Hey Guys!
ガジェットブロガーのteru(@teru_cobba)です。
皆さんはMiyoo Mini(ミヨーミニ)という中華ゲーム機をご存知でしょうか?
ポケットに入る超コンパクトなゲーム機でこれ1台で下は、ファミコン、ゲームボーイ。
上はプレステ、ゲームボーイアドバンスなど様々なレトロゲームを堪能できるマシンです。
今回は久しぶりに中華ゲーム機「Miyoo Mini」についてレビューしていきます。
Miyoo Miniは、2022年初の中華エミュレーター機といっても過言ではありません。
最近の中華エミュレーター業界は、Android搭載機が増えてきておりますが、本機は2年ほど前まで主流だった「Open Dingux」のシステムを搭載しています。
今さらOpen Dinguxかよ!
と当初は全く期待していませんでしたが、生まれ変わった超シンプルなUIをひっさげ見事カムバックしてきた新手のゲーム機といった印象です。
Miyoo Miniの画面サイズは2.8インチで昨年発売されたRG280Vと同サイズながらも画面解像度は600×480と大幅にグレードアップ!
1980年代から1990年代のゲームハード戦争をリアルタイムに経験されてきた「生き字引勢(別名、老眼勢)」の目にも優しい仕様となっております。
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※中華エミュレーターについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
【2021年版】中華エミュレーターカタログ あなたのおすすめゲーム機は?
スペック
Miyoo Miniは、久々のOpen Dingux系の中華エミュレーター機です。
現在は、Android搭載型やOdroid Go Advance系の中華ゲーム機が一般的なので、ちょっと枯れた技術のシステムな気がします。
ただし、昨年まで発売されていた一般的なOpen Dingux系のUIとは異なり非常にシンプルな独自UIが採用されています。
対応しているハードですが、下はファミコン、ゲームボーイから上は、プレステ、ゲームボーイアドバンスなど幅広いハードを再現して遊ぶことができます。
製品名 | Miyoo Mini |
---|---|
システム | Open Dingux系 Linuxベース(RetroArch搭載) |
ディスプレイ | 2.8インチ TFT液晶 |
画面解像度 | 640×480 |
SoC | SigmaStar SSD202D (ARM Cortex-A7 デュアルコア1.2 GHz) |
RAM | 128MB DDR3 |
ストレージ | 本体16MB+Micro SDカード(最大128GBまで使用可能) |
大きさ | 93.5mm×65mm×19mm |
重さ | 106g |
バッテリー容量 | 1900 mAh(5時間〜6時間程度使用可能) |
充電 | USB Type-C |
素材 | ABS樹脂 |
スピーカー | モノラル |
イヤホンジャック | ○ |
バイブレーター | 〇 |
価格
Miyoo Miniの価格は約8,000円です。
すでにAmazonでも買うことができますが、Whatskoさんから買うとおまけのrom入りのMicro SDカードが間違って届いてしまうかもしれません。
必ずromは削除してから使うようにしよう!
開封と細部をチェック
まずはこちらがパッケージです。
箱の高級感は歴代の中華エミュレーター屈指の出来となっていて高級感すら感じさせます。
- Miyoo Mini本体
- 取扱説明書(中国語&英語)
- USB Type-Cケーブル
- Micro SDカードアダプター
- Whatskoからのお礼状
ちょっと変な日本語ですが感謝の気持が伝わってきます。
Miyoo Miniを手に取った時に感じたことは、「とにかく小さい」ということ。
そして何と言っても画面専有率の高さがこの中華ゲーム機のトレードマークです。
こちらが正面から撮った写真です。
Miyoo Miniは、以前このブログで紹介したBitt BoyやNew Pocket Go V2の兄弟機に当たるため、一部パーツやデザインの共有化を感じました。
実は、中華エミュレーターにハマるきっかけになったのが2019年4月頃に買ったBitt Boyだったのはここだけの話です。
バンコク旅行記 1日目 ソイカウボーイで国際交流なんてもう嫌だ!?(Bitt Boyを持って外国旅行してきた話)
https://newgadget3mai.com/archives/post-8957.html
肝心のMiyoo Miniのボタンの押し心地ですが、程よいクリック感と遊びの少ない設計で非常に使いやすいです。
ただしボタンを押したときは「ポチポチ」と若干チープな音はします。
ただし、Powkiddy系の「カチャカチャ」する音とは全然質が違うのでご安心を!
背面のショルダーボタンは少し高い位置についてます。
写真だと分かりにくいですが、実際に手にとってL1、R1ボタンを押すと本体の重心が崩れて持ちにくくなります。
格闘ゲームのようなショルダーボタンを多用する激しいゲームはMiyoo Miniではやらない方がいいと思います。
この他、他のガジェット系のブログで散々書かれていますが、 Miyoo Miniは背面のフタが開いて電池交換ができるようになっています。
本体上部には電源ボタンとバッテリーインジゲーターがあります。
底面には左から3.5mmオーディオジャック、Micro SDカードスロット、USB Type-C充電端子がついてます。
左側には、初代ゲームボーイと同じダイヤル式のボリューム調整ノブがついてます。
中華エミュレーター機とはいえ、この辺はやはり任天堂にリスペクトの意を表していると信じたい。
いや、ただのパクリでしょ
反対側(右側)にはボタン類は一切ついてません。
とにかくシンプルで使いやすい
電源をオンにするとこんなUI(ユーザーインターフェイス)になります。
初期状態では英語表示でしたが「設定」の項目で言語を日本語に変更することもできます。
上の写真は右側にRetro Archまでしか表示されていませんが、先に進むと「プログラム」と「設定」の項目が出てきます。
トップUIの表示はたったのこれだけなのですごくシンプル!
この画面のバックグラウンドミュージックはPS Vitaの音と同じです。
romが入っていた
早速ゲームをやろうと気になるハードにアクセスしたところ、なんとromが入っているではありませんか!
私は、Whatskoさんから商品提供していただいた身なのであまり偉そうなことは言えませんが、romのダウンロードは違法です。
もちろん全て消去して別のゲームで動作検証してますが、皆さんも犯罪に加担しないよう事前にromが入っていないかチェックしておきましょう。
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Romの追加方法
Miyoo Miniにromを追加するのは非常に簡単です。
Micro SDカードを本体から抜いて付属のMicro SDカードアダプター経由でPCに挿入します。
ゲームromの保存場所は microSDカード内に2つ用意されています。
これは、Miyoo MiniがOpen Dinguxながらも「Retro Archのシステム」も使えるためです。
ゲームイメージはどちらのフォルダーに入れるのがおすすめ?
- Romsフォルダー・・・ホーム画面の「ゲーム」から遊ぶ場合はこちらのフォルダーに保存がオススメ
- RRom・・・ホーム画面の「Retro Arch」からゲームを起動させる派のの人はこちらへ
ゲームromの吸い出しはCartridge Readerがおすすめ
レトロゲーム愛好家は、昔のファミコンカセットを現物で持っていたいという人が大半だと思います。
ただし、ゲームカセットを集め出すと困るのが部屋のスペースの確保ではないでしょうか?
特に既婚者は妻に理解してもらえず肩身の狭い思いをしているお父さんが少なくないとか・・・
そんな時に役立つのがCartridge Readerです。
- GB・・・ゲームボーイ
- GBC・・・ゲームボーイカラー
- GBA・・・ゲームボーイアドバンス
- MD・・・メガドライブ
- GEN・・・ジェネシス
- SFC(SNES)・・・スーパーファミコン
- N64・・・Nintendo 64
Miyoo Miniでできるゲームの全てを網羅しているので気になる方は、カートリッジReaderの記事もご覧ください。
ファームウェアをアップデートしよう
Miyoo Miniをアップデートすることで色調整ができるようになります。
やり方はこちらのMiyooの公式サイトに書かれたいたものを翻訳してみました。
- ファームウェアを更新中にバッテリ残量が低いと電圧が安定しなくなるから外しておくことを推奨してます。
「UpgradeFirmware 」フォルダにある「 miyoo283_fw.img」ファームウェアをTFカードのルートディレクトリに直接コピーします。
- シャットダウン状態でTFカードを元に戻す。
- TypeCデータケーブルを本体に挿して電源をオンにし、充電状態にする。
- 自動的にファームウェアのアップグレード状態になります。
- 約2分で終了。
アップグレードが完了したら、TFカードにコピーされたファームウェアを削除してください。
ネットワークディスクにダウンロードされた「TFカード」フォルダにEmu、miyoo、RetroArchの3つのフォルダをコピーした後更新が必要なTFカード(ギフトTFカード)に直接貼り付けます
私はまだ試せていませんが簡単にできそうですね。
Taki Udon氏のCFWを入れた方が絶対に良いかも
中華エミュレーターのレビューを数多く残しているYouTuber「Taki Udon氏」をご存じでしょうか?
詳細は割愛しますが、彼が開発したカスタムファームウェアがgithubで公開されています。
そのCFWの名前は「Takiiiiiiii」です。
このCFWを入れるメリットは・・・
- ダークモード調になりバッテリー節約につながる
- 照度や色合いの調整ができる
- 各ゲームのアイコンデザイン変更
- ゲームを起動するとすぐに前回セーブしたところからすぐに始めることができる
- 画面スケールの変更が可能
- 独自のショートカットキーが使える
など格段に Miyoo Mini が使いやすくなるはずです。
Onion OSも人気
Twitterを見ていると日本では、Onion OSが人気らしいです。
これに関しては、中華ゲーム機業界のパイオニア、ヨシダ師匠が大変詳しいです。
彼はこのOnion OSをベースにカスタムテーマ「Miyoo Quest」を開発されてます。
詳細は、彼のブログのyoshidaallarchives.をご覧ください。
凄すぎる!彼はいったい何者なんだ!
Twitterでも評判がメチャクチャ良い!
Miyoo Miniの評判をまとめてみました。
Android系の中華ゲーム機が主流になるなか、 Miyoo Miniを「懐刀」のセカンドマシンで楽しんでいる方が圧倒的に多い気がします。
またカスタマイズ性に優れているため、各自思い思いの楽しみ方をされていて見てて面白いです。
届いたので付けてみました!
— N田K佑(ポイさん) (@poipoiblack_rx) January 25, 2022
古のpluggy lockよりも小さく、でもロックもしっかりされるのでmiyoo miniにストラップ付けたい人にはピッタリかと!(イヤフォンジャック潰しちゃいますが…) pic.twitter.com/cuQmaMpbvm
Miyoo mini、この土日で壁紙や設定まわりをいじって良い感じになった。(明るさはこの画像の後もう一つ下げて、今は5にしているけど)
— こういち (@gurukun2001) January 17, 2022
このサイズで640×480の解像度な上、色味も自分好みにある程度変更できるため、表示面では赤と青の色味が強いRG280VやRG300Xを超えた印象。^_^ pic.twitter.com/bEvtTL1CLY
Miyoo mini のBGMを試しにBOØWYのIMAGE DOWNの前奏にしてみたw pic.twitter.com/7GlN4yIRTY
— デイヴィッドくん (@r_david_kun) January 25, 2022
出来たーーーーー‼︎‼︎
— じゅんたろう (@GameboyJuntaro) January 22, 2022
Takiiiiiiii / Miyoo-Mini Custom Packages!
落ち着いて手順や方法を見直して1からやり直したら大丈夫だったぁ〜
GBAもちゃんとエミュからもレトロアーチからもプレイできるようになってるし一先ずひと段落かな#MiyooMini
Taki SD Cardhttps://t.co/W4rThmgbIl pic.twitter.com/if7q5U0qsl
Miyoo Miniが届いたyoo! pic.twitter.com/yDCBZ2vi2N
— Newガジェット三昧! (@teru_cobba) January 23, 2022
Miyoo Mini を使ってみた感想
Miyoo Miniを手に取って1番感動したのは本体サイズのほぼ半分が画面だということ。
この手の中華ゲーム機は携帯性はいいんだけど画面がどうしても見にくくなるという弱点がありました。
しかしMiyoo Miniは、640×480と高解像度なので小さな文字も潰れることなくとても見やすいのが素晴らしい点です。
レトロゲームの古臭さが感じないのが素晴らしい!
今まで同じ画面サイズ(2.8インチ)のRG280Vを愛用していた方は絶対に乗り換えるべき製品だと思います。
ここがちょっと残念
ショルダーボタンが押しにくい
これは、前半でもお伝えしましたがL1,L2、R2、R1といったいわゆるショルダーボタンが押しにくいです。
ショルダーボタンを押すと本体の重心がブレて、手から落としそうになってしまいました。
全てのキーを使用するような格闘系のゲームにはちょっと向いておらず、PS以前のハードを遊ぶのに適していると思います。
小さすぎて手が大きい人が長時間使うと疲れる
プレステコントローラーのようなグリップがついてないので長時間プレイすると薬指、小指が疲れてきて「ウオー」と叫びたくなってきます。
比較的激しい操作を要求されるゲームほどこうなることが多かったのでRPGやシミュレーションゲームでまったり遊ぶのがオススメです。
指でスピーカーを塞いでしまうことがあった
Miyoo Miniはモノラルスピーカーです。
これは他のガジェットブロガーも指摘してましたが、Bボタンを押した時に指でスピーカーを塞いでしまいやすいデザインです。
この問題はイヤホンを使えばすべて解決しますよ。
Miyoo Miniのここがいい!
ポケットに余裕で入る超コンパクトさ
Miyoo Miniの最大のセールスポイントは「超コンパクト」なところ。
昔のスティーブジョブズのiPod miniのプレゼンではありませんがジーパンのポケットに入れて持ち運べるサイズです。
安心してください。モッコリしませんから
通勤通学はもちろん、日常のちょっとしたスキマ時間にサッと取り出せて遊べるが良い点です。
大容量バッテリー搭載で長時間遊べる
スマホやゲーム機に限らずガジェット系の製品は、本体サイズが小さくなればなるほど連続プレイ可能時間が減ります。
しかし、Miyoo Miniは使い方にもよりますが、1回の充電で5時間程度も遊べてしまいます。
さすがに初代ゲームボーイの乾電池で連続35時間プレイできるスペックには及びませんが、それなりの性能のあるハードを外出先で長時間プレイできるなんて夢みたいだと思いませんか?
タイムマシンでMiyoo Miniを80年代のキッズたちに売りに行ったらいくらで売れるんだろうか・・・
UIがシンプル
これまでのOpen Dingux系の中華エミュレーターは結構ゴチャゴチャしていて何となくカオスなUIデザインでした。
それに対しMiyoo Miniは「ユーザーが一番使いたいものを残した」シンプルなUIが特徴です。
引き算の美学ってやつに近いかも
誰が使っても直感的に遊べるのがポイントです。
まとめ
Whatskoで購入の際、クーポンコード「teru1122」を入力すると2%オフです!
Miyoo MiniはZ世代の若者に楽しんでもらいたい商品です。
その中でも女子におすすめ!
一緒に電車に乗っているとき、バッグからいきなりMiyoo Miniを取り出したらキュン死してしまいそうです。
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