ジャスティンビーバーが乗り始めたことで一気に世間に認知されたミニセグウェイ(ホバーボード)ですが度重なるバッテリーの発火により今では乗っている人をほとんど見かけなくなってしまいました。
日本では自動車産業の利権により道路交通法の整備も追いついていないためミニセグウェイは乗れる場所が限定されてしまっているのが現状です。
また、日本だけでなく欧米でも自動車産業に牙をむく乗り物として認定されてしまったのか、バッテリー発火ばかりを取り上げられてブームは文字通り強制的に鎮火させてしまった感が否めません。
この度アメリカのクラウドファンディングサイト『indiegogo 』にてセグウェイの新型『Loomo』が発表されたので紹介していきます。
Loomoとは
以前、このブログでセグウェイがロボットになったという記事を書きましたがついに実用段階まで来たことになります。
この商品はセグウェイロボティクスが発売します。
セグウェイ社は元々は英国企業ですが経営破綻し現在は中国企業のNinebot社により買収されたようです。
そのため、見た目はNinebot社(実は小米も出資しています)のNinebot mini proのような形をしていますが違う点はディスプレイと手のような物がついている点です。
本来ならNinebot Loomoという名前で発売するはずなんでしょうが、昨今のバッテリー発火事件を受け、中国企業というイメージを与えないため敢えてセグウェイロボティクスという仰々しいブランド名を冠しての発売と私は予想しています。
Loomoで走行以外に何ができるかは下記の紹介ビデオをチェックしてみて下さい。
いかがですか?
これを見たら絶対欲しくなるはずです!
英語での説明だったため意味がわからない方もいらっしゃるかもしれません。
要約すると走行以外に以下のことができます。
- ユーザー追従(Ninebot proには障害物回避センサー未搭載)
- 声で操作できる
- ジェスチャー操作で写真を撮ることができる
- カメラ性能は1080万画素
- スマホからメッセージを送りLoomoのディスプレイに表示できる(Loomoに喋らせることができる)
- SDKキットが開発され自分でプログラム可能
- 今後アップデートを予定しており昨日拡充の可能性あり
など
次の次のモデルあたりでLoomoに物を握れる手がついたりすれば、もはや秘書やお母さんがいらなくなる時代が来るかもしれません。
スペック
走行速度は最高時速18kmで小走りするよりも早く走れるので自転車と徒歩の中間の乗り物として新しい乗り物の分野となることでしょう。
路面の状況にもよりますが最高で32km走るようです。
どこで買える?
購入はindiegogoからでき200個限定のスーパーアーリー・バードで1299ドルから販売されており発送は2018年の5月を予定しているようです。
実際は1799ドル(19万円 1ドル=106円 2018年3月7日現在のレート)で販売されるためindiegogoで購入したほうが安く買えるようです。
現状、日本への発送は残念ながら受付けていないようなので欲しい人は転送サービスを使えば何とかなるかもしれませんね。
まとめ
Loomoは安い原付が買えるくらいの価格でそんなに高くないかもしれません。しかし、購入しても、まず道路交通法の関係で日本では乗れません。
さらに30台後半のオッサンがこんな乗り物に乗って近所をウロついていたら、近所で悪評が立つ事間違いないです。
また、仮に自分がLoomoに乗っている姿を気にしてなくてもカミさんに絶対乗るなとクギを刺される事になるでしょう。
身体の不自由な方や高齢化社会において、必ずあれば便利な道具になります。
仮に法律の問題がクリアーされても『いい歳した大人が』『変な乗り物に乗って恥ずかしい』など世間に認知、拡充するまでかなり時間がかかると思います。
セグウェイ系の乗り物や電動スケートボードの記事を書くときにも毎回同じ結論を書いていますが日本企業にも頑張ってこの分野を開拓していただきたいと思います。
そのためにも自動車産業利権にとらわれない道路交通法の緩和を期待したいです。