ウィキペディアによると歯ブラシの起源は1498年に中国の皇帝が豚毛を骨につけて歯を磨いたのが始まりとのことでした。
20世紀に入り、人間工学に基づいた、より磨きやすい歯ブラシや電動歯ブラシなどが登場しましたが今も昔も人力で磨くというやり方は変わっていません。
そんな中、今歯ブラシの歴史に新たなニューウェーブが巻き起こっているのを皆さんご存知でしょうか?
kick starterやindiegogoをはじめとするクラウドファンディングを中心に広まりつつあり、日本ではまだ発売されていないため知る人ぞ知る商品。
『Amabrush』です。

ブラシが付いたマウスピースを口にくわえてスイッチをオンにするだけで超音波振動で歯を磨いてくれます。
この間、両手がフリーとなり10秒で歯磨きが終了するため忙しい朝にピッタリの歯ブラシです。
Amabrushを始めとするマウスピース型の歯ブラシはまだ発売されたばかりで日本はおろか世界を見渡しても使っている人はまだほんの僅かなはずです。
コピー大国、じゃなかったオマージュ大国の中国では早速Amabrushの模造品・・・
いや、競合商品を開発しリリースしています。
このあたりの中国人の仕事の速さには毎回脱帽してしまいます。
今回はAmabrushのような未来の歯ブラシを中国の通販サイトTOMTOPで購入しましたので紹介していきます。
投稿が見つかりません。 投稿が見つかりません。 投稿が見つかりません。Anjiela automatic toothbrushの紹介
今回買ったマウスピース型の歯ブラシは『Anjiela Automatic Toothbrush』という商品です。
TOMTOPのセールで4,300円くらいで購入しました。
kick starterだと出資者募集時にマウスピース×2個セットで88ユーロ(約11,600円)で売られていたのでTOMTOPで売られている金額がいかに安いかがよくわかるはずです。
この手の歯ブラシを実際に使った人がいるか調べてみましたがまだ誰もいないのでこれが日本人初のレビューになるかもしれません。
開封の儀
こちらが外箱です。
TOMTOPで購入しましたが価格が安いからなのだろうか、到着まで時間がかかると悪名高いスウェーデンポストで発送され2週間くらいで商品を受け取りました。
箱に潰れはなく綺麗な状態で届いたのが何より嬉しかったです。
外箱の裏面には中国語と英語で説明が書かれており取説を読まなくてもすぐに使えそうな気がします。
商品説明を拡大してみました。
箱を開けるとこんな感じで商品が入っていました。
お礼お手紙かと一瞬思いましたが中身は取説と保証書です。
こちらが商品一式です。
- 取説
- 保証書
- USBチャージャー
- 超音波ヘッド
- ブラシ×2
こちらが気になるブラシの写真です。
通常の歯ブラシはナイロンブラシでできていますがマウスピース型歯ブラシは全て抗菌シリコンでできていました。
普通の歯ブラシはナイロンブラシのため長く使っていると、先端の摩耗による広がりやクセがついたりします。
Amabrush系(Anjiela automatic toothbrush)は全てシリコン素材のため摩耗しずらくナイロンの歯ブラシと比較し長く使えそうな気がします。
Anjiela automatic toothbrushを組み立ててみましたがAmabrushと区別がほとんどつきませんね。
超音波ヘッドのカバーをとると液体歯磨き粉を入れるタンクが出てきました。
液体ハミガキ粉と書くとどんなものかと一瞬考えてしまいますが『リステリン』や『モンダミン』などのうがいで使う薬液を入れれば問題ないはずです。
Anjiela automatic toothbrushの超音波ヘッドにマウスピースブラシをつけて電源を押すと15秒間ブラシが振動し続け自動的に止まる仕組みになっています。
使ってみた感想
結論から書きますがこの商品では綺麗に歯を磨くことができませんでした。
この商品がAmabrushのコピー商品だからなのか、それともマウスピース型電動歯ブラシの構造が悪いのかわかりませんが歯垢は落ちません。
流石に2回連続でやればさらに綺麗に磨けるだろうと思い試してみましたが1回目と変わりません。
なぜ歯垢が落ちないかというと、やはりシリコンブラシが歯に密着しないからだと思いました。
上の写真をみてください。
シリコンのブラシの間隔が(左右前後に)空きすぎているのがわかりますか?
通常の歯ブラシのようにもっとブラシが細かくて間隔が短ければもっと歯垢を落としやすい気がします。
それと歯磨き時間が10秒というのは流石に短すぎで、このマウスピース型の歯ブラシだと最低1分間はやらないと効果が実感できないと思います。
また、普通の歯ブラシのように、気になるところをピンポイントで狙って磨くことができないので残念な商品でした。
Anjiela
をコピペし検索してみてください。
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コメント
コメント一覧 (1件)
Amabrush から検索してこの記事にたどり着きました。とてもわかりやすくて面白かったです。でも歯がきれいに磨けないのは残念でしたね。日本でもこういった商品を開発してほしいものです。知らないだけですでに開発されているのかな?