GPD Pocketを1ヶ月使って分かった使い道、便利な設定など紹介

『MacBookみたいなコンパクトWindows機』がコンセプトで発売され一躍人気がでたGPD Pocket。

私は、普段Macbookを使用しており、見た瞬間ほしくなり使い道は特に考えずに買ってしまいました。

約1年前にindiegogoで発表されたGPD Pocketですが購入者の大半が日本人のようでした。

今さらかもしれませんが購入から1ヶ月がたったので使用感、欠点、GPD Pocket2に向けての改善点などをレビューしていきます。

目次

デザイン

小さなMacBookっぽいデザインです。

アルミ削り出しのボディーは加工精度が高く継ぎ目のないデザイン。

筐体の表面にはMacbookと同じアルマイト加工が施されており、チープ感はなく所有感をくすぐります。

100円ショップなどに売っている8インチタブレット用ケースに入れれば無造作にバッグに入れて持ち歩けます。

ただし、見た目よりも意外に重いです。厚みも0.5ミリくらい薄くなってくれるともっと持ち運びやすいかもしれません。

処理速度

CPUは「Atom x7-Z8750」とそれほどハイパフォーマンスではありませんが、メモリーを8GB搭載しているので、Word、Excelなどの事務作業、ネット閲覧程度の用途なら不満を感じることはありません。

オンラインゲームのドラクエ10やSteamなどのゲームはやっていないので試せていません。

拡張性

microHDMI端子、USB 3.0 Type-A、USB 3.0 Type-C端子を備えているので困ることはないのですが、欲をいえばmicroSDカードスロットがあると、なお良しといったところでしょうか。

128GBのストレージでとりあえず困ることはないですが、USBメモリーやハードディスクで拡張して使用することを前提に作られているマシンなので、やはりストレージ拡張用にmicroSDカードスロットがあったほうが、長く使っていくうえで安心感があります。

せっかく筐体デザインがかっこいいのにUSBメモリーやUSBハブをぶら下げて使っているマシンをみると何か少し切なくなりました。

 

バッテリーの持ち

小型化の影響か、バッテリーは5〜6時間程度しか持ちません。

1ヶ月使用してみて思ったこと

キーボード入力が使いにくい

結論から書きますが、本体のキーボード入力にはかなりのストレスを感じました。

配列やキーピッチの狭さに関しては多くのユーザーから不評の声が上がっていますが、意外と私は割とすぐに順応できました。

そんな中で一番の不満はキーストローク。

普段Macbookやsurface Pro4のバタフライキーボードに慣れてしまったのが悪いのかもしれませんが、GPD Pocketのキーストロークが深すぎに感じました。

キーストロークは浅すぎると手応えがなく、逆に深すぎるとフカフカした感じになりますが、いろんなPCを使ってきた結果バタフライ式キーボードが今のところ自分にとってベストな打鍵感です。

その操作感覚に直結するのがキーストロークですが、

TERU
「深いと誤入力を防げるが高速入力には向かない、浅いと高速入力できるが誤入力のリスクが高まる」

という面を持ちます。

一度、ブログの執筆にGPD Pocketを使ってみましたがキーストロークが深すぎて高速入力についていけず変換ミスが多発しすぐにあきらめてしまったことがあります。

もし、腰を据えて『入力作業用』としてGPD Pocketを使いたいと思うなら下の外付けのキーボードを使うのがベターだと思います。

画面が小さすぎ

持ち運びやすさとトレードオフで画面が小さすぎて見にくいのが残念です。
これはある程度覚悟して買いましたがやっぱり使いにくいです。

対策として
デスクトップ画面 → 右クリック、ディスプレイ設定を選択 →
テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する → 
★画面表示を175%〜200%に設定

これで若干見やすくなるはずです。
もし、これでも見にくいという方は外付けのディスプレイを接続して使用するといいと思います。

GPD Pockeのスペックについて

  • OS:Windows10 HOME 64bit/Ubuntu 16.04 LTS
  • 本体カラー :シルバー(マグネシウム合金筐体)
  • 本体サイズ:180×106×18.5mm
  • 本体重量:480g
  • ディスプレイ:7インチフルHD(1920×1200)、IPS、323.45ppi、第三代ゴリラグラス、多層膜テクノロジー、マルチタッチパネル
  • SoC:インテル Atom X7-Z8700→Z8750
  • メインメモリ:4GB→8GB
  • ストレージ:128GB(eMMC5.1)
  • ネットワーク:無線LAN(802.11a/ac/b/g/n)、Wlan、2.4/5GHzデュアルバンド、Bluetooth4.1
  • 拡張端子:USB-A(3.0)×1、USB-C(3.0)×1、miniHDMI×1、3.5mmヘッドホン端子
  • 内蔵バッテリー:リチウムポリマー充電池、7000mAh、12時間稼働
  • 入力デバイス:QWERTYキーボード、トラックポイント
  • その他:ステレオスピーカー内蔵、マイク

 

GPD Pocketおすすめの使い道

私がデジタルガジェットを買う時のモットーは『Don’t think! Feel!』です。

ブルースリーの名言として有名で文字通り”考えるより感じろ”なのですが、正直、GPD Pocketに関しては明確な目的意識がないと持て余してしまい、最終的にヤフオクやメルカリに流れてしまう可能性があります。

事実、私もその一人なってしまいそうですが実際に1ヶ月使ってみて便利な使い方について書いてみました。

・ブログ執筆
・プレステ4リモートプレイを使って別の部屋で寝転がって映画鑑賞
・PCゲームを外出先で楽しむ(要ゲームパッド)
・GPD PocketでAmazon Kindle(電子書籍)を読む

まとめ

【良かった点】

  • クラムシェル型で最小サイズ
  • WindowsOS搭載
  • 高解像度
  • 音質(思っていたよりも良かったです)
  • メモリ8G搭載【悪かった点】
  • キーボードのキー配列(かなり癖があります)

左クリック、トラックポイントが使いにくく画面タッチの方が快適。

キーボードは慣れだという意見もあるようですが人によっては、なかなか馴染めないものです。

特に各記号や。、−のキーとバックスペースが押しづらいため、フリーソフト(AutoHotKey)で配列変更をするといいかもしれません。

また、F1〜F12キーを押すにはFnキーを押さなければならず、カタカナ変換(F7)を頻繁に使う人には面倒です。

タブレットでなく、クラムシェル型で本体サイズに強いこだわりがある人向けだと感じました。

癖の強いキー配列で操作をしてミスを連発するくらいなら、自分に慣れたキー配列の安いウルトラブックPCを買った方が得策だったと感じました。

 

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