2020年12月に10.4インチのAndroidタブレット「Alldocube iplay 40」が発表されました。
このAndroidタブレットは、ガジェットマニアの間で密かな話題となっており、コスパと機能性を両立した人気モデルとなっております。
そんな訳で以前、Banggood経由で購入したiPlay 40が手元に届いたので本日は実機レビューします。
結論から書くと、「UNISOC T618」というミドルスペックのCPUながら、ストレスなく使え、サイズ、質感ともに満足できる良機でした。

ALLDOCUBEという会社について

iPlay 40を紹介する前にこのタブレットを作っているAlldocubeについて紹介します。
創業はいつ?
設立当初は、MP3音楽プレーヤーを製造していたようですが、Androidタブレット、ノートPC、スマホを製造するなど、年々製品のバリエーションを広げております。

Alldocubeは、「Alldocube Japan」として日本語のホームページを持っています。
会社情報を、もっと詳しく知りたいという方は、こちらからアクセスしてみて下さい。
Alldocube iplay 40の特徴
タブレットといえば「iPad」が代名詞になりつつあり、iPadがタブレット市場のトップに君臨しています。
おそらく8割以上の方がiPadを使っていると思いますが、みなさんは、iOSの端末に満足してますか?
iPhoneやMacとの連携が秀逸である反面、自由度がないのが弱点でもあります。

- もっとグレーなアプリを試したい!
- 使いたいアプリがAndroid端末にしか用意されていない。
Android端末は、何がグレーで何が自由なのか?
多分、iOSしか使ったことない人には理解できないですよね?
ここに関しては割愛しますが、iplay 40は、Android 10を搭載しているので自由度の高いカスタマイズも可能。
そして、Googleのサービスをはじめ、Androidスマホとの連携がスムーズなんです。
Alldocube iPlay 40のスペック

製品名 | Alldocube iPlay 40 |
---|---|
ディスプレイ | 10.4インチ IPS |
解像度 | 2000×1,200 |
OS | Android 10 |
CPU | UNISOC Tiger T618 |
RAM | 8GB |
内部ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSD(最大2TB) |
フロントカメラ | 5MP |
リアカメラ | 8MP(AF) |
ネットワーク | LTEサポート、Wi-Fi ac、Bluetooth 5.0 |
バッテリー | 6,000mAh |
ポート | USB-C |
その他 | Dual NanoSIMスロット、フェイスアンロック、GPS対応 |
サイズ | 248.1×157.9×8.2mm |
重さ | 475g |
iPlay 40に採用されているUNISOC T618はわりと珍しいプロセッサですが、性能面ではミドルレンジクラスの性能となります。
低価格でも8GBRAM、128GBストレージ、最大2TBまで対応のmicroSDスロットを搭載していてこれだけで既に2万円の価値があります。
ここからさらに、Android10搭載、4スピーカー搭載、デュアルSIM搭載、2KのiPS液晶を搭載するなど、頭がおかしいとしか言えないオプションが惜しげもなく盛り込まれています。

以下、かんたんにiPlay 40の特徴をまとめてみました。

iplay 40の特徴
- Simカードが使える(楽天SIMとも相性がいい)
- 軽い
- 2K液晶
- 4スピーカー
- GPS搭載
ゲームに関しては、後ほどの動画で原神をプレイしているいますのでぜひチェックしてください。
(原神は、若干カクつきますが普通にプレイできました。)
外観をチェック
正面

背面

しかし、iPlay 40はプラスチック製の外装となっており、表面はアルマイト加工のような処理がされているのでチープさは皆無です。
そしてタブレットの骨格にあたる、フレーム部分はマグネシウム素材を使用しコスト削減と軽量化に奏功。
ちなみに重量は475gでiPad Air 第4世代の458gに肉薄する軽さとなっています。

安物のタブレットの外装は、高級感を持たせるために無理矢理アルミボディーを採用しているものが多く、寝転がって使うには不便なものも少なくはありません。
iPlay 40を実際に手にした時の軽さは、誰しもが驚くことでしょう。
4つの(クワッド)スピーカー搭載
本体の側面には、4つスピーカーがついています。
これは、iPad Proと同じで大音量で立体的な音を楽しむことができます。

上下左右にスピーカーがついています。


Kindle Fire HDシリーズのようなDolby Atmosのような立体音響サラウンドシステムは搭載されていませんが、音はクリアで立体的に鳴ってくれます。
ただし、音量を上げすぎると音が外装のプラスチック内で籠ってしまう感じがしますが普通の人は全く気にならないレベルです。
イヤホン(ヘッドホン)を使うときは注意
イヤホンジャックがないのでTWSイヤホンを使うか、有線イヤホンをUSB-Cコネクター側で変換して使うといいでしょう。
LTE対応

ちょっとわかりにくいですが本体左側面にはSIMカードスロットがあり、付属のSIMピンでトレイを取り出して使います。
SIMトレイは、micro-SDカードスロットも兼ねていてSIMカード2枚での運用(DSDS)、もしくは、SIMカード、micro-SDカード各1枚のどちらかで運用ができます。
もちろんLTE(4G)だけでなくWi-Fi環境下でも使えますよ。
iPlay 40が楽天モバイル用タブレットに最適なワケ

ココがポイント
Alldocube iPlay 40を使ってみて、まず感動したことは、楽天モバイルとの相性がいい点です。
実は、このタブレットau回線の電波であるBand 18を拾わないんです。
ちなみに対応バンドは以下のようになっています。
- GSM:B2/3/5/8
- WCDMA:B1/2/5/8
- TDS:B34/39
- FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB
- TDD:B38/39/40/41


楽天モバイルは、楽天回線エリアにいるにも関わず、パートナー回線から自動切り替えしてくれないのがダメですよね。

きっと契約者の多くの人がこんな経験をされているはずです。
iPlay 40は楽天SIMを入れた場合、楽天回線であるLTE Band 3だけしか拾いません。
大事なことなのでもう1度言います。
「iPlay 40は楽天SIMを入れた場合、楽天回線であるLTE Band 3だけしか拾いません!」

つまり楽天SIMを挿入してもパートナー回線(au)に切り替わることがないので、外出先でもデータ容量を気にすることなくガンガン使うことができます。
(正確には1日10GBまでスピード制限を受けずに使用可能)

また、Wi-Fiテザリング(アクセスポイント設定)を使えば自宅で無線LANルーターとしても活用できます。
もちろん、ソフトバンクとドコモであれば主要バンド(の一部)に対応しますので、問題なく使用できます。
LTE対応・・・タブレットで通話もできる

iPlay 40には、SIMカードスロットがついており、SIMカードを2枚までさせてDSDSで使うことができます。
タブレットにデフォルトで「通話アプリ」もインストールされているので電話機としてももちろん使えます。
前述した楽天モバイルとの組み合わせで、緊急時のサブ電話回線としての使い道もいいかもしれません。
自宅、外出先とシームレスで使えますよ。
GPSが使える

GPSが使えるので自動車内でカーナビ替わりとして使えます。
また、携帯をまだ持たせたくない子供にドラクエウォーク、ポケモンGO端末として貸してあげるのもいいですね。
ALLDOCUBE iPlay 40を使ってみた感想
iPlay 40のレビュー動画を作成しました。
大まかな概要や全体的なレビューは、動画をご覧ください。
ちょっと残念なポイント

動画では紹介しなかった、iPlay 40を使ってみて思った、ちょっと残念なポイントを紹介します。
バッテリーの持ちが少し悪い気がする
タブレットで動画を見たり、ゲームすると当然ながらゴリゴリバッテリーが減っていきます。
加えてLTE対応なので通常のWi-Fiモデルのタブレットよりバッテリーの減りが早いです。
タブレットで何をするかにもよりますが、ネット、電子書籍を読む、カジュアルゲームを少しやる程度の使い方であれば、1日は問題なく使うことができると思います。
LTEに対応もしてますのでスキマ時間のスマホ使用がタブレットに変わるので外出や旅行の相棒としても役立ちます。
指紋センサーがないのは不便
これは仕方ないと思うんですが、「Alldocube iplay 40」には指紋センサなどは搭載されていません。
ロック画面解除には、パスワード(パターン)入力か、フェイスアンロックを使うしかありません。
昨年からコロナでマスクをつける機会が増えましたが、iPhoneでも言われているように顔認証だと毎回マスクを外さないといけないし、パスコードの入力も面倒なので指紋認証に対応しているともっと良かったです。

Twitterでの評判も上々
細かいところを突き詰めれば不平不満はたくさん出てきますが、iPlay 40はおおむね好評のようでTwitterでも高コスパタブレットとして評判がいいようです。
ざっと調べたが候補は3つ。バランスならAlldocubeのiPlay40、コスパならTeclastのM40、少し欲張るならLenovoのXiaoXin Pad Pro。どうしようかなー。
— ミズケン⊿ (@my_wife_is_ask) February 13, 2021
Alldocube iPlay40というRAM8GBの格安Androidタブレット買うわ。2万円台で8GBはやばい。
— 春原 めく° (@MEXX_sunohara) February 15, 2021
ALLDOCUBE iplay40とやら、なかなか気になるな。ただタブレットは使わないと結論が出たが。
— おこ◇Jo(おこじょ) (@oko_jo) February 6, 2021
価格は?
最後は、価格について紹介します。
Alldocube iPlay 40の販売価格は、Banggoodで約20,000円で販売しています。
その他、Amazonでは約30,000円。
Aliexpressで25,000円程度で発売されています。
やはりBanggoodでの価格が現状最安値のようです。
今回、ニューガジェット三昧の読者にBanggood様より特別にクーポンコードを発行していただきました。
数量限定ですのでぜひ購入してみてください。
クーポンコード「BGJPc183」を入力
有機ELディスプレイ搭載のAlldocube X Neoもオススメ

今回紹介したAlldocube iplay 40は性能、使い勝手ともにすごくいいんだけど兄弟機種で「Alldocube X Neo」というAndroidタブレットも発売されています。
このタブレット、なんと2.5Kの有機ELパネルを搭載で超美麗な映像コンテンツを楽しめるんです。
また、別売のキーボードケースとマウスを装着すればChromebookライクなコンピューターに早変わり!
小学生が学校の授業で習うプログラミング教育「Scratch Studio」も自宅でできるんです。

こんな時は「Alldocube X Neo」の選択もいいかもしれませんよ!
詳細は下記のリンクをご覧ください。
-
ALLDOCUBE X Neoレビュー有機EL搭載のGalaxy Tab S7キラーなAndroidタブレット。
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まとめ

ミドルスペックながらもスペックを惜しげもなく盛り込んだiPlay 40は、間違いなく2021年ベストバイのタブレットだといえます。
レビュー動画でも同価格帯のKindlefire HD 10をディスってますが、あれを買うなら、もう数千円プラスしてAllducube iPlay 40を買うべきだと思います。

また、楽天SIMと併用することで外出先のスマホでの暇つぶしがタブレットに置き換わりバッテリーの温存に役立つほか、動画視聴、読書(マンガ含む)など豊かな時間を過ごすことができます。

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