
先日、ウルトラミニPCの「GMK NucBox」のレビュー記事を書いたら、頼んでもいないのに製品が送られてきました。
面倒だな・・と思いつつも内心ちょっと欲しかったので嬉しかったんです。
この商品は、ビリヤード球とほぼ同じサイズのPCでクラウドファンディングサイト「indiegogo」で2020年の8月に募集していた製品です。
せっかくいただいたのでガンガン使おうと決め早速開封していきますよ。
とその前に、この商品をよく知らない方は、過去に書いた記事をチェックしてみてください。

GMK NucBoxのスペックと外観チェック

GMK NuckBox | |
重量 | 125g |
寸法 | 62×62×H42㎜ |
CPC | celeron J4125 2GHz 64bit 4コア 4 スレッド |
GPU | UHD grapics 600 |
ストレージ | 128/256/512GB SSD |
RAM | LPDDR4 8GB |
Wi-Fi | WiFi (2×2) 867Mbps |
Bluetooth | 〇 |
USB3.0 | ×2ポート |
TYPE-C端子 | ×1ポート |
HDMI | ×1ポート |
micro-SDカード | ×1ポート |
ヘッドホンジャック | 〇 |
OS | Windows 10 |
紹介動画はこちら

開封
外箱(正面)
外箱(裏)
このPCは本体が小さいことで有名ですが、外箱もコンパクトで非常に怪しいボックスです。
夜中にこれを持って街を歩いていたら、お巡りさんからの職質は不可避・・・
パッケージは夜中に台所をカサカサと動き回る「G」・・・
みたいなカラーリングのパッケージ。
こんな書き方すると誰も買わなくなるので、私が本業で所属している会社のテーマカラー

とでもいっておきましょう。
そんでもって、黒いトンネルの箱を抜けると、そこは雪国ではなくミニPC「GMK NucBox」の登場です。
外観を見る前に、まずは付属品のご紹介です。
付属品
- 本体
- 充電ケーブル(Type C)
- 取説(英語)
GMK NucBoxを操作するには、このほかに最低限、ディスプレイ、キーボード、マウスが必要です。
またHDMIケーブルは付属していなかったのでこちらも用意しておきましょう。
正面
裏面
ミニPCというキーワードを検索するとGMK NucBoxに似た機種で「Chuwi LarkBox」と言う商品が見つかります。
これは、おそらくGMK NucBoxと同じ工場、ラインで生産されたものと推測できます。
正面には、排熱ファンが搭載されてますが、他の箇所には吸気、および排気スロットがありません。
一方、裏面はゴム足がついていてGMK NucBoxがガタつくことなく、しっかり固定できます。
ちなみにこのゴム足のシールをはがし、その下のネジを外すとM.2のSSDが搭載されており交換も可能できるようです。
なお、購入時に128、256、512GBのどれかを選ぶことになりますが、できることなら512GBモデルの方をオススメします。


右側面
本体の右側面には、マイクロSDスロットとイヤホンジャックがついており、ここで容量を継ぎ足すこともできますのでご安心を。
celeron J4125 2GHz 64bit 4コア 4 スレッド搭載

下側面
本体の下側面には電源スイッチと「intel入ってる」のステッカーが貼られています。
CPUは、celeron J4125 2GHz 64bit 4コア 4 スレッドが搭載されています。
GMK NucBox拡張性が素晴らしい

上側面
GMK NucBoxの上側面は、各種コネクター類をさせます。
有線式やBluetoothレシーバーのマウス、キーボードを接続すると一気に端子(ポート)が減ってしまい拡張できなくなってしまいます。



GMK NucBoxを使ってみた感想
GNK NucBoxをセットアップ中です。
ビットコインの自動売買とPS2~3のエミュレーターを入れて使い倒すぞ! pic.twitter.com/M9VNAf1ab5— Newガジェット三昧! (@teru_cobba) January 7, 2021
おすすめの用途
こんな使い道いかがですか?
- リビングのテレビに接続してネットコンテンツを楽しむ
- ネットワークサーバー構築
- 仮想通貨自動取引マシン
- 子供のプログラミングの勉強に
- エミュレーター
過去にGMK NucBoxの紹介記事を書いた時点では、「出張用、ノマドワーク、デジタルサイネージ用PC」としての用途をお伝えしました。
しかし、実際にミニPCを使ってみていろんな用途に使えることがわかったので順に解説していきます。
リビングのテレビに接続してネットコンテンツを楽しむ

このYouTube動画の人みたく「KODI」というソフトを導入し、テレビに接続することで様々なネットコンテンツが楽しめます。
その他、YouTubeの再生も問題なくでき、4K動画の再生をできるように設計されています。
ただし、ファンがかなりの頻度で回り作動音が気になるときがありました。

ネットワークサーバー構築
2021年6月にGoogle Photoの容量無制限が終了し、容量オーバーになってしまった分は月額で費用が発生します。
Amazonプライム会員はAmazon Photoにデータを預け替えるのも手ですが、今度はAmazonがいつ同じようなことをしだすかわかりません。

GMK NucBoxとハードディスクを用意することで自宅にサーバーを構築できます。
家族と思い出のデータを共有するために使用するもよし、家族が共有するパソコンにムフフな動画を置きたくないないなど自宅にサーバーを置くといろんな用途が楽しめます。
仮想通貨自動取引マシン
某氏にいろいろ教えてもらいGPD WIN MAXを仮想通貨自動売買マシンとして使っています。
日本一もったいない贅沢な使い方ではないでしょうか?https://t.co/vcjvlrSltJ pic.twitter.com/eZjTgy4Kuc
— Newガジェット三昧! (@teru_cobba) November 24, 2020
仮想通貨(暗号通貨)が活況を呈しており、2020年に40万円だったビットコインが400万円台にまで暴騰しています。
このビッグウェーブに乗りたいけど、ずっと値動きを監視できないという場合、自動売買のソフトを導入するといいかもしれません。
以前までは、GPD WIN MAXで自動取引をしていましたが、よりコンパクトで省エネなGMK NucBoxに役割を渡しました。
子供のプログラミングの勉強に
小学校でプログラミング教育が始まりました。
教育用の用途のマシンとしてChrome Book、Rasberry Pieなどいろいろ選択肢が増えてきましたが、やはり社会にでて一番使われているOS「Windows機」がいいと思います。
もちろん、iPhoneアプリを開発するための用途だったらMacを買わないといけませんが子供に使わせる最初の1台のマシンとして検討されてみてはいかがでしょうか?
ゲーム機(エミュレーター)として

ニューガジェット三昧を定期的に見に来てくれてる人は、ゲーム目的の使い道もおススメです。
上の動画はほぼ同等性能を誇る「Chuwi LarkBox」の動画です。
GMK NucBoxはWindows機なのでSteam、Epic GamesといったPCゲームを代表するランチャーを始め、PSPエミュレーター(PPSSPP)、Wii、Game Cubeエミュレーター(Dolphine)、そしてPS2エミュレーター(PCSX2)といったゲームを楽しめます。
もちろんまだ、すべてのゲームがスムーズに遊べるスペックではありませんが2020年のRK3326チップの中華エミュレーターに飽きてきたという方には、少しステップアップしてGMK NucBoxという選択肢はいかがでしょうか?
以前紹介したモバイルディスプレイや、8BitDo SN30Proゲームコントローラーとの相性がすごくいいと感じました。


先日、据え置き型のゲーム機の、「Super Console X」というマシンを紹介しました。
このマシンも素晴らしいですが、できるゲームの最高スペックは所詮、Dream Cast止まりです。

ミニPCのGMK NucBoxで、ついに2000年代初頭の次世代ゲーム機をエミュレートできるマシンが登場しました。
ちょっと中途半端なマシンでもありますが、みなさんもGMK NucBoxを限界性能まで弄り倒してみませんか?
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