Hey Guys!
ガジェットブロガーのteru(@teru_cobba)です。
2013年頃にニトリでロボット掃除機を買って以来、子供あり、共働き世帯の我が家では、「ロボット掃除機がない生活」は考えられないくらい、不可欠なものとなりました。
ちなみにニトリで買った掃除なので家族は「とり吉」と呼んでいましたが、先日まで2代目とり吉として「iLife」というメーカーのロボット掃除機を使っていました。
そんななか、最近Dreme Technology様より2021年に日本市場に本格投入予定のロボット掃除機「Dreame D9」の製品レビュー依頼をいただきましたので紹介します。
結論から書くと、2代目とり吉(iLife)は即レイオフ(退役)し、マッピング機能ありのロボット掃除機(Dreame D9)の使用頻度が今まで以上に増えました。
「テクノロジーの進歩ってすごい!」と、もう本当と感心してしまうレベルです。
D9のレビューにあたり、まずは製造メーカーである「Dreme Technology(ドリーミーテクノロジー)」の紹介をしていきます。
Dreameってどんなメーカーなの?
Dreameって会社初めて聞いたけど信用できる会社なの?
おそらく多くの人がこんな疑問を持っているかと思います。
Dreame Technology(Dreame)は2015年に中国で設立された若い企業です。(中国語読みはZHUIMI)
Dreameの創業者は、清華大学で計算流体力学を専攻し、宇宙工学に携わってきたようで、ここでのメンバーが集まり「Dreame Technology」を創業。
創業者の流体力学理論は製品設計にも反映されており、現在、ヨーロッパ市場でコードレス掃除機、ロボット掃除機をメインに販売しています。
また、特筆すべきは、中国家電の大手のシャオミのエコシステムに仲間入りしており、自社、他社製品を数多く手がけている成長が期待されている企業です。
Dreame Technologyってこんな会社
- XiaomiのODMを行っている(Dreameが企画製造したものをシャオミに持ち込みDreameブランドで売る)
- 自社ブランド製品「Dreame」として販売
- 他社製品のOEMを行っている(受託製造)
OEMとODMの違いについては、今回説明しませんが、今回紹介する「Dreame D9」は2番目の自社ブランドとしてリリースされた製品にあたります。
Dreameは、2021年には、掃除機の他、ヘアドライヤーや電動歯ブラシなどの製品チェーンを拡大する予定です。
これは、個人的な推測ですが、シャオミから出資されているロボット掃除機のメーカーに「Roborock」という会社があります。
この会社がリリースしている製品とデザインが似ている部分があるので、もしかしたら同じ資本関係だったり、ディフュージョンブランドの1つ可能性もありそうです。
ちなみにシャオミという会社の魅力については過去に記事を書いておりますので、こちらをご覧ください。
Dreame D9のスペック・価格・外観をチェック
スペック
製品名 | Dreame D9 |
---|---|
サイズ | 350X350X96.8mm |
電力 | 40W |
バッテリー容量 | 5,200mAh |
重量 | 3.7Kg |
モーター | 日本Nidec製のブラシレスモーター |
稼働時間 | 150分 |
吸引効率 | 3,000Pa |
ダストカップ容量 | 570ML |
Dreame D9の価格
Dreame D9は、様々な通販サイトで販売されており、今後、家電量販店でも販売を見込んでいるようです。
価格は、販売先によって変動しますが、およそ30,000円~36,000円台で購入が可能。
つまり、10万円以上する「ルンバ」の上位機種を約3台分買える価格です。
販売店によって価格差があるのでいろいろ比較してみるとおもしろいと思います。
個人的にDreame D9は、Amazonでの購入が早く届き、安く買えるのでオススメです。
開封
外箱
取説はもちろん日本語対応
開封
本体
本体重量は3.7㎏と少々重く、初めて手に取った時に大きいなと感じました。
本体上部を軽く押すと、ダストカップが入っています。
写真が白とびしてしまって見にくいですが、ダストカップの掃除用ブラシも本体に格納されています。
付属品
付属品
- 本体
- 水拭き用アタッチメント
- ブラシ×1
- 取説
- 充電ステーション
特徴
吸引力がメッチャ強い
吸引モードは上から「ターボ」、「強」、「標準」、「マナー」の4種類そなえており、部屋ごとのシチュエーションに応じて使い分けが可能です。
特にターボモードは、最大3,000Paで他社のロボット掃除機と比較しても、段違いの吸引力を誇ります。
2.レーザーセンサー搭載で部屋をマップ化 賢く丁寧に掃除してくれる
本体の上部には新型のSLAM 3.0(レーザーセンサー)が搭載。
このレーザーセンサーは、1秒間に2080°の空間を認識します。
このデータをもとに部屋の広さや家具の配置を記録。
マッピングされたデータから独自アルゴリズムで最適な掃除ルートを導き出し、重点的に掃除する場所を考えて掃除してくれます。
さらに大きなメリットは、バーチャルウォール不要で、掃除して欲しいエリア/してほしくないエリアを簡単に指定することができます。
また、レーザーセンサーは毎秒5.8回転しており、部屋が真っ暗でもセンシングできす。
部屋の明かりを消したままで掃除させて就寝。翌日に気持ちの良い朝を迎えることができました。
3.大容量バッテリー
最大150分稼働するので広い部屋から小さい部屋まで隅々まで丁寧に掃除してくれます。
4. 吸引と水拭きモップの2 in 1
Dreame D9にはルンバの上位機種のi7+のようにクリーンベース(ダストステーション)がついていませんが、水拭き掃除もできるユニットが付属しているのがセールスポイント。
ルンバは、ただごみを吸引するだけで、水拭きさせたい場合は、別途ブラーバを買わなくてはなりません。
Dreame D9は吸引と水拭きの2つの掃除を1台でこなしてくれるのが良い点ですね。
ダストカップは、570mlと大容量なので1度の掃除でたくさんのゴミを集塵できます。
また、別途、270mLインテリジェント水タンクを装着することで、最大200m²水拭き掃除できます。
5.Mi Homeアプリ対応 外出先からロボット掃除機を起動できる
「Mi Homeアプリ経由で外出先から起動ができます。」
このように書くと・・・
って思うかもしれません。
こんな経験ありませんか?
- 自宅でペットを飼っていて、帰宅に合わせて1日に2回掃除したい。
- 外出中に友人知人が急に遊びに来ることが決まった。でも掃除機をかけてる時間なんてない・・・
滅多にないシーンかもしれませんが、こんな場面できっと役立ちます。
もちろん、床に物が置いてあると掃除ができないので「床に物を置く生活」をしないことが前提です。
そのほか、APPリモコンを使用して、吸引力の調整、掃除のスケジュール設定、バッテリーレベルの確認などが行えます。
[appbox googleplay com.xiaomi.smarthome]
[appbox appstore 957323480?country]
6..Alexa対応
「Alexa、Dreame D9をオン(オフ)して」
などの音声命令でロボットの掃除作業を直接制御できます。
ロボット掃除機はバッテリーがあるかぎり24時間、暑かろうが寒かろうが指示すれば掃除してくれます。
たとえソファーでふんぞり返りながら偉そうにAlexaに指示しても文句なく起動してくれるのがいいです。
Mi Homeアプリでセットアップ
シャオミの電動歯ブラシや空気清浄機などを持っていますが、Dreame D9もこれと同じ、Mi Homeアプリから全て操作可能なのがまずいいですね。
Mi Home内でのDreame D9の設定画面はこんな感じ。
パッと見た感じ「ふーん」と思うかもしれませんが、各項目ごとに設定の階層が深く設けられています。
ペアリングが完了したら、まずはファームウェアアップデートをお忘れなく!
Dreame D9本体のアナウンスを日本語に変更する
掃除機本体と同期が完了すると日本語でいろいろ設定できます。
でも肝心なDreame D9(本体)は相変わらず英語で話しかけてくるので、妻が聞き取れず困っていました。
本体を日本語で喋らせるには、「装置の設定」→「音声と音量」をタップすると上の画面が出てきますので、ここから日本語をダウンロードすればすぐに切り替えることができます。
掃除中は本体を触ることなく全てが完了
ひととおりセットアップが完了したらスマホで「掃除開始ボタン」を押すだけ。
もちろんスマホを使わなくても、本体にも同じボタンがあるので、そのまま使うこともできます。
基本的にDreame D9を触るのは、コード、布、ビニールなどを巻き込んでしまって動けなくなった時に救出する場面と最後、ダストボックスに溜まったゴミを捨てる時だけです。
掃除中に本体の充電がなくなったら自分で充電ステーションを探しにいく、おなじみの機能も当然搭載しています。
Dreame D9の使用感
いきなり誇張気味なタイトルをつけましたが、決してステマではないことを、まずお伝えしたい。
実際にDreame D9を使ってみて良かったと思う点をまとめていきます。
作動音が超静か
この製品を使ってみて、1番最初に驚いたことは、「作動音がとにかく静か」と言うところ。
ターボモードで吸引力を最強にしても唸らないのが本当に不思議です。
また、掃除機の強さの調整も4段階選べ、重点的に掃除したい場所では、途中で強さの変更も可能。
こんな場面で標準モードで動かしていてもほとんど気になることはありませんでした。
流石に集合住宅で夜中に使うのはやめた方がいいとは思いますが、
「掃除機=うるさい」
という思い込みは一気に崩壊しました。
その他、今まで使用してたロボット掃除機やダイソンのスティック式クリーナーなどの掃除機と比較しても断然静かで皆さんもきっと驚くはず。
初めてマッピング対応のロボット掃除機を使ったら世界が変わった!
上の写真は、我が家のリビングとキッチンをDreame D9でマッピングした物。
そしてこのマップの中の白い線が、実際にDreame D9が掃除してくれた軌跡です。
部屋の隅から隅へとジグザグに掃除してくれているのが良く分かるかと思います。
ちなみに白線が直線から曲線になっている個所は障害物がある場所を意味しています。
これまでのロボット掃除機は、部屋中を「縦横無尽に動く」といった感じで時間をかけて、とにかく動き回ってキレイにするといった具合でした。
また障害物があると方向転換をして角度によっては「掃除してくれない場所」も稀に発生します。
一方でDreame D9はSLAM 3.0(レーザーセンサー)で部屋をマップ化し、AIにより掃除ルートを自動的に計算し、効率よく掃除してくれました。
こんな印象を初めて使ったときに実感しました。
残念ながら、我が家は物を床置きしているものが多くDreame D9を思い切って動かしきれていません。
これを機に床置き生活を改善させていきたいと新たな目標ができました。
実際に使っている人の動画
人は、年間で24時間掃除機をかけているかもしれない
週に3回のペースで3LDKの部屋を掃除した場合の所要時間は20分~30分という記事を見つけました。
これを年間ベースに置き換えると・・・
30分×4週×12ヶ月÷60分 → 24時間
もちろん家の大きさや人によって掃除機を使う頻度が変わりますが、年間の多くの時間を掃除に充てていると思うと感慨深いものがありますよね。
掃除は決してムダな時間ではありませんが、
というのが今回の提案です。
もちろん、階段部分や入り組んだ狭い場所なんかは、ロボット掃除機に置き換えることはできませんが併用することで時間節約することが可能です。
この理論はかなり前からあるのですが、Dreame D9を使ってみて改めて「そのとおりだな」と思うようになりました。
Dreame D9を使ったらルンバを買うのがバカらしくなった
求めやすい価格の割に、10万円以上するロボット掃除機と同等の性能を持つ「Dreame D9」。
吸引力も申し分なく、さらに水拭きモードと併用することで部屋中のフローリングがキレイになります。
シャオミ家電は「Mi Home」アプリでほとんどの製品を一元管理できるのが魅力で、すでにシャオミ製品をお使いの方なら、すんなり使い始めることができるでしょう。
こんな感じで気が付くと手の届くいろんな場所にシャオミ製品が揃うようになります。
コストパフォーマンスの高いロボット掃除機をお探しなら、かなり満足させてくれる製品だと自信を持ってオススメしたい1台です。
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