超コンパクトな中華エミュレーター「Miyoo mini」がスマッシュヒットしておりTwitter界隈で多くの購入報告が上がっています。
今まで多くの中華ゲーム機を試してきましたがここまで盛り上がるマシンは過去にありません。
そんななか、このMiyoo miniの大成功にあやかろうとPowkiddyが強力な刺客「RGB10S」をリリースしました。
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Miyoo miniは、バーチカル(ゲームボーイ型)・・・つまり縦型の中華エミュレーターでしたが、今回レビューするPowkiddy RGB10Sは横型。

RGB10という名前の通りPowkiddyのフラッグシップモデルとして、おそらく歴代上位の出来だと確信しています。

個人的に歴代1位はRGB10 MAXだと思ってます。
PowkiddyといえばXYABボタンのクオリティがオモチャみたいなのが伝統でした。
ボタンを押すたびにカチャカチャするのが「Powkiddyらしさ」だったのですが、本機はボタンのクオリティを大幅に改善し、かなり使いやすいモデルに仕上がった印象です。

今回、先行してサンプルをWhatsko様より提供していただきました。
海外通販から購入すると発送から受け取りまでに1か月以上かかる可能性があります。
スペック

製品名 | Powkiddy RGB10S |
---|---|
システム | Emuelec(RetroArch搭載) |
ディスプレイ | 3.5インチ TFT液晶 |
画面解像度 | 480×320 |
SoC | RK3326 1.5Ghz |
RAM | 1GB DDR3L |
ストレージ | 本体16MB+Micro SDカード(最大128GBまで使用可能) |
大きさ | 143mm×65mm×16mm(実寸値) |
重さ | 143g(実寸値) |
バッテリー容量 | 3,000 mAh(8時間程度) |
充電 | USB Type-C |
素材 | ABS樹脂 |
スピーカー | モノラル |
イヤホンジャック | ○ |
バイブレーター | × |
Wi-Fi | ○ |
RGB10Sは2020年~2021年まで多くの中華ゲーム機に搭載されてきたSoC「RK3326」を採用。
システムはRetro ArchでフロントエンドはEmuelecです。

Androidベースのマシンが主流になってきてるなか、あえてEmuelecに回帰しているのがポイントです。
このサイズでAndroid搭載だったら最高ですが、そんなマシンを発売した日には24,800円の値札が貼られることになるでしょう。
「中華ゲーム機を収集するのが趣味」という方もいますよね?

ライバル機のMiyoo miniは縦型なので脇を締めてチマチマ遊ぶ感じですが、RGB10Sは横型なのでリラックスしてプレイできる点が気に入りました。
もっと小さい機種を探している人はRGB20もオススメ

YouTube動画はこちら
価格
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RGB10Sの価格は、Amazonで11,999円です。
通常、このスペックの中華エミュレーターは6,000円〜8,000円が相場価格でしたが、さまざまな要因がかさなって高騰傾向にあります。

ちなみにWhatskoさんから送ってもらったRGB10Sには64GBのmicroカードが付属しています。
いつものことですがWhatskoさんから購入すると付属のTFカードのなかに、たくさんのゲームROMが入ってます。
全部は見てませんが今回はNintendo 64のゲームがかなり充実していました。
ただしRom入りの中華エミュレーターは違法です。
必ず消去してから使用するか、新たにmicroカードを用意してEmuelecやArk OSなどフロントエンドを焼いてから遊びましょう。

RGB10Sは128GBまでのmicroカードに対応しています。
中華ゲーム機の魅力

- 数万本のレトロゲームをポケットに入れてどこでも遊べる!
- スマホゲームよりも本格的なゲームが遊べる!
- レトロゲームは課金要素なし!
- いろんなマシンがあるので収集していて楽しい!
- フロントエンドをカスタムするのが楽しい!
中華エミュレーターは、人それぞれの楽しみ方ができるのがポイントです。
他にどんな中華ゲーム機があるか知りたい・・・
そのほか中華ゲーム機の魅力について下記のリンクで解説しています。

細部をチェック


もはや見慣れたセットになってきましたがこちらがRGB10Sの箱と付属品です。
中華ゲーム機ってメーカー名が違うけど実は全部同じ工場で作ってるんじゃないの?
と思っちゃいますよね。

こちらが本体です。
電源を入れるとEmuelecが起動し上の写真のようなUIが表示されます。
デフォルトは英語ですが設定から日本語化も可能です。
もはや説明不要ですが下はファミコン、ゲームボーイ。
上はドリームキャスト、PSPまでこれ1台で遊べます。

RGB10Sの上部の写真。
各ボタンの並び順は左から以下の通りです。
- 電源ボタン
- リセットボタン
- TF(Micro-SD)カードスロット
- データ用USB-C端子
- 3.5mmオーディオジャッ
- 充電用USB-C端子
- Wi-Fi On/Offスイッチ
左から紹介

背面はツルツルで手触りのいいRGB10やRGB10 Maxと同じプラスチック素材です。


L2,R2ボタンは何かに似ていると思いませんか?
そうです。
NintendoSwitch Liteのショルダーボタンと激似なんです。

このL2とR2ボタンは押すと真下に沈みこむと思いきや、外側に折れ曲がるような感じ。
通常のボタンよりもストローク量が増えるのでL2、R2を連打するようなシーンや瞬発力を求められる場面では少しつかいにくい印象でした。

底面と両サイドには何も付いてませんでした。
使い方

- ゲーム終了・・・セレクト+スタート
- 音量調整・・・セレクト+↑↓
- 新しく入れたゲームファイルの読み込み・・・セレクト+L1/R1
- ROMファイルにアクセス・・・セレクト+←→
- RetroArchにアクセス・・・セレクト+X
- ゲームリセット・・・セレクト+B
アナログスティックとXYABボタンの上についている2つのボタンはデフォルト状態では使用しません。
キーコンフィグ画面でボタンを振り分けることができるようです。
使ってみた感想(Miyoo miniとの比較)


Emuelecということで、ぶっちゃけ最初は、RGB10Sにまったく期待していませんでした。
でも実際にRGB10Sを開封してMiyoo miniと一緒に並べてみたところ同じようなサイズ感に感動してしまいました。
Powkiddy RGB10S着弾しました。
— ニューガジェット三昧 (@teru_cobba) March 30, 2022
Miyoko Miniに近いサイズ感で強力なライバル機が現れた感じです。
ボタンの押し心地に関してPokiddy史上イチの好感触。
良い意味で期待を裏切られましたよ。 pic.twitter.com/dzb3YdXB1R
人によって縦型ゲーム機と横型ゲーム機は好き嫌いがハッキリ分かれますが、私の場合は絶対に本機のような横型でないと使いたくないです。

その理由は、RGB10Sのスペックの項目でもお伝えしましたが、縦型よりも横型のマシンの方がリラックスした姿勢でプレイできるから。

いっぽう「画面解像度」に関してはMiyoo miniに軍配が上がります。
Miyoo miniの画面解像度は640×480(画面サイズは2.8インチ)。
これに対しRGB10Sの画面解像度は480×320(画面サイズは3.5インチ)。
RGB10Sの方が画面サイズが大きい。
でも単純に解像度を比較するとMiyoo miniのほうが優れており、3分の2程度の差があります。
操作性やサイズ感に関しては個人的にRGB10Sの方が好みですが、画面解像度の満足度はMiyoo miniの方が高いです。

結論!両方買え!以上!
Mario Kart 64とスーパーファミコンのマリオカートはCartridge Readerで吸い出しました。

ショルダーボタンが押しにくい
先に紹介した通り、XYABボタンの押し心地に関してPowkiddyにしてはかなり改善されていると思います。
でもショルダーボタンが押しやすいか?と聞かれたら「答えはノー」です。
L1/R1のボタンの反発具合は問題ありませんが本体をグリップした状態からショルダーボタンが押しにくいんです。
さらに正確にお伝えすると・・・
「ショルダーボタン(L1、R1)を押すときにグリップフォームを変える必要がある」
です。


通常のフォームでショルダーボタンを押そうとすると人差し指の第二関節にあたります。
このフォームは特に問題ありません。


ショルダーボタンを押すとき、両方の手首を外側に反らせないとショルダーボタンが指先に当たりません。

大げさに感じるかもですが実際に使った人じゃないと分からない感覚です。
手が小さい子供や女性が使用するには全然問題ないとおもいますが、男性の場合フォームを変えるのにちょっと違和感を感じるかもしれません。
なのでLRをあまり多用しないゲームやそもそもショルダーボタンがなかったころのエミュレーターで遊ぶという使いかたが良いのかもしれません。
まとめ

RGB10Sのサイズ感が気に入っており、現状スタメンのマシンに昇格して使用しています。
もっと大画面で遊びたいという人は兄弟機種のRGB10 MAXもかなりおススメです。
肝心な動作ですがスーパーファミコン以下のゲームはサクサク動きますがそれ以上は処理落ちで起動しない物がありました。
とくにNintendo 64のエキサイトバイクやスマブラはゲームを起動してもスローリーで遊べるクオリティではありませんでした。
RK3326は3D処理が弱く次世代のSoCが渇望されています。
安易にAndroid機に置き換わるのもいいですが、中華ゲーム機はやはり独自OS、独自SoCでいい意味でのガラパゴスを目指していただきたいです。

Miyoo miniを持っている人はRGB10Sをゲットすることで両者の良さが分かり使い続けたくなること間違いありませんよ!
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