2021年10月11日にゲーミングコントローラーブランドのGamesirから待望の新製品「Gamesir T4 Mini」を発売しました。
このコントローラーの特徴は、上位機種の「Gamesir T4 Pro」をさらにコンパクトにした感じで、本体に内蔵したLEDが怪しく発光するクールなデザインとなっています。
また、6軸ジャイロ機能、バイブレーションも有しており、純正プロコンと同じ感覚で使うことができるほか、今や必須となった連射機能ももちろんついてます!

特徴
- コンパクトで持ち運びに便利
- Switch、Android,iOS、PCで使用可能
- MFi認証取得でApple Arcadeのゲームや原神もコントローラーで楽しめる
- カラフルなLEDライト搭載で気分をアゲてくれる
- 連射機能搭載
- バイブレーション、6軸ジャイロ搭載
- 小売価格は$35 純正よりかなり安い
今回の商品レビューにあたりGamesir様より商品提供をいただきました。
Gamesirについて

今回、Gamesir T4 Miniの紹介の前にまずはGAMESIRについて紹介します。
Gamesirは、2010年に創業し、本社を中国の広州に構える企業でPCやスマホ用のゲームコントローラーを数多くリリースしていております。
特筆すべき点は、Apple、DJI、Gameloftなど多くの企業と共同開発を行い機能的で使いやすいコントローラーを日夜研究し続けている業界のリーディングカンパニーなんです。
また、シャオミのエコチェーンにも入っており可能性、実力ともにシャオミもお墨付きです。
Gamesirは「X2」、「G4 Pro」など数々のスマホ/PCコントローラーに限らず、タブレット用のアタッチメント型コントローラー「F7 CLAW」をリリース。
また、熱によるスマホの性能低下を防ぐ「F8 Pro Snowgon」などゲームに関して様々なアプローチをしている会社です。
Gamesir T4 Miniのスペック

製品名 | Gamesir T4 Mini |
---|---|
接続可能デバイス | ワイヤレス対応 ・・・Nintendo Switch Android iOS 有線接続・・・PC |
接続 | Bluetooth 5.0 |
6軸ジャイロ | ○(Switchのみ) |
バイブレーション | Nintendo SwitchとPCのみ対応 |
オートスリープ | ○(Switchのみ) |
連射機能 | ○(Switchのみ) |
バッテリー | リチウムイオン 600mAh |
充電 | USB Type-C |
寸法 | 143mm×83mm×53mm |
重量 | 156g |

左右のアナログスティックの下部には、8色に光るLEDライトが内蔵されており、ゲーミングコントローラーの名にふさわしいデザインとなっています。
バッテリー容量は600mAhと若干少ないものの、10時間以上は余裕でプレイできるのでコアなゲームユーザー以外は満足できるはずです。

Gamesir T4 Miniは、Bluetooth 5.0を搭載しているので、ある程度離れた距離からでも電波が途切れることなくワイヤレスで使うことができます。
いっぽうPCでこのコントローラーを使用する場合、付属のUSB Type-Cケーブルで接続しないと使えません。
以前紹介した、Gamesir G4 Proには、PCに挿すワイヤレスUSBドングルが同梱されていましたが、Gamesir T4 Miniには付いてないのが残念でした。
Gamesir T4 Miniをチェック
パッケージ

こちらがGamesir T4 Miniのパッケージです。
付属品

付属品は、USB Type-Cケーブルと取説(日本語含むマルチランゲージ)のみ。
Gamesirといえばフェニックスのブランドロゴステッカーが毎回、同梱されてましたが今回はついていませんでした。
正面

本体はブラックですがスケルトンになっていて内部のメカを外からうっすらと、うかがい知ることができます。
背面

背面にはショルダーボタンはありません。
グリップした時のホールド感ですが、筐体がコンパクトに作られているため若干浅めに感じました。
小学生や女性が持つにはちょうどいいかも。
ただし、手が大きい人が使うとちょっと落ち着かない感じがするかもしれません。
比較

上の写真は、以前紹介した上位モデルのGamesir G4 Pro。
ホールド感に関してはこちらの方が上です。

ショルダーボタン

本体がコンパクトなためショルダーボタン類はかなり押しやすいです。
FPSゲームのようなショルダーボタンを多用するゲームでは、素早く反応できて使いやすいと思います。
充電は、先述した通りUSB Type-Cです。
この端子の右横に見える小さいボタンはNintendo Switchのペアリング(Synch)ボタンです。
使い方

各端末ごとに接続方法が決まっていて、「電源(ホーム)ボタン+ABXY」の組み合わせでペアリングします。
最初は、覚えるのが大変かもしれませんがメリットとして、「iPhoneに接続したいのに、他のAndroid端末に勝手にペアリングしてしまう」なんてことがなく、すぐに使い始めることができます。
- Switchとの接続方法:Joy-con接続画面でペアリング(sync)ボタンを長押し
- iOSとの接続方法:ホームボタン+Bボタン長押
- Androidとの接続方法:ホームボタン+Aボタン長押
- PCとの接続方法:PCにTYPE-Cケーブで接続)デフォルトはXInputモードで「+」キーと「−」キーを3秒間長押してDirectInputモードと切り替えが可能。
iPhoneやAndroidスマホでも使えますが、コントローラーの大きさに対して画面が小さすぎるので正直スマホにコントローラーを接続して遊ぶのはどうかなと思いました。
どちらかというとiPadやAndroidタブレットとの相性がいいと感じます。
追加機能の使い方

十字キーと右アナログスティックの中間にTボタンがあります。
Tボタンと各ボタンの組み合わせでイルミネーション、バイブレーター調整、連射機能といった設定ができます。
イルミネーション設定
キーの組み合わせ | 説明 |
Tボタン+L3キーをクリック | 青、あか、緑、黄、青、オレンジ、紫、ピンク、マルチカラー |
Tボタン+L3キーをダブルクリック | 消灯、色変化、点灯 |
バイブレーター調整
キーの組み合わせ | 説明 |
Tボタン+十字キー上下 | モーターの強弱調整 |
連射設定
キーの組み合わせ | 説明 |
シングルキー連射モード1:連射を設定するキーを長押し+Tボタン | ボタンを押しているあいだ連射する |
シングルキー連射モード2:シングルキー連射モード1で連射を設定するキー+Tボタンを長押し | 設定したボタンを常時連射させる |
シングルキー連射モードをオフにする:シングルキーモード2で、連射する設定キー+Tボタンを長押しする | ボタンの連射機能をキャンセルする |
Tボタンを5秒間長押しする | 全てのボタンの連射機能をクリアする |
連射を設定できるボタン:A、B、X、Y、L、ZL、R、ZR |

MFi認証なのでApple Arcadeゲームにも対応!

上の写真はiPad ProとGamesir T4 Miniを接続し、原神をプレイしている画面です。
少し前までは、iOS版の原神はコントローラーを使うことができなかったのですが、いつぞやのアップデートによりMFi認証に対応したコントローラーをゲームで使えるようになったみたいです。


MFi認証とは「Made for iPhone/iPad」の略で、アップル社の性能基準をパスした製品がつけることができる認証。
iOSではどうやらXBOXコントローラーとして認識され、Apple Arcadeのゲームを始め、iOSでコントローラー対応のゲームをプレイすることができます。
ここでiOS版の原神をGamesir T4 Miniで遊ぶ方法を紹介します。

- iPadと接続し原神を起動
- メニュー → オプション → デバイス → タッチスクリーン → コントローラーに設定
この順で設定することでiPhone iPadで原神を快適にプレイすることができます。
さらにiPadにHDMI変換アダプターをつけてPCモニターに投影するとPC版と遜色なくプレイできますよ!

まとめ

このコントローラーは、おそらく小学生〜中学生をターゲットに商品開発されていると私は推測します。
小さい頃からGamesirに親しんでもらい、大人になった後も同社の製品を使ってもらうための、いわば「ブランドを刷り込むための商品」的な狙いを感じました。

グリップ感が物足りないという点があるものの、操作感に関しては遅延も感じることはなく「ザ・Gamesirクオリティ」といった感じで一切不満はありません。
定価35ドルで純正プロコンと同等以上の機能をもち、外出時の持ち運びにも便利!
さらにPC、Xbox、Nintendo Switch、iOS、Androidでも使えるので1つ持っておいて損はありません。
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