運転中 Apple Watchでの通話は大丈夫か警視庁に聞いてみた結果

2020年12月1日より道路交通法が改正され、運転中の通話やスマホ保持、いわゆる「ながら運転」が厳罰化されました。

前置きしておきますが、ながら運転は決して良くないことです。

しかし、日本の労働生産性が先進諸外国と比較して著しく低いことは有名な話ですが、ながら運転厳罰化により、さらに日本の生産性が落ちることは間違いないでしょう。

もし、どうしても運転中に電話したいならAirPodsのようなマイク付きのBluetoothイヤホンやヘッドセットを使用するしかないのですが忙しいサラリーマン的にはちょっとツラい話ですよね。

こうなると一部のヘッドセットを販売しているメーカー(既得権益)との癒着や日本人の生産性を落とし凋落化を狙っている機関の陰謀論を想像せざるを得ません。

目次

運転中にApple Watchで通話していいか警察に聞いてみた

ニューガジェット三昧ではスマートウォッチの話題を数多く扱ってきました。

私自身も 2019年 12月の道路交通法改正以前から「運転しながらのスマートウォッチを介しての通話」が合法なのか気になっていました。

というわけで今回は警視庁に問い合わせしてみました。

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警視庁に問い合わせした内容

まず、こちらの警視庁のサイトを開き、下の「苦情・ご要望。ご意見」の問い合わせのリンクから質問を書き込みました。

質問は2019年12月1日にしました。

ポイント

質問内容

12月からながら運転が厳罰化されました。

Apple Watchで通話ができるのですが運転中にアップルウォッチを使い通話したらどうなりますか?

よろしくお願いいたします。

個人情報のところは伏せておきます。

送信完了!

この返答がいつ来るのか?

ずっと待ってましたがなかなか返事が返ってきません。

迷惑メールフォルダも調べましたが返事が来ずスルーされた思うほどでした。

そして質問してから2週間近くたった 2019年12月11日14:53。

私のもとに1本の着信が来ました。

WhoscallというAndroidアプリの情報から「東京都公安委員会」から着信があったことことが分かりました。

ちなみに電話番号は、「03-3581-4321」でした。

TERU
あれ!?俺何か悪いことしたっけ?

見に覚えがなく恐る恐る電話に出てみたところ先日問い合わせた「運転中のApple Watch使用の件」で電話があり少しほっとしました。

多分、今回の質問に対してしっかり答えられなく意見をまとめたり、いろんな部署でたらい回しにされてた案件だったんだろうなと推測してしまいました。

運転中のスマートウォッチ通話 警視庁の見解

ポイント

  • 運転中のスマートウォッチでの通話はOK。
  • ただし着信を受けたり、電話を切る際にスマートウォッチのディスプレイを注視するため、この動作がスマホをいじっているのと同じ。
  • 操作をする時は停止して操作を行うように。

と回答がありました。

つまりスマートウォッチで通話を受ける場合は、

「スマートウォッチのディスプレイを見ないで着信を受ければいい」

という訳です。

※このような回答でしたが実際の判断はご自身にお任せします。

当方は一切責任を負いません。

書面での返答をもらえなかった

結論の連絡を受けた時は少し緊張して深く聞きませんでした。

しかも、最初メールで質問したのになぜ電話で回答があったのかモヤモヤしだしました。

何とか書面で回答をもらい運転中のスマートウォッチでの通話に関してお墨付きをもらいたく再度リダイアルしてみました。

TERU
「万が一のときに証明にならないし、声をかけた警察官の裁量で合法にも違法にもなるのは嫌だ。電話でなく書面(メール)で回答を欲しい」

と依頼しましたが

怪しい人
できない!

の一点張り。

それどころか自分の住んでいる警察署に問い合わせするように促されました。

TERU
あれっ?道路交通法って全国共通の法律だよね?

何とか交渉しようとしましたが、この法律自体に抜け道というか、グレーな部分があるので担当者も正確に答えられないと思い追求はやめました。

TERU
ちなみに最初に電話をもらった時から自分の部署や名前すら名乗らず、完全に責任逃れをしようとしているのが透けて見えて残念。

この記事の本当の結論・・・というか伝えたいこと

まとめ

  • 運転中のスマートウォッチでの通話はOK。
  • 着信の操作時に時計のディスプレイを注視するとNG。
  • 運転している地域の警官によって判断は玉虫色に変わるので注意。

という結論でした。

正直、この記事を担当者に送りつけて

「この内容で合っていますか?」

と問い正したくなりますが公安委員会に目をつけられるとヤバいのでやめておきます。

もう一度、ながら運転は良くないということを前置きした上で、早速ながら運転厳罰化の緩和に期待したいです。

日本は規制大好き国家

日本は規制大好き国家で道路交通法に関しては他国よりも結構厳しいと思います。

最近だと、欧米では当たり前になりつつあるラストワンマイル(電動キックボード)解禁の流れが進んでいますが日本では、免許が必要でヘルメット着用義務があり、公道実験段階です。

また、本来ならもっと早いスピードで承認され解禁されるべきですが、セグウェイが発表された2000年代からあまり進捗していないように見受けられます。

これは規制緩和の裏側で経団連をはじめとする自動車、2輪メーカーが反発しているから(自動車が売れなくなる)。

規制のせいで自動運転や5Gも他国よりも出遅れ感が否めない気がします。

ながら運転の話に戻りますが、

step
1
運転中の通話を規制して事故を減らす

のではなく、

step
2
運転中に通話しても安全なテクノロジーの開発

が今の日本に本当に求められていることではないでしょうか?

というわけで某上級国民と同じ言い訳で締めさせていただきます。

スマートウォッチで電話が使える物はこちらの3機種が有名です。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • ながら運転の罰則を緩和する必要がわかりません。
    ながら運転の範疇を云々ならわかりますが、厳罰化は必要でしょう。
    まさか、ながら運転をしてるから緩和してほしいのですか?

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