Xiaomiといえば中華スマホと脊髄反射で連想されるかもしれません。
しかし近年は、『いろんな分野の人気商品を普及価格帯で販売する』という驚異のビジネスモデルでシャオミは様々な電化製品を作りあげ総合家電メーカーへの道を歩んでいます。
Xiaomi製品の特徴を一貫して説明するならば、『シンプル』『高品質』『安い』という言葉がどの商品に当てはまります。
シャオミの空気清浄機を例にしますが、あまりにも品質にこだわってしまったため、いつの間にかバルミューダ製の空気清浄のデザインそっくりなクローンを誕生させ価格はバルミューダの2分の1というから驚きです。
また、空気清浄機と電気炊飯器に関してはバルミューダ社と象印の元社員を招き入れ商品開発を行っており一昔前の中国のコピー商品とは一線を画す素晴らしい商品を販売しております。
そんなシャオミですが、いちスマホメーカーではなく、すでに世界でも屈指のイヤホンメーカーになりつつあります。
本日はそんなシャオミが発売している高コスパイヤホン『Xiaomi HD PRO』の紹介をしていきます。
Xiaomi HD PROの商品レビューにあたり中華通販サイトのGEARBEST様より商品提供をしていただきました。
GEARBEST様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
スマホ、電子機器がお得に買える中国通販サイトGEARBESTへは下記のリンクからチェックすることができます。
↓
Xiaomi HD PROをGEARBESTでチェックしてみる
XIAOMI HD PROのスペック
Xiaomi HD PROはGEARBESTにて約2,500円で販売しております。
アマゾンで購入すると3,500円するのでGEARBESTで購入した方が1,000円ほど安く買うことができます。
スペック
この商品の特徴は2つあります。
ポイント
- 2DD+1BA
(2デュアルダイナミックドライバーと1バランスドアーマチュアを内蔵したマルチハイブリッド仕様) - ダイヤモンドより硬いグラフェン素材の振動板を採用
日立マクセルから「Graphene MXH-GD200」「MXH-GD100」という型番でグラフェン振動板を仕様したカナル型イヤホンが発売されていますが価格は1万円台と高めでXiaomi HD PROのコスパがいかに優れているかがわかります。
概要 | ブランド:小米科技 タイプ:インイヤー 型の着用:インイヤー 機能:電話、マイク、ノイズキャンセ、ソング切り替え、音声制御応答 中国:言語 材質:鉄 |
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製品詳細 | ドライバータイプ:ダイナミック 接続:有線 接続インターフェース:3.5ミリメートル アプリケーション:コンピュータ、携帯電話、ポータブルメディアプレーヤー、スポーツ プラグタイプ:3.5ミリメートル ケーブル長さ(m):1.25メートル 周波数特性:20 – 40kHz以下 インピーダンス:32ohms 感度:98デシベル(1kHzでSPL)が コンピュータに対応: |
外形寸法と重量 | 製品重量:17グラム パッケージ重量:170グラム パッケージサイズ(L×幅×H):X 7.70 X 2.70 12.00センチメートル/ 4.72 X 3.03 X 1.06インチ |
◇商品説明にノイズキャンセルと書かれていましたが実際はノイズキャンセル機能はついていません。
おそらく通話マイクで通話時のノイズキャンセルだと思われます。
開封の儀
早速、外箱から見ていきます。
中国通販で買い物すると封が切られて送られてくることがあります。
これはショップで事前に検品したり、税関で中身検査で開けられるからですが今回は封は切られずシュリンクされたビニールに包まれて送られてきました。
裏面には製品のスペックが書かれていました。
開封してみました。丁寧、シンプルに商品がおさめられていました。
イヤホンパッケージ下の白い箱の中には下の写真のようなものが同梱されています。
取説と持ち運び用の巾着袋が入っていました。
イヤホンが入っているプラスチックケースを開けてみます。
これまでシャオミのイヤホンはPiston2、Piston3を買ってきました。機種ごとにカラーの違いがあるものの毎回このケースに収められています。
ちなみにイヤホンを巻き取っているグレーのゴム製ケースですがスベスベしていていつまでも触っていたくなります。
以前、Xiaomi Piston2の偽物を買ったことをブログ記事にしましたが偽物はこのイヤホンを巻き取っているゴムケースの作りが雑でした。
こういったところも真贋判定の判断材料にするといいかもしれません。
お待ちかねのイヤホン本体です。
スチールを削り出して作っており側面はなめらかな表面処理されておりイヤーチップの反対側はダイヤモンドカットと放射状の模様が入っており高級感があります。
ずっしりとは言わないものの塊感のあるハウジングにモノづくりのこだわりを感じます。
これだけこだわってもいても販売価格は22ドルということに驚きです。
もしこれがメイドインジャパンなら
- 『匠』
- 『職人のこだわり』
などのキーワードをパッケージちりばめ1万円オーバーで販売しているでしょう。(音は考慮せずハウジングとパッケージの金額)
このイヤホンは人間工学に基づいてデザインされているのか、非常につけやすく耳にフィットします。
しかし、イヤーピースの感触がサラサラすぎて、耳から勝手にイヤホンがずれ落ちそうになるので、後日別の物と交換して使ってます。
こちらがリモコンです。
iPhoneではリモコンを使うことができませんがマイクもついているためイヤホンをつけたままでの通話は可能です。
Piston2とPiston3のケーブルの被服はケプラー素材(布のような絡みづらい素材)でしたが、Xiaomi HD PROはゴムゴムした素材のため癖がつきやすく断線しやすいのかもしれません。
本物かどうか調べてみます!
いっぽうXiaomi製品は偽物も多いことで有名です。
特に中国の海外通販だと偽物をつかまされる確率も高いのですが正規品にはQRコードがついており読み取ると本物かどうか判定ができます。
QRコードを読み込むとXiaomiのマスコットキャラクターのウサギ君が出てきます。
…ということで私のXiaomi HD Proは本物でした!
GEARBESTでは間違いなく本物のXiaomi HD PROを購入することができるのでオススメしたいです。
Xiaomi HD PROを使ってみた感想は??
まず、結論から書きますが
『このイヤホンは最高です!』
とはいうものの以前、多ドライバー搭載の中華イヤホンKZ ZS5を紹介しましたが、こちらに比べると音は若干物足りないかなというのが率直な意見です。
Xiaomi HD PROは同じシャオミ製のイヤホンで例えるなら『Piston 2』と『Piston 3』を足して2で割ったような音がします。
持ってない人にはわかりづらいですが、Xiaomi HD PROの特徴は高音域〜中音域にかけての音が非常によくなる反面、低音は少し抑え気味でした。
残念な点
- 低音の鳴りが弱い
- 高音域がよくなる反面、高音が刺さる
まず、このイヤホンの残念なところは低音の鳴りです。
ヘビーメタルやハードロック、ダンス系を聞いてみましたが迫力感に欠け物足りなさを感じました。
おそらくこれ系の音楽の再生には向いていません。
特に昨今、ヘビーメタル業界ではドロップチューニングが当たり前となっております。
ギターの歪ませ方にもよりますが普通ドロップチューニングした6弦の低音域がなると普通ガツンと迫るものがあるのですが、Xiaomi HD PROだとそれを感じることができません。
高音域に関してXiaomi HD PROは伸びのある高音域が特徴のイヤホンなのでアコースティックギターの倍音やクラッシュシンバルの鳴り方が丁寧。
アマゾンのレビューには女性ボーカルの『サ行』やクラッシュシンバルの音が刺さるというレビューをいくつか見ましたが私の場合そこまで気にはなりませんでした。
もしサ行が刺さると感じる時があったのでイコライザーで調整するといいかもしれません。
総評
ダイヤモンドよりも硬いと言われているグラフェン振動板を採用している恩恵なのか、音の解像度と分離がよく、クリアで繊細な音を堪能できます。
- 音質(5点満点)
- 高音☆4 音場が広く全体的にクリアで煌びやかな音。
- 中音☆4ツヤがあって伸びのある中音。
- 低音☆3 低音は弱めだが立ち上がりがよく輪郭がはっきりしている。
このような結果からオススメの音楽のジャンルはクラシックやジャズ、アンプラグド系(アコースティック)の音楽が最適だという結論に達しました。
ハイレゾと言われる40Khzまでに対応するためグラフェン振動板を採用、高級感のあるハウジングにもかかわらず3000円台というのが驚きです。
国産イヤホンになると3万円以上の値段で売られており、音質も値段相応なのかは不明。
本来ならば日本企業のイヤホンも応援したいのですが、もし日本企業の3万円クラスのイヤホンを買うなら3000円クラスの良質な中華イヤホンを10個買い冒険したくなってしまいます。
日本経済のためにも、本当はこんなことを言ってはいけないのですが残念ながらXiaomi HD PROの音を聞いてしまうと誰もが同じことを思うはずです。
付加価値をたくさんつけて高く売るのもいいですが、いい品質の物を誰もが買える価格帯で販売していただきたいと思います。
スマホ、電子機器がお得に買える中国通販サイトGEARBESTでXiaomi HD PROを購入することができます。
コメント
コメント一覧 (1件)
安易に最高って言っちゃう奴のレビューの信頼性は疑問だわ