あなたがこの記事を読んでいるということは、きっとテスラの大型タブレット(インフォテインメント)に興味があるはず。

納車前に「この大きな画面で何ができるの?」、「アプリは自由に追加できるの?」、「ゲームや動画ってどれだけ使えるの?」と疑問に思っていることでしょう。
ここでは私自身が所有するModel 3 Highland(RWD)をベースに、タブレットの基本操作から便利機能、セントリーモードやダッシュカムの使い方、そしてゲームや裏技的な楽しみ方まで、あなたが知りたいポイントを丁寧に、かつ実践的に解説します。
私の紹介リンクはこちらです:https://ts.la/terutsugu484882
このレビュー記事は私のYouTubeチャンネルの動画をもとに作成してます
テスラのモニターサイズと基本UI(まずは“心臓”を知る)

あなたが最初に驚くのは、やはりその大きさ。
Model 3 Highlandだとセンターディスプレイは15.4インチ、リアに8インチのディスプレイが付属します。
Model Xは17インチで左右に傾けられる仕様もあり、モデルによって差がありますが、基本的なUIの思想は共通です。
つまり、テスラのほとんどのクルマの操作はこのタブレットで完結します。
まさに“車の心臓”と言って過言ではありません。

起動直後の画面は車両の状態表示と地図(ナビ)が同時に表示されるマルチタスクレイアウト。
右側には車のステータス、左側は地図やエアコン、メディアなどを表示できます。
マップを表示しながらエアコンやオーディオを直感的に操作できるため、利便性は非常に高いです。
ポイント:画面のどこを触ればいいかを覚えよう

画面の左半分に地図、右半分に車両情報が常時表示されるので、慣れるまでは「ここを触れば地図」「ここを触れば車両設定」と覚えるとスムーズです。
下部に並ぶアイコン(エアコン、カメラ、ナビ、メディアなど)をタップするだけでそれぞれのパネルが開きます。
空調(エアコン)・カメラ・オーディオの基本操作

ここは日常で最も使う部分。
エアコンアイコンを押すと、風向や温度、シートベンチレーション(Model 3 Highlandではシートベンチレーションが装備されています)などを指で直接タップして調整できます。
ドッグモードやキャンプモードといった特別なモードもここからワンタップで利用可能です。

もう一つ便利なのはカメラアイコン。
バックや周囲のカメラ映像を瞬時に切り替えられるので、車庫入れや狭い道での確認に重宝します。

トランクやフロントトランク(フランク)は画面のボタンをタップすると自動で開き、トランクは自動で閉じる機能が付いているモデルもあります
ただしフランクは手動で閉める必要がある場合があるので注意。

オーディオ面では、左側にボリューム制御があり、詳細なイコライザーセッティングや「immersive sound(立体音響)」といった高度な音場設定も可能です。
Model 3 Highlandは、9個(ロングレンジ以上は18個)スピーカー搭載で音質は非常に良好。
車内で映画を流すと想像以上に良い音が出ます(ただし走行中は画面が制限される点に注意)。
標準搭載アプリとエンターテイメント機能一覧
あなたが気になる「スマホのようにアプリを追加できるのか?」という点ですが、テスラのインフォテインメントはスマホOSとは異なります。
あらかじめ用意されたアプリ群があり、追加インストールは基本的にできません。
ただし、ブラウザを使った回避手段などで柔軟に楽しめます(詳細は後述)。
標準で搭載されている主なアプリは次のとおりです

- ナビ
- カメラ
- ダッシュカム
- エネルギー
- 電話
- カレンダー
- メッセージ
- Zoom
- Theater(Netflix・YouTube・Twitch・Tesla Tutorials)
- Games
- Toy Box(おもちゃ箱)
- ブラウザ
- Spotify
- Apple Music
- Amazon Music
- Podcast
- Audible
- TuneIn
など。
音楽系はSpotifyやApple Musicなど主要サービスが揃っていて、通常のスマホと同様にストリーミング再生が可能です。
注意点:アプリの追加は原則不可

重要なのは、TVer、Hulu、U-NEXTなど日本特有のテレビ配信アプリを「インストール」することはできないという点。
これらを視聴する場合は、内蔵ブラウザを使ってウェブからアクセスする方法になります。つまり、
スマホのようなアプリストアで自由にアプリを追加する感覚は持たないほうが良いです。
動画視聴:前席と後席の違い・走行中の制限

TheaterアプリからNetflixやYouTubeを楽しめますが、ここで必ず覚えておくべきルールがあります。
走行中は前席ディスプレイで映像再生は制限され、音声のみ再生されます。
これは安全対策のためで、あなたが運転中に画面を見ることを防ぐための仕様です。
車が停止している場合や、パーキングブレーキがかかっている時は前席でもフルで再生できます。
また、後席用のディスプレイがあるモデルでは後席の人が映像を楽しむことが可能。
つまり、ドライブ中にあなたが運転しながら前席で映画を観るのは不可というわけですね。
ダッシュカムとセントリーモードが便利すぎる!

テスラの最大の強みの一つは、車両周囲に配置された複数カメラを使ったダッシュカム機能とセントリーモードによる駐車監視です。
あなたが駐車中に誰かが近づいたり、事故や当て逃げが発生した場合、自動的に録画が開始されます。
これは証拠として非常に有用で、警察や保険対応での役立ち度は高いです。
例えば、ドアパンチで当て逃げされた場面が録画されていれば、相手の特定や状況の把握が容易になります。
セントリーモードは設定によって自宅では無効、駐車場では有効といった細かい運用が可能なので、あなたの生活シーンに合わせてカスタマイズしましょう。
ゲーム機能:同梱ゲーム15本とプレイのコツ

テスラにはデフォルトで15本のゲームがプリインストールされています。
中には有料で販売されている人気タイトル(Cuphead、Stardew Valleyなど)も含まれていて、テスラオーナーはこれらを追加費用なしで遊べることがあります。
- Boomerang Fu:パーティー系アクション
- Castle Doombat Classic:レトロ風アクション
- Beach Buggy Racing 2:レースゲーム(ハンドル操作と連動、タイヤ摩耗に注意)
- Vampire Survivors:中毒性の高いアクションローグライク(有料版があるがテスラでは無料)
- Polytopia:文明育成系(ちょっとしたシヴィライゼーション風)
- 麻雀、バックギャモン、チェス、ソリティア、2048 などの定番
- Sky Force Reloaded:シューティング(コントローラー推奨)
- Cat Quest、Cuphead、Stardew Valley:インディーズの良作が多数
コントローラーについての重要な注意点

ゲームの一部は画面タップで遊べますが、レースや一部のアクションはコントローラーがあると格段に遊びやすくなります。ここであなたに注意してほしいのが「車内に置くコントローラーのタイプ」です。
- アナログスティックがゴム製のものは、車内の高温でゴムが劣化してベタついたり溶けることがある。長期間車内保管するならプラスチック製が望ましい。
- ワイヤレス(内蔵リチウム電池)タイプは夏場の車内温度上昇で発火や膨張のリスクがあるため、極力避けた方が安全。代わりにUSB接続の有線コントローラーを推奨。
- 意外と安くて掘り出し物があるので、ハードオフ等の中古店で探すのも手(筆者は2,300円で購入した例あり)。
裏技:ブラウザ経由でレトロゲームを遊ぶ

テスラにはブラウザが内蔵されているため、公式ゲーム以外でも遊び方があります。
例えば「retro game browser」などを検索すると、ブラウザ上で遊べるレトロゲームサイトがヒットします。
Street FighterやSonic、ドラゴンボール系の旧作(アーカイブ配信やエミュレーションサイト)をブラウザで動かせば、意外に快適に遊べます。
ただし著作権に関わる違法配信には注意してください。
ブラウザで遊ぶ場合も、やはりコントローラーがあると便利。
有線式USBコントローラーは遅延が少なく、夏場の安全面も考えておすすめです。
Toy Box(おもちゃ箱)で遊ぶ:ライト同期やブームボックスなどのギミック

「Toy Box」はテスラのおふざけ機能が詰まったコーナー。
実用性は低めですが、イベントや子どもがいる時には盛り上がるギミックが多数入っています。
主な機能は以下のとおり
- Light Sync / Rainbow Road:車内外のLEDを音楽に合わせて光らせたり、走行中に地面を虹色表示する演出(Model 3 HighlandからのLED搭載に対応)
- Exhaust Gas(おならクッションネタ):ジョークの排気音エフェクト
- Boombox:ロック/ロック解除時の効果音をカスタム(筆者はスーパーマリオの効果音に設定)
- Santaモード:車のロゴや表示をサンタ風に変更(年末のネタに◎)
- Colorizer:ナビ上の車体色を変更(ちょっとした気分転換)
- Sketchpad:画面に落書きできる機能(子どもが喜ぶ)
- Marsモード:ナビ上で自分の位置が火星になったりするユーモア機能
これらは実用というより「遊び」。
友達を乗せたときに一発ネタで使うと盛り上がること間違いなしですが、公共の場でやると誤解を生むこともあるので使う場所は選びましょう(笑)。
車両設定(UI)を使いこなす:ライト、ロック、シート、ダイナミクス、充電、オートパイロット

画面右下の車両アイコンをタップすると細かい設定パネルが開きます。
主なカテゴリは次のとおり。
- Lights(ライト): 自動点灯、アダプティブヘッドライト、ルームライト等の設定
- Locks(ロック): カードキー、スマホキー、オートロックの設定
- Seats(シート): 前後の位置調整、シートベンチレーションやヒーター
- Display(表示): 画面の明るさや温度表示の単位など
- Charging(充電): 次回の充電上限(%)の設定、充電時間のスケジューリング
- Autopilot(オートパイロット): 起動方法(ステアリングの回転ボタンで単発orダブルクリック)、車間距離、最大速度設定、レーンキーピングなど
- Safety(安全): セントリーモードのオン/オフ、アラート設定
- Service(サービス): タイヤ空気圧監視、カメラキャリブレーション、ファクトリーリセット、牽引モードなど
- Software(ソフトウェア): 現在のバージョン確認とアップデート管理
ダイナミクス(走行モード)について

筆者のRWDモデルだと加速モードは「コンフォート」と「標準」の2種類ですが、パフォーマンスモデルはさらに「Insane」などのハイパフォーマンスモードが用意されていることがあります。
「コンフォート」はアクセルレスポンスが穏やかで街乗り向け、「標準」はややスポーティ、Performance系は圧倒的な加速を楽しめます。

ただし、燃費(電費)やタイヤ摩耗、乗り心地に影響するので用途に合わせて切り替えましょう。
充電設定とプレコンディショニング
充電設定では「次回充電の目標%」を指定できます。
日常使いなら80%程度に設定するのがバッテリー長寿命の観点から推奨されます(遠出がある場合は90~100%に上げるなど使い分け)。
また充電中に車内を快適温度に保つ「プレコンディショニング」もスケジュール可能で、寒い朝や暑い昼間に快適な車内にしておけるのは地味に便利です。
オートパイロット設定の注意点

オートパイロットは使い始めると非常に快適ですが、完ぺきではありません。
ここでは設定項目の意味を理解しておくことが重要です。
起動方法(ステアリングの回転ボタンでの単発かダブルクリック)を選び、車間距離・最大速度の基準を設定します。
また、レーンチェンジ支援や避け遅れ回避など細かい挙動もカスタマイズできますが、常に運転者が注意を怠らないことが前提です。
テスラの「運転支援」は“サポート”であり「完全自動運転」ではありません。
2025年9月より横浜でテスラの公道実証実験が開始されましたが日本も米国やオーストラリアのようにFSDが早く解禁される日が来るといいですよね。
キー(スマホキー・カードキー)の登録と管理
車はカードキーが付属しますが、スマートフォンをキーに登録するのが圧倒的に便利です。
Lock→Add KeyであなたのスマホやApple Watchを登録できます。
複数デバイスの登録が可能なので、家族のスマホやスマートウォッチも登録しておくとスムーズに共有できます。
セーフティ・サービス・ソフトウェア関連(メンテナンスと更新)
テスラは頻繁にソフトウェア更新が配信され、新機能が追加されたりUIが改善されたりします。
あなたの車のSoftware画面でバージョン確認とアップデートの管理ができます。
筆者の車ではバージョン12.26.4がインストールされており、定期的に更新を受け取っています。

Serviceメニューではタイヤ空気圧の監視や、カメラのキャリブレーション、ブラウザのデータ消去、保存済みロケーションの削除などが可能。
トラブル時には「牽引モード」などの操作もここから行えるので、意外と重要な項目です。
実用的な使い方のコツ(私の経験からのアドバイス)
あなたがテスラの大型タブレットをうまく使いこなすための実務的なコツをまとめます。
これらは私が実際に3〜4か月乗ってみて感じた“日常で役立つTips”です。
- 初期設定は必ず行う:スマホキー、Apple Watch登録、セントリーモードの自宅・職場設定などは最初に済ませると安心。
- 充電上限は場面で切り替える:日常は80%、長距離時は90〜100%に。充電スケジュールは深夜電力プランに合わせるとお得。
- 走行中は前席で動画を見ない:安全対策で前席は映像表示が制限される。子どもがいる場合は後席ディスプレイやタブレット持ち込みを検討。
- ダッシュカム映像の保存先を確保:録画用のUSBドライブは定期的にバックアップ。セントリー録画は意外に容量を使う。
- コントローラーは有線で:暑い季節の車内保管リスクを避けるため、有線USBコントローラーがおすすめ。
- Toy Boxは使い過ぎ注意:友達ウケは良いが公共の場でのギミックは節度を持って。
まとめ:テスラの大型タブレットは単なるナビじゃない、あなたのエンタメ&操作センターだ
ここまで読んでくれたあなたなら、テスラの大型タブレットがいかに多機能で、かつ遊び心満点のプラットフォームであるかを理解できたはずです。
ナビや車両設定はもちろん、ダッシュカムやセントリーモードによる防犯、音楽や動画、さらにはゲームやToy Boxのギミックまで含めると、車の使い方が従来の枠を超えて広がります。
ただし、万能ではありません。アプリの追加制限や走行中の動画制限、コントローラーやストレージの管理など、現実的な運用面での注意点は存在します。
これらを理解し、適切に設定すれば、あなたのテスラの利便性は爆発的に高まるでしょう。

購入検討中のあなたへ — お得な紹介コード
もしあなたがこれからテスラを購入する予定なら、紹介コードを使うと35,000円の割引が受けられます(詳細は販売時の適用条件を確認してください)。
私の紹介リンクはこちらです:https://ts.la/terutsugu484882
よくある質問(FAQ)
- テスラに追加アプリをインストールできますか?
-
基本的にはできません。プリインストールされたアプリ群を使う形です。ただし、ブラウザを使ってウェブアプリやストリーミングサービスへアクセスすることは可能です。
- YouTubeやNetflixは走行中に見れますか?
-
走行中は前席ディスプレイでの映像表示は制限され、音声のみになります。停車時や後席でなら視聴可能です。 ブラウザー経由からも挑戦したことがありますが音声のみで流れ、動画は見れません。
- ゲームは追加できますか?
-
公式にゲームを追加する仕組みはありません。プリインストールの15本が標準で、ブラウザ経由で遊べるゲームもあります。
- Sentry Mode(セントリーモード)の映像はどこに保存されますか?
-
USBドライブ(専用のUSBメモリや外付けSSD)を車両の指定ポートに接続することで保存されます。保存先は定期的にチェックして運用しましょう。



コメント