今回は、台湾のXROUND社から発売されている「ハイレゾ」にも対応しているイヤホン「XROUND AERO PLUS(エックスラウンドエアロプラス)」をレビューします。
音楽は絶対に高音質で!もちろんゲームは迫力のある音が出るイヤホンを作ってほしい!
こんなムチャぶりなユーザーの要望を応えるべく作られたのが XROUND AERO PLUSなんです!
優れたイヤフォンの用途は、1つに制限されない・・・
こんな思想から開発当初より、ゲームにも音楽にも本格的に使える汎用性の高いイヤホンを目指して開発されました。
音=空気の振動
また、イヤホン内部の空力(気流の流れ)をとことん追求した結果、臨場感あふれるサウンド表現が可能となり、特にFPSゲームでその力を発揮します。
ゲーミングイヤホンに求められるのは、どれだけ細かい音を拾えるか、定位感が重要なのよね。
XROUND AERO PLUSを使用してみたところ、足音、銃声、銃のリロード音、薬莢が落下する音など、とにかく細かい音まで聞き取ることができました。
※今回の商品レビューにあたりメーカーのXROUND社さまより商品提供をしていただきました。
EXROUND.INCってどんな会社?
まずは、XROUND AERO PLUSを紹介する前にこの商品を製造している XROUND社について解説します。
XROUND Inc は2015年に台湾で創業されたスタートアップ企業で「聴覚を再定義する」をスローガンに日々、研究開発に励んでいるようです。
XROUND製品の設計理念は、沢山の人のために開発された製品を作るではなく、他ならぬ「あなた」のための製品を作りたいと考えています。
こんなありふれたことをXROUND社のホームページで述べてますが、実はもっと凄いことをやってるんです!
彼らの最大の武器は、「特許サラウンドシステム」や「AIによる3Dチューニング」といっても過言ではなく、普段使っているイヤホンやヘッドホンを高級オーディオ機器に疑似的にエミュレートさせてしまう技術を持ってるんです。
これに関しては、以前Makuakeで発表された「XPUMP」という商品をレビューしてますのでこちらの記事もご覧ください。
XROUND AERO PLUSの特徴
- 3Dチューニング技術で臨場感と定位感に優れている
- 音楽用イヤフォンとしての表現力
- ハイレゾに対応 HI-Resロゴ承認済み
- 空気力を使用したチューニング
3Dチューニングで臨場感と定位感に優れている
XPUMPで使われたサラウンド技術をAERO PLUSにも詰め込み、映画や動画も臨場感あふれるダイナミックな音で楽しむことができます。
音楽用イヤフォンとしての表現力
ボーカルの中域部分を特に強化し、低音域と高音域はバランスを取る設定となっています。
2種類のイヤーピースが付属し、パワフルタイプ、ボーカルタイプの各S/M/Lがあります。
パワフルタイプは硬さが異なる2色の素材で構成されています。そのため、パワーのある低音を表現することができます。
ボーカルタイプは、硬度20度の柔らかいTPE素材を使用し、厚みのある中音域を表現することができます。
ハイレゾに対応 HI-Resロゴ承認済み
セミオープンタイプで、音漏れしにくく、良好な抜け感があります。
空気力学と特許を取得した高性能パーツを使用
AERO Plusは特許取得のSPCCクロム鋼サウンドチューブを使用しています。
クロム鋼の物理特性を運用し、99.9%の高周波を反射させることで、高音域の歪みを減少させます。
音声の細部を保留することで、高周波を完璧に再現し、クリアな音声からできた解像度を提供します。音楽を聞く際の楽器の位置や、ゲームプレイ時の、敵の位置まで判断可能です。
開封
こちらが外箱です。
黒をベースとした外装に赤のアクセントがあり、高級感があります。
内容物は、本体、Xのロゴがはいったケース、それぞれのイヤーピース、取扱い説明書です。
取説はもちろん日本語にも対応してます。
筆者はiPhone純正イヤフォンやAirPodsなどを使用してます。
XROUND AERO PLUSのイヤーピースは、2種類同梱されており、それぞれ大きさ(S、M、L)と3種類のサイズが用意されてます。
オレンジ色が低音重視のパワフルタイプで黒色のイヤーピースがボーカル強化イヤーピースです。
カナル型イヤホンはイヤーチップの大きさやフィット感によって音質が大きく変わってきます。
XROUND AERO PLUS には、大小さまざまなサイズが用意されています。自分にあったイヤーピースを選定したいですね。
こちらが XROUND AERO PLUSです。
焼きを入れたかのような高級感のあるメタルボディかっこいいですよね!
こちらは XROUND AERO PLUSの側面。
ジェットエンジンのタービンを彷彿とさせるデザインいいですね~。
XROUND AERO PLUSの使い方
XROUND AERO PLUSのコードの先にはコントロールボタンがついており、押す回数により曲の選択をすることができます。
このほかマイクのミュート機能もついています。
このほかマイクのミュート機能もついています。
ゲームプレイで仲間とボイスチャットをしていて、離席するときにボタン一つでミュートに切り替えれるので、大変便利です。
コントロールボタンと、マイクのミュート機能のみですので、簡単に操作を覚えることができると思います。
XROUND AERO PLUSを使ってみた感想
ゲームプレイ
XROUND AERO PLUSを装着してFortnite(フォートナイト)をプレイしてみました。
当方、FPSゲームでは普段はマイク付きのヘッドフォンを使用しています。
FPSゲームでは、音が命といっても過言ではありません。
近づいてくる敵の足音や銃声を早く聞き取ることが勝敗を分けるため、上位プレイヤーは周辺機器にお金をかけます。
さて、 XROUND AERO PLUSではどうでしょうか?
感想としては、敵の足音はよく聞こえ、これが1万円前後の価格で買えるのは驚きです。
このイヤホンは高音域が得意なようで、敵の銃声、リロード音が聞きとりやすい印象です。
また、音の位置「定位感」や空間を感じる「臨場感」に着目された音作りがなされているため、敵の足音や銃声がどこから聞こえてくるかを感じ取ることができます。
また、ヘッドセット(ヘッドホン)特有の、耳の蒸れ、圧迫感がないため、長時間プレイされる方にも大変おすすめとなっています。
実際に長時間ゲームプレイをしてみたのですが、やはり耳を圧迫しない分、ヘッドセットより楽に感じます。また、当然ながら髪型がつぶれてしまうこともありませんでした。
マイク性能について
XROUND AERO PLUSは、FortniteやApex Legendsをマルチプレイするときもしっかりした音質で会話ができました。
私は、FPSゲームを友人とボイスチャットしながらプレイするのですが、その際、ヘッドセット(マイク付きのヘッドホン)を使用しています。
ここで重要なのは、やはり音質!
自分側の音質が悪いと聞き手にも迷惑がかかりますし、連携が取れませんよね?
使用中に友人に XROUND AERO PLUSのマイクの具合を聞いたところ、普段の私の声(ヘッドセット)と変わらずよく聞こえると好評でした。
音楽を聴いてみての印象
カナル型なので、細かい音までけっこう聞こえます。
ただし、音の解像度に関しては及第点以下でした。
音場はそれなりに広く、サウンド自体に迫力はあるのですが、音の粒立ちも悪く煌(きらび)やかさがないのが残念です。
商品提供を受けた身で申し訳ないのですが、ハイレゾの称号は本当なのかと自分の耳を疑ってしまいました。
ボーカルは聞き取りやすく心地良い。
中音域から低音域が得意なイヤホンですが、女性ボーカルやストリングス系のサウンドは魅力が半減してしまっている感じでした。
せっかくならワイヤレスが良かった・・・
XROUND AERO PLUS の唯一の弱点はポイントは完全ワイヤレスではないところ・・・
でも、ガッカリすることはありません。
ワイヤレスイヤホンは、Bluetoothで音を伝送させるためどうしても遅延が発生してしまいます。
いっぽう、 XROUND AERO PLUSは、有線式なので、先に紹介したFPSゲームや音ゲーに力を発揮します。
Nintendo Switchの3.5mmオーディオジャックにも直に挿すことができるのでキャリーケースのなかにもコッソリ忍ばせておくのもいいかもしれませんね。
まとめ
XROUND AERO PLUS は音楽からゲームまで謳い文句通り幅広く使えます。
音のすみずみまで忠実に再現されています。
音域を広げることで臨場感はイヤフォンをもはや超えています。
ゲームでは優れた定位感を発揮し、特に音で敵の位置を把握するFPSでは先に敵の位置を掴むことができるので優位に立てるはず!
イヤフォンですが、高級なヘッドセットさながらの性能があり、また、1万円前後で入手できるのでコストパフォーマンスに優れています。
箱に様々な種類のイヤーピースを収納できるので、外出先でも用途によって使い分けることができますよ。
ぜひ皆さんも XROUND AERO PLUSの音質をぜひ体験してみてください。
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