これまで旧型のRG350やNew Pocket Go 2など様々な中華エミュレーターを紹介してきました。
お陰様で、このブログを経由して多くの方に中華エミュレーターを購入していただきましたが、
「多くの人にRG350M(アップグレード版)を買ってもらいながら肝心な自分が持っていない」
では、ちょっと皆様に申し訳ないので実際に購入してレビューします。
日本3大中華エミュレーターコレクターブロガーも絶賛
日本3大中華エミュレーターコレクター
- 「大阪のおじいさん」
- 「Nitoro Blogさん」
- 「とんちきさん」
のブログでもRG350Mのレビュー記事を書かれていますが、実際、私が使ってみて1番最初に感じたことは、
「中華エミュレーターは、遂に1つの到達点を越えた!」
です。
2020年度にはこれを越える機種は恐らくなく、1年は戦えるマシンなので絶対に買いです!
まずは、RG350M(新型)とRG350(旧型)との比較について解説しましょう。
RG350M(アップグレード版)と旧型とのスペック比較
デザイン
RG350M
RG350
まず、パッとみてわかるのが左アナログパッドの位置です。
どのハードでプレイするかにもよるのですが、初代プレステが登場する以前のゲームは、十字キーを多用するので、個人的には「十字キーが上でアナログスティックが下」にある新型の配置の方が使いやすい気がします。
RG350Mのアナログスティックは、多くの人がいっている通り、Nintendo Switchと同じアナログスティックを使っているようで、押し込みもできます。
スイッチのアナログスティックと同じと聞いて心配なのが「Joy-Conドリフト問題」
これと同じトラブルがRG350Mでも起きないか少し心配です。
殻割が必要になりますが補修パーツも売られていますので修理できるといいのですが・・・
マイクロSDカードにアクセスしやすくなった
RG350M
RG350
後から解説しますがファームウェアアップデートをする際にRG350(旧型)は本体を開けて(殻割)内蔵されているmicroSDカードを取り出して書き換えする必要がありました。
新型は、外側のシールが貼ってある部分(TF1)がファームウェア用のマイクロSDカードスロット。
普段使うことはありませんがCFW(Rogue Edition)と純正FWを切り替えて使いたい時などアクセスが便利になりました。
ちなみにこのシールを剥がしてしまうと改造とみなされ保証がきかなくなります。
その他の外観変更点
RG350M
RG350
その他、ボリューム、電源、リセットボタンの位置が変更されています。
スペック比較
RG350M
RG350
RG350M | RG350 | |
ディスプレイ | 3.5 IPS inches 640×480 | 3.5 IPS inches 320×240 |
CPU性能 | JZ4770 mips 1ghz | JZ4770 mips 1ghz |
RAM | 512M DDR2 | 512M DDR2 |
内蔵メモリー | 16GB micro-SDカード 交換可能 | 16GB micro-SDカード 交換可能 |
バッテリー | 2500 mAh 交換可能 | 2500 mAh 交換可能 |
HDMI | 〇 | 〇 |
音量ボタン
リセットボタン | 〇 | 〇 |
スペックに関しては、旧型よりも4倍ディスプレイ解像度(ppi)が上がり非常に綺麗な画面でゲームソフトを楽しむことができると話題です。
(縦×横 それぞれ2倍に性能アップ 2×2で4倍画面が美しくなったという解釈です)
購入して数時間使用しましたが・・・
画面が綺麗すぎて他のコレクションの中華エミュレーターには、もう戻りたくない
例えるなら昔のファミコンをフルハイビジョンテレビでプレイしている気分です。
唯一、残念なのはCPUが旧型と同じものを使用しているところです。
重たくなったのは高級感の重みです
RG350M | RG350 | |
重量 | 252g | 167g |
プラスチックシェルからアルミに変更されたことでチープさは皆無。
高級感すら感じます。
初めて手に取ったときに
嘘でしょ!?
と思うくらい重いなーと感じましたが次第に慣れて来るはずです。
RG350Mを買ったらFWアップデートをすべし
本体の電源をつけてバージョンを確認したところ3月のファームウェアが焼かれていました。
2020年5月25日時点で「RG350M HDMI Betaバージョン 20200504」というバージョンがリリースされております。
RG350MにHDMIケーブルでモニターに接続すると、手元の画面を写すことができる機能がある他、本体言語も日本語を選択できるようになります。
RG350とM版とのCFWは全く異なるので間違ってインストールすると文鎮化するので注意が必要です。
FWアップデートのやり方
まずは、microSDカードを準備(未使用品でフォーマットされた物が好ましい)
下記のボタンを押してFWをダウンロードします。
解凍したら、「rg350m-update-2020-05-04.opk」をWin32DiskImagerを使って書き込みます。
そのmicroSDをTF2側のスロットに差し込んで起動すると「applications」の画面内に「OS Update CN」というアイコンが出てくるのでAボタンで起動しFWを焼いて完成です。
詳しいFWアップデートのやり方は、こちらの記事でも解説しています。
本体とHDMIをモニターに接続してみた
FWアップデートを行い早速、HDMIケーブルをさしてモニターと接続。
本体起動し、「setting」から「設定」を選びHDMIの項目を「ON」にすると手元の画面をTVモニターに映すことができます。(この時、手元の画面は消えます)
実際に試してみましたが自宅のリビングにあるSONY BRAVIA43インチでは、画面が写りませんでしたがIOデータの27型PCモニターで接続してみたところ画面を映すことができました。
これに関しては、FWがまだ未完成なのか、それとも相性があるのか分かりません。
もし、あなたのRG350MがHDMIケーブルを使って画面が映らないとしたら、モニター、もしくはHDMIどちらかの相性が悪いということになります。
そんな訳でゲームをモニターに映して休日に子供たちとレトロゲームを楽しむことにしました。
収録されていたゲームの紹介
FCソフトの爆笑人生劇場やSFCのいただきストリートなどが偶然収録されていてボードゲーム好きの息子たちに大ヒット!
付属の32GBmicroSDには、各コンソール(ゲーム機)ごとに膨大な数のROM(ゲーム)が収録されておりました。
特にファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンスなどのゲームが充実しておりました。
プレステの収録ゲームリスト
こちらが皆さん気になるであろう、プレステの収録ゲームリストです。
購入ロット(時期)によって収録されているゲームソフトが違うかもしれません。
ほんの一例だと思ってください。
付属の microSDに入っているゲームソフトは日本語、英語、中国、韓国、仏語など様々です。
全体の割合としては、日本語のゲームソフト4割でその他6割といった具合でした。
全てのゲームリストをチェックできていませんが、中には起動しない物もあります。
そんな時は、RG350Mを販売しているWhatskoにクレームをいうのではなく、そういう物だと思って、”おおらかな”な気持ちでいることが中華エミュレーターを使うときのコツです。
CD系のゲームはCD Manipulatorでゲームを吸い出す
また、プレステやCD-ROM2などのCDメディア系のゲームはCD ManipulatorをWindows PCにインストール。
「isoファイル」を抽出しSDカードにデータを転送することでゲームができるようになります。
RG350Mの振動(バイブレーション)機能をオンにしてプレステを楽しむ方法
Pcsx4all(PSエミュレーター)を立ち上げて電源ボタンを軽く1押しする。
core setting→Analog Mode → Dual shockに変更する
初代デュアルショック対応ソフト
- サルゲッチュ
- グランツーリスモ2
- クラッシュバンディクー
- バイオハザード2
など
まとめ
画面が旧型のRG350よりも画面が4倍綺麗になり、この画面に慣れてしまうともう他の機種には戻れなくなります。
また筐体アルミニウムになり重たくなりましたがそれも含めても素晴らしい製品です。
1つだけ残念なのは何故CPUが前回の機種から据え置きなところ。
あとRG350とM版とのCFWは全く異なるので間違ってインストールすると文鎮化するので注意が必要です。
「お父さんが息子と同じ学年の時にプレイしてたゲームだよ」
といい親子2世代で同じ体験を共有でき素敵な時間を過ごすことができました。
2020年度にはこれを越える機種は恐らくでなく、1年は戦えるマシンなので絶対に買いです!
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