
今回は、8,000円以下の低価格に性能と音質も充実した完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air Pro 2」を紹介させていただきます。
「EarFun Air Pro 2」は、最大40dBまで騒音低減可能なANC(アクティブノイズキャンセリング)にくわえ、Airoha社のBluetooth5.2の最新のチップ「AB1562A」を搭載。
『MCSync』技術による安定した接続と低消費電力性能を兼ね備えたオールマイティなワイヤレスイヤホンです。
そしてワイヤレス充電の対応により、A社やS社のワイヤレスイヤホンにも対抗できるダークホース登場といった感じです!
今回の商品レビューにあたり販売元である「Esrfun」様より商品提供をいただきました。
しかし、商品提供とはいえ聴こえ方に関しては人それぞれですので、実際に聴いてみた感想を忖度なしで書いていきます。

Earfunてどんなブランドなの?
今回紹介するワイヤレスイヤホンは、「EarFun」というブランドからリリースされています。
Earfunは、2018年に経験豊富な工業デザイナー、音響エンジニア、音楽愛好者で構成されたチームで「Better Sound、Better Life」を標語に掲げ日々商品開発を行なっています。

っていう意味で音質とコスパに優れたイヤホンをリリースしています。
スペックと特徴
- ハイブリッドノイズキャンセリング性能搭載、最大40dBまで騒音低減が可能。
- 最新AIROHA®AB1562A搭載で、Bluetooth5.2接続&低消費電力。
- 外音取込モード搭載、風切音り音抑制機能あり。
- あわせ計6基のマイクとノイズキャンセリング ・ アルゴリズムにより、通話は高音質かつクリアに。
- 10mmチタンコンポジットダイナミックドライバーを搭載、パワフルな低音、華々しい高音を楽しめる。
- チャージングケースと併せ27時間再生、イヤホン単体7時間再生(ノイキャンの場合は6時間)。
- 急速充電を搭載、10分の充電で約2時間音楽再生可能。
- 95%のワイヤレスイヤホンはできないタッチで音量調節操作が可能。
- イヤホンを外すだけで音楽を停止する装着検出機能。
- ワイヤレス充電が可能、USB-Type-Cも。
- IPX5相当の防滴性能、雨や汗でも問題なく使用可能。
- 片耳モード搭載、イヤホン片側のみでも使用が可能。
- コンパクトデザイン&安心な装着感。
- 音声アシスタント機能に対応、声による起動。
EarFun Air Pro 2は名前の通り、前回紹介したAir Proの後継機にあたります。
前のモデルも-32dbのノイズキャンセリング機能がついてましたが、本機は-40dbと大幅に機能が強化されました。
EarFun Air Pro 2
EarFun Air Pro
ケースの大きさや形状は似てますが、今作はワイヤレス充電に対応し、イヤホンの通称「うどん」と呼ばれる部分は、スリムになり軽量化された印象です。

特徴
ノイズキャンセリング搭載 最大40dbの騒音低減
10,000円以下のノイズキャンセリングイヤホンは今までたくさん発売されてきました。
でもそのほとんどが満足できるレベルの代物ではなかった・・・
が・しかし!後述しますがEarFun Air Pro 2のノイキャン性能は、20,000円〜30,000円台の高級イヤホンに肉薄するレベルです。
音楽を聴くという以外にも、外音をシャットダウンして作業したいという場面で活躍が期待できます。
10mmチタンコーティング複合振動板搭載ドライバー
10mmの大型ドライバーによって迫力のある低音を体験できるほか、振動板素材にチタンコーティングを施すことによりクリアかつキレのあるサウンドを実現します。
開封
こちらがパッケージです。
earfunのユーザーにはすっかりとお馴染みのデザインですね。
付属品は取説、保証書、Type-Cケーブルなどです。
なかでも目を見張るのがイヤーチップの多さでした。

上の写真は5種類しか写っていませんが、イヤホンにもう1つついているので合計6種類ということです。

人の耳の穴の形状は男性、女性、人種などにより千差万別です。
サードパーティ製のイヤーチップを含めさまざまな物が発売されていますが、なかなか自分に合うものが見つからないという人もきっといるはず・・・
Earfun Air Pro 2には最初から6種類入れてくれていますが、こういった姿勢が製品の本気度に表れています。
ノイズキャンセリングをしっかり効かせるためにも自分の耳にフィットしたイヤーチップを選ぶようにしましょう。
充電ケースは、ハンドソープの3分の2くらいのサイズです。
ケース自体は頑丈なので小傷がつきやすいので気になる人は巾着袋とかに入れて持ち運ぶといいかもしれません。
この充電ケースですがワイヤレス充電にも対応していてイヤホンと合わせて充電しながら最大34時間使用することができるんです。

急速充電を搭載。わずか10分の充電で約2時間の音楽再生も可能。
クラムシェル型のケースを開けるとEarfun Air Pro 2が入っています。
写真で見てわかる通り少し指紋がつきやすいです。
自動装着検知センサーを搭載していて耳につけると音楽が再生され、外すと停止します。
この機能は、AirPodsですっかりお馴染みですね。
イヤホンを分解するとこんな感じで中に部品が組み込まれているようです。
使い方
Earfun Air Pro 2を操作するときは左右のイヤホンが「陰」と「陽」みたいな感じになっており、左右それぞれに操作コマンドが割り振られています。
左側 | 右側 | |
1回タップ | 音量ダウン | 音量アップ |
2回タップ | 再生/一時停止 | 再生/一時停止 |
3回タップ | 巻き戻し | 曲送り |
2秒長押し | ノイズキャンセリング/アンビエント(外音取り込み)/ノーマルモード | 音声アシスタント |
スマホに接続していればGoogleアシスタントやSiriのような音声アシスタントも使えます。
総評
- 低音
- 中音
- 高音
- 解像度
- 音の分離
- 音場
- キレ
全音域が良く鳴ってくれていて万人受けするイヤホンだと思う。特に中低音が強めで音圧もあるので幅広いジャンルでダイナミックな演奏を楽しめます。
一方で若干、大味な感じも否めなく「繊細さ」という面において物足りなさを感じてしまう場面があった。
装着感
イヤーチップが6種類ついてはいるものの装着感は正直なところイマイチ。
ボディーが大きく10mmドライバーの重みのせいか、深くねじ込むようにつけないと安定した着け心地になりませんでした。
しっかり耳に装着すれば日常動作ではイヤホンがポロリと落ちることはありません。
ただし、スポーツでの使用は少し難しい気がしました。
耳奥にねじ込むように装着することでノイズキャンセリングの効果がより高まる一方、私の場合は、長時間の装着は耳が痛くなる場面がありました。
(あくまでの個人の意見です。)
ノイズキャンセリングについて
ソニー(WF-1000XM4)のイヤホンも持っているけど同等、またはそれ以上のノイズキャンセリング効果があることに驚かされました。
むこうは33000円という価格帯にたいして、EarFun Air Pro 2は約7,000円台と約5分の1という値段設定に只々、驚愕させられるばかり。
ノイズキャンセリングに関しては、BOSEのようなツーンというNC特有の耳鳴りみたいな音は感じません。
ちなみに私の部屋ではゲーミングPCを使って24時間マイニングをやっています。
マイニングをするとグラボからの排熱がすごく、冷却のために為に24時間サーキュレーターを回しています。
サーっという音が四六時中鳴り止まないわけですが、Earfun Air Pro 2をつけることでこの音が9割近く聞こえなくなり、静寂の世界が広がりかなり快適。

ノイズキャンセリングは周囲の音をかき消し、快適なリスニング環境を体験できるメリットがある一方でデメリットもあります。
それはノイズキャンセリングを使用することで若干、曇りがかった音質になる点です。
これは、ノイズキャンセリングの特性上どのメーカーのものも同じなはずです。
「ながら聞き」ではなく「ガチで音楽を聴きたい」という方は必ずノイキャンをオフにしてノーマルモードで使うことを推奨します。
以下は、ノイズキャンセリングをオフにした状態の音質レビューです。
Earfun Air Pro 2の音質について
前回、紹介したEarfun Free 2に音質が近い部分もありましたが、本機、Air Pro 2のほうがファットで線が太くてスリリングな演奏を楽しめた。

一方で高音域の鳴り方に関しては、Earfun Free 2のほうが繊細に感じた。
先述したとおり、中低音強めだが安価な中華イヤホンと違い、全くブーミーさはないが、もう少しベースに絞まり(キレ)が欲しいと思いました。
ただ、10mm知覧コーティングダイナミックドライバー搭載の恩恵なのか、音圧があり、ふくよかで豊かな音で聴いてて気持ちいい。
中音から高音にかけての音域は艶やかなんだけど、もう少し繊細さが感じられればなお良しといったところ。
音の分離と解像度はドライバーの特性上、不得手ですがチタンコーティングでうまくカバーしていてなかなか聴きごたえがあります。


まとめ
正直なところ、前作のEarFun Air Proの使用感があまり良くなかったので2になってどれほど製品にブラッシュアップがかかったのか不安で仕方なかったです。
しかし、新型のEarFun Air Pro 2を使ってみて普段使うスタメンのイヤホンになるなど満足度の高いワイヤレスイヤホンに仕上がってます。
あと、Earfun Air Pro(初代)をお使いの方は2へアップグレードしたほうが絶対幸せになります。
本機は、ライバル機のAnker Soundcoreを意識した設計になっていると感じました。
さすがに専用アプリによるイコライザー機能はないものの、「Bluetooth5.2」「ワイヤレス充電」「ノイズキャンセリング」の3種の神器を備え、全方位に対抗できるオールマイティなイヤホンに仕上がっています。
これまで数千円〜3万円クラスまで様々な完全ワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、まさかここまで安価で完成度の高いノイキャン性能と音質を兼ね備えた製品が出てくるとは驚きです。

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