皆さんは、家のネット環境が遅いと感じたことありませんか?
特に自宅を事務所として使っているフリーランスの方や、リモートワークをされている方にとってネット環境はとても重要なはずです。
自宅のネットスピードが低下する要因は様々ですが、1番の原因はネットに接続している機器の数が多すぎだと推測します。
特に最近の家電はIoT機能に対応したものも多く、これに加えてスマホ、PC、タブレット、ゲーム機など、いろんな機器をネットに常時接続している家庭も少なくありません。
これと同じ原理でネットも機器を繋げば繋ぐほど遅くなります。
そんな悩みを解決してくれるのがWi-Fi6に対応した無線ルーターです。
本日はティーピーリンクジャパン株式会社よりエントリーモデルのArcher AX20を商品提供していただきましたので紹介していきます。
最後にWi-Fiルーターを買い替えたのはいつですか?
スマホやPCは、2、3年で買い替えますが、家庭内でなかなか買い替えないのがWi-Fiルーター。
皆さんがWi-Fiルーターを最後に買い替えたのはいつですか?
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我が家は、2018年にBuffalo製の「 WSR-2533DHP M-CG 11ac 1733+800Mbps」という無線LANルーターを購入して使っていました。
つまり3年前に買い替えている訳ですが、このルーターはWi-Fi6には未対応。
自分自身、ガジェットマニアということもあり家中にガジェット機器が転がっているほか、子供が大きくなりゲーム機やスマホを使うようになり、ネットの体感速度が明らかに遅くなっていることが気になっていました。
普段テレワークをしている妻は、不満はなかったようですが今回、Archer AX20に無線ルーターを交換したところ・・・
と言わしめるほど速度アップを実感したようです。
ネット環境って空気や水のように”当たり前の存在”なので、普段あまり考えることがありませんよね。
高速ネット通信ができるWi-Fi6対応の無線ルーターを使うと動画の視聴やダウンロードが劇的に早くなり「待たされるストレス」から解放されます。
ネット関係の仕事をされている方はもちろん、ゲームをやっていてレイテンシーに悩まされている方、ダウンロード時間にイライラしている人はいますぐWi-Fi6を導入しましょう。
ティーピーリンクジャパン株式会社の紹介
Archer AX20の紹介に入るまえにティピーリンクジャパン株式会社の紹介をします。
TP-Linkは中国で1996年に2人の兄弟が創業しました。
現在は深圳にヘッドオフィスを構え、2015年にティーピーリンクジャパン株式会社として日本の現地法人を立ち上げたそうです。
現在、世界44箇所に現地法人を構え、10年連続世界シェアNo.1を誇る無線LAN機器メーカーとして発展。
ご家庭向けのルーターやスマートホーム製品等を展開されています。
会社のスローガンは「RELIABLY SMART」。
ユーザーからのフィードバックから革新的な技術を製品に取り入れ「最高のコストパフォーマンス」をテーマに製品の開発、製造、販売を行っているそうです。
日本だとBuffaloが有名ですが、実際にArcher AX20を使ってみて「世界シェアNo.1」になる理由がなんとなくわかったので後述します。
Archer AX20の紹介
特徴
- デュアルバンド WiFi 6:より高速、より大容量で、より混線に強くなったWiFi 6ルーターです。
- 1.8 Gbps 高速WiFi:モタつくことなくNetflixもゲームもダウンロードもサクサクできる1.8 Gbpsの高速WiFi。†
- たくさん繋がる:WiFi 6の目玉であるOFDMAにより、同時に複数の端末と待機時間無しで通信が可能になりました。△§
- 処理能力抜群クアッドコア:1.5 GHz クアッドコア CPUがルーターと接続端末間の通信を滞りなくスムーズに行います。
- 遠くまで届く:独立したFEM×4つのアンテナ×ビームフォーミングを掛け合わせて遠く離れた端末とも安定して通信を行います。
- バッテリーも節約します:TWT(Target Wake Time)技術によって、WiFi接続している端末の消費電力を削減し、バッテリーの持続時間を向上します。‡
- USBポート搭載:ルーター背面のUSB 2.0ポートにUSBストレージを繋ぐことで、個人用クラウドを形成できます。
- アプリでかんたん設定:TP-Linkの専用アプリTetherで設定・管理をまとめて行えます。
- 従来規格にも対応:これまで使っていたWiFi端末とも下位互換性があるので、問題なく利用できます。
- OneMeshTM 対応:対応中継器と組み合わせればメッシュWiFiを構築可能です。
スペック
製品名 | TP-Link Archer AX20 |
無線LAN規格値 | 1201+574Mbps |
推奨利用環境 | 戸建て:3階建、マンション:4LDK、接続台数:36台 |
CPU 性能 | Broadcom製 クアッドコア 1.5GHz |
IPv6 , ゲストネットワーク , QoS(端末別優先順位設定機能) | ✓ |
セキュリティ | WPA3,WPA2,WPA,WEP |
USBポート | USB 2.0×1 |
メーカー保証 | 3年 |
開封
パッケージの裏にはWi-Fi6を選ぶメリットや商品の簡易的な説明が書かれていました。
こちらが付属品です。
おまけにLANケーブルがついてきます。
使っていないLANケーブルをそのまま使おうと思うかもしれませんが、LANケーブルにも最新の規格のものがあるはず。
付属の物をそのまま使うことをおすすめします。
本体の背面はこんな感じになっています。
(写真を撮るのを忘れてしまったので商品画像を掲載)
LANケーブルは最大4台まで配線が可能。
USBポートがついているのでUSBメモリーやハードディスクを接続すれば、簡易的な自宅サーバーを構築することができます。
取説はもちろん日本語です。
どうやらTP-Linkの専用アプリ「Tether」を使ってルーターを設定していくようです。
Archer AX20の設定
まずは上の取説に書いてある通りに配線と電源を接続。
次にTetherアプリを自分のスマホにインストールします。(無料)
このやり方以外にも他社の無線LANルーターを設定する方法と同じ、
192.168.0.1
をブラウザーに直接入力して接続することもできます。
今回はメーカー純正のTetherアプリを使って設定しましたが、アプリ経由で設定した方が断然楽だと感じました。
まず最初に全てのLAN関連の電源を落としコンセントを抜きます。
ここで1分ほど放置するのが重要です。
次に取説に記載されているとおりArcher AX20の配線を行い、電源をオンにします。
ここで再び1分ほど放置したのち、Tetherアプリ(スマホ側)とAX20(本体)を接続していきます。
ちなみにTetherアプリを初回起動した際、TP-Linkのアカウントを作ることになるので事前に登録しておくようにしましょう。
スマホにSSIDとパスワードを入力します。
SSID名とパスワードは、付属の紙に書かれていますので上の写真と同じものを用意しておきましょう。
AX20とスマホが同期されたら一先ず完了です。
前にルーター設定をしたときは、インターネットプロバイダーのIDとパスワードを入力した記憶があるのですが、AX20では、そういった面倒な手間は一切ありませんでした。
一通り落ち着いたらArcher AX20のファームウェアアップデートをします。
step
1下のツールをタップし、システムを選択。
step
2ファームウェアアップデートを選択
この機種の場合、2021年5月24日にバージョンアップがあったようです。
本体のセキュリティ情報更新やバグ修正が含まれているので設定が完了したら2番目にやっておきたいのがこの工程です。
Tetherアプリからは、Archer AX20に何台の機器が接続されているか確認することもできます。
我が家はスマートスピーカー含め15台接続されていました。
Wi-Fiルーターのアンテナの向きはどうしたらいい?
こんな声をよく耳にします。
上の写真は、無線LANルーターからの電波の出方をイメージしたものです。
基本的に電波は垂直に立てたアンテナに対し水平360°方向に飛んでいくとされます。
つまり2階建て、3階建てのご家庭はアンテナを少し寝かし気味にするのがいいようです。
特に上階のよくネットを使う部屋に電波を飛ばすイメージでセットすると電波が家中まんべんなく飛ばすことができます。
ネットを使いたい部屋にしっかり電波が届いているかをチェックするアプリ「WiFiミレル」というアプリも併用するといいかもしれません。
Archer AX20は、ビームフォーミング機能がついているので自動的に電波の強弱を調整してくれます。
ただし、ストレスないネット環境を構築するためにもこういったアプリで環境を最適化しておくのもいいでしょう。
Wi-Fi6の特徴
少し順番が変わってしまいましたが、Wi-Fi6のメリットをご紹介します。
wifi6は2019年頃に登場した新世代のWi-Fiテクノロジーで、AX Wi-Fiや802.11axとも呼ばれています。
wifi6の大きな特徴は、より高速になった通信速度とより多くの端末との通信が可能になった点です。
VRや4Kの動画など大容量の通信が必要な端末があったり、IoT機器等が大量にWi-Fi接続されている場合はwifi6に対応したルーターは最善の選択肢となり得るでしょう。
ちなみにメリットばかりでデメリットはほとんどありません。
Wi-Fi6のメリット
高速通信
Wi-Fi 6は前世代のWi-Fi 5に比べて、通信速度が約1.4倍高速。
8Kや4Kなどの高画質な映像や、ネットゲームプレイ時のレイテンシー(遅延)の抑止。
ダウンロード時間の短縮効果が期待できます。
さらにWi-Fi 6では5GHz帯と2.4GHz帯の2つの周波数帯を使用するため、回線の使用状況に応じて使用する周波数帯を自動的に切り替えることも可能です。
混雑に強い
Wi-Fi 5以前では、接続する機器の数が増えると、通信が混雑して、速度が遅くなったり、つながりにくくなったりすることがありました。
しかしWi-Fi 6では「直交周波数分割多元接続(OFDMA)」と呼ばれる技術により、同時接続する端末の数が増加しても、通信の順番待ちが発生しないようになっています。これにより、同時に多くのユーザーが接続するようなネットゲームも快適にプレイできます。
省エネ
Wi-Fi 6では無線子機にあたるスマートフォンやタブレットなどのバッテリー消費を抑えられる「TWT(Target Wake Time)」と呼ばれる技術が使われています。
これは信号の待ち受けを必要としない子機の通信機能をスリープ状態にすることができ、使っていないガジェットのバッテリー消費を抑えることができます。
Wi-Fi 6のデメリット
Wi-Fi 6に対応した機器でないと高速化の恩恵を得られない
Wi-Fi 6は2019年頃に登場した技術です。
最先端の機器には当たり前のようにWi-Fi 6に対応しているかもしれませんが、全世代のWi-Fi 5の機器には高速化の恩恵を得ることができません。
製品が11axに対応しているか見極めたうえで購入するようにしましょう。
ただし、WiFi 6の無線LANルーターには後方互換機能もついており、Wi-Fi 5に対応した機器と接続できますが、その場合、Wi-Fi 6の性能は発揮されません。
無線LANをAX20に変えたらネットがめっちゃ快適になった!
我が家はソフトバンク光を契約しています。
以前は、「 WSR-2533DHP M-CG 11ac 1733+800Mbps」という無線LANルーターを使っていたことを冒頭でお話ししましたが、Wi-Fiのスピードをチェックするアプリを使用したところ。
2.4GHz
- 下り(ダウンロード)・・・58Mbps
- 上り(アップロード)・・・105Mbps
変更後
- 下り(ダウンロード)・・・100Mbps
- 上り(アップロード)・・・128Mbps
でした。
これをArcher AX20に変更したところ・・・
5GHz
- 下り(ダウンロード)・・・95Mbps
- 上り(アップロード)・・・68Mbps
変更後
- 下り(ダウンロード)・・・216Mbps
- 上り(アップロード)・・・348Mbps
このようにスピードが劇的にアップしました。
もちろん、測定する時間帯によって速度の前後はあるのは承知してます。
ただ、4K動画を再生した時のレスポンスや大容量のPCゲームをダウンロードしたときにかかる時間があきらかに短縮されてます。
まとめ
Wi-Fi6の性能を最大限に引き出すためには、Wi-Fi6に対応(11ax)対応のデバイスを使うというのが大前提です。
Wi-Fi6のメリットはネットに接続する機器が増えても速度が低下しにくいことであったり、機器のバッテリーの持ちをよくする効果があります。
また、人間の慣れとは恐ろしいもので便利なものを1度使うと元の環境には戻れなくなります。
私は、数年前に15,000円で無線LANルーターを買いましたが、今は7,000円でこんな速いルーターが買えるなんて夢のような時代ですよね。
Wi-Fi6対応のルーターに変えるだけで、あらゆるネットでの作業が快適になります。
TP-Link Archer AX20を是非チェックしてみてください。
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