【レビュー】2024年最強コスパタブレットはXiaomi Pad 6S Pro 12.4が優勝なわけ

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 アイキャッチ

2024年5月10日、シャオミは新型タブレット「Xiaomi Pad 6S Pro 12.4」を発表しました。

わずか2日前にAppleがiPad Pro 13インチモデルを発表したばかりですが、わずか数日後にXiaomiに話題を持ってかれた形となりました。

そう、もはや「高嶺の花」と化したiPadにシャオミは「性能」「価格」という二つの武器で、彼らを全否定するという暴挙に出てしまったのです。

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 純正キーボード

シャオミといえば、高性能なスマートフォンを低価格で販売することで知られる中国メーカーです。

原価に5%程度しか利益を乗せずに販売しているという噂もあり、その圧倒的なコストパフォーマンスは多くのファンを魅了してきました。

今まで個人輸入してきたシャオミ製品を一挙レビュー(スマホ、MiBand、ガジェット、日用雑貨)

TERU

もちろん、今回発売されたXiaomi Pad 6S Pro 12.4も例外ではありません。

Snapdragon 8 Gen 2搭載で処理速度は文句なし、12.4インチの大画面は動画視聴や電子書籍に最適。

さらに昨今、日本でも認知されてきたXiaomiの「神ジューデン」と呼ばれる120W急速充電ももちろん搭載されてます。

Everything about Xiaomi Pad 6S Pro 12.4Everything about Xiaomi Pad 6S Pro 12.4

価格はRAM8GB/ストレージ256GBモデルが69800円、RAM12GB/ストレージ512GBモデルが84,800円と、iPad Pro 13インチモデルと比べて圧倒的に安価です。

「Xiaomi Pad 6S Pro 12.4」は製品が発表されて以来、価格面ばかりが強調されてる感じですが性能面、使用感は果たしてどうなのか?

2021年に購入したiPad Pro 12.9インチ(M1搭載)モデルとの比較も交えながら、レビューしていきます。

目次

YouTubeでもレビュー動画を公開しました

Xiaomi Pad 6S Pro 12 4レビュー 使ったら新型iPadの購買意欲が消えた奇跡のAndroidタブレットXiaomi Pad 6S Pro 12 4レビュー 使ったら新型iPadの購買意欲が消えた奇跡のAndroidタブレット

細部の説明はこちらでも確認できます。

ぜひご覧ください。

スペック

項目内容
CPUSnapdragon 8 Gen 2
RAM8GB / 12GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ12.4インチ 3K LCD 144Hz
カメラリア:5000万画素 + 200万画素、フロント:3200万画素
バッテリー10000mAh
充電120Wハイパーチャージ
OSXiaomi HyperOS (Android 13ベース)
価格RAM8GB/ストレージ256GBモデル:69800円、RAM12GB/ストレージ512GBモデル:84,800

開封と細部をささっとチェック

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 開封

箱を開封したところ不織布のような素材に本体が包まれてました。

怪しい人

シャオミ信者ならこの不織布は永久保存版です。CEOのレイ・ジュン氏が逝ってしまった時、彼はこの素材の聖骸布に包まれることになるでしょう。

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 120W充電器

ハイパーチャージのアダプターが同梱されてました。

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 120W充電器

ケーブルは1m程度の長さでA to Cになってます。

端子部にはオレンジカラーが使われていて他のケーブル、もしくは充電器で充電しようとしてもハイパーチャージができないような仕組みになってます。

ミドルクラスの価格帯なのにハイエンドSoCはバグってる

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 Snapdragon 8 GEN2

まず目を引くのは、4nmプロセスルールで製造されたCPU「Snapdragon 8 Gen 2」です。

Snapdragon 8 Gen 2は、AppleのM1チップと比較しても勝るとも劣らない性能で、ゲームや動画編集などの重い作業も快適にこなせます。

RAMは8GBと12GBの2種類から選べますが同時にストレージも256GB、512GBとなります。

本機はMicro SDによる容量拡張やSIMカードには対応してないので、用途や予算に合わせて最適なモデルを選ぶとよいでしょう。

ついに3K画質のタブレットが登場

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 クリスタルクリアディスプレイ

ディスプレイは12.4インチの大画面で、解像度は3K、リフレッシュレートは144HzとiPadを凌ぐ性能です。

ただし、肝心のゲームや動画がそのリフレッシュレートに対応しているのか?

実際に144Hzのコンテンツがあったとしても果たしてそのリフレッシュレートを維持し続けることができるのか?

女役

もはや卵が先か鶏が先かの理論に陥ってしまいそうです。

ともあれ、YouTubeで12Kの動画(2Kに圧縮したもの)を見てみましたが高コントラストで陰影のはっきりとした画質で超満足。

こちらの動画をXiaomi Pad 6S Pro 12.4で再生してます。

SHARPEST DETAIL | 12K HDR DOLBY VISION™ 120FPSSHARPEST DETAIL | 12K HDR DOLBY VISION™ 120FPS

原神やってみた

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 原神

もはやベンチマークソフトとして定着した原神ですが、結論Xiaomi Pad 6S Pro 12.4でも変わらず楽しむことができます。

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 原神

気になる画質ですが、デフォルトの状態で「中」でした。

もちろん画質を「高」に変更することも可能ですが、デバイス負荷が高くなりカクツクためそのまま「中」でプレイするべきです。

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 原神

グラフィック設定「中」の性能は意外に低く、。細部までのレンダリングがされていませんでした。

PCユーザー、iPadユーザーは、この画質に好感を示さないと思います。

数少ないAndroidタブレットの中でこのクオリティでプレイできる機種は、本機とGalaxy Tabシリーズくらいだと思います。

6スピーカーの立体感はiPadを超えた(気がする)

本体には、上下にスピーカーホールが4箇所しか見えません。

実は、内部にも隠れているようで6発のスピーカーが内蔵されてるようです。。

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 DolbyAtmos

設定から「サウンド設定」→「DolbyAtmos」「イマーシブサウンド」をオンにすれば、一気に立体感と奥行きのあるサウンドが楽しめます。

SHARPEST DETAIL | 12K HDR DOLBY VISION™ 120FPSSHARPEST DETAIL | 12K HDR DOLBY VISION™ 120FPS

先ほど、ディスプレイの紹介でスクリーンショットを撮った動画はこちらですが、この動画音質も素晴らしく本機で再生すると立体感を感じることができます。

スピーカー自体の音量も結構大きくて、中ぐらいのボリュームで十分満足できるほか、最大音量にすればキャンプなどでモバイルスピーカーを持っていく必要がないくらい高音質、大音量で音楽を楽しめます。

カメラ

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 カメラ

カメラはリアに5000万画素と200万画素のデュアルカメラ、フロントに3200万画素のシングルカメラを搭載しています。

高画質で綺麗な写真を撮影したいという方には物足りないかもしれませんが、一般的な用途であれば十分な性能と言えるでしょう。

TERU

まだ写真を撮ってないので後日検証します。

バッテリー

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 120W充電器

バッテリー容量は10000mAhと大容量で、長時間の使用にも安心です。

さらに120Wハイパーチャージに対応しており、わずか35分程度でフル充電が可能です。

Xiaomi HyperOS

【Xiaomi HyperOS日本上陸】先行体験ユーザーによる新機能紹介と注意点【Xiaomi HyperOS日本上陸】先行体験ユーザーによる新機能紹介と注意点

OSはAndroid 13ベースのXiaomi HyperOSを搭載しています。

Androidのカスタマイズ性に加え、シャオミ独自の機能も搭載されており、使い勝手も抜群です。

女役

2024年5月の発表会で本気ともにXiaomiのフラッグシップスマホ「Xiaomi 14 Ultra」が発表されましたがこちらのスマホとの相性も抜群ですよ。

価格

価格はRAM8GB/ストレージ256GBモデルが69800円、RAM12GB/ストレージ512GBモデルが84,800円と、iPad Pro 13インチモデルと比べて圧倒的に安価です。

この価格でこの性能のタブレットが手に入るのは、シャオミならではと言えるでしょう。

特徴

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Xiaomi Pad 6S Pro 12.4は、高性能なCPU、大画面ディスプレイ、長持ちバッテリー、高速充電など、魅力的な機能を満載したタブレットです。

別売のペンと純正キーボードを取り付けることで使用場面の幅がさらに広がること間違いありません。

  • キーボード: 別売りのキーボードはバックライト付きで、価格は19,800円と非常に安価。AppleのMagic Keyboard (59,800円/旧モデル49,800円) と比べても、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
  • マルチウィンドウ: 画面を分割して複数のアプリを同時に操作できるマルチウィンドウ機能を搭載しています。仕事や勉強など、複数のタスクを同時にこなしたい方にとっては非常に便利な機能です。
  • 読書モード: ブルーライトをカットして目に優しい読書モードを搭載しています。夜間の読書や長時間の画面閲覧にも安心です。

使用感:圧倒的なパフォーマンスに脱帽

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 本体正面

これまで、私はiPad Pro 12.9インチ(M1 2021年モデル)を愛用してきました。しかし、今回Xiaomi Pad 6S Pro 12.4を手にして、その軽さに驚愕しました。

iPlay 60 PSリモートプレイ
Alldocube iPlay 60

2万円台の金属ボディを採用した中華タブレットは、過去にもいくつか試してきましたが、どれも重くて結局使わなくなってしまった経験があります。

ところが、Xiaomi Pad 6S Pro 12.4は590gと軽量で、持った感じはiPadとほとんど変わらないほどです。

背面の質感も高級感があり、目を瞑ってどちらがiPadか聞かれたとしても、手触りだけで判別するのは難しいレベルだと感じました。

専用の純正キーボードカバーをつけるとできることが一気に広がる

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 純正キーボード バックライト光る

後日、遅れて専用キーボードが届きました。

これまで「脱ノートPC」を目標に多くのユーザーがiPad Pro + Magickeyboardのセット運用でトライしてきました。

でもファイルディレクション(構造)の違いで結構難しく結局ノートPCに戻るというパターンを経験されたことがあるかもしれません。

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 純正キーボード USキー

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4の専用キーボードを使うことでノートPCをタブレットに置き換えることができる日が来るかもしれません。

専用純正キーボードについては別で記事にしてますのでこちらもご覧ください。

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高画質でリッチな動画視聴

YouTubeで12K、8K、4K映像を見てみたところ、元の素材が良いためか、どれも「はっきり、くっきり」と高画質で楽しめました。

特に、動画再生環境を選択する場面でフレームレート「60FPS」の表示が出現したことに感動しました。

これまで見ていたコンテンツが、さらにリッチな環境で楽しめるようになったのです。

女役

もう2万円のタブレットでWidevineが云々言っているレベルじゃないです。

バッテリーの心配なし!高速充電で快適に

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 120W充電器

10,000mAhのバッテリーの持ちも抜群です。

TERU

バッテリーがなくなってもエンプティから100%の状態まで40分もあれば満充電できるので、自宅にいる時はバッテリー消費を気にせず、最高の環境でコンテンツを楽しめるようになりました。

  • 画面のフレームレート設定はもちろん常時120Hz
  • AIによる画像、動画補正機能は全部ON(バッテリー消費が増えますがコンテンツがアップスケールされます)
  • 息子が「タブレットでゲームをやる時はiPadではなくXiaomi Pad 6S Pro 12.4でやらせる(息子に取られてしまったiPad Proを奪い返すため)
  • 休日は、照度、音量大きめにしてゲーム、動画三昧できちゃう
  • PSリモートプレイにも対応しているのでモニターのクオリティを落とさずに離れた場所でもPS5を楽しめる

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4を安く販売できる理由

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 設定完了

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4が安く製造できる理由はプリインストールアプリにNetflix、TikTok、Booking.com、fitbitが含まれているからです。

家庭用テレビのリモコンにもこれらの専用ボタンが採用されているのをみたことがあります。

今回、 Xiaomi Pad 6S Pro 12.4が安くリリースできたのもこれらの企業によるバックアップがあるからでこそ。

という理由が明確になりました。

サードパーティー製のケースを買ってみた

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 純正キーボード サードパーティー製ケース

Amazonで6S Pro専用ケースが4,980円で販売されてます。

ただ、私は、今回お金を使い過ぎてしまったのでサードパーティー製のケースカバーを買ってみました。

こちらはTPU素材のケースでちょっと安っぽいですが裸でタブレットを使うのが怖いという人がとりあえず買っておくにちょうどいいかと思います。

2024年買ってよかったものランキング入賞確実!

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 背面

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4は、間違いなく2024年に買ってよかったものランキングに入賞するくらい満足度の高いタブレットです。

TERU

①価格良し ②性能良し ③HyperOS使いやすいの三方よしです。

なんなら家族の分も買ってあげてもいいなと思うほどのクオリティです。

こんな方におすすめ
  • 高性能なタブレットを安く手に入れたい方
  • 大画面で動画視聴や電子書籍を楽しみたい方
  • キーボードを使って仕事や勉強をしたい方
  • マルチウィンドウ機能を使って複数のタスクを同時にこなしたい方
  • 目に優しい読書モードを使いたい方
  • 家族みんなでタブレットを楽しみたい方

まとめ

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 RAM8GB/ストレージ256GB
総合評価
( 4.5 )

これまで、AlldocubeのiPlayシリーズ格安Androidタブレットを紹介し、その圧倒的なコストパフォーマンスを絶賛してきました。

2万円前後という価格でそこそこの性能を手に入れられるiPlayシリーズは、まさに価格破壊者と言える存在です。

しかし、低スペックゆえに100%満足できない部分も正直ありました。

心のなかで「価格が安いから仕方ない」と自分に言い聞かせ、妥協してきた側面も否めません。

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ところが、今回レビューしたXiaomi Pad 6S Pro 12.4は、価格と性能の両面において、iPlayシリーズとは一線を画す存在です。

価格はミドルクラス並みの69,800円からですが、その性能はまさにハイエンドタブレットそのもの。最新のSoC 「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載し、ゲームも妥協なく快適にプレイできます。

12.4インチの大画面は、動画視聴や電子書籍の視聴に最適です。

TERU

もう一度この画面のサイズ感を味わってしまうと、もう11インチクラスのタブレットには戻れない・・・。

唯一の不満点は、GPS非搭載とmicroSDカードスロット非搭載くらい。

しかし、それ以外の機能は、ほぼ文句なしの完成度です。

価格と性能を比較すると、iPadシリーズに匹敵すると言っても過言ではありません。

もし、高性能なタブレットを安く手に入れたいと考えている方は、Xiaomi Pad 6S Pro 12.4をぜひチェックしてみてください。

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