骨伝導ワイヤレスヘッドセットのパイオニア「AfterShokz」は、フラッグシップモデルであるAeropexのジュニア版「Aeropex Play」をリリースしました。
Aeropex Playは、昨年7月に投入したフラグシップモデル「Aeropex」をベースとした小学生から中学生向けのモデルでラッグシップの名に恥じない音質と快適性を両立しております。
小さいお子様の頭にフィットするよう、バンドを一回り短くするとともに、最大音量制限機能を搭載し、進行性難聴のリスクを軽減し、安心してお使いいただけます。
骨伝導イヤホンで子供を守ろう
現代の子供は「デジタルネイティブ世代」と呼ばれており、ゲーム機、スマホ、PCなど幼い頃から当たり前のように触っていて使いこなしています。
いっぽう、親として心配になるのがイヤホンやヘッドホンを使いすぎて起こる若年性難聴。
Fortniteのようなスマホ(タブレット)FPSゲームが巷に溢れ小学校低学年からボイスチャットをしながらプレイするなどヘッドセット(イヤホン)使用が低年齢化しております。
親としては、大音量で長時間のイヤホン使用が気になりゲームに限らず通学中の安全のためにもイヤホンの使用は程々にして欲しいと思うのが親心ではないでしょうか?
特に難聴は一度罹ってしまうと元の聴力には戻りにくいと言われており、若くして耳鳴りのような症状に悩まされている若者も少なくないとか。
手遅れになる前に骨伝導ワイヤレスヘッドセットを使わせて予防しませんか?
骨伝導イヤホンとは?
骨伝導イヤホンは、通常の空気を振動させるイヤホンとは異なり、骨に振動を伝えることで内耳に音を伝達するタイプのイヤホンです。
カナル型などのイヤホンを長時間使っていると痛くなったり、周囲の音が聞こえなくて危ないなど、様々な問題があります。
それに対し、骨伝導イヤホンは耳を塞がないから車や自転車を運転しながらも使える、騒音が大きいところでも使えるというのがメリットです。
骨伝導イヤホンは最新技術のように感じるかもしれません。
でも実は、歴史が古く、難聴の方向けとして昔からあった技術なのはあまり知られていません。
AfterShokzについて
AfterShokz社は、2011年創業で軍事及び警察用に設計された骨伝導ヘッドホンの特許技術を一般消費者の手に届くリーズナブルな価格帯の製品に導入するために設立されました。
独自のオーディオ技術スイートと完全なオープンイヤーデザインにより、ユーザーに最高の音質体験と安全性の両方をもたらします。AfterShokzは、利用者の安全性確保を最優先とした製品開発を念頭におき、常にイノベーティブ・デザインを続けています。
それでは早速、Aeropex Playを開封していきます。
開封と外観
箱を開けると、きれいに製品が収められておりました。
この箱のデザインは通常のAeropexと同じで子供向けといえど妥協していないところがいいですね。
こちらが付属品。
付属品
- 本体
- シリコンケース
- 耳栓
- 充電ケーブル×2
充電ケーブルはAfterShokz製品ではすっかりおなじみの専用充電端子となっております。
Aeropex Playには、2本同梱されているので万が一紛失してしまっても予備でもう1本あるのがいいですね。
ちなみにこのケーブルはAmazonで1,000円で売られているので、失くしてしまっても補充することができますよ。
外観とスペック
バッテリー要/不要 | はい |
---|---|
連続使用可能時間 | 8 Hours |
型式 | 耳掛け式 オープンイヤー |
コントロールタイプ | ボリュームコントロール |
形状 | 耳掛け式 オープンイヤー |
防水性 | IP67 |
ブランド | Aftershokz |
色 | Cosmic Black |
メーカー | SHENZHEN VOXTECH CO.,LTD |
メーカー型番 | AS800ET |
発売年 | 2020 |
接続方式 | 骨伝導 |
素材 | チタンフレーム |
梱包サイズ | 17.5 x 13.6 x 7 cm; 30 g |
商品重量 | 0.03 キログラム |
特徴
ポイント
- Aeropexの音質はそのままのジュニアサイズ。
- 人間工学に基づいたデザインで激しい動きにもズレ落ちにくい。
- 周囲の音が聞けて安全。
- 音が大きくなりすぎないよう85dBまでしか音量が上がらない。(ただし騒音下では100dbまで音量がアップ)
操作方法
操作は本体側面(左側)のマルチファンクションボタンで行います。
Aeropex Playの操作方法
- 1回プッシュ・・・再生・停止
- 2回プッシュ・・・曲送り
- 3回プッシュ・・・曲戻し
- +長押し・・・電源のオンオフ
- +を更に長押し・・・ペアリングモード
音量調整ボタンは装着して右下の方にあります。
使用感
Aeropex Playは、子供向けのイヤホンと思いきや、実は大人が使っても悪くないことが分かりました。
特に通常のAeropexや派生モデルのOpenCommなどを装着していると後頭部付近のチタニウムバンドが服の襟や座席のシートに当たることがあって、ヘッドセットの位置がズレてしまうということがありました。
しかし、このAeropex Playはチタニウムバンドが後頭部の側面に沿ってしっかりフィットするのでイヤホンとの一体感があり激しい動きをしても問題なく快適でした。
ただし、音量に関しては85dBまでしか出ないため、大人が使うと若干、音量に物足りなさを感じるかもしれません。
でも使ってみると、明らかに耳に優しいことが実感できるはずです。
音質に関して
Aeropexの同じ特性があり中~高音域がしっかり鳴ります。
もちろん音楽を100%ガチで楽しみたいという場合には、通常のカナル型イヤホンに音質は完敗しますが聞いていて特に違和感なく聞くことができます。
また、YouTube動画の視聴に関しても遅延がほぼないので視聴していてレイテンシー(音のズレ)もほぼ気にならないレベル。
ただし、本格的な音ゲーにはBluetoothイヤホンの壁があり、遅延を感じることは必至ですので動画と音楽視聴にとどめておきましょう。
音質・・・耳栓をすることで最強のノイズキャンセリングヘッドセットになる
骨伝導イヤホンを使うと頭の中で音が聞こえる感じで不思議な気分になります。
音楽を聴く場合、当然、カナル型のイヤホンの方が音が良いです。
しかし、Aeropex Playも中高域が良くなり音像もクリアでしっかり音楽を楽しむことができます。
音楽だけしっかり手中して聞きたいという場合は、耳栓をして外音シャットアウトすることで「強制ノイズキャンセリングヘッドセット」が完成。
このように耳をふさぐと中低音もしっかり聞こえ、音のディティールもはっきりします。
マイクもちゃんと使える
携帯で通話をしなが片手持ちで自転車を運転している中高生を何度か見かけたことがあります。
その他にもAirPods(ワイヤレスイヤホン)で音楽を聴きながら自転車に乗っているキッズもチラホラ見かけます。
でも両耳を塞いだ状態でチャリに乗ると周囲の音が聞こえず危ないです。
Aeropex Playにはマイクが内蔵されているので両耳を塞がずに運転中に合法的に使用が可能です。
ちなみにPS4やPCでもAeropex PlayをBluetooth接続で使用可能。
ただしSwitchで使用する場合はBluetoothトランスミッターを装着する必要があるので注意して下さい。
まとめ
通学でイヤホン、ヘッドホンをつけている学生はかなり多く、AirPodsの登場により今後そんなキッズたちが増加する未来しか見えません。
自転車の運転、夜道の歩行など事故に遭わないためにも親としては骨伝導ワイヤレスヘッドセットをオススメしたいですね。
私自身も骨伝導イヤホンを使うようになり運転中は欠かせないアイテムとなりました。
個人的に学校は・・・
という校則を作るべきだと思いました。
通学時のイヤホン禁止でやむを得ない場合は骨伝導ワイヤレスヘッドセットのみ使用可という校則を作るべきだと感じるくらい素晴らしい製品です。
ぜひお子さんがいるご家庭の方は「Aeropex Play」をご検討ください。
コメント