FF7リメイクの超真面目な感想と考察 スクエニは商売上手だね

ff7rタイトル

2020年4月10日に待望のファイナルファンタジー7リメイクが発売されました。

皆さんはもうプレイしましたか?

私が初代プレステでファイナルファンタジー7を初めてやったのは確か高校1年生の頃でした。

発売されたのは1997年。

バブル崩壊の暗い時期だったのを覚えています。

当時の自分は小遣い3000円だったのにどうやってソフト代を工面したのだろうか。

多分、手持ちのゲームを友人に売ったり、祖父からの臨時の小遣いを握りしめてゲームショップに買いに行ったのだろう。

それとも友人から借りてプレイしたのか・・・

今では思い出せませんがFF7で1つだけ覚えているのは、

「何となく面白かったこと」

私のようなオッサンをホイホイさせるべく、スクウェアエニックスが社運をかけて様々なマーケティングを仕掛けてやっとPS4で発売に漕ぎつけたのが今作

「ファイナルファンタジー7リメイク」

なのです。

ファイナルファンタジー7リメイク ロゴ

発売されてまだ間もなく賛否両論のゲームなのですが、今回は「Final Fantasy 7 Remake (以下FF7R)」をやってみた感想を書いてみます。

ファイナルファンタジー7リメイクのネタバレを避けたい方はプレステエミュレーターの携帯型ゲーム機「RG350」の記事を読むのがオススメです。

目次

ファイナルファンタジー7リメイクを購入

このレビューを書いている時点で、私が2020年4月10日の発売当日にFF7Rを買ったと思った方が大半だと思います。

でも実は心の中で様々な葛藤があり、発売日に買うのを躊躇していました。

まず何といっても値段が高いこと。

消費税を入れると9,000円近い出費です。

それとゲームを始めたらブログやYouTubeの更新が滞ってしまい、時間がもったいないといった理由のためです。

でも世間はコロナ禍のため家でゲームをしているのが1番だということに気付き、発売日から2日後に近所のゲオに駆け込みましたがすでに完売の札が貼られておりました。

しかし、翌日に再び店に行ったところ再入荷しており無事ゲットしました。

ファイナルファンタジー7リメイク パッケージ

ディスクは2枚組の構成となっており、このうちの1枚はインストールディスクでした。

ファイナルファンタジー7リメイク インストールディスク

私のように店舗に足を運ばずともネットで購入することができますので気になる方はこちらをチェックしてみて下さい。

FF7Rは面白いけどストーリーを無理やり引き伸ばしてる

現在のプレイ時間は約13時間。

エアリスと合流し、少し進んだあたりをプレイしています。

原作なら多分1時間くらいで同じ場面までたどり着けるはずです。

驚くべきことにFF7Rではゲーム中の背景を見ていても同じシーンは、ほぼなく道端に落ちている小道具やスラム街に咲いている植物の描写など 忠実丁寧に作り込まれています。

このように開発から発売まで長年の期間がかかった理由が何となく分かりました。

ただし全てが評価できるわけでなく、まるでテンポの悪いドラマ(映画)を見させられている気になってきます。

良くいえば

「FF7の世界観を考証し忠実、丁寧に再現」

できているのですが、悪くいえば

「ストーリーをかさ増し、無理矢理引き伸ばしている」

感じが否めません。

現在、コロナで思うように外出できないので取り敢えずプレイしますがFF7Rは

「時間を消化させるための作業」

のように感じてしまいました。

自分が歳を取ってしまったからこんな風に感じるのか自問してしまいます。

FF7Rはストーリーが一本道

FF7Rはストーリーと進むべき道が一本道なのでレールの上に乗ってコツコツやってればいつかクリアできます。

ダンジョンもほぼ一本道。

オープンワールドの「オ」の字も感じさせない一本道です。

ゲーム初心者や時間がない現代人には分かりやすいシステムなのかもしれませんが、やはり時々脇道に外れて強敵と戦ったり、アイテムを見つけたりするのがRPGの醍醐味ではないでしょうか。

やっていてそれなりに楽しいですが本作には未知なるワクワク感が何となくありません。

これは余計な事をせずに

「ストーリーにひたすら集中しろ」

というプロデューサー(北瀬住範氏)の意図なのかもしれません。

FF7Rには大人の事情とビジネス臭が漂う

今回のFF7Rはミッドガル脱出までが丁寧に描かれておりますが分作にしたのには訳がある気がします。

ここからは勝手な私の妄想です。信じるか信じないかはあなた次第。

1.次回作以降をダウンロードコンテンツ化して販売

近年ゲーム業界では

「オンラインゲームで末長くユーザーを囲い込む方法」

「追加コンテンを後日販売して二毛作する」

の2パターンで商売をしています。

本作はおそらく二毛作パターンで販売してくると勝手に私は予想しています。

つまり続編をプレイするにはFF7R(本作)が必要。クリアしたからといって売ったら負けなのです。

このような売り方をすることで中古市場へのソフトが流出が減少。

パッケージ版およびダウンロード版が継続的に売れるような商売を目指していると推測します。

2.スクエニ株主のためのエクスキューズ

FF7Rリメイク発表から5年がかりで本作がローンチしました。

スクエニといえど営利企業であり、そんなにチンタラ開発していたら当然、株主からもいつ発売するのかと突き上げを食らってるはずです。

時間がかかりましたが取り敢えず株主のためにも見切り発車ではありませんが分作にして発表したと推測します。

3.クラウドゲーム配信を今後狙っている

これこそ勝手な推測ですが本作FF7Rはオンラインのクラウドゲーム配信するのではないかと予測しています。

クラウドゲームというのはGoogleのSTADIAのようにソフトを持っていなくてもゲームをオンタイムでストリーミング配信する技術。

2020年末に発売されると噂のPS5にも搭載予定の機能です。

ストーリーや進むべき道を1本にすることでバッファ容量を減らすことができます。

事実、同じ一本道でつまらないと酷評にあったFF13も現在、クラウドゲームで配信されております。

今後、販売するプラットフォームを変えてクラウドゲームで稼ごうというスクエニの魂胆というか、スケベ心が透けて見える作品でした。

これまで散々ネガティブなことばかり書きましたが、今度はFF7Rをやってみて良かったと思える事を書きます。

FF7Rは童貞男殺し

今までゲームやアニメなどに登場する女性キャラに感情を持つということは人生38年間のうちに一度もありませんでした。

そう、ファイファン7リメイクをやるまでは・・・

ぶっちゃけ、ファイナルファンタジー7リメイクに登場する女子達が全員かわいくてドキドキさせられます。

TERU

今まで女キャラに「萌えー!」とか言っている人を軽蔑してしまっていてすみません。

多分、女子経験のない人はキュン死すること間違いありません。

エアリス

ff7r エアリス

ティファ

ff7r ティファ

ジェシー

ff7r ジェシー

(画像はFF7R公式サイトより引用)

FF7Rで一番人気のヒロインは全世界的に見てティファだと思います。

でも本作では、今まで脇役キャラだった「ジェシー」が1番頑張り屋さんで輝いているんじゃないでしょうか。

確かジェシーは最後に〇〇してしまうと思ったのですが私は、多分その事実を受け入れられないでしょう。

実際にプレイしないと私の言っている意味が理解できないはずです。

これに関しては実際に買ってプレイしてからのお楽しみということで・・・

FF7リメイク ジェシーの生きざま 【FINALFANTASY Ⅶ リメイク】FF7リメイク ジェシーの生きざま 【FINALFANTASY Ⅶ リメイク】

FFシリーズのヒロインの共通点とは?

FFシリーズに出てくるヒロインは昔から全員かわいいのですが、FFシリーズを通して共通していることがあります。

ファイナルファンタジーシリーズに登場するヒロインの特徴
  • 天真爛漫
  • かわいい
  • 明るい
  • やけにフレンドリー
  • ボディタッチが多い

これで世の中の男性は毎回ノックアウトされてしまってます。

TERU

かなりオッサン目線です。

ファイナルファンタジーを直訳すると「最後の幻想」。

この物語はいつか最後は必ず幕を閉じます。

ヒロインと一緒に過ごし何となく疑似恋愛しているのは幻想にすぎず、いつか終わりがくると思うと、一気にストーリーを攻略してすぐに売り払おうなんて気には到底なれません。

それにしてもジェシーとティファがかわいすぎてクラウドの野郎と変わってあげたくなります。

TERU

ハイ、私は決して魔晄炉中毒ではありませんよ。

FF7Rは現代社会への警鐘を鳴らしている ストーリーが深くて素晴らしい

魔晄炉と原発は似ている

ファイナルファンタジー7はただのゲームだと思いきや、実は、現実世界にも強烈なアンチテーゼを投げかけています。

ゲームでは新羅カンパニーが地中からライフストリーム(魔晄)を取り出し魔晄炉で電気やガスなどのエネルギーに変換して人々に幸せな生活(インフラ)を提供しています。

これは原発、石油、シェールガス、レアメタル採掘など現代社会の問題に共通するところがあります。

なかでも「魔晄炉=原発」という見方が正しいと思います。

その証拠として「〇〇原発1号機」と呼ぶように魔晄炉を「伍番魔晄炉」みたく番号で炉を管理している点。

また、一度稼働したらなかなか止められないというのが原発の特徴にそっくりです。

その他にも神羅カンパニーの社員やミッドガル上層で裕福に暮らす人々とスラム街の人々との対比が現代の南北問題(先進国による貧困国の搾取)と重なる点があり、一言で「ゲーム」という枠に収まりません。

高校1年生のときにプレイした時は、まだ幼くここまで深く考えることができませんでしたが、大人になった今、そしてスクエニが丁寧にリメイクしてくれたおかげで重要なことに気づかされた気がしました。

結論

現在、FF7Rをプレイしていますが、早くも原作のFF7(PS版)をやりたくなってきました。

もしもFF7R をやっている途中で切り替えモードがあるのなら使ってみたいと思った場面がこれまで何度かありました。

平成生まれのFF7未経験者はリメイクから手をつけるのもいいですが、その先に広がる広大なストーリーを是非とも体験していただきたい。

ファイナルファンタジー7リメイク公式サイトはこちら

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