時)
充電時間約5〜6時間でフル充電

LAVA ME play

スペック項目詳細
素材高性能HPL素材
カラーバリエーション4色
オーディオチップSHARCオーディオチップ
エフェクト数26種類内蔵
容量/RAM16GB/4GB
タッチスクリーン3.5インチ
環境耐性温度、湿度の変化に強い
耐熱温度-20℃〜50℃
耐湿性10%〜90%
チューナー内蔵
ルーパー機能あり
ドラムビート100種類以上
アプリ対応LAVA+アプリ(iOS/Android)
ネック形状Dシェイプに近い
トラスロッド調整可能
耐久性HPL素材により耐磨耗性、耐衝撃性が高い
サイズ36インチ(925mm×330mm×109mm)
重量1.89Kg
バッテリー容量5,000mAh
連続稼働時間最大2~3日(フル充電時)
充電時間約4〜5時間でフル充電

上の表では、LAVA ME 4 CarbonとLAVA ME playの違いについて色分けしてみました。

両者の最大の違いは、本体の素材とサイズですが、このほかにも本体のストレージ容量エフェクト数に違いがあります。

スペックを見ると上位モデルである「LAVA ME 4 Carbon」の方が拡張面で優れていると言えます。

今回LAVA ME playを提供していただいたので以降、LAVA ME playの使用感についてレビューしていきます。

LAVA ME playのデザインと細部をチェック

LAVA ME playはこちらの専用ギターケースに梱包されてました。

「LAVA」のロゴマークがワンポイントになっており非常にシンプル。

ギターケースは昔から黒色が定番ですが、LAVA ME シリーズのケースはホワイトに近いグレーカラーです。

一般的な重厚感のあるブラックカラーと比較しても、グレーは「見た目で軽さを感じられる点」がいいなと思いました。

背負ってみるとギターの底面が上半身の高い位置に来るように設計されてました。

女役

JKがギターを背負いながらチャリを漕いでもボディが当たらなくてチョベリグ(死語)だわ。

ケースにポケットがついてないので小物が収納できない点がちょっと残念・・・。

ホワイトボディに側面がブラックの「ナイトフォール」を提供してもらいました。

家で一人で練習するのもいいですが、やはり晴れた日に屋外に持ち出すと楽器が「映えます」

特にナイトフォールは緑とのコントラストが絶妙にマッチするのでキャンプ、BBQをはじめ、屋外イベントに持ち出すのがいいですね。

ボビー

LAVA ME playにはアンプが搭載されているので弦はエレキギター弦を使うのかな?

と最初疑問に思ってましたが、普通にアコースティックギターの弦を張ります。

最初に張られている弦をそのまま使うのもいいですが、チューニングが安定しないのでまずは、弦を新品に張り替えることをオススメします。

私は、弦が錆びにくくブライトなサウンドが長持ちする「エリクサー」を使用してます。

後述しますが、別途シールド経由で外部アンプにも接続も可能。

エレキのようなフィーリングタッチで弾きたい場合は、エレキギター弦を張るのもいいと思います。

ただし、生音は小さくなってしまいますが、初心者やギター歴にブランクがある方はエレキギターの弦を使うと、指が痛くなりにくく練習の継続率がアップします。

LAVA ME playとLAVA ME 4 Carbonの両方ともネックはHPL材を使用してます。

HPL(High Pressure Laminate)は、圧縮された木繊維(ウッドファイバー)と樹脂を組み合わせた素材で最近はテーブルやデスクといった家具にも使用されてます。

TERU

別名、メラミン材です。

一般的なアコースティックギターは、外気温の変化に弱く、暖かい部屋から寒い屋外に持ち出すと木材が急激な温度変化で割れてしまうことがあります。

一方、LAVA ME playはHPLボディなので温度、湿度の変化にも強く、旅行や屋外に持ち出して演奏するときに便利です。

ヘッドのLAVA MEのロゴはインレイ(貝)ではなくプリントです。

ヘッド下部にはトラスロッドがあります。

トラスロッドのカバーはマグネットで吸着しており工具なしで外すことができます。

私の個体は微妙に順反りしていたので付属の六角レンチで調整しました。

これで弦高が少し下がり弾きやすくなりましたよ。

ボディの下の方にはシールドジャックとギターに内蔵されているバッテリーを充電するためのType-C端子があります。

本体のサウンドホールの中には電源ボタンとボリューム調整ダイアルがあり、その下にはピエゾマイクが仕込まれてました。

あと写真を撮ってませんが、ギターの音を鳴らすプリアンプはボディーの中に入っているのを確認しました。

側面には3.5インチのディスプレイがついており、起動時にWi-Fi設定を行います。

その後、本体のファームウェアアップデートが始まるのですが、ギターをアップデートするって不思議な感覚で違和感がありました。

多彩な練習機能

再起動すると上の写真のUIが立ち上がります。

ギターチューナーやメトロノームも内蔵されているので、単純に5,000円くらい初期費用が浮きます。

これから始める初心者には嬉しいですよね。

ギター中級者はペンタトニックスケールやジャズで用いられるコードスケールを覚え、即興演奏ができるレベルになっていると思います。

LAVA ME playにはポップス、ロック、ブルース、ジャズなどバッキングテンプレートが数種類収録されてます。

上の写真の楽曲は、エドシーランのヒットナンバー「Shape of you」をオマージュしたもの。

このほかにもスティーヴィーワンダーの「Is`nt she lovely」やイーグルスの「ホテルカリフォルニア」など、タイトルを見れば何の曲を真似したバッキングトラックか一発でわかるようになってて楽しいです。

また、テクニックの練習フレーズが収録されており初級者から上級者までギターの腕を磨くことも可能。

後述しますが、電源を入れるとギターがWi-Fiに自動接続され、弾いてる時間やどんな項目を練習したかなど記録されます。

後からアプリ経由で練習記録を確認できるなど結構ハイテクで驚きました。

このほか、100種類以上のドラムマシンも搭載されているのでバッキングでドラムをかけながら弾くほか、ループ機能を使って多重録音を楽しむといった使い方もできます。

エフェクターも搭載されていた

こちらがLAVA ME playに搭載されているエフェクトの一部です。

LAVA ME playには26種類のエフェクト(上位機種のLAVA ME 4 Carbonは45種類)が搭載されてます。

リバーブ、ディレイ、コーラス、フェイザーなどは、ギター本体のプリアンプから音を出力することができます。

また、「歪んだ音」「ピッチシフター」やベースシミュレーターのようなサウンドもエフェクターなしで出力することができ、本当に手軽なエレキギターみたいな一面もあります。

LAVAアプリで世界中のプレイヤーと交流が可能

LAVA+

LAVA+

Guangzhou Lavamusic Information Science & Technology Co., Ltd.無料posted withアプリーチ

「音楽は言葉の壁を越える」とはよくいったものでLAVA ME playとスマホ(タブレット)アプリのLAVAと組み合わせることで世界中のフレンドとメッセージをやり取りできます。

また、プレーヤーが弾いたフレーズにアドリブを入れるなどオンラインでちょっとしたジャムを楽しむことができます。

LAVA+アプリでできること
  • 練習時間の確認。
  • 演奏レベル、トレーニング達成のアチーブメント機能あり。
  • フレンド、フォロー機能でバーチャルセッションやメッセージ送信などSNS機能がある。
  • 音楽ジャンルの日バッキング、ソロ、スケールなどを学習できる。

このようにギター初心者でも練習を挫折しにくい工夫がされてます。

お遊びで録音したループトラックをLAVA+アプリに投稿したところ、どこかの国の方が「いいね」「beautiful」とコメントしてくれました。

ボビー

これマジでスマホとやってること同じですよ。

私の演奏は全然上手ではありませんが、こういうのってすごく励みになるんですよね!

TERU

サクラではありません。

使用してみて感じたこと

LAVA ME playを弾いてみた スマートギターで練習して15年のブランクを取り戻せるか?LAVA ME playを弾いてみた スマートギターで練習して15年のブランクを取り戻せるか?

LAVA ME playで演奏してみました。

TERU

この動画の通り、ギターは15年ほど弾いてきませんでしたが1週間練習してここまで弾けるようになってきました。

ギターの音色について

LAVA ME playやLAVA ME 4 Carbon含め、超低音域と超高音域はあまり出ない印象。

木材特有の箱鳴りもあまり感じず、セミアコースティックギターと一般的なアコースティックギターとの中間的な音色です。

例えるならObationギターに音色が似てますが、LAVA ME playの方がボディーが小さい分、やはり低音だったり箱鳴り感は弱めです。

これは、箱鳴りするとハウリングが起きやすいといういう構造上の弱点をHPLやカーボンといった素材を変えることで克服している感じがします。

ネックについて

LAVA ME playのギターネックは、Dシェイプに近く若干太く感じました。

私は、ストラトキャスターに慣れているためか、普段親指をネックに巻き付けて弾くプレイスタイルです。

LAVA ME playのネック幅が広いため、アコースティックギターでソロを弾く場合、人差し指の腹が1弦に当たってしまい、ミュートされてしまうことがありました。

これは、完全に個人の好みの問題ですがVシェイプみたいなネック形状だったら自分にとってもっと引きやすかったかもしれません。

女役

Vシェイプはエリッククラプトンのストラトキャスターが有名です。

使用して感じたちょっと気になった点

普通にコードストロークやアルペジオでプレイしている分には問題ありませんが、ギターソロなどでベンド(チョーキング)を多用するとチューニングが狂いやすいと感じました。

そのため、ピッチが狂ったらすぐにチューニングをするなど、ペグのパーツにコストダウンの歪みが見えてしまいました。

LAVA ME playは弾いててすごく楽しいギターですが上級者ほどチューニングの狂いは気になるものです。

TERU

ギター腕が伴ってなく偉そうなことを言ってしまっている自覚は大いにあります。

上位モデルのLAVA 4 Carbonは試せてませんが、こちらのモデルも機会があったら一度手に取ってみたいものです。

LAVA ME playはこんなプレイに適している

作曲、DTMをやっている時にLAVA シリーズのギターを使ってると面白いコード進行やメロディを閃くと思います。

特にこういう作業は基本的に一人でやるものですがギターに搭載されているドラムマシンとエフェクトの組み合わせで何となくセッショnしてる感じがして面白いフレーズが出てくるはず。

また、ループ機能やバッキング機能を使うことでジャズやロックのアドリブ力を鍛えることができ、実戦を想定した練習をすることができますよ。

価格について

LAVA ME 4 Carbonは、その名の通りカーボンファイバーを使用し、最新のオーディオテクノロジーと組み合わされたプレミアムモデルです。

Amazonでは、36インチモデルが112,000円から、より大きな38インチモデルが155,990円からの価格で販売中。

どちらも洗練されたデザインと卓越した機能性を兼ね備えています。

また、よりお求めやすいLAVA ME Playは、高性能HPL素材を使用した36インチモデルが72,000円から購入可能。

Makuakeでの販売は終了しましたが、気になる方はAmazonをチェックしてみて下さい。


まとめ

LAVA ME PlayとLAVA ME 4 Carbonは、トラディショナルなアコースティックギターに最新のテクノロジーを搭載した「新しい楽器の形」です。

どんな場所でも、どんな環境でも、奏者の創造的なプレイが可能で初心者から楽器経験者まで幅広い世代が楽しめること間違いありません。

また、LAVA+アプリを使うことで、全世界のギタリスト達と「音楽という言語」で繋がることができ、本来孤独だったギター練習も楽しくなる仕掛けが用意されてます。

あなたもLAVA ME PlayやLAVA ME 4 Carbonで音楽を楽しんでみませんか?

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