スマホゲームは進化し続けており、最新のiPhone 15シリーズの登場はその象徴です。
ついにバイオハザードがiPhone 15でプレイできるようになり、スマホは、今やコンソール機に匹敵する性能を有してます。
でも、本当に没入感のあるプレイを実現するためには、スマホ単体では限界がありますよね?
そんな時に役立つのがスマホ用ゲームコントローラー。
取り付けるだけでプレイアビリティがアップし、移動中でも自宅でも、コンソール機クオリティの操作感と没入感を得られます。
今回レビューする「GameSir G8 Galileo」は、Gamesir初のPS系コントローラーを踏襲したデザイン。
結論から話しますと、ビルドクオリティはもちろんのこと、機能性、使いやすさがこれまでの同社製品を大きく上回る最高傑作でした。
ぜひ最後まで読み進めてください。
GameSir G8 Galileoの発売に先立ち、Gamesir様より商品提供していただきました。
スペック

メーカー | GameSir |
---|---|
製品名 | GameSir G8 Galileo |
製品サイズ | 21.69 x 10.69 x 5.41 cm; 540 g |
対応スマホサイズ | 4.33インチ〜7.28インチ(巾10.7cm〜8.2cm実寸) |
ハードウェアプラットフォーム | android iPhone |
同梱バッテリー | なし |
商品の重量 | 251 g |
開封と細部をチェック

Gamesirのパッケージはいつも横向きですが、今回の製品は縦型デザインになってます。

付属品。

最近、ずっと見ていなかったGamesirのステッカーが入ってて嬉しい!

取扱説明書は、多言語版です。
GameSir G8は、マクロボタン設定、連射機能、モード切り替えなど様々な機能が搭載されてます。
日本語でも書かれているので、しっかり読んで使いこなせるようにしたいですね。

早速、開封し本体をチェック。
本体カラーは、グレーホワイトの1色のみ。


本体と接続するType-C端子はこれまでのモデル同様に右側についてます。
また、スマホが取り付けしやすい設計となっており、Type-C端子が上を向くようになってます。
iPhone 15シリーズからType-C端子が使えるようになったのでiOSユーザーでも安心して使うことができるのがいいですね。

もちろん、原神もゲーム内設定からタッチパネル→コントローラーに変更をすればiPhoneでもプレイできます。
Android端末で原神をプレイする場合、別途Gamesir Worldアプリ経由でボタンスワップする必要があり、ひと手間かかります。
原神以外のAndroidゲームアプリは、GameSir G8を装着するだけですぐにプレイできます。


本機は、4.33インチ〜7.28インチ(巾10.7cm〜8.2cm実寸)のスマホに対応してます。

もしやiPad miniも使えるんじゃない?
と思い試しましたが無理でした。
背面にはマクロボタンが設置されており、様々なキーパターンを振り分けできます。

スマホを装着してみましたが、カメラ部分の干渉は一切なく、ガッチリとホールドされてます。
なぜType-C端子が右側についているのか、この場面でやっと理解できました。

私は、Galaxy Z Fold5でプレイしてますがPlayStation Portalのような感じになりました。

ちなみに上記のボタンを2秒間長押しすることで、コントローラーのモード切り替えが可能。
PS5のリモートプレイも本機でできるのでPlay Station Portalを買う理由がなくなりますね。

ショルダーボタンは、XBOXコントローラーと同じデザインになってます。
ショルダーボタンのうち、LT、RTはホールエフェクトトリガーになっていて、ボタンの押し込み量によって強弱をつけることができます。

また、別途Gamesir Worldアプリをインストールし、設定変更するとクイックトリガーにカスタマイズも可能。
FPS系のゲームでLT、RTを使用する際、すぐにボタンが反応するようになります。
タッチ操作による直感的なエイムとトレードオフにはなりますが、スマホでプレイするより絶対使いやすいと思います。


底面には給電用のType-C端子と3.5mmイヤホンジャックがあります。

スマホでゲームするとバッテリー消費が激しくて困るのよね。充電ケーブルつけながらプレイするとスマホが持ちにくいし・・・。
そんな悩みをGamesir G8が解決してくれます。

ちなみにこのType-C端子は、給電のみ対応。
モニター出力ができないか試してみましたがモニター、Xreal Airには何も映りませんでした。


各種ボタン類の質感はかなり向上している印象です。
特にアナログスティックの操作感は、直近の最新スマホゲームコントローラー「Gamesir X2 Pro」と比較しても段違い。
最近のゲーミングコントローラーでは鉄板のホールエフェクト式のアナログスティックを採用。
ドリフト(何もしないのにスティックが勝手に動く現象)にも強い仕様となってます。


GameSir G8には、3種類のアナログスティック交換パーツが付属してます。

フェイスプレート(カバー)を取り外しアナログスティックを交換!

マグネットによる吸着方式なので工具類は一切使用せずに交換できます。
真っ裸にしてやりました!

スケルトンになっているのでサイボーグをいじっているような感覚になります。
使用感

これまで何台もGamesirのスマホコントローラーをテストしてきましたが、他社の製品も含め、史上最も使いやすいと感じました。
特にこのグリップ感が秀逸でなぜ今までこのデザインを試してこなかったんだと喝を入れたくなるレベルです(褒め言葉)。

また、アナログスティックの質感も大幅に向上していることからコンソール機のコントローラーと何ひとつ変わらない操作感と言っても過言ではありません。
もう、ここまで進化したなら本体にバイブレーターを仕込んで欲しかったです。

ただし、そうした場合、製造コストもアップするだろうし、今度はバイブレーターの質感に文句を言いたくなってくるのでやっぱり、過不足なしです。
GameSir G8でiPad miniを使う改造が流行するかも

GameSir G8は、7インチクラスのスマホを挟むことができます。
もうここまで伸ばせるなら、iPad miniも対応して欲しいくらいですが残念ながら無理です。
先日、Xを見ていたところ、GameSir G8でiPad miniなど8インチクラスのタブレットを挟む解像方法が紹介されてました。
一度分解し、パーツをリューターのようなもので切削する必要があるそうですが、試してみたい方は自己責任でお願いします。

ちなみに私は壊したくないのでやりません。
Gamesir Worldを導入することでさらに調整が可能

今回、Gamesir Worldに関しては、深く説明しませんが導入することで以下のことができます。
- 決定ボタンをXBOX方式にするかSwitch方式にするかの変更。
- アナログスティックのキャリブレーション、デッドゾーン設定。
- LT、RTボタンの入力値の変更とクイックトリガー設定。
- G-Touchモード時のボタンスワップ設定。
このほか、アプリをダウンロードできたりするようです。
まとめ
GameSir G8 Galileoの優れたビルドクオリティ、快適なグリップ感、そして多様な機能性により、スマホゲームをより、一層楽しめるようになるはずです。
4.33インチから7.28インチサイズのスマートホンに対応しており、幅広い機種を網羅できるのもグッド!
さらにGamesir Worldアプリを併用することで、カスタマイズの幅が広がり、各ユーザーのプレイスタイルに合わせた調整が可能になります。
全体的に、GameSir G8 Galileoは、コンソールに匹敵する操作感を求めるモバイルゲーマーにとって、優れた選択肢であり、スマホゲームの可能性を広げる一台と言えるでしょう。
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