
Hey Guys!
ガジェットブロガーのteru(@teru_cobba)です。
30代の中盤くらいから視力が急に落ちはじめ、気づいたらメガネ歴6年目に突入してしまいました。

一時期はコンタクトレンズを買おうか悩んだ時期もあったんだけど、今回紹介する「Huawei Eyewear」を使ってみたら一生メガネも悪くないな〜。
なんて思ってしまいました。

衝撃的すぎて今までのオレはなんだったんだって、360度考えが変わってしまいましたよ!

っていうか・・・360度って1周して元に戻ってるよね?
はい、くだらない寸劇は華麗にスルーして、まずはHuawei Eyewearがどんな製品なのかトレイラーをご覧ください!
「人民解放軍の装備品ではないか?」というコメントが笑えます・・・
Huawei Eyewearはメガネのツル(テンプル)部分にスピーカーとマイクを仕込んだスマートグラスです。
こんな経験ありませんか?
- 自動車の運転中に急に電話がかかってきたけどハンズフリーマイク持ってなくて出れない。
- 音楽を聞いたり動画を外出先で見たいのにイヤホンを持ってない。
- 長時間イヤホンやヘッドホンをつけるのが好きじゃない人。
こんな時に役立つのがHuawei Eyewearなんです。
また、音楽を聴くといったコンテンツ消費といった用途に限らず、Podcastやオーディブルをスキマ時間に聞くといった使い方もできます。

使ってみたところHuawei Eyewearを使うことでQOL(クオリティオブライフ)が爆上がりしました。
今回は、Huawei Eyewearの使用感をはじめ、ファーウェイ純正モデルとオンデーズコラボモデルとの違いなどをレビューします。

結論から書きますが、今メガネを使っている人は1度オンデーズに行って使ってみてください。
絶対に欲しくなるはずですから!
というか控えめに言って「買え!」です。

- 重さは普通のサングラス程度で軽い
- 長時間使用しても耳が痛くなりにくい
- 聞きたいときにいつでも聴ける
- 耳を塞がないので運転やサイクリングにも使用できる
- 最大2台のデバイスととマルチポイントできる
- ちょっと高い
- 音質は軽い
- フレームに顔や手の脂がつくのが気になる
スペックと特徴

製品名 | Huawei Eyewear |
---|---|
レンズタイプ | ウェリントン(ハーフリム&フルリム)/スクエア |
スピーカー | 音漏れ防止ホール付き指向型スピーカー(ダイナミックドライバーユニット) |
対応コーデック | AAC/SBC |
再生周波数帯域 | 100Hz – 17KHz |
マルチポイント | スマホ、タブレット、PC、ゲーム機など2点 |
マイク | 2基MEMSマイク搭載(風ノイズ低減設計) 通話ノイズキャンセリング対応 |
通信方式 | Bluetooth®️ 5.2 最大通信距離:約10m |
バッテリー | 音楽連続再生:約6時間/ 連続通話:約4.5時間/満充電時間 約85分 |
防水性能 | IPX4(生活防水) |
装着検知機能 | あり |
Huawei Eyewearの特徴は、なんといっても見た目が普通のメガネに近いという点です。
私も会社にHuawei Eyewearをつけて出社し、営業先で数十名面談をしてきましたが

「そのメガネなんか変わってない?」
なんて聞かれたことはまだありません。
もちろん聞くと面倒だからあえて聞かれてないという可能性もあります。

ただ、過去にレビューした「Bose Frames Alto」と比較しても眼鏡のツルの部分はHuawei Eyewearの方が細く見える工夫がされていて重さも断然軽いです。
開封と細部をチェック

こちらがパッケージです。
私はOWNDAYS(オンデイズ)で買ったので箱はOWNDAYSの名前を前面に打ち出してます。
過去、トランプ政権で華為(ファーウェイ)が米国からターゲットにされたことがありますが、各国の企業とコラボをすることでファーウェイブランドを擬態させているのだと感じました。

付属品はマルチランゲージの取説と充電コンバーター。

それとフェルト製のメガネケースです。
このフェルトケースですがかなりしっとりとした素材でした。

OWNDAYSで買った以外のメガネもこのケースにちゃんと収まります。
後で説明しますが、欲を言えばTWイヤホンのようにケースに入れるだけで充電できるような設計だとなお良しといった感じです。

こちらがメガネ本体です。
私はウェリントンタイプを買いました。

正確にいうと当日、スクエアタイプは売り切れだった。

Huawei Eyewearを普通のメガネのように見えさせるためにエンジニアはかなり頑張ったと思います。
こちらはツルの部分ですが、耳にかけるフレームが太すぎると、一発でスマートグラスだとバレてしまうので細めにデザインされてます。

テンプルがデカくなりすぎないように耳裏に当たる「通常、見えない部分」にパーツを分散させるなど各所に工夫が感じられました。

Huawei Eyewearのスピーカーはこの位置についてます。
Huawei Eyewearのスピーカーは指向性スピーカーとなっていて周囲には音漏れしにくく作られてます。
つまり自分しか音を聞くことができないようになってます。

テンプルの横幅は少し太めですが身につけても意外に気になりません。
また、激しい運動をしてもメガネが外れにくくなってます。
フレームの上部には周囲の音と逆の音波をリアルタイムで発生することでまわりの人に気づかれにくいです。

充電は1日持ちます。
付属の充電コンバーターとグラスをガッちゃんこさせることで充電開始!
そのほか、別のガジェットともペアリングができるようになります。
この充電コンバーター、マグネット式ですが磁力が弱く外れやすいのが難点です。
オレンジのライトの右横にペアリングボタンを押しながら、新たに追加したいガジェットのBluetooth設定画面から同期させます。

メガネの鼻パッド部分でフィット感を調節できます。
テンプルの折れる部分や鼻当て部は結構精密にできてました。
写真では伝わりにくいですが折り曲げ部と鼻パッド付近の金属はクローム調でHuawei Watch GT 2のカラーと同じカラーで統一されてます。
OWNDAYS(オンデーズ)モデルとHuawei純正との違い
オンデーズモデルは外側テンプルにHuaweiのロゴが入ってない

通常のHuawei Eyewearだと外側のツルの部分に「HUAWEI」のブランド名が表記されます。
オンデーズモデルにはメガネのこの部分にファーウェイロゴが入ってないのでギーク感ゼロ!
そHuaweiのロゴが入っていると、そのメガネはなんなの?と聞かれるほか、IT系の企業に勤めている方は周囲に警戒されることになるでしょう。
オンデーズのEyewearなら見える部分にファーウェイのモチーフが描かれてないのでトラブルに発展することはあまり考えられません。
フレームは同じだけどデザインが違う

レンズデザインの違い
- オンデーズはウェリントンとスクエア型のみ(ウェリントンハーフリムは販売してない)
- Huawei純正はウェリントンのみ(ハーフリム、フルリム選べる)

また、正面端部のシルバードットのアクセントが目をひきます。
専用スナップレンズ(サングラスアタッチメント)はオンデーズのみ販売。
専用スナップレンズ(オプション品)を使用することでメガネをサングラス化させることもできます。
ただし、専用スナップレンズはオンデイズモデル専用となっておりAmazonなどで買ったいわゆる「Huwei純正」のスマートグラスには、かたち的に合いません。
ただし、眼鏡屋にHuawei版のスマートグラスを持ち込みレンズを「調光レンズ加工」してもらうのも意外にいいかもしれません。
調光レンズは日光を感知すると自動的にレンズが黒くなります。
そのためメガネ1つでサングラスとしても普通のメガネ年も使えるのが魅力です。
ただし、調光レンズにもメリット・デメリットがあるので気になる方はこちらの記事をご参考に!
Zoffの調光レンズサングラスを買って満足!でも意外な盲点あり・・・
Amazonで買うかオンデーズで買うか悩む人はどうする?


結論から書くとオンデーズの実店舗、もしくは、ヤフーショッピングのOWNDAYS公式ストアで買うのがベターです。
その理由は、メガネを買った後に自分にあったレンズを用意する必要があるから。
Amazonで買った場合、Huawei Wearが届いたら・・・
- メガネ屋に持ち込んで視力検査してレンズが完成するまで時間
- レンズ代がかかる
といった手間がかかります。
もちろんAmazonで買ったものをオンデーズに持ち込み、レンズを作ってもらうこともできますが、別途レンズ代がかかります。
でもオンデーズのリアル店舗ならHuawei Eyewearを買うとレンズ代は無料です
(ただし曇り止め加工やブルーライトカットは追加料金がかかります)。
また、別売のサングラス専用スナップレンズのオプションが用意されているのもOWNDAYSだけです。

専用スナップレンズはAmazonでは売ってませんよ。
私はオンデーズの店舗で本機を買いましたが、もう1つおすすめの買い方を紹介します。
それは、「YahooショッピングのOWNDAYSストア」からの購入です。

オンデイズは自社のオンラインストアでもHuawei Eyewearを販売してますが、Yahooショッピング経由で買えば、あまっているPayPayボーナスを使えたり(貰えたり)できるからです。
しかも、レンズ交換券がついてくるので実質、店舗で買うのとなんの遜色がありません。
おすすめの設定

Huawei Eyewearはツルの側面をタップして音楽の再生やGoogleアシスタントをコントロールできます。
操作コマンドはデフォルトの状態でもいいですが私の場合は以下の通りに設定したところかなり快適に使えるようになりました。
ダブルタップ | スワイプ | 長押し | |
左テンプル | 音声アシスタント(Googleアシスタント/ Siri) 電話に応答/終了 | 音量アップ/ ダウン | 着信を拒否 |
右テンプル | 再生/一時停止 電話に応答/終了 | 曲送り/曲戻し | 着信を拒否 |

眼鏡のテンプルをダブルタップすることでGoogleアシスタントが起動を起動できるんですが、これが何気に便利でした。
便利な音声コマンド
- タイマー
- 天気の確認
- スケジュールの確認
- わからないこと(用語など)を質問する
- スマートホーム連携で電気をつけたりできる
もちろんスマートスピーカーやスマホでも同じことができます。
ただし、スマートスピーカーがない部屋(場所)でも使えたり、いちいちスマホを取り出さずに使える点が大きなアドバンテージ。
個人的な執事がいるような感覚を味わえますよ!
タップジェスチャーの変更やファームウェアアップデートはファーウェイアプリの「AI Life」から設定できます。
使用感
【音質】


音質はBose Frames Altoの方が分厚く迫力があります。
音質に関しては元々期待はしてなかったので想定内という感じでした。
Huawei Eyewearの設計上仕方ないことですが高音、中音が主体のスピーカーで低音はうっすら聞こえてくる程度の音です。
ちなみに音圧のようなものは感じませんが、この手のスマートグラス(オーディオグラス)にしては解像度が高く、長時間聞いても疲れない音作りとなってました。
もちろんイヤホンやヘッドホンには絶対に勝てません。
でも「ながら聞き」をしたい人には全く問題ないクオリティ。
ガチで音楽に集中したいという人はイヤホンと使い分けするといいと思います。
音漏れに関して

全体的音量は比較的小さめなので騒がしいところで音楽を聞こうとすると音量を70%から90%ぐらいに上げないと聞こえにくいです。
そのため騒がしい場所から静かな部屋に入るときは注意が必要だと感じた場面がありました。
指向性スピーカー搭載とはいえ50%くらいのボリュームで2mくらい近寄られると音漏れに気づかれると思います。
バッテリーの持ち
気になるバッテリーの持ちですが丸一日持ちました。
朝7時の出社から夜20時まで装着しPodcast、Spotifyの再生を3時間程度して19%残量が残ってました。
使い方にもよると思いますが2日目以降の使用には充電ケーブルが必須です。
ちなみに1日あまり音楽を聞かずに過ごした時のバッテリー残量は60%程度でした。
接続の安定性
カタログスペックだとBluetooth 5.2に対応しており接続距離は10mと書かれてます。
実際に使用してみましたが遮蔽物がない環境で20m〜30m離れても使用することができました。
見た目は普通のメガネだけど、これだけ離れて音を聞くことができるなら「令和のカンニンググッズ」として使う輩が出てきてもおかしくないと危機感さえ覚えるレベルです。

これでも一応褒めてるつもりなんですが伝わってますか?
少し残念な点
充電器が外れやすい

充電ケーブル(コンバーター)の磁力が弱いためしっかりはまっているか確認した上で充電するといいでしょう。
充電したのはいいもののコンバーターがしっかり差し込まれてなく、朝起きた時に充電されてなかったということが何回か経験しました。
Huawei Eyewearは女性の顔には少し大きすぎるかも


本製品がある程度ヒットすれば女性用もリリースされる可能性があるので今後に期待したいですね!
Huawei Eyewarは、純正品とオンデーズのどちらで買っても女子には大きすぎる気がします。
実際、あまりにも便利だったので妻にも少し使ってもらいました。
でも、レンズが大きすぎるせいか「キテレツ大百科の勉三さん」みたいな顔の感じになってしまい残念がってました。
Huawei Eyewearのフレームの太さを元に辿り着いたのが現状のメガネデザインで、やはりアーリーアダプター的な男性をターゲットに商品開発がされている感じがします。
まとめ

昨夜、Huawei Eyewearを充電中に他の普通のメガネにかけ変えてたんですが、気づいたら右側のフレーム部分を無意識にタップしてました。

あれ!?音楽が再生されないぞ?
と一瞬疑問に思ってしまうくらいスマートグラスが生活に馴染んでしまいました。
それはまた、将来メガネなしで頭にスマートスピーカーを埋め込む時代が来ると確信した瞬間でもありました。
音楽を聴くのであれば、ぶっちゃけ音質にあまり期待しすぎないほうがよいと思います。
Podcastやオーディブルを聞くには十分ではないかと思います。
よくある質問
- グラスに映像や文字は映るの?
-
スピーカーが内蔵されているだけで映像は出ません。
- 音漏れしませんか?
-
本体の音量を半分から上にすると少しずつ音漏れしてきます。
周囲が賑やかな場所になる程音漏れに気付きにくくなるので注意しましょう。
- 骨伝導ですか?
-
骨伝導ではなくスピーカー方式です。
- レンズ交換はオンデイズ以外でもできますか?
-
JINSやZoffでは断られたという情報を聞いてます。街の眼鏡屋さんなどに持ち込むとレンズを加工して作ってくれるかもしれません。
- 対応コーデックはどうなってますか?ハイレゾ音源聞けますか?
-
対応コーデックはAACとSBCです。音楽を再生するスマホ側がハイレゾ対応していてもメガネのイヤホンはハイレゾ音源を再生できません。
- スピーカーを使いたくない時は電源オフにすることはできますか?
-
できません。メガネを装着すると自動的に電源オンになります。バッテリー節約のためにメガネ側の電源をオフにすることができないようです。メガネにはボタンが全くありません。
- ノイズキャンセリングはついてますか?
-
通話マイクにノイズキャンセリング機能がついているため、騒がしいところでも自分の声をクリアに相手に届けることができます。スピーカー側には、AirPods Proのようなノイズキャンセリング機能はついてません。
- 防水性能はありますか?
-
防水レベルは生活防水程度です。Huawei Eyewearをつけた状態で泳いだり、土砂降りの雨の中を歩くと水没して故障する可能性があります。
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