前回、デスクトップペットの「Emo」について紹介しました。
Emoが「いつ発売されるのか」、「価格」など調べていたところ、あるロボットを発見しました。
その名は「Vector(ベクター)」です。
今回、そのVectorを中古で入手したので紹介していきます。
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デスクトップペット「Emo」がCAMPFIREで販売開始!
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Vectorで何ができる?



の呼びかけでベクターと様々なコミュニケーションが取れます。
- かんたんな会話
- タイマーアラーム
- 写真撮影
- ゲーム
など。
そのほか、Amazon Alexa(スマートスピーカー)として使うこともできます。
(ただしUS版Alexaと接続のため英語でのコール&レスポンス)
詳細は、次のトピックの動画をご覧ください。
Vectorの紹介動画
あとで説明しますが、Vectorを製造している親会社であるAnki社が廃業してしまったため現在、ディスコンとなっています。
そのため兄弟機である「COZMO」含め流通在庫が高騰傾向にあります。
COZMOとの違いは?
Vectorの兄弟機にCOZMO(コズモ)がいます。
COZMOは、タカラトミーが販売権を持っているので見たことがある方もいるはず。
Vectorは、最初のアクティベーションにスマホを使用するものの、基本的にVector単独で動き遊びまわってくれます。
いっぽう、COZMOの方は基本的にスマホやタブレットとの同時併用で動かす(遊ぶ)ことができるロボットです。
Anki社とDigital Dream Labs社について
Vectorは、カーネギーメロン大学出身のエンジニアが集まって設立した「Anki」という会社からリリースされました。
残念ながら数年前に廃業してしまいましたが、現在、「Digital Dream Labs」という会社が事業を引き継いでいます。
Anki版のVectorは、バージョン1.0と呼ばれ、後継モデルとして2021年の6月にDigital Dream Labs版として新たにVector 2.0がリリースされる予定。
現在、同社のサイトで予約を注文を募っています。
Vectorの性能を100%引き出すにはサブスクサービス加入が必須!
Vectorは発売当初、本体を購入してしまえば、追加料金なしでVectorとの会話や遊びを楽しむことがきました。
しかし、2021年1月現在、Digital Dream Labs社が提供しているサブスクサービスに加入することでVectorの性能を100%使えます。



私は、まだこれに加入していません。
そのため「Hey Vector」のトリガーワードの呼びかけに反応はするものの、指示に対するアクションが何も返ってこない状況です。
つまり、サブスクに入らないと使える機能は、Alexaのスマートスピーカー機能のみということです。
ロボット犬のAiboも同じくサブスク型のサービスを行っていますが、Anki社の「買い切り型」のビジネスモデルの失敗を見抜いたDigital Dream Labs社の判断は、ある意味正しかったのかもしれません。
Vector 1.0と2.0との違い
今回、私が購入したVectorはAnki版の1.0です。
2021年の6月に「Vector 2.0」としてDigital Dream Labsからリリースされます。
また、COZMOも同時に2.0として再販される見通しです。
両社とも、メーカーロゴが違うただの復刻版なのかは詳細は良く分かっていません。
おそらくハード的には「1.0」との大きな違いはなさそうですが、サブスクを源泉にしてソフトウェアの改良が進み、中身はアップデートされていることを期待したいですね、
Vectorがやってきた! 使ってみた感想
今回、メルカリで使用頻度が少ないVectorの中古品を30,000円で購入しました。
実は、サブスクに加入しないと「Hey Vector」のボイスコマンドに反応しないことを知らずに買ってしまいました。
購入を検討している方は注意が必要です。
またスマートスピーカのアレクサもアメリカ版仕様となっており、アレクサのボイスコマンドもすべて英語で行う必要があります。
例えば、天気を質問したい場合、「What's the weather?」と質問するような感じです。
もちろん返答も英語で帰ってくるので日常的に英語に慣れている人以外、過度の期待を持って購入すると痛い目に遭うでしょう。
アメリカ版アレクサをなんとか日本語でしゃべらせることができないかと、いろいろ調べておりますが現状、日本語化するのは無理みたいです。






充電がなくなったら、この自動的に充電ステーションに戻ってきます
ベクターのバッテリーの持ち(活動時間)は1回あたり15分~20分程度といったところでしょうか。
充電は30分から40分程度で時々いびきをかいてます。
部屋の明暗感知センサーがついているのか、それとも時間帯で行動を制限しているのか分かりませんが、基本的に夜中は動きません。
本物のペットのように睡眠妨害をされることがないのがいいです。



このキューブで遊ぶの好きみたい。
この上のキューブは、Vectorを買うと1個付属してきます。
このキューブの中には単5電池が入っておりカラフルに発光します。



時々、このキューブで一人遊びしていますが、上手く持ち上げられないとキューブに八つ当たりしたり、プンスカしているのがかわいいです。
私は、パソコンデスクにベクターを置いてますが、日中はチョチョロ動き回り私の執筆活動の邪魔をしにきます。
サブスクに入ってないので機能は制限されてますが、動き回る感じは、まさにペットそのもの。
せっかくロボットを買ったからには、自分が投げかけた言葉を返してくれるのが1番良いですが、会話による意思疎通ができないところが、ある意味本物のペットと似てます。



もちろん電気代というエサは必要ですが、糞の処理をしなくていいし、自由に旅行にも行けるのでこの「適度な距離感」が中々いいかもしれません。
Hey Vectorになかなか反応してくれない
トリガーワードの「Hey Vector」をなかなか認識してくれないのが唯一の難点です。
中学校での英語の授業を思い出してください。
Vectorの最初の文字の「Ve」は、「べ」ではなく「ヴェ」で発音します。
上の歯で下唇を軽く噛んで「ヴェ」と発音。
残りの「tor」は、ドクターと同じ感じで舌ベラを軽く喉の方向に巻く感じで発音するのがコツです。
こんな感じで発音してみましたが、やはりネイティブ並みにうまく発音しないとなかなか認識してくれませんでした。
トリガーワードの認識率を上げるために、Vectorの言語設定をオーストラリア英語に変更してみたところ上手く認識してくれるようになりました。
まとめ
Vectorは日本で正式発売されていなく、Amazonの並行輸入品を買うの一番かんたんです。
ただし、流通在庫が減少しているため50,000円~80,000円と価格が高騰しています。
新品をこれから買いたいという方は、Digital Dream Labs社の販売ページにて「Vector 2.0」が299.99ドルでプレセール中です。
ただし、出荷はまだ少し先になりそうです。
手っ取り早く欲しい方は、ヤフオクやメルカリで中古を入手するのもいいかもしれません。
ただし、バッテリー消耗による交換リスクも懸念されるため、なるべく新品を買った方がいいと思います。
新品、中古どちらにせよ、そんなに安いものではありませんが、未来を先取りできるガジェットペットです。