今年買って良かったものに骨伝導イヤホン「Aeropex」がエントリーしていましたが今回は、継承機となる新型「OpenMove」を紹介します。
結論から書きますが、価格はAfterShokzのフラッグシップモデル「Aeropex」の約半額で買え、音質や使い勝手は据え置きの素晴らしいモデルでした。
今回、AfterShokz OpenMoveをレビューするにあたりメーカーのAfterShokz様より商品提供していただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。
ただ安いだけの骨伝導イヤホンは買ってはいけない
骨伝導イヤホンは最新技術のように感じるかもしれません。
でも実は、難聴の方向けと製品として、昔からあった技術なのはあまり知られていません。
しかし、一般的に販売されている骨伝導イヤホンの弱みは・・・
- こもったような音質
- 音量を上げないと聞こえづらい
- 音漏れがひどい
- 肌と接触する部分が振動して長時間使用すると痛みを感じる
といった製品が多いです。
結論から書きますが、今回紹介するAfterShokz OpenMoveはこれらの問題をブレークスルーした画期的なイヤホンなのです。
ワイヤレス骨伝導イヤホンがWebミーティングにオススメな理由
1日中テレビ会議やwebミーティングをしているという方いませんか?
こういった問題を解決するのに役立つのがワイヤレス骨伝導イヤホンです。
ワイヤレスなので席を離れていても使用できたり、別途、普通のイヤホンを装着して音楽を流せば画面越しの相手には音楽が聞こえずに作業できたりします。
特にAfterShokz OpenMoveは両耳をふさがないので、自宅にいる家族の声やチャイムの音など環境音を聞きながら使えるところにメリットがあります。
また、OpenMoveはノイズキャンセリングマイクが搭載されているため、部屋のエアコンの音や生活音をカット。
クリアな音声を画面越しの相手にお届けできます。
OpenMoveの紹介
バッテリー要/不要 | はい |
---|---|
形状 | オープンイヤー |
ブランド | AfterShokz |
色 | Grey |
メーカー | SHENZHEN VOXTECH CO.,LTD |
メーカー型番 | AS660 |
発売年 | 2020年 |
接続方式 | 無線 |
梱包サイズ | 12.15 x 10 x 4.54 cm; 29 g |
商品重量 | 29 グラム |
付属品
シンプルな梱包でコストダウンの努力がうかがい知れます。
こちらが本体です。
充電は、USB-Type Cなので充電器を紛失してもすぐに代用がききますね。
左がOpenMoveの充電ケーブルで右の写真がAeropexの充電ケーブルです。
Aeropexの充電ケーブルは1本紛失してしまった経験があるので、充電にUSB Cを使えるようになったのがかなり嬉しいです。
AfterShokz OpenMoveの特徴
特徴
● Bluetooth 5.0 通信半径は10m
●充電2時間・6時間の長持ちバッテリー
●振動が小さく音漏れしない(Airと比較して50%カット)
● IP67 完全防水、防塵性能
●USB Type-C
●中音域から高音域が聞き取りやすい
●2年間の保証付き
AfterShokzは「OpenMove」「Titanium」「Air」「Aeropex」など様々なワイヤレス骨伝導イヤホンをリリースしているパイオニア的存在です。
フラッグシップモデルのAeropexと比較し、バッテリー駆動時間と防塵防滴機能が劣るものの音質、使い勝手に関しては同等だと感じました。
Aeropexとの比較
OpenMoveの方が振動部やボリュームボタン付近(ツルハシ部)が若干大きく感じられました。
最初、OpenMoveの方がバンド部分が短いと感じましたがAeropex(右)と同じ長さでした。
操作方法
ボタンは全部で3つ。
+と−の音量アップボタンに電源ボタンも割り振られております。
左耳側のマルチボタンと音量ボタンの3つのみで非常にシンプルな作りとなっています。
耳栓をしながら音楽を聞く場合、音量ボタンの+と-を同時に長押しすると耳栓向けのイコライザーモードに変わります。
装着して左耳側の振動部にはマルチボタンがあり、押す回数によって曲順や再生停止などコントロールできます。
- 1回押押す・・・音楽再生/停止
- 2回押す・・・次の曲
- 3回押す・・・曲の頭に戻る/前の曲に戻る
ちなみに下を向いたり首を振ったりしてもズレません。メガネを掛けていても問題なく掛けられます。
使ってみた感想
使ってみてよかった点
- 単純に音がいい
- 音の遅延がほぼない
- マグネットになった
- 値段が安くなった
まず、OpenMoveを装着してYouTubeを再生してみましたが音声のズレ(遅延)がほとんどない事に驚きました。
また、両耳を塞いでいないのに頭のなかで音楽が聞こえてきたのに驚きました。
また音の解像度も高く「まるでイヤホンみたいな音質じゃん!」と一瞬感じました。
定位感はしっかりしていて音もクリアなので音楽鑑賞もできますが、やはり本気で音楽鑑賞用途にに使いたいならイヤホン、ヘッドホンを買った方が良いと思います。
このへんは、普通のイヤホンと構造が違うので仕方ないことですが、少し前までの安い骨伝導イヤホンと比較すると天と地ほどの性能差を感じました。
通勤中など電車やバスに乗っているときも外音が聞こえるので大事なアナウンスを聞き逃してしまう、電車から降り損ねるということがほぼなくなるはずです。
まとめ
いろんなメーカーからイヤホンが発売されていますが骨伝導イヤホンを試したことがある方は、まだごく少数かと思います。
今回、勘違いしてほしくないのは、「骨伝導のヘッドセットを買うと普通のイヤホンがいらなくなる」という考え方。
もっと鮮明な音を聞きたい時は正直、通常のイヤホンの方がもちろん優秀です。
しかし、骨伝導イヤホンの「頭の中で音楽が聞こえる感覚」をぜひ、1人でも多くの方に知っていただきたいというのが一番の気持ちです。
近年、スマホ、タブレット、ゲーム機など、私たちが子供の頃よりも電子機器が身の回りに増え、現代人はイヤホンの使用頻度が格段にアップしました。
一方でイヤホンを大音量で使い続けると難聴のリスクがあがり若年性の難聴も社会問題になっております。
でも骨伝導イヤホンを使用すれば難聴になるリスクが激減するので若者には特に使ってもらいたい製品だと思いました。
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