オフィスや自宅の書斎で作業をされている人は普段どんなイスを使ってますか?
電動昇降デスクなど、「机」にこだわる人は多いけれど、「イス」に関しては身近なものを流用したり、予算の関係で適当なものを選んでいる人も多いのではないでしょうか。
普段デスクワークをされている方は、貴重な人生の何十分の1かをイスの上で過ごすことになるわけで、せっかくなら良いもを使いたいですよね。
ハーマンミラー、オカムラ、エルゴヒューマンなど「高級オフィスチェア」というジャンルがあるくらい「良いもの」は高価です。
いっぽう、こういったチェアは人間工学に基づいて長時間座っても疲れなかったり、集中できて作業効率が上がるなど費用効果に見合った体験ができます。
そんな高級チェアと同じ体験ができる、いわばジェネリック版高級チェアというべき製品がFlexiSpotから発売されたのでレビューしていきます。
今回、レビューする「FlexiSpot C7 Air」は、エルゴノミック(人間工学)なデザインと高反発なメッシュ素材により、長時間のデスク作業も快適に過ごせます。
また、調節可能なランバーサポートや座面の角度調整にスライダーなど、高価なチェアに匹敵する多機能さを備えています。
自分にあっていないチェアを使い続けて、姿勢悪化からくる腰痛や肩こりに悩まされてませんか?
今回の記事は、「イス難民」やゲーミングチェアを卒業してイスをグレードアップしたいと考えている人にオススメです。
この記事はFlexiSpot様より商品提供を受けて作成しております。アフィリエイトリンクを含みますのでご了承ください。
C7とC7 Airとの違い

項目 | C7 | C7 Air |
座面素材 | ウレタン | メッシュ |
背もたれ素材 | メッシュ | メッシュ |
リクライニング | 128° | 128° |
全体高さ範囲 | 119.5~134.5cm | 119.5~134.5cm |
カラー | ブラック | ブラック |
重量 | 21.6 kg | 21.6 kg |
耐荷重 | 130 kg | 130 kg |
梱包サイズ | 73x65x45 cm(約25 kg) | 73x65x45 cm(約25 kg) |
備考 | 組立て式 | 組立て式 |
ロッキング機能 | 強弱調節可能 | 強弱調節可能 |
座面の高さ・奥行調節 | 47.5-56cm, 6cm調節可能 | 47.5-56cm, 6cm調節可能 |
ランバーサポート | 独立型, 調節可能 | 独立型, 調節可能 |
アームレスト | 4D調節可能 | 4D調節可能 |
ヘッドレスト | 2D調節可能 | 2D調節可能 |
座り心地の素材 | メッシュ, ウレタン | エラストマーメッシュ |
フレーム・キャスター | 耐久性高い, 静音キャスター | 耐久性高い, 静音キャスター |
商品仕様・保証 | 3年間保証 | 3年間保証 |
C7とC7 Airの2種類が存在します。
両者の違いは、C7は座面の素材がウレタン、背面がメッシュに対し、C7 Airでは、座面と背面にエストラマーメッシュ素材を採用している点です。
イスの素材にメッシュを使う利点は、夏場に座面が蒸れにくい点です。
また、一般的にメッシュ素材の方がウレタンに比べてイスを軽量化できるというメリットがありますが、C7とC7 Airのスペックを比較しても重量は同じという結果になりました。
今回レビューするのはAirの方ですが、好みの問題ですのでどちらを選んでも問題ありません。
特徴

C7 Airはオフィスや自宅での長時間作業に適しており、年齢や性別に関わらず全てのユーザーに優しい製品です。
長時間座って作業する職業の方(イラストレーター、絵描き、プログラマー、動画クリエイター)など、特定の作業を行う方にも適しています。
組み立て

40Kg近い重量のある段ボールを開封すると中からパーツがたくさん出てきました。
完成重量は21.6Kgあるので自宅の2階で使用する場合は、1階で組み立ててから持ち込むといいと思います。

FlexiSpotは中国メーカーですが、製品の取扱説明書はちゃんと日本語のものが入ってました。

組み立てに使う工具は付属の六角レンチだけです。
ネジの精度が悪いのか、ねじ山の精度が悪いのか分かりませんがボルトを締めている際、すんなりネジが入っていかない場面がありました。

まずはイスの脚にキャスターを取り付けていきます。
キャスターを封入するときは結構力を使うので女性や子供だとちょっと大変かもしれません。

座面の裏側にアームレストを止めていきます。
片側3箇所ずつ締めますが、このときアームレストをつける位置を微調整できます。

このイスの心臓部で組み立て時最難関の箇所です。
このパーツを座面裏にボルト固定していきます。

ボルトを締める際に操作レバーが近く締め付けるのがちょっと大変でした。

苦労してなんとか操作レバーの取り付けが完成。
脚とドッキングします。

最後にヘッドレストを取り付けて完成です。
操作方法

C7 Airは多機能なオフィスチェアーですが各部位を調整するために6個のレバーが搭載されてます。
いろいろセッティングを変えて自分の体型に合うよう調整するのは楽しいですが各レバーの位置と役割を覚えるのが少し大変でした。



使用感
ここがGood
- 多彩な調整範囲: C7 Airの座面調整機能の多様性は印象的です。自分に合った理想の椅子設定を見つけることが可能で、長時間のデスクワークも快適に過ごせます。
- ランバーサポートの優れた調整性: 今までゲーミングチェアを使用していた私にとって、ランバーサポートのズレは常に問題でした。しかし、C7 Airではランバーサポートがしっかり腰にフィットし、その安定感は抜群です。
- 通気性の良いメッシュ素材: メッシュ素材の採用により、蒸れにくく、長時間座っていても心地よいです。高反発のメッシュは、快適さを保ちつつ、疲れにくい座り心地を提供します。
- フレキシブルな肘置きと広い座面: 肘置きの位置調整の自由度が高く、リラックスして作業ができます。また、座面が広いため、あぐらをかくこともでき、マインドフルネスや座禅にも適しています。
ここが残念
- 操作の複雑さ: さまざまな調整機能があるのは素晴らしいですが、それに伴い操作には少し慣れが必要です。特に新しいユーザーには最初戸惑いがあるかもしれません。
- 座面の高さ問題: 最低座面高が高めで、身長174cmの私でも足が床にちょうど届く感じです。これは、特に女性や子供にとっては問題になり得ます。
- ロッキング機構の改善の余地: 背もたれは128度まで倒せてリラックスできますが、ゲーミングチェアのように任意の角度で固定する機能があればより便利でしょう。この点は、ゲーミングチェアからの乗り換えを考えているユーザーにとって特に重要かもしれません。
- 長期的な耐久性の懸念: 新品の時は問題ないものの、数年後にメッシュ素材が劣化することへの懸念は残ります。
座り心地
C7 Airに座ってみたファーストインプレッションは、座面やメッシュバックの突き上げ感がすごいことに驚きました。
メッシュ特有の張力のためか、まるで雲に乗っているかのような反発力です。
またC7 Airを使ってみて1番気に入ったポイントはランバーサポートの安定感です。

私は普段、姿勢が猫背気味で悩んでました。
でも、C7 Airに座ることで骨盤矯正のシートみたくしっかり腰をサポートしてくれてデスクワーク中の姿勢の安定感がハンパないです。

背もたれは、フルフラットにはならないものの128度まで倒すことができます。
元々、ゲーミングチェアを使っていたので最初は「この角度では物足りないのでは?」と疑問に思ってましたが意外に快適。
「無重力チェアー」という名前でいろんなメーカーが製品を出してますが、無重力と定義される角度が128度前後ということでC7 Airも本当にゼログラビティ気分を味わうことができます。


ヘッドレストは高さのほか、角度調整も可能。
主に休憩姿勢の時に首や頭にうまくフィットするようにできてます。
唯一残念なのは、この椅子にオットマンがついていれば休憩の姿勢はもっと楽になると思いました。
座椅子感覚でも使える

座面が広く、肘置きも高さ調節ができるため、イスの上であぐらをかくことができます。
休憩時間や1日の終わりに瞑想、マインドフルネス、座ったままヨガをはじめリラックスすることができるのがいいなと思いました。
アームレストが手の負担を和らげてくれる
YouTuberの「カナちひ」さんの動画を転載させていただきましたが、ご覧のようにアームレスト(肘置き)が自在に動きます。

キーボードを打つのに「パームレスト」を使っている人もいるかと思います。
C7 Airの肘置きとパームレストを併用することで腕の負担が減り、肩こり防止につながりそうです。
操作を覚えるのがちょっと大変かも
すでに何度か説明してますが、C7 Airは多機能な反面、どのレバーがどの部分に作用するかちょっと分かりにくいのが難点です。
上の動画でなんとなく理解できると思いますが、この問題に関しては毎日使って行くことで自然に覚えることができると思います。
背が低い人は足つきが悪い

FlexiSpot C7 Airは欧米人が使うことを想定しているのか、全体的に椅子が大きめに設計されている気がします。
私は身長174cmですが、座面を1番低い状態にした状態でなんとか足が地面に着く感じです。
子供や女性が使った場合、足つきが悪くなんとなくフワフワした感じで落ち着かないという人もいるかもしれません。
本当は実物に座って確認していただくのが1番いいのですが、身長が低い方はフットレスト(足置き)を準備することでこの問題を解決することができるでしょう。
ゲーミングチェアを卒業したい人におすすめ

50,000円のゲーミングチェアも魅力的ですが、その派手なデザインがオフィス環境にはちょっと浮いてしまうこともありますよね。
特に女性の方が自宅のゲーミングチェアをオフィスに持ち込むと、「ゲーム好き」のレッテルを貼られがちです。
そして、自宅でのWebミーティング中にゲーミングチェアのヘッドレストが画面に映ると、会話がゲームの話題に逸れることも。そんな「どんなゲームをやっているの?」という質問に応えるのは、時に面倒に感じるかもしれません。
そこで、ゲーミングチェアを卒業して、FlrxispotのC47 Airに切り替えてみるのはどうでしょうか。
この椅子は、オフィス環境に溶け込む洗練されたデザインを持ち合わせており、機能性と快適さも兼ね備えています。
またC47 Airは、ゲーミングチェアのカジュアルな感じから一歩進んだ、プロフェッショナルな印象を与えるはずです。
FlexiSpotの電動昇降デスクと併用するともっと快適

C7 Airをベタ褒めしておいて、こういう宣伝もちょっと矛盾してますが座りすぎの生活を送っていると様々な弊害があるとされてます。
詳細については割愛しますが、FlexiSpotは電動昇降デスクのメーカーですので、C7 Airと併用することで最強のデスク環境を構築することができるようになるでしょう。
FLEXISPOT EG8レビュー/電動昇降式デスクが変える最高のワークスタイル!
電動昇降デスク「Flexispot E7」をレビュー テレワークの集中力アップにオススメ
FlexiSpot C7 Airの価格
FlexiSpot C7 AirのAmazonでの販売価格は39,800円で3年間と製品保証もついてます。
正直、決して安い価格ではありませんが、オフィスチェアは1度購入すれば10年以上使えるものですよね?
早めに良い椅子にアップグレードすることで作業効率意外にもQOLがアップするはずです。
ブラックフライデーセール、Amazonプライムデーセールなど定期的に値引きされることもあり、カートに入れておいて好きなタイミングで買うもよし。
ぜひチェックしてみてください。
コメント