
前回、クラウドファンディングサイトの「indiegogo」で出資者を募集していたハンディプリンター「Selpic P1」を紹介しましたが大変反響がありました。
その後、協力会社の方より、

とオファーをいただきましたので今日は「Selpic S1」を紹介させていただきます。

動画レビューはこちら
Selpic S1の特徴
紹介ビデオを見てわかる通り、Selpic S1は、片手で持ち運べるハンディプリンターです。
また、速乾インクを採用しており、紙だけでなくガラス、金属、木、プラスチック、布、マグカップなど幅広い用途で印刷できます。


バッテリーは1100mAhを内蔵しており、6時間の稼働時間。
スタンバイ時間は72時間となっています。
充電は画像にもあるように前面のUSB Micro Bで行い、バッテリー残量はその下のインジケーターで表示されます。
重さもインクカートリッジを入れた状態で351.5gなので、子供から大人まで片手で印刷することができます。
Selpic S1の価格

Selpic S1の価格は、セルピックのサイトで22,854円で販売されています。
定期的にセールをやっており20,000円以下で購入できることも時々あります。
Selpic S1のインクカートリッジはどこで買える?

インクカートリッジは消耗品なので使用しているといつか交換時期が来ます。
交換用のインクカートリッジも、Selpicのページからも今後も継続して購入することができるので永く使用できるでしょう。
本体購入時は、ブラックのインクが1本付属していますが、そのほか「ホワイト、グリーン、イエロー、ブルー、レッド」など全6色で展開しています。

Selpic S1の使い方
step
1アプリをダウンロード
[appbox appstore 1480400818?]
[appbox googleplay com.wzygswbxm.mprinter1]
step
2Selpic S1とスマホをWi-Fiでペアリング
- スマホのwifi設定で出てきた『SELPIC_8DC97FCB』を選択
- パスワード『12345678』を入力
step
3印刷したい文字や写真を決める
step
4印刷設定をする(大きさ、濃淡の設定)

step
5Selpic S1に印刷情報を送る
step
6印刷

身の回りのものにブランドロゴを印刷しまくった

アップル製品を買うと必ずついてくるのが「アップルマークのシール」。
身の回りのものに貼ることで気軽に「iなんちゃら」を再現。
アップル社のご厚意により、QOLの向上を目的に有難く使わせていただいております。
トイレの便器に貼れば「iBenki」
机に貼れば「iDesk」
考えればキリがありませんが、まさに「i-何とか」を粗製乱造することが可能です。



ステッカーを使うのがもったいないなら、「印刷」してしまえ!
という訳でSelpic S1でアップルマークを勝手に印刷してプリントしまくってみました。
iWeight Scale

体重計にアップルロゴを印刷してみました。

この体重計の表面はガラスなのですが印刷後は、手でこすってもインクは落ちません。
インクの「乗り」が少し悪いので、ガラスに印刷する場合は、事前にミッチャクロンみたいなプライマーコートを吹いておくことで、よりキレイに印刷できるはずです。

iSuito

ステンレスの水筒にそのままプリントしてみましたが、ガラス同様にインクの乗りがよくありませんでした。
でも速乾インクのおかげで表面が濡れたり洗ったりしても色落ちすることがありません。
やはりプライマーコート処理後に印刷することをお勧めします。
iShirt

Yシャツではなくてiシャツが2020年からのトレンドです。
胸元のアップルマークを押すとSiriが反応しボディチェックや部屋の電源をつけたりしてくれます。
・・・と妄想してしまいました。
布への印刷は、にじむことなく非常にきれいに印刷できて満足です。
私のようにシャツに印刷する場合は、裏地にインクが染みこまないように生地と生地のあいだに紙を挟んでおくといいでしょう。
ちなみにこのシャツは以前ワークマンで買った超冷感の500円で買えるシャツです。

iAroma

この製品は、前回記事で書いた約500円の芳香剤です。
60分おきに芳香剤が噴霧される設定をしており、いつも部屋がいい匂いです。
こちらに関しては、少し複雑な曲面になっていたため印刷がうまくできませんでした。

iMask

マスクにもアップルロゴを印刷してみました。
仕上がりは悪くありませんが、オフィシャルでない物を堂々と身に着けて歩く勇気はありません。
Selpic S1を使ってみた感想

Selpic S1を使用する前までは、
「これからは、ペンがプリンターに置き換わるだろう」
とか
「紙にペンで文字を書くのと同じ感覚で使えるだろう」
などと気軽な気持ちで使い始めましたが、実際のところ、専用アプリに文字を入稿し、印刷設定をするところまでが、まず非常に面倒でした。
しかし、一度印刷する文字やデザインを決めてしまえば何度も繰り返し使用できるので、
「決められた文字を何度も反復して印刷する作業」
には、非常に役立ちました。
ポイント
- 祝儀袋、香典袋への署名
- お中元、お歳暮の、「のし」への署名
- 仕事で客先に郵便を送るとき、封筒に住所、会社名を書くとき(多ければ多いほど面倒)
- 毎年4月の子供の学用品の氏名を書く作業
上のような作業をするときにかなり便利です。
縦書きは原則できない
縦書きはできません。
縦書印刷するには、事前に縦書きで書かれた書類を用意しておき、横向きでJpeg形式で保存。
そして縦方向に印刷することで使うことができます。
毎回違う文字を印刷する作業には向いていない
「1行文字を印刷するのに、1つ保存データを使用」
このため毎回、異なるシリアルナンバーを印刷するような作業をするには都度時間がかかります。
作業内容によって「手書き」、「プリンター」、「シール」の使い分けを検討された方がいいです。
印刷できる文字が小さい

インクヘッドの都合上仕方ないのですが、印刷できる文字が小さく、用途が限られてしまうのが残念でした。
これに関しては、「Selpic S1+」という新製品が2020年5月にリリースされたようで
細かいデザインの印刷には不向き

先に紹介した、アップルマークみたいな大雑把なデザインの印刷に便利ですが
「小さすぎる文字の印刷」
「細かいデザインの印刷」
には不向きに感じました。
ヘッドが詰まりやすい

速乾インクのせいなのか、しばらく使わないとインクヘッドが詰まってしまい印刷したデザインがかすれてしまう原因になります。
そのため常にインクヘッドをアルコールシート(付属)を使って頻繁にきれいにしてあげる必要があります。
まとめ

ハンディプリンターは現時点では、まだまだ発展途上の商品で「Selpic S1」には粗削り感があります。
製品コンセプトは非常に素晴らしいものがあり、今後の進化に期待したい。
今回は、かなり厳しめのレビューをしてしまいましたが、「単純に決められた文字を印刷する」という用途でしたら100%不満はありません。
あて名書き作業や名前を記入する作業には非常に役に立ちますのでぜひ一度お試しください。
セール情報
2020年8月27日~8月31日までの期間中、「Selpic S1」が20%Offのセールが開催されています。
Selpic P1の記事はこちら


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