中国で生産しているNintendo Switchのが品薄となっており、流通在庫がプレミア化しているのは、皆さんご存知だと思います。
Nintendo Switchを買いたいけど買えない・・・
この状況は2017年に発売されて間もない頃と似ていますが、当時と1つだけ違うことがあります。
![](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/2022/08/user-icon1.jpg)
それは、ニンテンドースイッチのエミュレーターが誕生したこと!
実は、あまり知られていませんが「Nintendo Switch本体」がなくてもエミュレーター(YUZU)を導入することで、ゲーミングPCやスマホでSwitchを擬似プレイできる時代になりました。
ちなみにこの方法は、限りなくブラックに近いグレーな行為です。
という訳で今回は、ニンテンドースイッチエミュレーターの「YUZU」の導入方法についてまとめてみました。
結論から書くとYuzuエミュレーターを導入することは簡単ですが、肝心なRomを準備するのがものすごく面倒です。
(Romの吸い出しは、ニンテンドーアカウントBANのリスクがあるので自己責任でお願いします。)
Nintendo SwitchエミュレーターYUZUの導入
![YUZU](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/YUZU.jpg)
最初にお伝えしますが私は現在、Switchを保有しておりません。
![](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/2022/08/user-icon1.jpg)
そのためYUZUエミュレーターの導入しかできず、実際にゲームソフト(Rom)の吸い出しと、Yuzuエミュレーターの動作検証ができていないことを前置きさせていただきます。
質問にはお答えできかねます。
Nintendo Switchのエミュレーター「YUZU」は3DSのエミュレーター「Citra」の開発チームが開発しており、Windows、Mac、AndroidスマホなどでSwitchのゲームソフトをプレイすることができます。
Switchのエミュレーターは、YUZUだけでなく「Ryujin NX」「Skyline」「NS egg Emulator」も存在します。
でも、YUZUの方が動作が安定していて動かせるソフトが多いというメリットがあります。
Yuzuのダウンロード
Yuzuのダウンロード先は、「Yuzu公式サイト」と「github」の2つのルートがあります。
Yuzu公式版の方は基本的に無料でつかえますが、アーリー版という有料プランもあります。
違いはよく分からないので無料版でも十分だと思います。
いっぽう、github版は、世界中の技術者が公式版のソースコードをより使いやすく1日単位で改造、修正しています。
そのため動作の安定性や先進性はこちらの方が上です。
2024年2月27日に任天堂法務部がYuzuの開発元を提訴するというニュースがありました。
仮に本体のYuzu開発部が解散しても、Yuzuのソースコードが公開されている以上、地下茎のように張り巡らされた世界中のネットワーク上で完全に消滅させることは難しいのではないだろうか。
また、あまり効果はなく独自の進化を遂げていくのではないかと個人的に想像します。
YUZUの推奨マシンスペック
![YUZUの推奨マシンスペック](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/YUZU推奨マシンスペック.png)
CPU | GPU | メモリー | |
2Dゲーム用の最低スペック | Intel Core i3-6100 /
AMD Ryzen 3 1200 | Intel HD Graphics 520 /
NVIDIA GeForce GT1030 / AMD Radeon R7 240 | 8GB |
3Dゲーム用の推奨スペック | Intel Core i5-8600K /
AMD Ryzen 5 3600 | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB /
AMD Radeon RX 470 8GB | 16GB |
パッと見たところ、そんなに強力なスペックは求められていませんがCPU、グラボ、メモリのすべてにおいて最高スペックを用意しておいた方が、より快適に楽しめるようです。
あと、噂ですがCPUはRyzenシリーズとの相性がいいんだとか。
![](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/2023/06/46dc2cfb-a623-4917-aa41-c0abc367b728.__CR00970600_PT0_SX970_V1___-340x210.jpg)
私はASUSから発売されてる「ROG ALLY」でYUZUをプレイしましたが、3D性能を要求されるゲームもそこそこ動かすことができてます。
YuzuでどんなSwitchのゲームができるのか?
YUZUは開発中のため当然、すべてのSwitchのソフトがプレイできるわけではありません。
そんなことができた途端にSwitchが売れなくなります。
ましてや、もしもGPD WIN2のようなマシンでSwitchが完全に再現できてしまったらNintendo Switch Liteの存在意義がなくなってしまいます。
現時点で、どんなSwitchのゲームがプレイできるのかは、こちらのリンクを参照してください。
![YUZUの推奨マシンスペック](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/比較.png)
ポケモン剣盾はBランクのようです。
(2024年2月時点はかなり改善され普通にプレイできるみたいです。ただしマシンスペックによる。)
ご覧の通り、起動すらしないゲームもあります。
![](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/zelda.jpg)
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドもBランクでした。
ちなみにBランクとは不具合があって完全に再現できていなかったり、先に進まないなど不完全であることを意味します。
YUZUのインストール方法
step
1YUZUをダウンロードしたらexeファイルを起動
上記の画面が現れるので、一番上の「Instal Yuzu Early Access」をクリック。
![YUZUインストール](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/YUZUインストール.png)
step
2上の赤丸で囲んであるリンクをクリック。
![](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/無題-1.png)
step
3アカウントを作成し、登録したメールアドレスにメッセージが届くのを待つ
![](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/無題-2.png)
step
4アカウントを認証し「Your Login Token」をコピー
トークンコードを下記の枠内に貼り付けベリファイ(認証)させる。
![](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/無題-3.png)
その後、インストールのボタンを押すだけです。
ちなみにこのあとさらに準備するものがあります。
- prod.key
- ファームウェア
- title.keys
これらがの入手法は、実機から吸い出す、もしくはゴニョゴニョしないと手に入りません。
ここでは書けないので各自、調べてください。
AndroidスマホでもNintendo Switchをプレイできるエミュレーターが登場
![Retroid Pocket 4 Pro Skyline Enhanced Switch](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/2024/02/DSC00696-560x315.jpg)
かなりの本体スペックを求められますがAndroidスマホでもSwitchがプレイできるようになりました。
その名は「egg NS emulator」。
ただし、Yuzuと同様に再現性がまだ低く、「できるゲーム」「できないゲーム」がハッキリしていること。
また、エミュレーターをプレイするにあたり、専用コントローラーを用意しないといけないなど敷居が高いのが現状です。
導入方法は下記のリンクを参考にしてください。
![](https://newgadget3mai.com/wp-content/uploads/2020/12/DSC07617__1607507161_153.187.160.195.jpg)
Switchのゲーム(Rom)を吸出す方法 XCI Dumperを導入
最初に前置きしておきますが、XCI Dumperを使う手法では、Nintendo Switch全てのゲームカートリッジ吸い出しには対応しておらず、XCI DumperではCart1のソフトのみ吸い出すことができるようです。
SwitchのカートリッジにはCart1(初期型)とCart2(後期型)の2種類が存在し、それぞれパーティションの構造に違いがあるようです。
またNintendo Switchエミュレーター「YUZU」でも先述の通りRomとの相性の問題もあります。
そのため起動しないゲームソフトもたくさんあります。
結論としまして、スイッチのエミュレーターはまだ発展途上の段階で快適とは程遠い開発状況なのです。
これらの問題は、YUZUやXCI Dumperの今後のアップデートに期待したいですね。
用意するもの
Micro SDカード
RCMジグ
CFW(カスタムファームウェア)
XCI Dumperの導入方法
1.ダウンロードしたWAINCartDumperNX.nro.zipを解凍する。
2.WAINCartDumperNX.nroをMicro SDカードのSD:switchフォルダに入れて本体に挿す。
3.RCMジグを本体の側面に挿し本体をリカバリーにする。
4.XCI Dumperを起動
5.Dump Game Cartridge(Full exfat)を選びAボタンで選択
6.吸い出しを待つ(吸い出したデータはSD:switchフォルダ直下にgame.xciとして保存されます)
順番が前後してしまいましたが、自分の持っているSwitch本体が改造対策されていないか事前にチェックしておく必要があります。
自分のSwitchが改造対策されているか確認するには、下記のボタンのリンク先で本体の製造番号を入力して調べることができます。
Switch SN Checker
新品ソフトが実質1000円くらいで買える・・・それ故の反動とは?
突然ですがあなたはゲームソフトはダウンロード派ですか?
それともカートリッジやディスクを購入派ですか?
私は飽きっぽい性格なためクリアしたゲームは2週目をやらずに即売ってしまいます。
仮に5000円で新しいソフトを買って3日後に4000円でお店に買い取ってもらえたとすると実質1000円で新作ゲームが楽しめた計算になります。
つまり新品、新作のソフトを購入し、すぐにゲームの吸い出しをして売却したとしましょう。
実質、数百円~千円以下の負担で新作をプレイできる計算になります。
ただし、この手法が一般化されてしまうと最初は新品が売れますが、徐々に中古市場にそのソフトがあふれかえり一気に中古価格が下落。
新品のソフトが売れなくなりクリエイターが困窮することになります。
任天堂があなたのアカウントをBANするかも
スイッチのカートリッジにはそれぞれ固有のゲーム証明書が含まれているようです。
今回のスイッチソフトの吸い出し行為やエミュレーターのYUZUを使用することで、任天堂が「本体を改造した」とみなしアカウントをBAN(凍結)する可能性もあります。
できるか分かりませんがスプラトゥーン2のゲームを吸い出してオンライン対戦なんかしたら即刻アウトの危険性もあります。
オフラインの環境下、もしくはエミュレーターやスイッチソフトの吸い出し行為をやらないことをまずおススメします。
今回の記事はスイッチのエミュレーター導入やRom吸い出しを推奨している訳では決してありません。
1つのゲームの楽しみ方や手法として知ってもらいたいと思い書きました。
結論!
エミュレーターなんか使ってないで実機をプレイしたほうが遥かに快適です。
コメント
コメント一覧 (4件)
購入したゲームソフトをバックアップのために保存しても、
ソフトを打った瞬間にROMを持っていれば違法です
それと、ゲームカード吸い取るときに証明書もそのまま保存すると
同時に同じカートリッジがふたつあることになるので
そのカートリッジを中古で買ったユーザーとxciを起動するユーザーとで両方ともBANされるので迷惑です
なので
普通に潔く違法ダウンロードしましょう
本当おっしゃる通りだと思います。
ブログは公共性の高いものなので一応建前を書いてます。
という自分への自虐でした。すみませんw
そもそも、エミュ系改造系のコミュニティでは
DMCAとか裁判沙汰になるのを恐れて「海賊は処す」的な流れになってるけど
じゃぁ実機とゲーム買わないとROM吸い出せないなら
実機でやればよくね?っていう矛盾が出てくるので、
結局は全部建前ですよね。
ダウンロードはしないけどチートはするみたいなのも開発会社からしたら害悪でしかないので、自分は害悪なんだと認識したうえで改造してますw