先日の会社の健康診断があり「胃炎の可能性が疑われるため要検査」という判定を受けました。
今年に入り営業所の所長になり、いつしか部下と会社との板挟みになることが増え、
「俺 頑張ってんじゃん」
と思っていた矢先の出来事でした。
「胃炎の原因はストレスに間違いない!」
と自分に暗示をかけ、指定された日に病院で胃カメラ検査をする事となりました・・・
胃カメラも進化してることに驚き
病院で胃カメラを勧められた時、子供の頃にテレビで見た、医療ドキュメンタリーの番組を思い出しました。
アナコンダみたいなカメラ付きのケーブルを大道芸人が剣を飲み込むパフォーマンスのようにやっている場面です。
でも大道芸人と患者との一番の違いは無理やりカメラを突っ込まれてゲボゲボしているところ・・・
「ついに俺もアレをやる歳になったのか」と憂鬱になっていました。
最近は、鼻の穴から細い内視鏡カメラを入れて胃まで挿入する方法が開発されたことを聞き、もう光の速さでこの方法を選択しましたよ。
と軽く考えていましたがまさかあんな苦しい思いをする事になるとは、この時、想像もしていませんでした。
胃カメラ検査当日
当日はもちろん、前日の21時以降から物を食べてはいけない、水もNGという状況で検査に臨みました。
まず胃の中の胃酸の泡を消すための薬を飲まされました。
小さい紙コップ一杯なのですが、もうこれが不味くて不味くて仕方ない・・・
バリウム検査薬みたくヨーグルト味あればこれからの検査の憂鬱が少しはマシになるだろうと思いましたがとにかくまずい。
そして鼻の穴に麻酔薬を注入し、しばらくしてカメラをスムーズに通すために鼻の穴を拡張すべく、鉛筆みたいな棒を鼻の穴にねじ込まれました。
麻酔薬が効いているのでそんなに痛みはありませんでしたが、
「○ナルプラグをされるのってこういう感覚なんだろうな」
と変な妄想をしてしまいました。
胃カメラが未知の領域に到達!
そんな変態野郎の私にもついに死刑執行の順番・・・
じゃなかった、胃カメラ検査の順番が回ってきました。
じつは鼻からの内視鏡カメラの検査はこれが始めではなく、7月に喉の調子が悪くなり入院した際もやっていたので落ち着いていました。
しかし、その時のカメラは喉まで。マジで序の口もいいところですよ。
今回は未知の領域の「胃」まで到達せねばならなく、どんな魔物が待ち受けているのやら。
「俺の胃は宇宙だ!」とか「遺憾の胃」などとくだらないダジャレで気を紛らわそうとしていましたが、私の不安をよそに先生は慣れた手つきで「ソレ」を私の鼻の穴に突っ込んできました。
次に私は、あの剣を飲み込む大道芸人にならねば!
・・・と必死になっていました。
私の姿を見た医師は、私の事を「さぞ哀れな道化師(ピエロ)」としてしか見ていなかったでしょう。
鼻の穴から入ったカメラは深海を目指すノーチラス号の如くどんどん深度を下げていき、まもなく深海(胃)の底に到達するだろうというのが伝わってきます。
深海に着地したと思った瞬間、私は
「ゲボー」
と大きな吐き気を催し、むせこんでしまったのです。
着地したと思ったのは、まさかの胃の入り口だったのです。
「もうやめて横山弁護士(例えが古い)」
みたいな声を心の中で叫びましたが医師は手を休めるどころか、ガンガン奥まで内視鏡カメラを突っ込み涙まで出てくる始末。
深海調査だけだったはずのノーチラス号がついに深海の地質調査を始めだしたようです。
「もしやお前は中国船か? 俺の胃は尖閣諸島じゃありませんよ」
と少しでも気を紛らわすべく、またもや意味のない妄想をしていました。
しかし、ノーチラス号はこの時、私の胃の中である物を発見してしまったのです!
衝撃の続きはCMのあとで!
医者の見解は?
ショック! 俺の胃の中にある物が発見された。
胃カメラで見つかる物といえば、ポリープか胃潰瘍と思うでしょう。
「胃が荒れてますね。胃に優しい食事をしてストレスはなるべく溜め込まないように。あと飲み過ぎもダメですよ。」
という模範解答的な言葉を期待していたのですが次に医者から言われた言葉は・・・
「この胃の荒れ方はピロリ菌ですね」
との事。
胃がんの原因になると言われているアイツです。
まさか36年間ピロリ菌と一緒に生活をしていたとは思ってもいませんでした。
おおげさにここまで話を引っ張ってしまい申し訳ありません。
治療中
そんなわけで現在、胃の中のピロリ菌を撲滅すべく抗菌薬を処方され毎日朝晩と投薬療法をしています。
薬の名前はボノサップ。
とりあえず1週間薬を飲み続ければピロリ菌は無くなるようですが、薬がピロリ菌に効かなければ数ヶ月後に別の%