先日、RG351Pと同時購入した「RK2020アルミ合金バージョン」が到着したので紹介してまいります。
それでは早速見てまいりましょう!
RK2020はハードもソフトも自由にカスタムできる大人のオモチャ
RK2020は、RGシリーズを代表する、いわゆる「Open Dingux系中華エミュレーター」とは格が違い、「PSP」「Nintendo64」「Dreamcast」「Nintendo DS」が(一応)プレイできる画期的なマシンとして2020年春に登場しました。
しかし、非力なマシンパワーを何とか快適に使うためにヒートシンクを装着して発熱対策をする猛者も出現。
RK2020は、カスタマイズ性に優れているので全世界に熱狂的なファンが多いのが特徴です。
上の動画は、RK2020のCPU「RK3326」にヒートシンクを取り付け、スピーカーをNintendo Switchの物にリプレイスするという荒業を披露しています。
RK2020はハード、ソフト両面においてカスタムを楽しめる玄人好みな面白いマシンなのが魅力なのです。
RK2020アルミバージョンと通常版の違いは、ほぼない
RK2020のアルミ版が登場しましたが、スペックは従来版を踏襲しており、基本的には「できること」「楽しみ方」は全く同じです。
何が違うかというと、やはりボディーがアルミになったことで従来のプラスチックバージョン(ABS樹脂製)の物よりも放熱性に優れている点です。
先程、RK2020にヒートシンクを取り付ける動画を見たと思いますが、熱伝導に優れたアルミボディを纏うことで、もうこんなことをする必要がもうないかもしれませんね。
また、メタル筐体になることで高級感が増し、所有欲を満たしてくれるので中華エミュレーターマニアにはたまらないでしょう!
X Y B A ボタン、上部のショルダーボタン、および各種コネクター系の差し込み口の配置は同じです。
気になるボタンの押し心地ですが、従来バージョンと変わりありませんでした。
ただし、RK2020プラスチックバージョンは、ボタンを押すとカチャカチャとプラスチッキーな音がします。
いっぽう、RK2020アルミバージョンは、素材が影響しているしているで「カチャカチャの反響音」が若干ミュート気味でマイルドにカチャカチャいいます。
違いは、リセットボタンと背面の滑り止めラバーの有無
RK2020の通常版と変わった点は、大まかに2つ。
- リセットボタンの有無
- 背面の滑り止めラバーの有無
リセットボタンに関しては、8月~9月ごろにRK2020の通常版本体がマイナーアップデート。
これにより通常版では既にリセットボタンが廃止されているものも増えてきましたが、私が持っている旧バージョンの物にはリセットボタンがついています。
RK2020 SPIアップデートは改善されてない
RK2020は作りが甘い・・・というか、バグですが電源オフの状態で充電を開始すると本体の電源が勝手に入り起動する症状がありました。
ただ起動するだけならいいのですが、その後電源をオフにしても充電されない厄介なバグなのです。
今回メタルバージョンでのリニューアルに伴い、このバグをつぶしてきているのかと思いきや、まったく改善されていませんでした。
これを対処するにPCを用意して「rk2020 spi update」を行う必要があります。
ちなみに導入にあたり、予備のmicro-SDカードが必要になります。
アップデートファイル自体の容量は少ないです。
でも今、大容量のmicro-SDカードが値下がりつつあるので、持っていない方は上記のリンクの物をチェックしてみてはいかがでしょうか?
スペック
RK2020 アルミ合金バージョン | |
ディスプレイ | 3.5インチ、IPS液晶 |
解像度 | 320×480 |
システム | Retro Arch |
CPU | RockChip RK3326 (Quad-Core ARM Cortex-A35 1.3GHz) |
GPU | Mali-G31 Dvalin |
メモリー | 32GB/64GB/128GB (DDR3L 786Mhz, 32 Bits bus width) |
外部ストレージ | microSDカード 最大256GBまで |
Wi-Fi | 外部Wi-Fiドングルを指すことで使用可能 |
バッテリー | 2600mAh |
サイズ | 66×145×21㎜ |
重量 | 300g |
スピーカー | あり |
HDMI出力 | なし |
外装 | アルミ |
カスタムファームウェア導入の方法・収録ゲーム
過去の記事にて「RK2020に収録されているゲーム」「spi updateの方法」「CFWの導入方法」についてまとめています。
下記リンクを参照してください。
まとめ
RK2020、ZPG Pro、Powkiddy RGB10などのRK3326系の中華エミュレーターは、RK2020が牽引してきたといっても過言ではありません。
そのRK2020がメタルバージョン(集大成)として最後の輝きを放ち、燃え尽きようとしております。
そして、遥か彼方のRG星雲では「RG351P」という新生が産声を上げ始めましたが、王者「RK2020」の人気を超えられるかが見ものです。
RK2020シリーズは、改造の情報が多く、専用CFWが充実しているのが魅力。
RK3326の次期チップを搭載した、「RK2021(仮称)」はどんなものになるのか非常に楽しみです。
コメント