Galaxy S8およびNote8ユーザーでSamsung Dex(Galaxy Dex)のことを知っている人がどれくらいいるのでしょうか?
Gear VRは有名で使ったことがあるけど「Dexって何?」って感じの方が大半だと思います。
今回はGalaxy S8、Note8に搭載されている隠された機能(というかあまりPRされていないだけ)を紹介していきます。
サムスンDexとは?

Galaxyを「Dexステーション」もしくは「Dex Pad」というドックをつなげ外部ディスプレイを接続することで、デスクトップPCのように使えるようになります。
このように書くと
「ただのミラーリングなんでしょ?」
とか
「スマホの画面をHDMIケーブルをつなげて液晶画面で映すだけだろう?」
と思うかもしれません.。
Dex機能は、さらにGalaxy端末に外付けキーボードとマウスを接続することでGalaxyをWindows PCのように使用することができるようになります。
Dexのような機能を持つスマホとして
Windows10 mobile搭載のニュアンスネオ(コンティニアム機能)
Huawei MATE 10 Pro(PCモード機能)
があります。
このうちHuawei MATE 10 Proも今回紹介する方法でPCモード機能を使うことができるようです。
ちなみにDex PadはGalaxy Unpacked2018で発表されたばかりで2018年3月31日時点ではまだ日本では発売されていません。
Dex Staion(Dex Pad)なしでDexを使う方法
タイトルの日本語がおかしくなってしまいましたが、Dexステーションを使わないでDexを使う方法について解説していきます。
Dexステーションはアマゾンで11,000円~15,000円で発売されていますが、一部のガジェットマニアでない限り、割高でなかなか手が出せない価格帯ではないでしょうか?
そんなDex stationですが実はニンテンドースイッチをテレビに映すScorel USB Type-Cアダプターで代用ができてしますのです!

Scorel USB Type-Cアダプターの紹介
Dexを試すにはニンテンドースイッチにも使えるUSB Type-Cアダプターを使えばDexができるということが分かりました。
「さっそくUSB Type-Cアダプターを購入だ!」
とその前に、ニンテンドースイッチのドックに直接Galaxyを刺したらUSB Type-Cアダプターを使うのと同じ結果が出るんじゃないかと思い試してみました。
結論は、写真ではわかりにくいのですがドック内に隠されているUSB Type-Cのプラグの横に2か所突起物があり、この突起物が邪魔をしてUSB Type-Cを奥まで刺せませんでした。
この突起物を削ってしまえばすぐDexを使えそうでしたが任天堂から改造とみなされ修理を拒否られるのが怖くてやめておきます。
ニンテンドースイッチ用と書かれているため少し不安になるかもしれませんがScorelというブランドのScorel USB Type-Cアダプターを使います。

Scorel USB Type-Cアダプターが届いたので開封!
と張り切って宣言しましたが中身はシンプルなUSB Type-Cアダプターで語ることは何もありません。
ちなみにScorel USB Type-Cを購入前に以前、GPD Pocketを買ったときに付属していたUSB Type-Cアダプターが家に転がっていたので同じように使えるか試してみました。
この製品はGPD Pocket以外にもMacbookにも使用できるものなのですが試してみたところGalaxy S8のミラーリング画面を液晶に映すだけでDexの画面に切り替わりませんでした。
同じようなUSB Type-Cアダプターでも相性があるようなのでDexを試してみたいという方はScorel USB Type-Cアダプターを買うようにしましょう。
自宅にPCがない学生におススメ
マウスやキーボードが使用できるだけあり、ブログ執筆、ネットの閲覧、YouTube動画再生など普通のPCを使用しているかのように快適に使用できます。
マイクロソフトのオフィス系アプリを使用してみましたがマイクロソフトアカウントを入力した後にOffice 365の加入画面が出てきました。
オフィス系のアプリに関して、ファイルの閲覧のみで使用するには有料なのかもしれません。
Hancome Officeといういかにも韓国っぽい名前のアプリを使えば同様のことができそうです。
Galaxy S8・Galaxy S8+「DeX」で使える主なアプリ
仕事系
- Microsoft Excel
- Microsoft Word
- Microsoft PowerPoint
- Microsoft OneNote
- Google Drive
- Hancome Office
- VMware Horizon Chart
写真編集
- Adobe Lightroom
- Autocad 360
- Adobe Photoshop Express
- Behance
- Adobe Photoshop Mix
コミュニケーション系
- Line
- カカオトーク
- スカイプ
- Gmail
ネット閲覧系
- Google Chrome
- Samsung Internet
- メディア系
- YouTube
- Google Play ムービー&TV
- Google Play
- Google Photo
- The tribez
- Google Play Music
×アマゾンプライムビデオは見れませんでした。
ゲーム系
- リネージュ 2 レボリューション(ゲーム:まもなく日本でもリリース)
- アスファルト 8
- モンハンストーリーズ
Samsung Dexを使ってみた感想&まとめ
Dexをいろいろ試してみた感想は、「所詮アンドロイドベース」で出来ていているんだなと感じました。
すべてのアプリがDexに対応しているとは限らず、アプリを立ち上げるとクラッシュしてしまったり、Dexに対応していませんというエラーメッセージが出てくるものもありました。
また、アプリが立ち上がってもPCのようにアプリの画面を最大化することができずAndroid端末で表示されているような画面になってしまうアプリが大半でした。
この感覚はPCを使っているというよりもテレビの画面でマウス、キーボードを使ってタブレットを使っている感じといった表現がぴったりだと思います。
最近はスマホしか使えない若者が増えていると報道されています。
私の時代は大学のレポートをWindowsのアクセサリのメモで提出する人がいて問題になりましたが、最近の大学生はスマホで卒業論文やレポートを書く人がいるといったことを聞いたことがあります。
レアケースかもしれませんがPCが買えずスマホしかもっていない大学生にDexがちょっとしたパソコン代わりとして使えそうです。
また、主に企業向けになりますが、Android向けに提供されているAmazon WorkSpaces、VMware Horizon、Citrix Receiverなどのアプリを使えば仮想環境にもアクセスでき、シンクライアントのWindowsマシンとして利用することも可能。
仮想環境でWindowsを使用するとレイテンシーが発生するのであえてDexを使用するよりも最初からWindows PCを使うべきだと思います。
androidとWindowsのデュアルOS搭載の中華タブレットを以前持っていましたが、Galaxyとしてスマホで使用するときにはandroidで起動し、Dexモードで液晶画面に接続するときにWindowsモードに切り替わってくれれば使いやすく最強だと思いました。

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