こちらの記事は、2020年に書いた記事ですが、2024年7月の時点でMeta Quest 3でも同じように再現できます。
Meta Quest 2という文字を「Meta Quest 3」に脳内変換して読んでください。
「Meta Quest 2」が先週届きました。
新型のMeta Quest 2、発売直前に初代Oculus Questを定価に近い価格で売り抜けることに成功。
ほぼ、お財布を痛めることなく乗り換えに成功したので非常にラッキーでした。
初代Oculus Questはかなり弄り倒しており、普通の使い方のほか、Meta社が公認していないカスタムもかなりやってきました。
今回は、マルチプラットフォームでできるオープンワールドRPG「原神」をMeta Quest 2にインストールして実際にプレイしてみた感想を書きます。
原神はOculus Storeからはダウンロードできない
原神はPS4、PC、iOS、Androidなどマルチプラットフォームで配信されており、リリース後数年たった今でも世界的に人気のあるゲームです。
開発は、中国の「MiHoYo(HoYoverse)」がてがけており、コンシュマー機の顔負けのグラフィック。
課金はありますが、これが基本無料でダウンロードできるなんて信じられないと思わせるゲームクオリティです。
先日の発表によると、開発費100億円をわずか2週間で回収してしまったモンスターゲームです。
現在、Switch版の開発も行っているようで同ゲームがマルチ(クロス)プラットフォーム戦略に今後、拍車がかかることは間違いありません。
前置きが長くなりましたが、このブログのタイトルを見て、速攻、Oculus Store(Metaアプリのストアカタログ)を開いて探した人もいるかもしれません。
原神はOculus Storeでリリースされておらず、徒労に終わるのでやめましょう。
Meta QuestはAndroid OSベースで動いている
Meta Quest(Oculus Quest)は、独自のUIのため、専用OSと思いきや、実はAndroidベースで作られています。
そのためAndroidアプリをMeta Quest 2にインストールすることが可能なのです。
ただし、すべてのアプリやゲームが100%完璧に動くというものではありません。
今回は、たまたま「原神」をインストールしてみただけですが、「FORTNITE」「PUBGモバイル」などのFPSゲームをはじめ様々なゲームに置き換えることも可能です。
AndroidアプリはGoogle Playから通常ダウンロードします。
この際、ダウンロードしたファイルは「Apkファイル」という形式でダウンロードされ、インストール時にApkファイルが展開してアプリになるのです。
これと同じ原理で「原神」のApkファイルをMeta Quest 2に入れてあげることでMeta Quest 2上で「原神」がプレイできるという仕掛けです。
Meta Quest 2にAndroidアプリを導入する方法
ここまで簡単に原理を説明しましたが真似をされる方は自己責任でお願いします。
まず、Meta Quest 2でプレイしたいAndroidアプリのApkファイルを用意します。
私は推奨しませんが「原神 Apk」というキーワードをネット検索するとダウンロードサイトが出てくるのでここからダウンロードするのも手です。
ただし、ネット上に落ちているapkファイルはウィルス感染のリスクがありますので自己責任でお願いします。
アプリの準備ができたら、次にMeta Quest 2/Meta Quest 3の準備をします。
Side Quest経由でAndroidアプリをインストールする
Meta Quest 2にAndroidアプリを導入するには「Side Quest」というPCソフト(無料)を使用します。
Side Questの導入方法に関しては下記のリンクを貼っておきます。
上の記事のように、チップセットをクロックアップしたり、リフレッシュレート・解像度を変更させたりすることが可能。
さらにOculus Questerと呼ばれる有志がゲームを開発しており、優良、無料問わずSide Quest内のアプリセンターで公開していてダウンロードもできます。
その他、「Beat Sayber」や「Virtual Desktop」などアプリをSide Quest上でカスタマイズすることができ、曲やmod追加といったことができるようになります。
Meta Quest 2で原神をプレイした感想
結論から書きますが、
プレイできるけど快適に遊べない
というのが正直な感想です。
VR空間上に100インチオーバーのモニターで原神をプレイすることができました。
Meta Quest 2でプレイするので3D(立体視)で遊べると思うかもしれませんが、2Dなので悪しからず・・・
上の写真が証拠写真です。
この先が気になる方は、ご自分でお試しください。
冒頭に書いた、「プレイできるけど快適に遊べない」という理由は、Meta Quest 2のコントローラーがゲームに対応していないからです。
ちなみにPC版だと「コントローラー操作」か「マウスキーボード」の切り替えが設定欄にありますがAndroid版には、この項目がありません。
ゲーム上ではトリガーボタンで決定(クリック)操作、左右のアナログスティックで視点変更ができるものの、両手の「A、B、Y、X」ボタンは全く反応しませんでした。
- キャラクターを移動させるには、画面左下のDパッド部分をトリガーボタンを押した状態で Meta Questコントローラーを傾けて移動。
- 攻撃をするときは、 Meta Questコントローラーを攻撃ボタンに照準を当ててトリガーボタンでクリックするといった具合。
例えるなら、2つのマウスだけで操作している感覚で勝てる相手にもボロ負けしてしまうような感じでした。
もともとAndroid用に最適化して作られているため仕方ありませんが、アプリ上でBluetoothコントローラーやUSBコントローラーに対応してくれればMeta Quest 2でも快適に遊べるようになるはずです。
PC版をVirtual Desktopでミラーリングする方法も使える
どうしても原神をVRゴーグルで遊びたいのなら最終手段は、「Virtual Desktop」アプリを使ってPC版の原神をミラーリングする手があります。
ちなみに私は、そこまでして遊びたいと思わないので試せていません。
余談ですがPC版でVRゲームのオープンワールドゲームがいくつかリリースされています。
- Skyrim VR
- Half Life Alyx
- Nostos
- No Man’s Sky
これらを起動するには高スペックのPCが必要になりますが、Vitual DesktopやOculus Linkでプレイ可能。
興味のある方はぜひトライしてみて下さい。
まとめ
Oculus Storeアプリは、「絶対ダウンロードしたい!」というキラーコンテンツがまだまだ少ないのが現状です。
今回紹介した、「Oculus Storeアプリ」×「Androidアプリ」を併用することでOculus Questの楽しみ方が何百倍にも広がるはずです。
Oculus Questの販売元であるFacebook社は、日本を重要なVRコンテンツ市場ととらえ今後、ハード、コンテンツ共に販売を強化していく方針とのこと。
今後のOculus Questの発展に期待したいですね。
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