今回の記事は2018年3月25日に書いた記事をリライトして投稿させていただきます。
先日アメリカのクラウドファンディングサイトのindiegogoで『Fuze Card』を購入したので紹介していきます。
Fuze Cardとは?
Fuze Cardは、磁気ストライプやEMVチップ、NFCチップを搭載しており、クレジットカード、キャッシュカード、会員カード(ポイントカード)といった複数の手持ちのカードを記録できる夢のようなカードです。
これ一枚あれば各種カードを何枚も持ち歩く必要がなくなるというコンセンプトを元に開発されました。
良く言えば自分の手持ちのカードバックをアップができますが、逆の見方だとスキミングカードとして見られてしまい使用者の善悪によって意義が変わってしまうアメコミヒーローのようなカードです。
これまでFuze Cardの他にもCOINやSWYPEと言った同様のカードが登場しましたが使い勝手やセキュリティの絡みで使えなくなってしまったり開発が終了してしまったりと不遇な時代がありました。
クレジットカードやメンバーカードを1枚にまとめられる新時代のカードのことを『ユニバーサルカード』もしくは『スマートカード』といい次世代のペイメントとして確立されつつあります。
Fuze Card到着まで
Fuze CardはICチップ(EMV)付きの物と無しの物の2種類発売されていますが2018年3月23日現在ICチップ付きモデルはindiegogo 内では発売されておりません。
おそらく製造がFuze Xという仮想通貨情報も持ち運べるカードにモデルチェンジをするようで現状はICチップなしの物を15000円で購入することができます。
この商品は韓国人のファウンダーが開発したので韓国から発送されると思いきや、カリフォルニアのオレンジカウンティより発送され2週間程度で手元に届きました。
滅多に行けないカリフォルニアからの荷物ということで開封直後は大きく息を吸ってカリフォルニアの空気を感じようと試みましたが製品の無機質な香りしかしませんでした。
開封の儀
こちらが外箱です。
ブラックボックスというべきなのか分かりませんか謎めいた感じに胸が高鳴ります。
箱を開けるとFuze Cardがすぐに出てきました。
マットブラックな質感の券面は高級感があります。
表面には滑り止めの加工がされておりザラザラしています。
脂ぎった汚い手で触るとカードに汚れがついてしまいそうなのでキレイな手で触りましょう。
こちらが付属品一式です。
カード
取説
USBケーブル
カード充電バッテリー
スキャナー
取説はもちろん英語で書かれています。
10秒ぐらいながめてみましたが大した内容は書かれていなかったので早速スマホとFuze Cardを同期させることにします。
まずは付属の充電器で充電します。
モバイルバッテリーのような電源を取れない場所でも、この充電器でどこでも充電できます。
1回の充電で30日バッテリーがもつそうなので海外出張も余裕でこなせそうです。
ios、Android共に専用アプリ『e Card MANAGER』を使って同期とカードのスキャンをしていきます。
少し手こずりましたが15分くらいでFuze Cardとスマホを同期させることができました。
電子ペーパーディスプレイが搭載していますので自分がどのカードを使いたいか選んで決済することになります。
電子ペーパーディスプレイのすぐ下に3つの○型のボタンがあります。
Fuze Cardを使用するときはこのボタンを使ってパスワードロックを解除して使うことになります。
使ってみた感想(使えるカード、使えないカード)
まず定員に差し出すと10人中10人が
「何これ?」
という雰囲気になります。
次にカードをスキャンする方向を確認するのですが少し分かりにくいデザインになっていて少し間が空いてからスキャンするといった具合になります。
私の持っているFuze CardはICチップ未搭載です。
店舗によっては暗証番号のみを入力するクレジットカード読取機を持っていない店があります。(下の写真のようなタイプのクレジットカード読み取り機)
このような読み取り機では反応しないので昔ながらのカードを機機械にスライドさせて読み込む機械のお店しか受け入れてくれないでしょう。
またFuze Cardには各種クレジットカードについているホログラムがついていません。
知り合いの前で見せる時には
「これがブラックカードだよ」
とハッタリをかませます。
しかし、いざお店で決済しようとすると3回中2回は
「このカード何ですか?」
とよく聞かれ返答するのに毎回困っているというのが現状です。
人と違ったものを持ちたい。
新しい物好き
人を驚かせたい
こういった少し捻くれた性格の方にピッタリなカードではないでしょうか?
楽天カード(VISA)
初めてFuze Cardで決済したのが楽天VISAカードでした。
レジで怪しまれたどうしようとドキドキしながら使いましたが普通に処理ができたので何だかんだか拍子抜けしてしまったのを思い出しました。
クレジットカードの不正使用があったと、後日カード会社から連絡が来るんじゃないかと少し不安ですが今のところその連絡はありません。
その他にもAMEXやMASTERカードも持っていますがカード情報を登録させたのみでまだ使っていません。
VISA以外のクレジットカードが使えるか後日追記します。
Tポイントカード
いろんなところでTポイントカードを配布していますが私は以前ツタヤで作ったTポイントカードを使用しています。
Tポイントカードは磁気帯がついているので付属のスキャナーを通してカード登録しました。
ファミリーマートで買い物した際に店員にFuze Cardを渡しカードリーダーに通してもらいましたが全く反応しませんでした。
券面にはTポイントカードのカード番号も表示されますので結局’番号を手打ちで打ってもらい無事Tポイントが付与されました。
日本でFuze Cardを使用している他のブロガーさんの記事を見たところ、Tポイントカードが使えると報告されている方がいましたがどうして使えるのか不思議でした。
キャッシュカード
キャッシュカードの大半にはICチップが搭載されていますが私が持っているFuze CardにはICチップは搭載されていません。
それが原因なのかはわかりませんがキャッシュカードは登録できませんでした。
今後、その他どんなカードが使えるか後日追記していきます。
※一部の画像はFuze Cardのサイトから引用させていただいております。
コメント