かつてはiPadがタブレットの代名詞でしたが昨今の高価格化に伴いAndroid勢・特に中華タブレットの存在感が急速に高まってきました。
価格を抑えながらも大画面ディスプレイ、高性能CPU、豊富な機能を搭載したモデルが増え、「サブでもう1台欲しい」というニーズから「普段使いのメイン端末」としての需要まで広がっています。
スマホより大きな画面で動画やSNS、電子書籍を楽しみたいけれど、いきなりiPadに数万円〜十数万円投資するのはちょっと…そんな“ちょうどいい”一台を探している人も多いはずです。

今回レビューするのは、そんなニーズにマッチする可能性を秘めた中華タブレット BekoQurd T4。
11インチの2Kディスプレイに加え、スタイラスペンやカバーまで付属し、日常生活のさまざまなシーンで活躍してくれるモデルです。
ベッドやリビング、トイレまで、家中どこでも気軽にネットや動画を楽しめる“おうちタブレット”としての可能性を探っていきます。
BekoQurd T4 のスペック表

| 項目 | 詳細スペック |
| CPU | MediaTek Helio G99 (オクタコア / 6nmプロセス) |
| メモリ (RAM) | 8GB (仮想拡張対応) +4GB仮想メモリ |
| ストレージ (ROM) | 128GB (最大1TB microSD拡張対応) |
| ディスプレイ | 11インチ 2K解像度 (2000×1200) / 90Hz リフレッシュレート 420nit |
| パネル構造 | フルラミネーション加工 (高視認性・低反射) |
| スピーカー | BOS クアッドスピーカー (4基搭載) |
| カメラ | 背面 13MP / 前面 8MP |
| バッテリー | 8,100mAh (通常使用8時間以上持続) |
| 充電速度 | 20W 急速充電対応 (0%→95% 約30分) |
| OS | Android 14 (最新OS準拠) |
| 通信 | Wi-Fi 5, Bluetooth 5.2 |
| インターフェース | USB 3.0 Type-C, microSDカードスロット |
| 筐体素材 | 航空機グレードアルミ合金 CNC加工ボディ |
| 付属品 | アクティブ式電磁容量ペン、マグネット式キックスタンドケース |
| Widevine | L1対応 (Netflix/Prime Video HD再生可能) |
こちらの動画をもとに記事を作成してます
BekoQurd T4 の特徴

このタブレット最大のウリは、単なる「安いだけの中華タブレットではない」ことです。
11インチという絶妙なサイズ感に加えて、2K解像度・90Hz対応ディスプレイは動画視聴やネット閲覧を快適にしてくれます。
フルラミネーション構造で白っぽさがなく、目に優しい画面設計もポイントです。

また、付属のスタイラスペンは一般的なパッシブ式ではなく、アクティブ式電磁容量ペンで反応性が高く、4096段階の筆圧感知とどんな角度からでもペンを使うことができるのがポイント。メモやお絵描きでも十分実用的な精度を実現しています。

フォーマンス面では、Helio G99は最新ハイエンド級ではありませんが、日常ブラウジングや動画視聴、SNS利用といった用途ではサクサクと動作し、ストレスなく使えるスペックです。
ただし、原神やZenless Zone Zeroといった重い3Dゲームには向かない点は留意しておきましょう。
また、8100mAhバッテリーと20Wの急速充電対応により、外出先でも安心して使い続けられる点もこの価格帯では魅力的です。
開封:これが2万円台の質感か……?

正直、2万円台の中華タブレットに対して
「どうせプラスチックのチープな筐体だろう」
という先入観があったのですが、BekoQurd T4はそれを見事に裏切ってくれました。
航空機グレードのアルミ合金を使用し、CNC加工で仕上げられたボディは、ひんやりとしたメタルの質感が非常に高く、剛性もしっかりしています。
安物にありがちな、本体を軽くひねると「ギシギシ」鳴るような不快感は一切ありません。

画面は16:9の縦長ディスプレイで、iPadの画面比率(4:3)と異なります。
この16:9という画面比率は、映画やYouTubeを見るのに最適な比率と言われておりメディアのコンテンツ視聴に優れています。

また、縦長サイズなのでネット検索やXのようなSNSを閲覧の際、一読できる領域が広いため非常にみやすいなと感じました。

感動したのが付属品のクオリティです。同梱されているマグネット式のキックスタンドを装着すると、その佇まいはまるでMicrosoftのSurface。
スタンドの角度を微調整できるので、光の反射を避けてベストな視認性を確保できます。
キッチンでレシピを検索し、作り方を調べながら調理し、マルチタスク画面で動画再生といった使い方ももちろんできますよ。

そして、付属のアクティブスタイラスペンは、ペアリング不要なので使いたい時にバッテリーがなくてすぐに使えないなんてシチュエーションは皆無!
手に取った瞬間に使い始められる手軽さが魅力です。
ガジェットに不慣れな人でも、電源を入れれば直感的に使いこなせる設計になっています。
動画や電子書籍を見るのがちょうどいい使い道?
タブレットの性能を評価するのにantutuベンチマークを使って実証するのが一般的ですが、ぶっちゃけあれって参考になりますか?
MediaTek Helio G99 というミドルクラスのSoCを使用している時点で、十数万円もするハイエンド機種に適うわけがないし、そもそもこの金額で上位機種の性能を求めること自体がクレイジーだと思う。
そんなことよりもBekoQurd T4でどんな使い方をするか、もしくはどんな場面で役立つかを提案するかがニューガジェット三昧の使命だと思います。
というわけで私なりに考えた答えは、「ビジネスや勉強といった用途に使う」のが一番おすすめだと思いました。
使用感:11インチという「絶妙なサイズ」がもたらす自由
ここからは、実際に1週間じっくり使い込んで感じた、BekoQurd T4の真の価値についてお話しします。
11インチは「スマホ化」を防ぐ魔法のサイズ

BekoQurd T4を実際に使ってみて、まず第一に、この11インチサイズがやっぱり使いやすいなと再認識させられました。
というのも、私はこれまで何度かタブレットの持ち運びを考慮して「8インチサイズのタブレット」を何度も購入してきました。
でも、実際のところ行き着いた答えは、8インチタブレットは、「スマホより少し大きいだけだし、スマホの方が手に取りやすく結局8インチタブレットを使わなくなる」ということでした。
そして最終的に、ヤフオクやメルカリに出品して赤字になるという経験を何度もしてきました。
一方で12インチを超えると、今度は重くてバックパックに入れての持ち運びは重いし、仰向けで使うのはマジで命がけになります。
その点、この11インチというサイズは、コンパクトさと使いやすさの絶妙なバランスが神がかっています。
雑誌の見開きも、SNSのタイムラインも、動画の字幕も、すべてが「ちょうど見やすい」サイズ感なんです。
家中どこでも連れ回せる「最高の暇つぶし機」

このタブレットを手に入れてから、私の「おうち時間」の質が変わりました。
- リビングで:ソファでダラダラしながらX(旧Twitter)のトレンドをチェック。
- キッチンで:マグネットスタンドを活用し、料理動画を流しながらの作業。
- 寝室で:2Kディスプレイとクアッドスピーカーのおかげで、自分専用のミニシアターが完成。
- トイレで:ついつい長居してしまう魅惑の読書タイム(※冬場は冷えるので注意!)。
20Wの急速充電に対応しているため、朝起きて「あ、充電忘れてた!」となっても、身支度をしている30分ほどで、その日1日遊べるだけのエネルギーを蓄えてくれます。
Helio G99の実力と限界

この機種に搭載されている「Helio G99」は、まさに「実用性の塊」です。
ブラウジング、動画視聴、Kindleでの読書、SNS、Office系のアプリ作業。
これらにおいてストレスを感じることはまずありません。8GBのメモリ(さらに仮想拡張も可能)のおかげで、複数のアプリを切り替えてもキビキビと動きます。
ただし、ゲーマーの皆さんはここは注意。
『原神』や『ゼンレスゾーンゼロ』のような重量級3Dゲームを、最高画質でヌルヌル動かすのは無理です。
画質を落とせば遊べなくはないですが、本来の楽しさを損なう可能性があります。
逆に、パズルゲームや2Dのソーシャルゲームなら余裕のよっちゃん(死語)です。
付属ペンの「書く」という価値

最初はおまけ程度に考えていたスタイラスペンですが、これが案外使えます。
PDFの資料にさっと赤字を入れたり、読書中に気になった部分をメモしたり。
フルラミネーション加工の画面のおかげで、ペン先と描画位置のズレが少なく、紙に近い感覚で書き込めるのは、この価格帯の中華タブレットとしては異例の完成度と言えるでしょう。
ライバル機種との比較:なぜBekoQurd T4なのか?


ここで、市場で人気のライバル機種とBekoQurd T4を比較してみましょう。
| 比較項目 | BekoQurd T4 | Redmi Pad SE | Alldocube iPlay 60 |
| 画面 | 11型 / 2K / 90Hz | 11型 / FHD+ / 90Hz | 11型 / 2K / 90Hz |
| SoC | Helio G99 | Snapdragon 680 | Helio G99 |
| 付属品 | ペン・ケース同梱 | 別売り | 基本別売り |
| Widevine | L1 | L1 | L1 |
| コスパ評価 | ★★★★★ (最強) | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
例えば、超人気モデルの「Redmi Pad SE」。
非常に完成度が高いですが、SoCの性能ではT4のHelio G99に一歩譲ります。
また、あちらはペンや専用ケースを揃えると、結局3万円を超えてしまいます。
「Alldocube iPlayシリーズ」もコスパは良好ですが、BekoQurd T4の「最初から全部揃っている安心感」と「航空機グレードの筐体美」を考慮すると、より一般ユーザーに親切なのはT4の方だと感じます。
もちろんiPad(無印)と比較すれば、性能面ではiPadが勝ります。
しかし、iPadはペンを買い、カバーを買い、AppleCareに入り……とやっていると、T4が3〜4台買える金額になります。
「壊れたらまた新しいのを買えばいいや」と思える気楽さ、そして「これ1台で完結している」というミニマルさ。それこそがBekoQurd T4を選ぶ最大のメリットなのです。
価格:Amazonのセールを狙うのが鉄則!
さて、気になる購入価格ですが、主要3サイトの調査結果は以下の通りです(※2025年12月時点)。
- Amazon.co.jp:通常 26,999円(クーポン適用で24,000円前後)ペンなしバージョンは、18,000円程度で販売中
- 楽天市場:32,829円前後
- Yahoo!ショッピング:30,000円〜33,000円前後
圧倒的にAmazonが安いです。タイムセールや期間限定クーポンが頻発しているため、実質2万円台前半で購入できることも珍しくありません。
このスペック(Helio G99 / 8GB RAM / 2K 90Hz / ペン・ケース付き)で24,000円というのは、正直に言って価格破壊です。
他メーカーが泣きながら「それ、うちなら3.5万円で売るレベルだよ……」と言っている声が聞こえてきそうです。
購入先リンク:https://amzn.to/4pWUPRr
まとめ:BekoQurd T4は「生活の質」を底上げする名脇役

- 圧倒的なコストパフォーマンス:本体、ペン、ケースの3点セットで2万円台は無双状態。
- 美しく滑らかなディスプレイ:2K解像度と90Hz駆動、そしてフルラミネーションの視認性は一級品。
- 日常使いに最適なHelio G99:動画もSNSもサクサク。これ以上は、ほとんどの人には不要なスペックかもしれません。
- ビルドクオリティの高さ:アルミ合金のCNC加工ボディは、手にするたびに満足感を与えてくれます。
- Widevine L1対応:AmazonプライムビデオやNetflixを、しっかり高画質(HD)で楽しめます。
- 3Dゲームには不向き:原神などの重いゲームをプレイしたい人にはおすすめしません。
- スピーカーのブランド名:「BOS」スピーカーは高音質ですが、世界的な音響メーカー「Bose」とは別物です。名前で勘違いしないように!
- ケースの全面保護:付属ケースは背面とスタンド機能重視のため、画面側の保護(フリップ)がない点は注意が必要です。
結論
中華タブレットのレビューをすると「重いゲームをやるには十分なスペックじゃないけど価格重視で機能は必要最低限を求めている方にはおすすめ」という結びで締めるのがテンプレになってます。
でも、BekoQurd T4は、デフォルトでフリップカバーとペンが付いていることで必要最低限以上の使い方が最初からできるのが他の中華タブレットにない大きな差別化ポイントです。
正直なところBekoQurd T4より安い機種はまだいくつかあるかもしれませんが、BekoQurd T4のディスプレイ性能やスピーカー数といった基本性能は、エントリーグレードとして十二分の性能だと思います。

とにかくBekoQurd T4は、「タブレットを娯楽の道具として使い倒したい人」にとっての最強の相棒です。
10万円の高級タブレットを買って、ビクビクしながら傷つくのを恐れて過保護に扱うよりも、2万円台のこの中華タブレットを家中どこへでも連れ回し、動画を観て、メモを書き、SNSに没頭する。
そんな「ラフで自由なガジェット体験」こそが、私たちの日常をより豊かにしてくれるのではないでしょうか。
もしあなたが「iPadは高すぎるけど、快適に動くタブレットが欲しい」と考えているなら、迷わずこのBekoQurd T4をカートに入れることをおすすめします。
購入先リンク https://amzn.to/4pWUPRr



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