ガジェットブロガー界隈では7月11日と12日に開催されるAmazonプライムデーの話題で持ちきりです。
今年は何が買いなのか?
いろんな商品をショッピングカートに入れては戻すなど、牧場の牛もびっくりするくらい何を買おうか反芻(はんすう)する毎日です。
プライムデーセールといえばAmazonデバイスが毎回安くなります。
実は、それと同じくらい毎回セールで安くなるのがBoseのデスクトップスピーカー「Bose Companion 2 Series III(ボーズ コンパニオン2 シリーズ3」です。
実はこのスピーカーが発売されたのは2013年で10年にわたるロングセラー商品。
つまり、生まれたばかりの赤ちゃんが小学4年生になるくらい愛されている商品なんです。
実は、Bose Companion 2 Series IIIを2023年4月に購入したんですが、そういえばまだレビューしてなかったな〜。
というわけで今回はサクッと使用感を解説していきます。
仕様
スペック | 詳細 |
---|---|
メーカー | Bose |
モデル | Companion 2 Series III |
インターフェース | 3.5mmオーディオジャック |
出力パワー | 20ワット |
ドライバーサイズ | 不明 |
周波数応答範囲 | 50 Hz – 20 kHz |
インピーダンス | 不明 |
サウンドコントロール | ボリュームコントロール、ヘッドフォンジャック |
サイズ(各スピーカー) | 左スピーカー:高さ 190 mm × 幅 8 mm × 奥行き 150mm 右スピーカー:高さ 190 mm × 幅 8 mm × 奥行き 145 mm |
重量(各スピーカー) | 左スピーカー:1 kg、右スピーカー:0.8 kg |
カラーオプション | ブラック |
付属品 | 電源コード、オーディオケーブル |
外観をチェック

左右反対の写真になってしまいましたが、Companion 2 Series IIIは、左側のスピーカーから右側のスピーカーにケーブル接続して使用します。
最近のスピーカーは、スマートスピーカーのように2台スマートスピーカーを接続して使用する製品も増えてきました。
2013年にはこんな思想は考えられなかったと思います。

背面は、低音を出すためのホールが確認できます。

こちらは右側のスピーカーの背面です。
接続端子はこのようになっており完全にケーブル接続です。

Bluetooth接続ができれば配線の煩わしさがなくて、もっと便利なんですがケーブルを変えて音質を追求したい人もいるはずなので、これはこれでアリかもですね。

ボリュームのコントロールは右側のスピーカーから行います。
3.5mmオーディオ出力もついてるので大きな音が出せない夜間や、お気に入りのイヤホンなど使用したい場合もここから音を拾うといいかもです。
ちなみにこのスピーカーは電源ボタンがありません。
USB接続もないのでPCの起動とともにスピーカーの電源も入るといったギミックがないのが残念です。
音質について
解像度が気になった
Companion 2 Series IIIの音質のファーストインプレッションは、「意外に音がこもる」と感じました。
Boseといえばキレのある低音が代名詞。
定番のBoseらしさを感じることができましたが、あれこの程度?と肩透かしを喰らってしまいました。
この全体的な「音のこもり」に対して以下の2点を試してみたら劇的に音質が改善したので、既に持っている人、これから買う人はぜひ試していただきたい。
免震ジェルマットを設置

Companion 2 Series IIIを普通にデスク上に設置すると、スピーカーと天板が微妙に共鳴するような感じがしました。
対策として100均で防振粘着ジェルマットを買ってみました。

地震対策でテレビの下に貼るやつです!

あまり大きいサイズのジェルマットを使うとスピーカー自体の鳴りをミュートさせてしまう恐れがあるので50mm × 50mmの小さいサイズをチョイス。
これをやることで、解像度と低音のキレがかなり上がます。
このほか、インシュレーターを使う方法もあるようですがあの小さい金属の塊に何千円も払うのはもったいない。
また、1円玉や10円硬貨をインシュレーターがわりに使うハックもあるそうですが、見た目が美しくないため免震ジェルパッドを選びました。
サランネットをはずす

Companion 2 Series IIIのAmazonレビューを確認したら私と同じように「音がこもる」という評判が書かれてました。
いろいろ調べた結果、スピーカーのサランネット(ツイーターを保護するカバー)をはずすと音がクリアになるとか・・・。
半信半疑で試したところ音がこもる感じが2割ぐらい解消されオープンなサウンドになりました。

これは多分、サランネットを固定するための突起部分が、特定の音域をミュートしてしまっていると考えられます。
ただし、サランネットを外したままの状態だと見栄えがあまり良くないので、私は本気で音楽や映画を楽しみたいときにだけ外して使ってます。
立体感あるサウンドがいい!

1,400のデスク幅の天板にCompanion 2 Series IIIをセットしました。
デスク幅が広いだけあり、音場が広く、音の立体感に関しても秀逸です。
特に位相感がわかりやすく、ウーファーの効果も相まり映画やゲームは大迫力のサウンドが楽しめます。
ただし、音の粒だちは、あまり良くなく中高音の表現があまり得意ではありません。
特に女性ボーカルの音楽はなんか物足りない・・・。
ジャズ、ポップスのような楽器が多い音楽を聴くと、パーカッションの音が影に隠れがちに感じました。

つまり倍音の再現性に乏しいということです。
まとめ

少し辛口レビューとなりましたが、Companion 2 Series IIIは相対的に大味なサウンドなのが特徴です。

Amazonレビューで両手をあげて満足されている人が散見されましたが耳を疑うレベルです。
この記事で紹介した通り、少し工夫することでかなり音が良くなることは確かですが、別物にはなりません。
もちろん、この価格で高級スピーカーと比較するのは酷かもしれませんが、トヨタ車みたく万人ウケするスピーカーです。
Companion 2 Series IIIのAmazon販売価格は17,600円。
どうしても書いたいと思う人は、定期的にAmazonセールで安くなるので定価で買うのは絶対にやめましょう。
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