2017年にNINTENDO Switchが発売され早いもので2年が経ちました。
発売当初を振り返ってみると、スイッチは激売れしすぎて転売ヤーが続出するほど入手困難で話題となりました。
そんな私も発売直後に転売ヤーからプレミア価格で買った一人です。
さすがに2年も使ってくるとガタが出てくるようで、左Joy-Con(ジョイコン)のアナログスティックの調子が悪くなってしまいました。
症状は、
「アナログスティックに触っていないのに下方向に勝手に動いてしまう」
というもの。
勝手に動いてしまう方向の違いは各ユーザーごとに様々ですがこの故障、実は発売当初から頻発しているようでアナログスティックは、「消耗品」と考えた方がいいのかもしれません。
最近、大容量のバッテリーを搭載した新型のニンテンドースイッチスイッチやSwitch Liteが発売されましたが2年使ったので新型にリプレースすることも考えました・・・
しかし現状、コントローラーの故障しか目立った不具合はありません。
そもそも子供達にも物を大事に使う重要性を教えられるいいチャンスかもしれません。
そんな中、普段私のSwitchを使っている息子は、Joy-Conの不具合がバレると私に怒られると思い故障を報告していなかったのです。
水没や落下で故障させたら流石に怒りますが、この程度の事では叱らないよと”なだめ”コントローラーを修理する事にしました。
任天堂にJoy-Con修理をだすといくらかかる?
まず最初に調べたのがジョイコンの修理を任天堂にいくらかかるかという事です。
通常、ニンテンドースイッチを購入し1年以内はメーカー修理保証の範囲内なので故意や過失による故障でなければ無償で修理してくれます。
しかし、私のスイッチは2年前の初期ロットの物なのでとっくにメーカー保証期間は終わってしまってます。
ネットで
「Switch Joy-Con 保証期間外 修理代」
などのキーワードで検索したところ、保証期間外のジョイコン修理代は2,160円(片方)で修理できるようです。
「さすが任天堂!修理代も良心的だ」
と称賛したくなりましたが、
修理の申込、梱包準備、発送手続きがなんだか面倒そう。
こういう故障の症状は、メーカーも分かっているけどあえて1から故障症状を説明させ、お金を振り込み修理品を受け取るという手間がなんとなく面倒に感じてしまいました。
アマゾンでJoy-Conアナログスティック修理部品を買ってみた
そんなとき、ふとAmazonで
「ジョイコン、修理」
で検索したところNINTENDO Switchのアナログスティック修理パーツが売られているのを見つけました。
価格は約1,400円。
2,160円と比較するとたいして価格差が無いように感じます。
しかし、Amazonで売られている修理パーツは左右のJoy-Conのアナログスティック同梱。
メーカー修理だと片方で2,160円かかるのに対し、自分でジョイコンを修理できれば実質700円程度で修理が可能という事がわかります。
つまり2個セット+工具セット付属なので次回、右ジョイコンのアナログスティックが故障した時にもまだパーツが残っているのが嬉しいです。
ポイント
- 任天堂のメーカー修理・・・2,160円(片方)
- 自分で修理・・・約700円(片方)
互換品のアナログスティック部品だけで売っているのが普通ですが、この交換部品には、精密ドライバーを含め交換に必要な工具が一式同梱されているので初めての殻割り作業も安心して行うことができます。
ポイント
- ピンセット
- ピース “Y”三叉スクリュードライバー
- ピース “Y00″三叉スクリュードライバー
- ピース “+”クロススクリュードライバー
- ピースオープニング修理ツール
- ピーストライアングルパドル
- “Y”ネジ
- switchアシストキャップ
左Joy-Conのアナログスティック修理に挑戦
分かっていると思いますがJoy-Conを分解して純正品以外のパーツと換装するとメーカー修理は今後受け付けてもらえなくなりますので覚悟して行いましょう。
まずはこちらの5箇所のネジを外していきます。
最初に緩めるネジは付属のY字ドライバーで緩めていきます。
全てのネジを外したらコントローラーを開けるために付属のギターピックのようなものを使用します。
コツはLボタン付近からねじ込ませると比較的容易に外すことができます。
※カッターを使って開けるとプリントハーネスを切ってしまうので使わないように!
こちらが開封した時の映像です。
続いてバッテリーをはずします。
このバッテリーを外すのが意外に面倒。
バッテリーの下側に両面テープ付着しているのでバッテリーを外すのに付属のヘラを使用します。
バッテリーが外れたら下記の5ヶ所のネジを外します。
ここで1つだけ注意する点があります。
アナログスティックを交換した後、逆の工程でネジを締めて元に戻していくのですが、この部分だけ金と銀のネジの2種類あります。
どの部分にどのネジを取り付けるか写真を撮るなどして覚えておくようにしましょう。
バッテリーの台座を外すといよいよアナログスティックのパーツが見えてきます。(左側の四角い銀色のパーツ)
アナログスティックを外すには2点どめされているネジを外す必要があるのですがプリントハーネスが邪魔をしていてネジを緩めることができません。
まずプリントハーネスを外すには接続部分のジョイントを上に持ち上げてから引き抜くようにしましょう。
プリントハーネス外れましたか?
次に先ほどの2点のネジをはずしたらアナログスティックがはずれます。
左が互換品で右が純正品。
今後、何らかのトラブルがあって任天堂に修理を出そうとしても純正品を使っていないので修理を断られる事になるので覚悟を決めてやっちゃいましょう。
交換が終了したら先ほどの説明したように逆の順番で再度組み付けていきます。
もう一度書きますがバッテリーの台座をとめるネジの種類、場所に注意しましょう。
コントローラのカバーに最後のネジを締めこむ前に、一度しっかりジョイコンが作動するか確認しておくのがポイントです。
万が一正常に作動しなくて、また最初からコントローラーの部品を外していくのも面倒ですからね。
Joy-Conのアナログスティック交換後にやるべきこと
無事ジョイコンのアナログスティック交換が終わったら早速ゲームをプレイしたくなるかもしれませんがちょっと待った!
最後に「スティックの補正」をやってからゲームを始めて下さい。
まとめ
ファミコン、ゲームボーイ、スーパーファミコンなど過去に任天堂から発売されたコンソールはとにかく頑丈で有名。
発売から30年以上たった今でもプレイすることができる個体もあり任天堂神話となっております。
しかし、今は昔と違いゲーム機に求められるものが多様化し、内部の部品も複雑化してきているのが現状です。
今回のように自分でNINTENDO Switchのジョイコンを分解してパーツ交換することは決しておススメしません。
ただ、スイッチは、iPhoneやiPadほど本体価格が高くなく分解も容易。
そして様々な互換品が流通しています。
SwitchにAndroidをブチ込みAndroidのゲームを楽しんだり、違法ですがCFW(カスタムファームウェア)を導入してゴニョゴニョしたりと、カスタマイズを楽しむのも面白いかもしれません。
くれぐれも自己責任で!
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