2022年はルンバ率いる王者「iRobot」がロボット掃除機業界の首位から転落した年だと思います。
そのかわりECOVACS、ROBOROCKS、Ankerといった中華系ロボット掃除機の連合軍が幅を効かせるようになりました。
彼らは価格と機能性を武器に火花を散らしあってますが、2022年のロボット掃除機業界、最新トレンドは以下の4つに決定しそうです。
- 水拭き回転モップの搭載
- 汚れたモップの自動洗浄&乾燥
- 集塵物のゴミステーション回収機能
- 見守りカメラ機能
このようにちょっと前までは考えられなかった機能が2022年には当たり前のように搭載されるようになりました。
でも、こういった機能を搭載したロボット掃除機は、10万円オーバーのものが珍しくありません。
でも今回紹介するYeediロボット掃除機はクーポン併用でなんと8万円台で買えるんです!
そのロボット掃除機の名前は「yeedi(イーディ) モップステーション」。
クラウドファンディングのMakuakeで4,750万円以上を売り上げた大ヒットのロボット掃除機としてご存知の方もいらっしゃるのでは?
この製品は例に漏れず2022年のトレンド機能をしっかりおさえてます。
ただし、見守りカメラ機能はついておりませんが、そもそもそんな機能はいらないという人もいるわけで「シンプル」「丁寧」という、ロボット掃除機の大原則をしっかり守っているというのが使ってみた感想です。
今回のレビューにあたりyeedi様より商品提供を受けておりますが、実際の使い心地をしっかり評価していきます。
- 最大2,500paの吸引力と10Nの圧力をかけた水拭きで汚れた床がピカピカになる。
- 水拭き中はモップが汚れたら自動洗浄。常にキレイなモップで床ぶきしてくれる。
- モップは洗浄後に自動乾燥してくれるため手間いらず。
- カーペットやラグを検知したら水拭きせず賢い。
- 高さ340mmで低いソファの下も掃除してくれる。
- リビングに置いてても部屋にマッチするデザイン
- ゴミも充電ステーションで回収して欲しい!
- 最大吸引力は2,500paで競合のDEEBOTよりも少ない。ただし日常使用には全然問題ないレベル。
- サイドブラシは1つだけ。
- 充電ステーションがちょっと大きめ
スペック
製品名 | Yeedi モップステーション |
---|---|
製品サイズ | 352 x 344 x 85 mm (ロボット掃除機本体) 411 x 382 x 430 mm (洗浄充電ステーション) |
吸引力 | 静音モード 200pa 標準モード 600pa 最大モード 1,200pa ディープクリーニングモード 2,500Pa |
移動方法 | 90° Visual SLAM (Simultaneous Localization and Mapping) |
作動時間 | 180分 |
障害物回避センサー | 赤外線センサー |
バッテリー容量 | 5,200 mAh |
ゴミBOX容量 | 300 ml |
水タンク容量 | 3,500 ml x 2 (洗浄充電ステーション) 200 ml (本体) |
音声アシスタント | Amazon Alexa / Google Home / yandex Alice |
接続 | Wi-Fi |
アプリ | yeedi app |
センサー | フロアトラッキング カーペット検知 落下防止センサー ゴミ満タン検知 水タンク量検知 モップパッドセンサー |
モップの加圧力 | 10 N(約1kg) |
クリーニングモード | 自動清掃 エリア清掃 カスタム清掃 |
水流レベル | 3段階 |
マップ表示 | 2D Home Map |
マップ更新 | オート |
オートチャージ&自動停止 | ○ |
自動アップデート | ○ |
吸引とモップがけの同時使用 | ○ |
境界線設定 | ○ |
本機の最大吸引力は2,500paです。
ちょっと吸引力が足りないんじゃないの?
と不安になるかもしれませんが、yeedi モップステーションは、ルンバにも採用されているゴム製の回転ブラシを搭載。
回転ブラシで床の広い面積をかき上げ、一気に集塵してくれます。
作動音も静かなので夜間も使用でき、朝目覚めた時には床が綺麗になってるって最高ですよ。
特徴
マッピング機能搭載
SLAMテクノロジーで部屋をマッピング。
効率のいいルートで掃除をしてくれます。
カーペットの自動検知
水拭き掃除の際、カーペットに乗り上げて濡れてしまうのを防止します。
また、通常の掃除をしているときはカーペットに乗り上げると吸引力を上げて繊維の隙間に潜むダニや埃を吸引してくれる。
水拭きモップの自動洗浄
yeediモップステーションはモップを取り付けることで水拭きも可能です。
清掃途中にモップが汚れてくると自動でベースに戻りモップを洗浄します。
モップがクリーンな状態で掃除できるので汚れが広がることがありません。
モップの加圧
水拭き掃除中は「モップの回転 + 下方向への加圧」により汚れを強力に落とします。
特に足裏の油汚れと床の埃が合体すると床のくすみにつながります。
こういったガンコな汚れを落とすのに最適なのがyeedi Mop Stationの水拭き機能なんです。
yeediってどこの国の会社?
製品名のyeedi(イーディ)は、英語のイージーの発音を連想させる名前ですよね。
Yeediは2019年に中国で設立された会社です。
翌年の4月には米国Amazonでロボット掃除機部門で10位にランクインするなど急成長を遂げている企業です。
細部をチェックする
重さ30kgくらいのダンボールに入って届きました。
運送会社の人すみません・・・
マンションのような集合住宅に住んでいるかたは、実店舗で買うと部屋への搬入が大変なので、やっぱり重たい商品は通販で買うのがベターですね。
yeediモップステーションは中国製ですがもちろん日本語の取扱説明書も付属してます。
取扱説明書は2種類あり、クイックスタートガイドと機能や操作方法がより詳しく書かれたものが入ってました。
本体上部にはマッピングセンサーと掃除開始のボタンがあります。
進行方向には赤外線センサーが搭載しており、障害物にあたる前に回避するよう作られてます。
底部のサイドブラシは1つのみ。
ブラシが2つあると掃除の効率が全然違うので、ここだけが唯一の残念なポイントかもしれません。
ホコリ吸引部のローラーはルンバと同じゴム製です。
上の写真のようにメンテナンス製もよく、絡まった髪の毛を掃除することもできます。
一般的なロボット掃除機だとブラシになってることが多いんだけど、ゴム製にすることで接地面積が増え細かいホコリも一網打尽に吸引してくれそうです。
水拭きするときのみモップを取り付けてみました。
もちろん普段の床掃除の時は外して使って問題ありません。
こちらがyeediの目にあたる部分です。
センサーは赤外線センサーが搭載されており障害を検知します。
カメラ搭載モデルは推論アクセレーターで床に落ちているものをAIが想定して回避してくれます。
本機に関しては、横移動はこのセンサーを駆使して掃除してくれるということです。
背面のボタンを押すと、このようにダストボックスが分離します。
上の写真で見てわかる通り、「清掃ブラシ兼、髪の毛カッター」がダストボックスに付属。
また、ちょっと大きいなと感じますが水拭き用の水タンクが一体化しているためです。
ダストボックスと水タンクは分離できます。
ダストボックスの容量は300mlなので広い部屋でも一度にたっぷりゴミを集めることができます。
長期間ロボット掃除機を使っているとフィルターが目詰まりを起こして吸引力が低下してきます。
yeediモップステーションは、ダストボックスを分解して中のフィルター類の交換ができます。
フィルターは、プレフィルター×2と空気清浄機でも使用されているHepaフィルターの3枚構成になっており排気もクリーン。
プレフィルターは水洗いもできるので長く使うことができそうです。
本体の底面には落下防止センサーが付いてます。
玄関や2Fの階段付近など落下しやすい場所に来るとちゃんと仕事してくれますよ。
ここからはモップステーション(充電ステーション)の紹介です。
ステーションの内部には水拭きに使用する清水タンクと汚水回収タンクが入ってます。
汚水はクロ、清水はブルーと直感的に判断できるのが素晴らしいと思います。
こちらはロボット掃除機が格納される部分です。
この奥には汚れたモップを洗い、自動乾燥するためのユニットが搭載されてます。
モップステーションの背面に電源ケーブルを接続します。
200Vにも対応しているので海外に持っていっても使用できます。
使用方法
yeedi
YEEDI TECHNOLOGY LIMITED無料posted withアプリーチ
yeedi Mop Stationを使うにあたり、まずはApp Store(Google Play)から専用アプリ「yeedi」をダウンロードします。
Wi-Fi設定、ファームウェアアップデートが終了したら準備完了。
初めて掃除をした時に部屋をマッピングし、次回以降効率のいいルートで掃除してくれるようになります。
また、アプリを使用することで外出先からも掃除の指示ができるほか、スマートスピーカーからの起動もできるのがポイントです!
使ってみた感想
標準モード(600pa)で清掃させてみましたが、驚くほど音が静かでした。
本当に吸引しているのか心配になりましたが、ダストボックスをチェックすると確かに吸引してくれてました。
1つ気になったのはyeedi Mop Stationは障害物検知センサーの精度が低い点です。
yeediをさせているとテーブルの脚にぶつかったり、床のコード類にそのまま突っ込むということが何度かありました。
実は別の場所でDEEBOT X1 TURBOを使用してますが、こちらの機種は最近のアップデートでかなり改善されてきてるので改善に期待したいです。
いずれにせよ床に物をなるべく置かないことを意識することが重要そうですね。
Lidarセンサーを搭載した上位機種との比較は少々酷ですが、現行の2万円〜3万円台の安い中華ロボット掃除機と比較してみても機能面においても性能面においてもかなりアドバンテージがあることは事実です。
水拭きも1度試してみましたが、本機のためにロボット掃除機用の洗剤を買いました(多分、互換性あり)。
こちらを買って自宅の床を掃除してみたところ、くすみが取れ、床からいい匂いがするようになりました。
特に汚れがひどかったのが洗面所。
風呂上がりで足裏についた石鹸かすや皮脂汚れが溜まりやすいのですが、見違えるように綺麗になりました。
これと同時にワックスがけもできればいいのですが次回年末の大掃除のときに試してみようと思ってます。
本当は動画を撮りたいのですが、家族からプライベートは見せるなということで使用場面はYouTuberさんの物を転載します。
まとめ
これまでの説明からyeedi Mop Stationは水拭き機能に特化したロボット掃除機ということがわかるかと思います。
床掃除に関してももちろん及第点以上の性能ですが「水拭き+モップの自動洗浄、自動乾燥」という部分に強みがあります。
yeedi Mop Stationは、エントリークラスのロボット掃除機からもうちょっと性能の高い機種に買い替えたい方におすすめしたいです。
機能性が高く、価格はミドルハイのポジショニングの製品といった感じでした。
この記事を書いているのは年末ですが、大掃除の補助にロボット掃除機を有効に取り入れるとかなり楽になると思いました。
特に床のワックスがけは結構疲れます。
yeediに水拭きさせてワックスは自分でやることで工数がかなり減り時短につながるはずです。
- ハイハイする赤ちゃんがいる家庭
- ペットを飼っている家庭
- 野球やサッカーなど足裏が汚れるスポーツをやっている子どもがいる家庭
- ハウスダスト系のアレルギーを持っている方
よくある質問
- 加圧水拭きはどれくらいの圧力ですか?
-
10N(ニュートン)= 約1kgfの圧力をかけながら水拭きモップをかけます。
- 日本語説明書はありますか?
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日本語の取扱説明書が同梱されてます。
- 清水タンクに洗剤を入れて使用しても大丈夫?
-
洗剤を入れて清掃できますが、洗剤の種類によってはノズルが詰まるなど故障につながる恐れがあります。指定の洗剤を使うようにしましょう。
- 製品の保証期間は?
-
2年保証です。
- モーターはどこの国のメーカーを使用してますか?
-
NIDEC(日本電産)製です。
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