Hey Guys!
ガジェットブロガーのteru(@teru_cobba)です。
今回の記事は日記というか半分、自慢話になっているのでご了承ください。
先日、Super Console PC Boxの紹介をしましたが、RAM(メモリー)を増設することでPS3用のゲームがどれだけ快適に遊べるか検証したくなってきました。
そんなワケで某PCショップに足を運びましたが、店内でフラフラ商品を眺めていたところ、なんとグラフィックボードのRTX3060を発見!
(本当はRTX3080や3070が欲しいんですが、そもそも売ってないし高くて買えません)
皆さんご存知の通り、半導体不足の影響でグラフィックボード(グラボ)の流通は非常に少ない状況です。
脳内でこんなことを思いつきました・・
- ここでRTX3060を見つけたのは何かの縁。
- PCゲームや動画編集にバリバリつかえるんじゃね?
- Pythonでディープラーニングを覚えて株や仮想通貨の自動売買マシンを作れるかも・・・
という考えに始まり、使ってないときはマイニングをして不労所得を得ようと、いつもの商売人的な思考が浮かんできたのです。
そして自分の中のもう一人の悪魔がこうささやきました。
マイニングでグラボの償却が終わったら、あとは掘れば掘るほど利益だよ。
使わなくてもそのままメルカリやヤフオクに流せば儲かるかもよ・・・
などと、まるで天啓を受けたかのようにスーパーコンピューターの計算速度の何百兆分の1にも満たない、私の少ない脳内の計算領域がフル回転し始めたのです。
その結果、これまでの私の購買行動を自動学習した脳内AIが「買うしかない」という解を導き出したのです。
それってただの物欲だよね・・・バカじゃない?
Geforce RTX3060の定価は58,000円前後
今回、私が買ったRTX3060は税込88,000円でした。
あれっ?このグラボの元々の定価って58,000円くらいだよね?
転売ヤーの販売価格ならともかく、有名PCショップがこの値段で売ってるんだから相当グラボがないんでしょうね。
ちなみに私はどちらかというと転売ヤー容認派です。
反対派の人は転売ヤーではなく、小売店がこういうプレミア価格で販売してことにどう思っているのでしょうか?
ふたこと目に出てくる言葉は、税金払えだとか、お前がいなければ世の中に行き渡るとか、汚い言葉で罵られることでしょう。
需要と供給の関係で販売価格が上がるのは当然のこと。
結局、転売ヤー個人が儲けているのを心のどこかで嫉妬しているんだと思います。
私は市場にあるものを買い占めて供給不足にする転売には賛成できませんと前提したうえで・・・
転売ヤーもそれなりに労力をかけて手に入れているわけで、買えるチャンスがあるのに「買う努力」をしないで転売がどうとか言っているのに疑問を持ちます。
少し話がそれてしまいましたがこちらが開封した、RTX3060です。
早速、自宅のメインPCに組み込んでみました。
実は2020年の正月に初めて自作PCに挑戦したんだけと、そのとき初めて買ったグラボがGTX1650。
このグラボですが、箱なし、取説なしで後日ヤフオクに出品したところ24,000円で売れました。
購入したときと同じ金額で売れるなんて、自作PCを始めた当時は今の状況を全く想像してませんでした。
GTX1650は、YouTubeの動画編集で4K素材を処理できませんでしたが、今回、RTX3060にアップグレードしたことで創作意欲もアップ!
本当にいい買い物でした。
RTX3060にはマイニング制限がかけられている
実はRTX3060でマイニングしようとすると、グラボがマイニングしているアルゴリズムを察知し、グラボ本来のポテンシャルを発揮できないよう「デチューニング」が施されています。
これは「マイナーがグラボを買い占めないように」とNVIDIAが大義名分を掲げてやっているんですが、NVIDIA ともいえど所詮、営利企業。
発売からしばらくして、NVIDIAがマイニング制限を解除する、通称「開発者ドライバー 470.05」をうっかり公開してしまいました。
このドライバーを公開したのはほんの一瞬だったそうですが、一度ネットの海に放出されてしまったものは元には戻らず、結果、RTX3060の品薄拍車をかけることに・・・。
多分、売れ行きの良くなかったRTX3060をこっそり捌かすためにやったんじゃないかという説があります。
RTX3060でマイニングする準備
RTX3060を準備する
私は、MSIのグラボを買いましたが、とりあえずメーカーはどこでも良さそうです。
2021年の5月頃よりLHR(ローハッシュレート)・・・通称”玉無し”の物が発売されています。
今回の手法でLHRの物が制限解除できるかは検証できていません。
ダミーHDMIプラグ
このHDMIダミープラグは、RTX3060にマイニングしているのを悟られないよう、グラボから映像出力をして「なんかやってる感」を出すためのアイテム。
私みたく直で3060にHDMI接続しているなら不要ですが、グラボの枚数を増やす場合や他のグラボから映像出力をとっている場合に必須となります。
制限解除ドライバー
NiceHashでマイニングしてみた
マイニングには、GPUマイニング、CPUマイニング、HDDマイニングと様々な手法があります。
この中で、最も効率よく仮想通貨(暗号通貨)を掘れるのがグラボを使ったGPUマイニング。マイニングをするには「NiceHash」というマイニングソフトをダウンロードして原則ほったらかしにするだけ。
NiceHashに関しては詳しくは解説しませんが、ハッシュレート(自分のコンピューターのマイニングパワー)をマイナーに売って対価としてビットコインがもらえるという仕組みです。
ちなみにそのままNiceHashを起動して放置するだけと書きましたが、RTX3060で効率良くマイニングするためにはAfter Burner(アフターバーナー)というオーバークロックソフトを使います。
OCと書くと少し難しく感じるかもしれませんが、コア数を下げ、メモリクロックを上げる設定をすることで消費電力を下げハッシュレート(マイニング効率)を上げることができるのです。
数字の羅列で意味が分からないかもしれませんが、制限解除ドライバーを入れてオーバークロックすると45MH/s前後の効率になります。
この数字が大きいほどたくさんお金が入ってくるという訳です。
ちなみに、後日、2台目のRTX3060を名古屋市のツクモで71,000円(税込)で売っているのを見かけたのでまた購入しました。
ここからグラボを2枚挿しマイニングを始めましたが2台目は、ダミーHDMIプラグをまだ挿してないので24MH/s程度しか数値がでません。
RTX3060を2枚挿しする場合、マザーボードの規格に注意
- 3060を2枚挿ししてマイニングするには、マザーボードの2枚目のグラボを挿す部分のPCI Expressが「×16」に対応している必要があります。
- ちなみに私の2枚目のPCI Expressスロットは「×4」対応だったのでダミープラグを挿しても22MH/s程度しか掘れませんでした。
22MH/sだと1日200円~300円程度しか稼げない計算になります。
そのため2枚目の71,000円で買ったRTX3060を速攻ヤフオクに流し、結果98,000円で売り逃げに成功しました。
そして後日、13万円でRTX3070を買ったのでした。
RTX3060マイニングでいくら稼げるのか?
一番気になるのがRTX3060マイニングでいくら稼げるかということではないでしょうか?
NiceHashがどんなアルゴリズムをしているのかが良く分かりませんが、RTX3060を1枚刺しの場合、1日平均500円~650円程度です。
「たったその程度?」と思われるかもしれませんが、1日600円掘れた場合、1週間で4,200円。
1か月で18,000円稼げるんですよ。
もちろん電気代と相殺になりますが、寝てても、遊んでてもビットコインが油田の如く湧いてくるのですからPCゲームなんかやってる場合じゃありません。
2021年5月10日の週の前半は、何故か1日1,500円稼げるなど採掘レートが上昇する場面もあり、いつまでもマイニング画面を見ていたくなります。
2021年8月8日時点
3070と3060の併用ではありますが40,000円まで溜まりました。
今、利確しておけばGTX1660とか買えそうな金額ですね。
2021年8月26日時点の状況
この記事を書いたときは、1ビットコイン600万円程度で推移していましたが、その後、350万円まで一時下落。
現在、540万円程度まで回復し上昇傾向ではあります。
私は、RTX3070と3060の2枚構成でマイニングしていますが、トータルHR(ハッシュレート)は86MH/s。
1日、850円~600円程度稼げています。(現在、BTC、イーサリアム、Dogecoinなど保有。53,000円ほどマイニングで仮想通貨をゲットしました。)
このうち3060は、先ほども紹介した通り、グラボの関係で素の状態で使っているのでHRは22MH/s程度しかでてません。
NiceHashのdaggerhashimoto(ダガーハシモト)を3060で掘ると制限を受けてしまいますが、「Octopus」という別のアルゴリズムで掘ると、40MH/s前後で掘ることも可能です。
2021年9月3日の状況
8月8日と比較して28,000円アップ!
そして前回の8月26日から1週間で約15,000円資産がアップしました。
別にHR(ハッシュレート)が増えたとか、ガス代が減ったとかではありません。
ビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨が急上昇したことで、今までマイニングで貯めてきた資産の価値が上がったのが要因です。
そういえば昔学校の遠足で先生がこんなことを言ってました・・・
「マイニングは日本円に換金して利確するまでがマイニングです!」
ハイ、ちょっとテキトーなことを書きましたが、つぎはNiceHashからビットコインを日本円にする方法を紹介します。
マイニングした仮想通貨を現金化する方法
マイニングである程度資産が増えてきたら現金化したくなりますよね?
NiceHashで貯めた仮想通貨を現金化するには、2つ方法があります。
持っているアルトコインをNiceHash内でビットコインに交換する → BTCをbitflyerなどの仮想通貨ウォレットに送る → 取引所などで売却
保有しているBTC、アルトコインなどをBinance(バイナンス)の自分のウォレットに送る → バイナンスの取引所で売却
手順的には①が一般的だと思います。
ただし、仮想通貨から現金化(日本円・ドル問わず)した瞬間に儲け額が一定水準を超えていると確定申告をする必要がでてきます。
暗号通貨を申告漏れして追徴課税になってしまわぬよう注意してください。
マイニングには夢がある
仮想通貨はビットコインが一番有名ですが大暴落、大暴騰を繰り返していて「通貨としてどうなの?」って思いますよね。
中にはこれまで大損した人もいるかもしれませんが、大損した原因はそもそも「現金でBTCを買ったから」ではないでしょうか?
マイニングは電気代やグラボ代といった設備原価がかかりますが、原則「無」から富を作り出せるといっても過言ではありません。
もちろん現金で仮想通貨を買うのもいいです。
でも、マイニングでコツコツ資産を増やせば大暴落したとき、現金で仮想通貨を買っている人とは「被害の度合い」が全然違うと思いませんか?
また、溜まったビットコインで他のアルトコインを買って値上がりするのを待つのもいいし夢があると思います。
あなたもマイニング生活初めてみませんか?
コメント