近年、iPad OSの進化により、iPadは、ゲームをしたり動画を楽しむといった、メディア消費以外にも、様々なことができるようになってきました。
今回レビューするガジェットは、「今までありそうでなかった」VESAマウント。
iPadをモニターアームやスタンドに固定できる「MAGFLO(マグフロ)」です。
いきなりですがMAGFLOを使うとこんなことができるようになります。
Apple Pencilで絵を描いたりメモを取る時に便利
筆圧が強いとアームが動いてしまいますが、Apple Pencilを使う時に便利です。
iPadでゲーム攻略を見ながらPS5をプレイ
記事の執筆の合間にFF16をプレイしてみました。
モブハントのボスキャラのいるいる位置を探すのが面倒なんだけど、iPadで攻略サイトを見ながらプレイするとゲームが超絶はかどります。
MacBook ProをMAGFLOの上に置くなどノートPCスタンドとして活用
普段、MacBook Proをクラムシェルモードで使ってますが、MacBook Proのモニターをオープンするとサブ2画面化できます。
このとき、MacBook Proとモニターの位置が合わないことに悩んでました。
MAGFLOとモニタースタンドの組み合わせで最適な位置で使用できます。
Sidecar機能でPadをサブモニターとして活用
Mac OSには、iPadをサブモニターとして使用できる、Side carという機能があります。
Macの画面を1枚拡張するなどWindowsにはできない使い方もできます。
2画面化すると空いてる方のモニターで、ついXやYouTubeを見たくなってしまいます。
上写真は使用例のほんの一部を紹介したものになります。
「iPadで何をするか」
MAGFLO付きモニターアームとのケミストリーで想定外の使い方ができるのが面白いです。
使い方の組み合わせは無限大
- iPadでウェブミーティングに参加する際、良い姿勢で使用でき、目線が合う。
- 描画や書き物をするときに便利。
- ビデオ鑑賞
- iOSでゲームコントローラーを使ってゲームプレイするときに便利。
- iPad、キーボード、マウスでMacスタイルで作業する際に役立つ。
- メモの貼り付け。
- デュアルディスプレイ。
- ゲームの攻略サイトを見ながらゲームを進める。
- 磁石でつけることができる製品なら何でも固定。
- iPadに楽譜を表示させて譜面台として使用。
- 小物置きとして使用。
MAGFLO × iPad × ガジェット
MAGFLOでどんなことができるか分かったところで次にスペックと細部をチェックしていきます。
MAGFLOは2023年12月2日発売。発売元のWORLD GADGET様より先行レビュー用としてサンプルを提供していただきました。
サイズについて
MAGFLOにはiPad Pro 12.9インチ用と11インチ用の2種類ラインナップがあります。
以下は、12.9インチ用と11インチモデルのMAGFLO VESAマウントの寸法、重量、および厚みを表にまとめたものです。
モデル | 寸法 (幅×高さ) | 厚み | 重量 |
---|---|---|---|
12.9インチ | 14.5cm × 26.5cm | 0.5cm | 480g |
11インチ | 13.7cm × 24.0cm | 0.5cm | 350g |
開封
シンプルな箱に入って到着しました。
私が提供していただいた製品はプロトタイプのため取説はなし。
組み立ては、WORLD GADGETSさんから送られてきた動画を見ながら行いました。
寸法は、幅650 × タテ450で自動車のナンバープレートくらいのサイズです。
MAGFLOのロゴが入ってますが、この主張してこないデザインがいいですよね。
表面はシリコンシートが貼り付けてあり、iPadに傷がつきにくい設計になってます。
一見すると1枚の板に見えますが、11インチ用にはネオジウム磁石が38個、12.9インチ用には75個も埋め込まれています。
背面は、メタルプレートでアルミの素地が剥き出しです。
4方向、合計8箇所にネジが切られており、モニターアームと接合します。
モニターアーム(スタンド)取り付け用のネジが6個セット付属してます。
モニターアームを買ったら別途ネジがついてましたが、MAGFLOの付属品のネジで組み立てていきます。
VESAマウントのプレートと穴の位置はもちろんピッタリ!
裏面にねじ止めをして・・・・。
モニターアームとドッキングすれば完成。
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購入時の注意点
MAGFLOを買うときに注意しないといけないことは、別途、モニターアームやスタンドを用意しないといけない点です。
恥ずかしながら私は最初、スタンドが付いていると思ってました。
また、モニターアームでガススプリング式の物を買うときは注意しましょう。
モニターアームもピンキリですが、大型モニター用の アームにiPadを取り付けると軽すぎてアームが浮いてくる可能性があるからです。
ちなみに私はAmazonで3,000円くらいのものを買って使ってます。
モニターアームと接続して完成
どこに取り付けようか悩みましたが、とりあえずデスク左横に設置することにします。
モニターアームの利点は、上下左右自在に画面の角度を変えることができる点です。
また、前後にもiPadを動かすことができるので、どんな態勢でも見やすく調整できるのがいいですね。
ベッドサイドに取り付けすれば寝ながらPS5のリモートプレイができるし、寝落ちしそうになった時に顔面にiPadが落ちてこないからなかなかいいかも!
この製品のポイント
MAGFLOの素晴らしいところは、Type-Cケーブルの配線処理のことをしっかり考えて製品開発しているところです。
ガジェットマニアの一部には「デスクツアー」という自分だけのおしゃれなデスクに心血を注いでいる人もいます。
本製品は、特にType-Cケーブルを目立たなくするためのU時型コネクターが付属しているのがGood!
このようにしてケーブルを接続することで正面から見ても見栄えが悪くありません。
使用感
私は34インチのウルトラワイドモニターを使っていますが、これまでサブモニターは不要だと考えていました。
というか、デスクにもう1枚サブモニターを置くスペースがなく、サブモニターを置くことを諦めてました。
iPad Proの12.9インチや11インチサイズならデスク上にあっても邪魔にならないサイズ。
これまでブログを書くときは、モニター分割し、資料を見蔵べながら作成してましたがSidecarでiPadをサブモニターとして活用することで、作業の効率が非常にアップしたと感じました。
一方、私のデスクの上はお気に入りのアイテムで散らかっていることが気になってました。
完全に用途外の使用ですが、アームの角度を調整することで小物置きとしても活用することができるのが意外な発見でした。
iPhone 13シリーズは、MagSafeに対応してますがケースを外した状態で接着できるか試してみました。
結論は、iPhone 13 Pro Maxが重たすぎて吸着せず落ちてしまいました。
ちょっと残念な点
MAGFLOにはネオジウム磁石が組み込まれてますが、もう少しだけ磁力が強ければいうことなしです。
というのも、マグネットが若干弱いためケース(カバー )を取り付けた状態だとiPadがMAGFLOに吸着せず外れやすいのが気になりました。
また、iPadを貼る位置によっても、マグネットの吸着が強いところと弱いところがあり、特に12.9インチのiPad Proは取り付け不安定な箇所があります。
この製品を販売しているWORLD GADGETSさんもiPadケースを外しての使用を推奨。
毎回取り外して使わなければならない点が面倒に感じます。
この問題に関して、World Gadgetsさんのほうで専用カバーを開発中とのこと。
今後の発売が楽しみです。
まとめ
MAGFLOは、iPadをより多様に、より効果的に活用するための革新的なアクセサリーです。
このVESAマウントは、iPad Pro 12.9インチおよび11インチモデルに対応し、そのコンパクトなデザインと機能性で、様々なシーンでのiPadの使用をサポートします。
MAGFLOを使用することで、ビデオ会議、描画、ビデオ鑑賞、ゲームプレイ、メモの貼り付け、デュアルディスプレイとしての活用など、iPadの可能性を大きく広げることができます。
製品の物理的な特徴として、その薄さと軽さ、さらに強力な磁石を使用した取り付けが特徴的です。
しかし、マグネットの強度(位置の問題)が若干不足しているように感じられます。この点は、将来の製品改良での対応が期待されるはず。
注意点は、MAGFLOを使用するには、モニターアームを別途購入する必要があります。
MAGFLOを使用することで、iPadの機能を最大限に引き出し、あらゆる作業環境においてiPadを有効に活用できそうですね。
ぜひチェックしてみてください。
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